Misc - 肥田　時征

1.日本人のメラノーマの遺伝子異常と治療戦略

肥田時征, 宇原久

日本皮膚科学会雑誌   135 ( 2 )  2025年

J-GLOBAL

日本皮膚科学会ガイドライン 皮膚がん診療ガイドライン第4版 メラノーマ診療ガイドライン2025

福島 聡, 伊東 孝通, 浅井 純, 井垣 浩, 田中 亮多, 並川 健二郎, 林 礼人, 皆川 茜, 宮川 卓也, 宮下 梓, 緒方 大, 奥村 真央, 木庭 幸子, 後藤 寛之, 並木 剛, 橋本 弘規, 肥田 時征, 平田 岳郎, 前田 拓, 松澤 高光, 柳 輝希, 杉本 香苗, 木村 絵美, 古賀 弘志, 内 博史, 宮垣 朝光, 中村 泰大, 猪爪 隆史, 公益社団法人日本皮膚科学会, 一般社団法人日本皮膚悪性腫瘍学会, 皮膚がん診療ガイドライン策定委員会(メラノーマ診療ガイドライングループ)

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  134 ( 13 ) 3149 - 3265  2024年12月

メラノジェネシス標的低分子NPrCAPとナノマグネタイト粒子結合による次世代型低侵襲性メラノーマ化学・温熱・免疫療法(CTI療法)の産学共同開発

神保 孝一, 肥田 時征, 川上 聡経, 伊藤 祥輔, 若松 一雅, 井藤 彰, 本多 裕之, 田村 保明, 鳥越 俊彦

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  134 ( 12 ) 3017 - 3034  2024年11月

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悪性黒色腫,メラノーマの欧米白人に対する治療法は免疫チェックポイント阻害薬,分子標的薬の導入により画期的転換を迎えた.しかし病型が異なる日本人症例に対する有用性は乏しく,新規治療法開発が喫緊の課題である.我々はメラノーマに特異的な代謝経路,メラノジェネシスのメラニン前駆物質であるチロシン(フェノール)誘導体,NPrCAPを合成し,マグネタイト粒子と結合させ,産学共同研究を行うことにより次世代型低侵襲性化学・温熱・免疫(CTI)療法を樹立した.新規薬剤開発,作用機序,臨床治験につき報告する.(著者抄録)

【メラノーマ診療Up-To-Date】メラノーマの治療選択における包括的がんゲノムプロファイリング検査

肥田 時征, 加藤 潤史, 井戸川 雅史, 宇原 久

皮膚病診療 ( (株)協和企画 )  46 ( 1 ) 28 - 33  2024年01月

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＜文献概要＞ポイント ●包括的がんゲノムプロファイリング(comprehensive genome profiling:CGP,別名:がん遺伝子パネル)検査は,標準治療の終了した(または終了見込みの)固形癌患者が保険診療で受けることができ,現在5種類から選択できる.●CGP検査のエキスパートパネルで非承認薬や適応外薬が推奨された場合,その薬を使用するためには治験,先進医療,臨床研究などに参加する必要がある.●メラノーマでは,BRAFのまれな変異,融合遺伝子,KIT変異などが治療標的として検出される可能性がある.

【新規知見の乏しい皮膚疾患】aquagenic wrinkling of the palmsの2例

小松 彩友香, 肥田 時征, 黄倉 真恵, 宇原 久

皮膚病診療 ( (株)協和企画 )  45 ( 9 ) 802 - 805  2023年09月

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＜文献概要＞症例のポイント ・aquagenic wrinkling of the palmsは手掌を浸水させると容易に白色浸軟化し,ときおり疼痛を伴う後天性の疾患である.治療法は確立されていない.・掌蹠に角化を伴う場合,本邦で頻度の高い長島型掌蹠角化症も鑑別になるが,そのほかに特徴的な臨床症状を伴い,SERPINB7遺伝子に病原性バリアントが検出される.

メラノーマの治療選択におけるがん遺伝子パネル検査

肥田 時征

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  133 ( 5 ) 1275 - 1275  2023年05月

MYO5A-NTRK3融合遺伝子を検出したatypical Spitz tumor

佐藤 さゆり, 肥田 時征, 井戸川 雅史, 黄倉 真恵, 宇原 久

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  132 ( 5 ) 1363 - 1363  2022年05月

Melanoma and Non-Melanoma Skin Cancers メラノーマ・皮膚癌 メラノーマのゲノム異常

肥田 時征

癌と化学療法 ( (株)癌と化学療法社 )  49 ( 4 ) 409 - 412  2022年04月

【遺伝性疾患と遺伝カウンセリング】Cowden症候群/PTEN過誤腫症候群

塩野谷 愛香, 肥田 時征, 水上 都, 菅原 太郎, 長谷川 匡, 菅野 康吉, 宇原 久

皮膚病診療 ( (株)協和企画 )  44 ( 3 ) 210 - 214  2022年03月

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＜文献概要＞症例のポイント ・体幹に繰り返し出現する皮疹は尋常性疣贅として治療されていた.・皮膚粘膜症状と多臓器の腫瘍性病変の既往から本症を疑い,遺伝カウンセリング後に遺伝子診断を行った.・本症は内臓悪性腫瘍の検索が必要であり,早期の診断に皮膚科医が果たす役割は大きい.

【診断に苦慮した症例】初診時の主訴が上肢の片側性皮膚硬化であったWerner症候群

古舘 和樹, 肥田 時征, 黄倉 真恵, 宇原 久

皮膚病診療 ( (株)協和企画 )  44 ( 1 ) 52 - 55  2022年01月

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＜文献概要＞症例のポイント ・主訴は片側性に急速に進行した右上肢の皮膚硬化だった.・当初は腫瘍随伴性の強皮症を疑った.・特徴的な臨床症状や既往症に加えてアキレス腱の石灰化が診断の手がかりになった.

病理組織学的に顕著なロゼット様構造を呈したALK陽性atypical Spitz tumor

箕輪 智幸, 肥田 時征, 堀本 浩平, 加藤 潤史, 神谷 崇文, 杉田 真太朗, 井戸川 雅史, 宇原 久

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  131 ( 5 ) 1417 - 1417  2021年05月

カスタムパネルシーケンスを用いた日本人メラノーマのドライバー遺伝子の検出

肥田 時征, 井戸川 雅史, 堀本 浩平, 加藤 潤史, 佐藤 さゆり, 藤岡 茉生, 丹下 正一朗, 時野 隆至, 宇原 久

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  131 ( 5 ) 1363 - 1363  2021年05月

【皮膚がんの診断と治療】皮膚がんと腫瘍免疫

肥田 時征

美容皮膚医学Beauty ( (株)医学出版 )  3 ( 12 ) 54 - 62  2020年12月

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免疫系はがん細胞がつくりだす抗原を認識してがんを排除しようとするが、がんはさまざまな手段で免疫系から逃避し、進展する。これらの過程は現在「がん免疫編集説」で説明されている。皮膚は常に外界からの刺激にさらされており種々のがんが発生する。一方で皮膚は免疫を担う場でもあり、がんと免疫のせめぎ合いを観察できるユニークな器官でもある。本稿では皮膚がんの具体例を示しながら、がんと免疫の関わりについて解説する。(著者抄録)

肺扁平上皮癌に合併したBazex症候群の1例

塩野谷 愛香, 肥田 時征, 西坂 尚大, 汐谷 心, 宇原 久

臨床皮膚科 ( (株)医学書院 )  74 ( 13 ) 1101 - 1106  2020年12月

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＜文献概要＞70歳代,男性.初診の4ヵ月前から掌蹠,臀部,膝に角化性紅斑局面と爪甲の変形が出現した.Bazex症候群を疑い全身精査を行ったが異常はなかった.乾癬型薬疹も考え,被疑薬を中止したが皮疹は増悪したため,初診の4ヵ月後にCTを撮像したところ,右下肺野に結節が発見された.肺扁平上皮癌(pT3N0M0)であった.根治術後に皮疹と爪症状が著明に軽快した.Bazex症候群の本邦報告例(26例)を解析した結果,84%が皮疹先行例,11%が悪性腫瘍先行例であった.皮疹先行例のうち,腫瘍診断のタイミングは1年以内が73%,3年以内が95%であった.四肢末端に治療抵抗性の角化性紅斑と爪変形が出現した場合は本症候群を疑い,初診時に悪性腫瘍が発見されなくても2〜3年程度は,画像検査や内視鏡検査を含めた定期的な内臓癌の検査をする必要があると考えた.

【まるわかり皮膚科生体検査 診断ツールを完全マスター】(Part.2)皮膚の機能を評価しよう 遺伝子検査 皮膚悪性腫瘍

肥田 時征, 宇原 久

Visual Dermatology ( (株)学研メディカル秀潤社 )  19 ( 臨時増刊号 ) 139 - 143  2020年06月

進行期悪性黒色腫のバイオマーカーとしての血清NSEの有用性

佐藤 さゆり, 加藤 潤史, 堀本 浩平, 黄倉 真恵, 肥田 時征, 宇原 久

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  130 ( 5 ) 1248 - 1248  2020年05月

Blastic plasmacytoid dendritic cell neoplasm(BPDCN)の2例

執行 延明, 西田 彩華, 菅野 莉英, 藤岡 茉生, 大橋 隆宏, 堀本 浩平, 加藤 潤史, 肥田 時征, 宇原 久, 村瀬 和幸, 井山 諭, 須釜 佑介, 前田 和男

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  130 ( 3 ) 418 - 418  2020年03月

腹部に生じた巨大な尖圭コンジローマ

石田 倫子, 三苫 千景, 中原 真希子, 内 博史, 肥田 時征, 黄倉 真恵, 宇原 久, 古江 増隆

西日本皮膚科 ( 日本皮膚科学会-西部支部 )  82 ( 1 ) 3 - 4  2020年02月

神経線維腫を伴わない神経線維腫症1型2家系の遺伝子解析

肥田 時征, 井戸川 雅史, 石川 亜貴, 水上 都, 加藤 潤史, 澄川 靖之, 時野 隆至, 宇原 久

日本レックリングハウゼン病学会学術大会プログラム・抄録集 ( 日本レックリングハウゼン病学会 )  11回   15 - 15  2020年02月

メルケル細胞癌に対してアベルマブ投与を行った2例

執行 延明, 細川 夕菜, 箕輪 智幸, 藤岡 茉生, 佐藤 さゆり, 堀本 浩平, 加藤 潤史, 肥田 時征, 宇原 久

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  130 ( 1 ) 40 - 40  2020年01月

カルシフィラキシスにガス壊疽を合併した1例

小林 英理, 堀本 浩平, 西田 彩華, 執行 延明, 菅野 莉英, 箕輪 智幸, 藤岡 茉生, 肥田 時征, 宇原 久

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  130 ( 1 ) 39 - 39  2020年01月

腹部に生じた巨大尖圭コンジローマの1例

石田 倫子, 中原 真希子, 内 博史, 和田 尚子, 宮崎 玲子, 辻 学, 中原 剛士, 三苫 千景, 肥田 時征, 黄倉 真恵, 宇原 久, 古江 増隆

西日本皮膚科 ( 日本皮膚科学会-西部支部 )  81 ( 5 ) 438 - 438  2019年10月

肘に全周性に発症した熱傷瘢痕癌の1例

西田 彩華, 堀本 浩平, 執行 延明, 半田 稔也, 菅野 莉英, 松井 馨之, 藤岡 茉生, 大橋 隆宏, 加藤 潤史, 肥田 時征, 宇原 久

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  129 ( 11 ) 2336 - 2336  2019年10月

メラノーマにおける抗PD-1抗体治療中止後の効果持続について

加藤 潤史, 半田 稔也, 松井 馨之, 箕輪 智幸, 藤岡 茉生, 澤田 匡秀, 佐藤 さゆり, 堀本 浩平, 肥田 時征, 澄川 靖之, 宇原 久

日本癌治療学会学術集会抄録集 ( (一社)日本癌治療学会 )  57回   P160 - 2  2019年10月

ニボルマブによってリウマチ性多発筋痛症様症状を呈した1例

執行 延明, 西田 彩華, 菅野 莉英, 箕輪 智幸, 藤岡 茉生, 堀本 浩平, 加藤 潤史, 肥田 時征, 宇原 久, 津田 玲子, 高橋 裕樹

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  129 ( 11 ) 2336 - 2336  2019年10月

放射線治療を行った基底細胞癌症例の検討

西田 彩華, 堀本 浩平, 加藤 潤史, 執行 延明, 菅野 莉英, 藤岡 茉生, 大橋 隆宏, 肥田 時征, 宇原 久

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  129 ( 9 ) 1909 - 1909  2019年08月

Blastic plasmacytoid dendritic cell neoplasm(BPDCN)の1例

執行 延明, 西田 彩華, 菅野 莉英, 藤岡 茉生, 大橋 隆宏, 堀本 浩平, 加藤 潤史, 肥田 時征, 宇原 久, 井山 諭, 前田 和男, 須釜 佑介

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  129 ( 9 ) 1910 - 1910  2019年08月

当院の結節性硬化症ボードの現状と課題

石川 亜貴, 田中 佑弥, 宮崎 幸子, 水上 都, 福村 忍, 越智 さと子, 鈴木 秀一郎, 肥田 時征, 廣川 直樹, 福多 史昌, 舛森 直哉, 櫻井 晃洋

日本遺伝カウンセリング学会誌 ( 日本遺伝カウンセリング学会 )  40 ( 2 ) 100 - 100  2019年07月

局所麻酔薬アレルギー疑い患者の皮膚テスト陽性率と発作時の症状の検討

澄川 靖之, 江畑 加奈子, 神谷 崇文, 菅 裕司, 石井 泰江, 肥田 時征, 加藤 潤史, 堀本 浩平, 宇原 久

西日本皮膚科 ( 日本皮膚科学会-西部支部 )  81 ( 3 ) 253 - 253  2019年06月

悪性黒色腫における抗PD-1抗体と放射線治療

加藤 潤史, 肥田 時征, 堀本 浩平, 佐藤 さゆり, 澤田 匡秀, 藤岡 茉生, 箕輪 智幸, 松井 馨之, 宇原 久

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  129 ( 5 ) 1177 - 1177  2019年05月

ペムブロリズマブの投与にて完全奏功を維持している陰部悪性黒色腫の1例

堀本 浩平, 加藤 潤史, 松井 馨之, 佐々木 洋, 細川 夕菜, 澤田 秀匡, 佐藤 さゆり, 肥田 時征, 宇原 久

日本皮膚悪性腫瘍学会学術大会プログラム・抄録集 ( (一社)日本皮膚悪性腫瘍学会 )  35回   116 - 116  2019年04月

結節性硬化症の皮膚病変に対するシロリムス外用療法の効果

肥田 時征, 神谷 崇文, 宇原 久, 石川 亜貴

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  129 ( 3 ) 356 - 356  2019年03月

抗PD-1抗体治療で著効し、治療中断後も再発のない悪性黒色腫の4例

半田 稔也, 加藤 潤史, 松井 馨之, 箕輪 智幸, 藤岡 茉生, 澤田 匡秀, 佐藤 さゆり, 堀本 浩平, 肥田 時征, 澄川 靖之, 宇原 久

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  129 ( 3 ) 353 - 353  2019年03月

クローン型脂漏性角化症(clonal seborrheic keratosis)のダーモスコピー所見

半田 稔也, 加藤 潤史, 藤岡 茉生, 堀本 浩平, 肥田 時征, 宇原 久

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  129 ( 1 ) 47 - 47  2019年01月

血清CYFRA21-1値が病勢を反映した汗孔癌の1例

松井 馨之, 加藤 潤史, 藤岡 茉生, 澤田 匡秀, 佐藤 さゆり, 堀本 浩平, 肥田 時征, 宇原 久

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  128 ( 12 ) 2666 - 2666  2018年11月

【細菌・抗酸菌感染症】 壊疽性膿皮症との鑑別に苦慮した原発性皮膚ノカルジア症の1例

福田 朝子, 竹内 理恵, 肥田 時征, 廣崎 邦紀

皮膚科の臨床 ( 金原出版(株) )  60 ( 8 ) 1194 - 1198  2018年07月

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＜文献概要＞52歳,女性。神経Behcet病に対し,プレドニゾロンとアダリムマブを投与中であった。砂利道で転倒し,左膝に生じた擦過傷が難治性となった。各種検査結果より壊疽性膿皮症と診断し加療を行うも,皮膚症状は増悪した。4回目の培養でNocardia brasiliensisが検出され,皮膚ノカルジア症の診断に至った。抗菌薬の投与で瘢痕治癒したが,投与終了後四肢に皮下結節が再燃し,病巣切除と抗菌薬の投与を再開した。ノカルジア症は通常より培養に時間を要するため,陰性と判断されやすい。免疫不全患者に難治性の皮膚症状が生じた際は,本疾患を念頭に適切な情報提供を行い,検査方法を考慮することが重要であると考えた。

【細菌・抗酸菌感染症】壊疽性膿皮症との鑑別に苦慮した原発性皮膚ノカルジア症の1例

福田 朝子, 竹内 理恵, 肥田 時征, 廣崎 邦紀

皮膚科の臨床 ( 金原出版(株) )  60 ( 8 ) 1194 - 1198  2018年07月

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＜文献概要＞52歳,女性。神経Behcet病に対し,プレドニゾロンとアダリムマブを投与中であった。砂利道で転倒し,左膝に生じた擦過傷が難治性となった。各種検査結果より壊疽性膿皮症と診断し加療を行うも,皮膚症状は増悪した。4回目の培養でNocardia brasiliensisが検出され,皮膚ノカルジア症の診断に至った。抗菌薬の投与で瘢痕治癒したが,投与終了後四肢に皮下結節が再燃し,病巣切除と抗菌薬の投与を再開した。ノカルジア症は通常より培養に時間を要するため,陰性と判断されやすい。免疫不全患者に難治性の皮膚症状が生じた際は,本疾患を念頭に適切な情報提供を行い,検査方法を考慮することが重要であると考えた。

ニボルマブ投与中に発症した扁平苔癬の1例

松井 馨之, 加藤 潤史, 藤岡 茉生, 澤田 匡秀, 佐藤 さゆり, 堀本 浩平, 肥田 時征, 宇原 久

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  128 ( 8 ) 1665 - 1665  2018年07月

口唇,舌病変から診断に至った原発性ALアミロイドーシスの1例

藤岡 茉生, 小林 景樹, 亀倉 南穂, 菅 裕司, 加藤 潤史, 肥田 時征, 山下 利春, 前田 和男, 石田 禎夫

皮膚科の臨床 ( 金原出版(株) )  60 ( 7 ) 1105 - 1108  2018年06月

　概要を見る

＜文献概要＞73歳,女性。1年前から口唇に紫斑,血疱が出現し,1ヵ月前から舌に半透明の丘疹や紫斑を伴う丘疹が多発してきた。口唇の生検で真皮内にびまん性にアミロイドの沈着を認めた。胃,大腸へのアミロイド沈着も確認され,全身性ALアミロイドーシスの診断に至った。全身性ALアミロイドーシスは沈着する臓器によって多岐にわたる症状を呈する。初期診断が難しいことが多く,診断確定時にはすでに病状が進行していることが多いため,臨床症状からアミロイドーシスを疑うことが重要である。自験例のように口腔内・口唇症状が初発症状であった症例は少なく,比較的珍しい症例であると考えた。

抗PD-1抗体で治療した悪性黒色腫における好中球リンパ球比、血小板リンパ球比、リンパ球単球比の意義

箕輪 智幸, 加藤 潤史, 松井 馨之, 澤田 匡秀, 佐藤 さゆり, 堀本 浩平, 肥田 時征, 宇原 久

日本皮膚悪性腫瘍学会学術大会プログラム・抄録集 ( (一社)日本皮膚悪性腫瘍学会 )  34回   127 - 127  2018年06月

直腸癌の多発皮膚転移

加瀬 貴美, 加藤 潤史, 澄川 靖之, 肥田 時征, 杉田 真太朗, 宇原 久

西日本皮膚科 ( 日本皮膚科学会-西部支部 )  80 ( 3 ) 181 - 182  2018年06月

直腸癌の多発皮膚転移

加瀬 貴美, 加藤 潤史, 澄川 靖之, 肥田 時征, 杉田 真太朗, 宇原 久

西日本皮膚科 ( 日本皮膚科学会-西部支部 )  80 ( 3 ) 181 - 182  2018年06月

口唇,舌病変から診断に至った原発性ALアミロイドーシスの1例

藤岡 茉生, 小林 景樹, 亀倉 南穂, 菅 裕司, 加藤 潤史, 肥田 時征, 山下 利春, 前田 和男, 石田 禎夫

皮膚科の臨床 ( 金原出版(株) )  60 ( 7 ) 1105 - 1108  2018年06月

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＜文献概要＞73歳,女性。1年前から口唇に紫斑,血疱が出現し,1ヵ月前から舌に半透明の丘疹や紫斑を伴う丘疹が多発してきた。口唇の生検で真皮内にびまん性にアミロイドの沈着を認めた。胃,大腸へのアミロイド沈着も確認され,全身性ALアミロイドーシスの診断に至った。全身性ALアミロイドーシスは沈着する臓器によって多岐にわたる症状を呈する。初期診断が難しいことが多く,診断確定時にはすでに病状が進行していることが多いため,臨床症状からアミロイドーシスを疑うことが重要である。自験例のように口腔内・口唇症状が初発症状であった症例は少なく,比較的珍しい症例であると考えた。

膝窩にセンチネルリンパ節を同定した足原発の悪性黒色腫の当科におけるまとめ

堀本 浩平, 加藤 潤史, 肥田 時征, 佐藤 さゆり, 澤田 匡秀, 佐々木 洋, 井上 夕菜, 松井 馨之, 宇原 久

日本皮膚悪性腫瘍学会学術大会プログラム・抄録集 ( (一社)日本皮膚悪性腫瘍学会 )  34回   163 - 163  2018年06月

BRAF/MEK阻害薬が奏効したG-CSF産生悪性黒色腫の1例

箕輪 智幸, 加藤 潤史, 江畑 可奈子, 高橋 仁美, 澤田 匡秀, 佐藤 さゆり, 堀本 浩平, 肥田 時征, 宇原 久, 佐藤 勉

西日本皮膚科 ( 日本皮膚科学会-西部支部 )  80 ( 3 ) 290 - 290  2018年06月

悪性黒色腫における好中球・リンパ球比,血小板・リンパ球比,リンパ球・単球比と病期との関連

松井 馨之, 加藤 潤史, 箕輪 智幸, 澤田 匡秀, 佐藤 さゆり, 堀本 浩平, 神谷 崇文, 肥田 時征, 澄川 靖之, 宇原 久

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  128 ( 5 ) 1235 - 1235  2018年05月

乳房外Paget病に対するセカンドラインとしてのTS-1療法

加藤 潤史, 肥田 時征, 堀本 浩平, 佐藤 さゆり, 澤田 匡秀, 藤岡 茉生, 松井 馨之, 宇原 久

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  128 ( 5 ) 1221 - 1221  2018年05月

右示指の黒色斑を伴った紅色結節

箕輪 智幸, 神谷 崇文, 亀倉 南穂, 加藤 潤史, 肥田 時征, 宇原 久

日本皮膚病理組織学会抄録集 ( 日本皮膚病理組織学会 )  34回   52,19 - 52,19  2018年04月

膝窩センチネルリンパ節を同定した右母趾悪性黒色腫の1例

佐々木 洋, 堀本 浩平, 加藤 潤史, 肥田 時征, 佐藤 さゆり, 澤田 匡秀, 井上 夕菜, 松井 馨之, 宇原 久

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  128 ( 4 ) 608 - 608  2018年04月

壊疽性膿皮症との鑑別に苦慮した原発性皮膚ノカルジア症の1例

福田 朝子, 廣崎 邦紀, 竹内 理恵, 肥田 時征

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  128 ( 4 ) 607 - 608  2018年04月

アトピー性皮膚炎を合併したtransient hypogammaglobulinemia of infancyの1例

箕輪 智幸, 澄川 靖之, 肥田 時征, 宇原 久

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  128 ( 4 ) 607 - 607  2018年04月

ドセタキセル療法が奏効した古典型カポジ肉腫の1例

井上 夕菜, 加藤 潤史, 肥田 時征, 堀本 浩平, 佐藤 さゆり, 澤田 匡秀, 佐々木 洋, 松井 馨之, 宇原 久

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  128 ( 4 ) 609 - 609  2018年04月

【悪性上皮系腫瘍】高カルシウム血症を呈したPTHrP産生有棘細胞癌の1例

大橋 隆宏, 加藤 潤史, 山田 茉生, 小林 景樹, 亀倉 南穂, 菅 裕司, 肥田 時征, 山下 利春, 阿久津 裕

皮膚科の臨床 ( 金原出版(株) )  60 ( 3 ) 313 - 317  2018年03月

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＜文献概要＞58歳,男性。右鼠径部の慢性膿皮症に発生した有棘細胞癌の治療目的で,当科に入院した。入院時,肺転移,高カルシウム血症,腎機能低下および副甲状腺ホルモン関連蛋白(PTHrP)高値を認めた。免疫組織化学染色で腫瘍細胞PTHrPに染色されたため,PTHrP産生腫瘍と考えた。高カルシウム血症を是正後,放射線照射および化学療法により腫瘍は縮小し,腎障害も改善した。治療により約3ヵ月間にわたって腫瘍が縮小したが,肺転移の増悪で入院171日目に死亡した。PTHrP高値を呈した有棘細胞癌はまれであるが,慢性膿皮症などの瘢痕を発生母地とした瘢痕癌症例に多くみられ,予後不良症例が多い。

【フレッシャーズ特集:たった7つの質問でわかる、皮膚科の問診術】(Part2)基本中の基本(総説7) 見逃すな!危険な発疹 危険な水疱、膿疱、潰瘍

肥田 時征

Visual Dermatology ( (株)学研メディカル秀潤社 )  17 ( 4 ) 354 - 357  2018年03月

巨大な褐色斑と多発性色素性母斑を伴ったびまん性神経線維腫

肥田 時征, 杉田 真太朗, 菅原 太郎, 山下 利春, 宇原 久

日本レックリングハウゼン病学会学術大会プログラム・抄録集 ( 日本レックリングハウゼン病学会 )  9回   30 - 30  2018年02月

悪性黒色腫患者における好中球・リンパ球比の有用性

松井 馨之, 加藤 潤史, 箕輪 智幸, 澤田 匡秀, 佐藤 さゆり, 堀本 浩平, 肥田 時征, 宇原 久

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  128 ( 1 ) 62 - 62  2018年01月

肺扁平上皮癌を合併したBazex症候群の1例

塩野谷 愛香, 肥田 時征, 宇原 久, 西坂 尚大, 汐谷 心

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  128 ( 1 ) 63 - 63  2018年01月

局所麻酔薬による即時型アレルギーが疑われた38例についての検討

江畑 加奈子, 澄川 靖之, 肥田 時征, 神谷 崇文, 石井 泰江, 菅 裕司, 加藤 潤史, 堀本 浩平, 宇原 久

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  128 ( 1 ) 62 - 62  2018年01月

乳房Paget病のダーモスコピー所見の検討

江畑 加奈子, 肥田 時征, 澄川 靖之, 宇原 久, 久冨 五郎, 前田 和男, 疋田 政博, 松本 光博

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  128 ( 1 ) 59 - 59  2018年01月

【悪性黒色腫】播種性骨髄癌腫症を呈した悪性黒色腫の1例

澤田 匡秀, 澄川 靖之, 佐藤 さゆり, 菅 裕司, 加藤 潤史, 肥田 時征, 山下 利春, 橋本 亜香利, 井山 諭

皮膚科の臨床 ( 金原出版(株) )  59 ( 13 ) 1963 - 1966  2017年12月

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79歳女。約2年前に左第4趾に黒色結節を自覚し、徐々に増大した。全切除生検を施行し、病理組織学的所見より悪性黒色腫と診断した。全身検索で他臓器転移を認めず、足趾離断術とセンチネルリンパ節生検を施行した。摘出した4個のリンパ節全てに転移を認めたため、鼠径、外腸骨、閉鎖リンパ節郭清を追加した。郭清したリンパ節に転移はなかった。pT3bN3M0 Stage IIICと診断し、術後化学療法としてDAV-Feron療法を計6クール施行した。以後はフェロン局注療法を継続していたが、術後約3年3ヵ月で突然強い腰痛が出現した。各種画像所見、臨床検査所見、骨髄生検の病理組織所見より、悪性黒色腫による播種性骨髄癌腫症とした。化学療法を施行するも改善なく、入院から19日後に永眠された。

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早期治療介入した色素失調症の新生児例

重冨 浩子, 田中 藤樹, 東梅 ひろみ, 榊原 菜々, 長岡 由修, 荒木 義則, 長尾 雅悦, 肥田 時征, 齋藤 哲哉

日本小児科学会雑誌 ( (公社)日本小児科学会 )  121 ( 11 ) 1889 - 1890  2017年11月

【がん転移学(上)-がん転移のメカニズムと治療戦略:その基礎と臨床-】がん転移学の基礎研究 がんの発生進展の分子機構 皮膚悪性黒色腫の分子遺伝学

肥田 時征, 加藤 潤史, 宇原 久

日本臨床 ( (株)日本臨床社 )  75 ( 増刊8 がん転移学(上) ) 246 - 251  2017年11月

イミキモドで治療したBowen病の12例

菅 裕司, 加藤 潤史, 肥田 時征, 山下 利春, 澄川 靖之

皮膚科の臨床 ( 金原出版(株) )  59 ( 12 ) 1839 - 1842  2017年11月

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イミキモド外用治療を行ったBowen病12例(男8例、女4例、平均年齢74.3歳)を対象として、その治療効果を検討した。イミキモド外用は週3回1日1回、1クールを3ヵ月とし、治療終了3ヵ月後にBowen病の長軸と短軸の積で求めた面積を評価した。その結果、完全奏効(腫瘍消失)は5例、部分奏功(50%以上の縮小)は4例、無効(不変あるいは50%以下の縮小)は3例であり、経過中に局所皮膚反応により治療を一時中断した症例が10例あったが、副作用を認めた症例はなかった。また、無効例3例中1例にフルオロウラシル軟膏外用、他の1例に凍結療法、残りの1例に凍結療法とイミキモド外用の併用療法を行い、いずれも6ヵ月以内に完全奏効を得た。治療後2年間経過観察し得た全例で再発を認めていない。イミキモド外用治療はBowen病の切除不能例などで試す価値があると考えられた。

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当院遺伝外来における先天性結合組織疾患の臨床的検討

水上 都, 堤 裕幸, 石川 亜貴, 櫻井 晃洋, 平岡 美紀, 肥田 時征

日本小児科学会雑誌 ( (公社)日本小児科学会 )  121 ( 11 ) 1891 - 1891  2017年11月

セツキシマブ併用放射線療法を行った有棘細胞癌の3例

神谷 詩織, 加藤 潤史, 高橋 仁美, 佐藤 さゆり, 肥田 時征, 廣崎 邦紀, 山下 利春

Skin Cancer ( (一社)日本皮膚悪性腫瘍学会 )  32 ( 2 ) 197 - 201  2017年10月

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セツキシマブ併用放射線療法は頭頸部扁平上皮癌において有効性が示されており、有棘細胞癌に対する効果も報告されている。今回我々は手術治療に同意が得られなかった3例の有棘細胞癌に対してセツキシマブ併用放射線療法を行った。セツキシマブは初回400mg/m2、2回目以降250mg/m2を週1回、計6〜8回投与した。その間、放射線治療を併用した。治療により3例中1例で完全奏効、2例で部分奏効の結果を得た。Grade 3以上の有害事象は生じなかった。セツキシマブ併用放射線療法は有棘細胞癌においても治療の選択肢の一つになり得ると考える。(著者抄録)

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メラノーマ診療

加藤 潤史, 肥田 時征, 宇原 久

皮膚病診療 ( (株)協和企画 )  39 ( 9 ) 1002 - 1007  2017年09月

有棘細胞癌におけるPD-L1発現の検討

神谷 詩織, 加藤 潤史, 澤田 匡秀, 高橋 仁美, 佐藤 さゆり, 堀本 浩平, 神谷 崇文, 肥田 時征, 澄川 靖之

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  127 ( 9 ) 2112 - 2112  2017年08月

複数の自己抗体を検出した自己免疫性表皮下水疱症の1例

澤田 匡秀, 肥田 時征, 氏家 英之, 泉 健太郎, 西江 渉, 宇原 久

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  127 ( 9 ) 2117 - 2117  2017年08月

BRAF/MEK阻害薬が奏効した悪性黒色腫の2例

箕輪 智幸, 加藤 潤史, 江畑 加奈子, 高橋 仁美, 澤田 匡秀, 佐藤 さゆり, 堀本 浩平, 肥田 時征, 宇原 久, 西川 武志

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  127 ( 9 ) 2121 - 2121  2017年08月

Vemurafenib投与中に疣贅様病変を生じた1例

高橋 仁美, 佐藤 さゆり, 黄倉 真恵, 神谷 詩織, 加藤 潤史, 神谷 崇文, 肥田 時征, 山下 利春

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  127 ( 9 ) 2112 - 2112  2017年08月

眼瞼外脂腺癌のダーモスコピー所見の検討

堀本 浩平, 加藤 潤史, 澤田 秀匡, 高橋 仁美, 佐藤 さゆり, 石井 泰江, 神谷 崇文, 肥田 時征, 澄川 靖之

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  127 ( 9 ) 2116 - 2116  2017年08月

Imiquimodで加療した乳房外Paget病の検討

澤田 匡秀, 加藤 潤史, 高橋 仁美, 佐藤 さゆり, 堀本 浩平, 石井 泰江, 肥田 時征, 米田 明弘, 山下 利春

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  127 ( 9 ) 2114 - 2115  2017年08月

左前腕腫瘍

林 みゆき, 後田 優香, 持田 耕介, 前川 和也, 黄倉 真恵, 肥田 時征, 瀬戸山 充, 天野 正宏

日本皮膚病理組織学会抄録集 ( 日本皮膚病理組織学会 )  33回   40,13 - 40,13  2017年06月

眼瞼外脂腺癌のダーモスコピー所見と対応する皮膚病理所見の検討

堀本 浩平, 加藤 潤史, 澤田 匡秀, 高橋 仁美, 佐藤 さゆり, 石井 泰江, 神谷 崇文, 肥田 時征, 澄川 靖之, 宇原 久

日本皮膚病理組織学会抄録集 ( 日本皮膚病理組織学会 )  33回   59,36 - 59,36  2017年06月

乳房外Paget病に対するイミキモドの有効性に関する検討

澤田 匡秀, 加藤 潤史, 高橋 仁美, 佐藤 さゆり, 堀本 浩平, 石井 泰江, 肥田 時征, 米田 明弘, 山下 利春, 宇原 久

日本皮膚悪性腫瘍学会学術大会プログラム・抄録集 ( (一社)日本皮膚悪性腫瘍学会 )  33回   169 - 169  2017年05月

乳房外Paget病における血清CYFRA21-1の有用性の検討

加藤 潤史, 澤田 匡秀, 高橋 仁美, 佐藤 さゆり, 神谷 詩織, 堀本 浩平, 神谷 崇文, 肥田 時征, 澄川 靖之, 山下 利春

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  127 ( 6 ) 1375 - 1375  2017年05月

ダーモスコピー所見を検討した眼瞼外脂腺癌の4例

堀本 浩平, 加藤 潤史, 澤田 匡秀, 高橋 仁美, 佐藤 さゆり, 石井 泰江, 神谷 崇文, 肥田 時征, 澄川 靖之

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  127 ( 6 ) 1375 - 1375  2017年05月

ベムラフェニブ投与後にPD-L1の発現が増加した悪性黒色腫の1例

加藤 潤史, 高橋 仁美, 澤田 匡秀, 佐藤 さゆり, 堀本 浩平, 神谷 崇文, 肥田 時征, 宇原 久

日本皮膚悪性腫瘍学会学術大会プログラム・抄録集 ( (一社)日本皮膚悪性腫瘍学会 )  33回   147 - 147  2017年05月

有棘細胞癌におけるサイトケラチン19の発現の検討

加藤 潤史, 澤田 匡秀, 高橋 仁美, 佐藤 さゆり, 神谷 詩織, 堀本 浩平, 肥田 時征, 山下 利春, 宇原 久

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  127 ( 5 ) 1138 - 1138  2017年05月

Vemurafenib投与中に疣贅様病変を生じた1例

高橋 仁美, 佐藤 さゆり, 黄倉 真恵, 神谷 詩織, 加藤 潤史, 神谷 崇文, 肥田 時征, 山下 利春

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  127 ( 2 ) 189 - 189  2017年02月

BRAF遺伝子変異を認めたCFC症候群の1例

佐藤 さゆり, 肥田 時征, 黄倉 真恵, 山下 利春, 石川 亜貴

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  127 ( 2 ) 219 - 219  2017年02月

皮膚有棘細胞癌におけるPD-L1発現の検討

神谷 詩織, 加藤 潤史, 高橋 仁美, 佐藤 さゆり, 神谷 崇文, 肥田 時征, 澄川 靖之, 山下 利春

日本癌治療学会学術集会抄録集 ( (一社)日本癌治療学会 )  54回   P61 - 2  2016年10月

酒さ35症例に対する1%メトロニダゾール外用の有効性の検討

菅 裕司, 加瀬 貴美, 肥田 時征, 澄川 靖之, 山下 利春

Journal of Environmental Dermatology and Cutaneous Allergology ( (一社)日本皮膚アレルギー・接触皮膚炎学会 )  10 ( 4 ) 480 - 480  2016年10月

3年間にわたり皮膚症状の経過を追ったthymoma-associated multiorgan autoimmunityの1例

神谷 詩織, 高橋 宏征, 菅 裕司, 加藤 潤史, 肥田 時征, 澄川 靖之, 花房 崇明

Journal of Environmental Dermatology and Cutaneous Allergology ( (一社)日本皮膚アレルギー・接触皮膚炎学会 )  10 ( 4 ) 464 - 464  2016年10月

【リンフォーマ・白血病】ブレンツキシマブベドチンで寛解に至った再発性Primary Cutaneous Anaplastic Large Cell Lymphomaの1例

熊谷 綾子, 土井 裕美子, 佐藤 有紀, 桑田 依子, 筬井 泰江, 加藤 潤史, 肥田 時征, 山下 利春, 佐藤 勉, 滝本 理修, 長谷川 匡

皮膚科の臨床 ( 金原出版(株) )  58 ( 10 ) 1495 - 1498  2016年09月

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71歳女。四肢に潰瘍を伴う紅色腫瘍を認めた。免疫組織学的所見では、腫瘍細胞はCD3、CD4、CD30陽性、anaplastic lymphoma kinase陰性の大型異型リンパ球の浸潤が認められた。原発性皮膚未分化大細胞リンパ腫と診断してメトトレキサート内服を開始したが、再燃とリンパ節転移を繰り返し、多剤併用化学療法、放射線療法を施行した。2014年より使用が認可された抗CD30抗体であるブレンツキシマブ ベドチンを6回投与後、腫瘍は消退した。その後腫瘍の再燃を認めたが、同剤を6回再投与して消退した。

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病理学的に乾癬様の変化を呈した菌状息肉症の2例

山口 泰之, 藤田 靖幸, 平田 悠, 西村 真智子, 夏賀 健, 清水 宏, 肥田 時征, 加藤 直子

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  126 ( 7 ) 1331 - 1331  2016年06月

セツキシマブ併用放射線療法を行った有棘細胞癌の3例

神谷 詩織, 加藤 潤史, 高橋 仁美, 佐藤 さゆり, 肥田 時征, 廣崎 邦紀, 山下 利春

日本皮膚悪性腫瘍学会学術大会プログラム・抄録集 ( (一社)日本皮膚悪性腫瘍学会 )  32回   164 - 164  2016年05月

BRAF遺伝子に変異を認めたcardiofaciocutaneous(CFC)症候群の1例

佐藤 さゆり, 肥田 時征, 黄倉 真恵, 山下 利春, 石川 亜貴

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  126 ( 6 ) 1127 - 1127  2016年05月

対側腋窩にセンチネルリンパ節を認めた左側腹部悪性黒色腫の1例

山田 茉生, 加藤 潤史, 高橋 仁美, 佐藤 さゆり, 亀倉 南穂, 肥田 時征, 山下 利春

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  126 ( 2 ) 166 - 166  2016年02月

病理学的に乾癬様の変化を呈した菌状息肉症の2例

山口 泰之, 藤田 靖幸, 平田 悠, 西村 真智子, 夏賀 健, 清水 宏, 肥田 時征, 加藤 直子

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  126 ( 2 ) 167 - 167  2016年02月

札幌医大皮膚科におけるセクキヌマブで加療した乾癬5例のまとめ

加瀬 貴美, 澄川 靖之, 肥田 時征, 山下 利春

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  126 ( 2 ) 165 - 165  2016年02月

Localized Autosomal Recessive Hypotrichosis 2の1例

亀倉 南穂, 肥田 時征, 黄倉 真恵, 山下 利春

皮膚科の臨床 ( 金原出版(株) )  57 ( 13 ) 2061,1975 - 1976  2015年12月

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3歳女児。乏毛・縮毛、毛髪の低色素を主訴とした。出生時より皮膚が白色調で毛髪の色調は茶色であった。毛髪の伸長が遅く、睫毛は正常であったが、眉毛は疎、虹彩は濃褐色であった。毛髪ダーモスコピー所見では毛髪が緩くカーブし淡褐〜濃褐色で太さがばらつき、走査電子顕微鏡所見では部分的に軸方向に走る軽度の陥凹を認め、家族歴・臨床所見より常染色体劣性乏毛症を疑った。遺伝子解析にてLIPH遺伝子第6エクソンにホモ接合性にc.736T>A(p.Cys246Ser)ミスセンス変異を同定し、両親にもヘテロ接合性に同変異を認めたことから、Localized Autosomal Recessive Hypotrichosis 2と診断した。

ロドデノール誘発性脱色素斑患者における非塗布部拡大群の臨床的特徴の検討

吉川 桃子, 澄川 靖之, 肥田 時征, 神谷 崇文, 加瀬 貴美, 加藤 潤史, 筬井 泰江, 菅 裕司, 神谷 詩織, 佐藤 有紀, 山下 利春

Journal of Environmental Dermatology and Cutaneous Allergology ( (一社)日本皮膚アレルギー・接触皮膚炎学会 )  9 ( 5 ) 474 - 474  2015年11月

hMLH1遺伝子に変異を認めたMuir-Torre症候群

志貴 美麗, 肥田 時征, 神谷 崇文, 山下 利春, 櫻井 晃洋, 兼古 理恵, 山口 華央, 菅野 康吉

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  125 ( 12 ) 2301 - 2301  2015年11月

皮膚コレステリン肉芽腫の2例

佐藤 さゆり, 神谷 詩織, 肥田 時征, 阿久津 裕, 山下 利春

皮膚科の臨床 ( 金原出版(株) )  57 ( 7 ) 1175 - 1178  2015年06月

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症例1は71歳女性で、左肘部・左鼠径部の皮下結節を主訴に当科を受診した。症例2は62歳女性で、両上眼瞼の黄色扁平結節を主訴に当科を受診した。いずれの症例も生検術を行い、病理組織学的に皮膚コレステリン肉芽腫と診断した。本症例では2例とも高脂血症の治療中であり、皮膚コレステリン肉芽腫の発症との関連が示唆された。

当科で診療したロドデノール誘発性脱色素斑の色素再生経過

吉川 桃子, 澄川 靖之, 肥田 時征, 神谷 崇文, 加瀬 貴美, 筬井 泰江, 菅 裕司, 神谷 詩織, 佐藤 有紀, 山下 利春

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  125 ( 4 ) 928 - 928  2015年04月

色素性病変のみを示したmosaic localized neurofibromatosis type 1の4例

肥田 時征, 澄川 靖之, 山下 利春, 堀 司, 石川 亜貴

日本レックリングハウゼン病学会雑誌 ( 日本レックリングハウゼン病学会 )  6 ( 1 ) 63 - 63  2015年04月

PTHrP高値を呈した有棘細胞癌の1例

大橋 隆宏, 加藤 潤史, 藤岡 茉生, 菊地 郁, 小林 景樹, 亀倉 南穂, 菅 裕司, 肥田 時征, 山下 利春, 阿久津 裕

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  125 ( 4 ) 935 - 935  2015年04月

酒さ35症例に対する1%メトロニダゾール外用の有効性の検討

菅 裕司, 加瀬 貴美, 肥田 時征, 澄川 靖之, 山下 利春

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  125 ( 3 ) 419 - 426  2015年03月

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2009〜2014年までの6年間に1%メトロニダゾール外用で治療した35名(酒さI度25名、II度10名)に対し、1%メトロニダゾール外用のみで治療した「単独群」と抗生剤を併用して治療した「併用群」に分け治療効果を解析した。I度の奏功率は83.3%、併用群は85.7%、II度の奏功率は50%、併用群は83.3%であった。各臨床項目(ほてり、紅斑、丘疹膿疱、毛細血管拡張、そう痒感、乾燥)においては丘疹膿疱に対する効果が最大で、毛細血管拡張、乾燥には無効であった。併用群では、抗生剤の使用を減量、中止できる症例が41.2%あり、抗生剤の減量効果も期待できる。(著者抄録)

DOI

口唇・口腔内病変から診断に至った原発性ALアミロイドーシスの1例

藤岡 茉生, 菊地 郁, 小林 景樹, 亀倉 南穂, 菅 裕司, 加藤 潤史, 肥田 時征, 山下 利春, 石田 禎夫, 前田 和男

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  125 ( 3 ) 448 - 448  2015年03月

異所性乳房外Paget病の1例

小林 景樹, 加藤 潤史, 菅 裕司, 亀倉 南穂, 菊地 郁, 藤岡 茉生, 肥田 時征, 山下 利春

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  125 ( 3 ) 445 - 445  2015年03月

Lymphoepithelioma-like carcinoma of the skinの1例

佐藤 有紀, 肥田 時征, 山下 利春, 富永 晃広

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  125 ( 1 ) 104 - 104  2015年01月

高カルシウム血症を呈した有棘細胞癌の1例

大橋 隆宏, 加藤 潤史, 藤岡 茉生, 菊地 郁, 小林 景樹, 亀倉 南穂, 菅 裕司, 肥田 時征, 山下 利春, 阿久津 裕

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  125 ( 1 ) 103 - 103  2015年01月

当科で診断したロドデノール誘発性脱色素斑患者における色素再生経過の解析

吉川 桃子, 澄川 靖之, 米田 明弘, 肥田 時征, 神谷 崇文, 加瀬 貴美, 筬井 泰江, 菅 裕司, 佐藤 有紀, 山下 利春

Journal of Environmental Dermatology and Cutaneous Allergology ( (一社)日本皮膚アレルギー・接触皮膚炎学会 )  8 ( 5 ) 535 - 535  2014年11月

【細菌・抗酸菌感染症】G群溶連菌感染による壊死性筋膜炎の2例

山口 華央, 高橋 仁美, 水柿 典子, 山田 南穂, 菅 裕司, 日景 聡子, 筬井 泰江, 柳澤 健二, 肥田 時征, 米田 明弘, 小野 一郎, 山下 利春, 寺本 篤史, 疋田 政博, 荻野 智

皮膚科の臨床 ( 金原出版(株) )  56 ( 12 ) 1945 - 1949  2014年11月

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症例1:55歳男。3日前より右足の腫脹、疼痛、発熱が出現した。初診時、右足底から下腿に壊死組織の付着した潰瘍を認め、CTではガス像を認め、壊死性筋膜炎と診断して緊急デブリードマンを施行した。症例2:30歳男。14日前に左膝窩に擦過傷を生じ、徐々に周囲の腫脹、疼痛の増悪を来たした。初診時、左大腿から膝窩に有痛性紅斑を認め、膝窩には潰瘍が存在した。左膝窩を試験的に穿刺したところ排膿を認め、壊死性筋膜炎と診断して緊急デブリードマンを施行した。いずれの症例も組織培養よりG群溶連菌が検出され、症例1はベンジルペニシリンカリウム、メロペネム、クリンダマイシンを投与するも炎症反応、発熱の改善を認めず、第4病日に右下腿切断術を行った。症例2はメロペネム、クリンダマイシン、その後アンピシリン・スルバクタムの投与を行い、臨床症状、検査所見とも改善し、約3週間後に分層植皮術を行った。

Localized autosomal recessive hypotrichosis 2の1例

亀倉 南穂, 肥田 時征, 黄倉 真恵, 山下 利春

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  124 ( 11 ) 2129 - 2129  2014年10月

色素性病変のみを示したmosaic localized neurofibromatosis type 1の4例

肥田 時征, 澄川 靖之, 山下 利春, 堀 司, 石川 亜貴

日本レックリングハウゼン病学会学術大会プログラム・抄録集 ( 日本レックリングハウゼン病学会 )  6回   35 - 35  2014年10月

フルニエ壊疽の3例

大橋 隆宏, 菅 裕司, 藤岡 茉生, 小林 景樹, 亀倉 南穂, 加藤 潤史, 肥田 時征, 米田 明弘, 山下 利春, 西山 直隆

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  124 ( 11 ) 2130 - 2131  2014年10月

当科で診断したロドデノール誘発性脱色素斑患者134人における予後因子と治療の有効性についての検討

吉川 桃子, 澄川 靖之, 米田 明弘, 肥田 時征, 筬井 泰江, 菅 裕司, 山下 利春

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  124 ( 10 ) 1946 - 1946  2014年09月

片側性Darier病の1例

堀本 浩平, 黄倉 真恵, 肥田 時征, 宮澤 仁, 山下 利春

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  124 ( 10 ) 1936 - 1936  2014年09月

AEC症候群の1例

肥田 時征, 加瀬 貴美, 山下 利春, 濱田 尚宏, 松田 光弘, 橋本 隆, 浅沼 秀臣

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  124 ( 10 ) 1929 - 1929  2014年09月

腹部血管肉腫の1例

藤井 日香留, 加藤 潤史, 菅 裕司, 菊池 裕美子, 小林 景樹, 高橋 宏征, 肥田 時征, 澄川 靖之, 山下 利春, 小林 依子, 佐藤 誠弘

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  124 ( 10 ) 1941 - 1941  2014年09月

当科で診断したロドデノール含有化粧品による白斑患者131人における予後因子の検討

澄川 靖之, 米田 明弘, 肥田 時征, 筬井 泰江, 菅 裕司, 吉川 桃子, 山下 利春

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  124 ( 10 ) 1938 - 1938  2014年09月

札幌医大皮膚科における基底細胞癌例61例の臨床型、病理型、ダーモスコピー所見の検討

加瀬 貴美, 加藤 潤史, 澄川 靖之, 神谷 崇文, 肥田 時征, 熊谷 綾子, 山下 利春

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  124 ( 10 ) 1946 - 1946  2014年09月

イミキモド外用で治療したBowen病12例の検討

菅 裕司, 肥田 時征, 澄川 靖之, 山下 利春

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  124 ( 10 ) 1940 - 1940  2014年09月

【角化症・炎症性角化症】非特異的な皮疹分布を呈したDarier病の2例

堀本 浩平, 黄倉 真恵, 宮澤 仁, 肥田 時征, 山下 利春

皮膚科の臨床 ( 金原出版(株) )  56 ( 8 ) 1092 - 1096  2014年08月

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症例1は43歳女性で、6年前より右背部、右腹部のそう痒を伴う角化性丘疹が出現し、ステロイド含有軟膏を処方されるも改善せず、病理組織学検査にてDarier病と診断された。皮疹の分布から限局型Darier病を考え、遺伝子解析を行ったがATP2A2遺伝子変異は検出されなかった。症例2は60歳女性で、2ヵ月前より頭部に褐色丘疹が出現し、ステロイド含有軟膏を処方されるも改善せず、左頸部と腰部に丘疹が拡大した。臨床所見と病理組織所見から通常型のDarier病と診断した。

イミキモド外用で治療したBowen病12例の検討

菅 裕司, 肥田 時征, 澄川 靖之, 山下 利春

日本皮膚悪性腫瘍学会学術大会プログラム・抄録集 ( (一社)日本皮膚悪性腫瘍学会 )  30回   146 - 146  2014年07月

札幌医大皮膚科における基底細胞癌61例の臨床型、病理型、ダーモスコピー所見の検討

加瀬 貴美, 加藤 潤史, 澄川 靖之, 神谷 崇文, 肥田 時征, 熊谷 綾子, 山下 利春

日本皮膚悪性腫瘍学会学術大会プログラム・抄録集 ( (一社)日本皮膚悪性腫瘍学会 )  30回   135 - 135  2014年07月

札幌医大病院皮膚科で過去12年間に経験した乳房外Paget病47例の臨床的検討

水柿 典子, 筬井 泰江, 加藤 潤史, 肥田 時征, 澄川 靖之, 米田 明弘, 小野 一郎, 山下 利春

Skin Cancer ( (一社)日本皮膚悪性腫瘍学会 )  29 ( 1 ) 12 - 17  2014年06月

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2001年から2012年までの12年間に当科を受診し病理組織学的に診断した乳房外Paget病47例について検討した。男女比は2.3:1で初診時平均年齢は74歳であった。部位は外陰部が39例、肛囲が6例、腋窩と外陰部併発が2例であった。病期分類は皮膚悪性腫瘍取扱い規約に準じて行い、病期IAは22例、病期IBは3例、病期IIは8例、病期IIIは7例、病期IVは2例であった。局所再発は47例中6例に生じ、再発までの期間は8ヵ月〜21年10ヵ月で平均119.7ヵ月であった。遠隔転移は47例中5例に認め、転移までの期間は9〜50ヵ月と局所再発に比べ短かった。遠隔転移を来した5例中血清CEA値が高値だった3例は全て腫瘍死しており、血清CEA値は病勢と予後を反映すると考えられた。(著者抄録)

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札幌医科大学附属病院臨床遺伝外来開設と現状について

石川 亜貴, 遠藤 俊明, 山下 健太郎, 鎌崎 穂高, 肥田 時征, 櫻井 晃洋

日本遺伝カウンセリング学会誌 ( 日本遺伝カウンセリング学会 )  35 ( 2 ) 108 - 108  2014年05月

【日常診療で遭遇する「ふつう」の薬疹】(Part2.)特徴あるふつうの薬疹(case018) プロピルチオウラシルによるANCA関連血管炎

小林 依子, 佐藤 牧人, 肥田 時征, 廣崎 邦紀, 山下 利春, 澤田 光男, 兼古 理恵

Visual Dermatology ( (株)学研メディカル秀潤社 )  13 ( 2 ) 163 - 165  2014年01月

肉芽腫性疾患をさらに深く知ろう 異物肉芽腫

肥田 時征

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  123 ( 13 ) 2542 - 2544  2013年12月

札幌医大病院皮膚科で治療した日光角化症43症例49病変の解析 イミキモド外用療法と液体窒素凍結療法の治療効果の比較

菅 裕司, 森 暁, 筬井 泰江, 肥田 時征, 米田 明弘, 山下 利春

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  123 ( 12 ) 2247 - 2255  2013年11月

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2006年から2012年までの6年間に札幌医大病院皮膚科で病理組織学的に日光角化症と診断された80病変のうち、液体窒素凍結療法で治療した30病変とイミキモド外用療法で治療した19病変について、各治療群の臨床および病理組織学的特徴と治療効果を解析した。各治療群の平均年齢、臨床型、病理組織型、平均治療期間に差はなかった。凍結療法群30病変のうち、25病変が著効(完全消失)、5病変が無効または再発であったが、イミキモド外用療法群では19病変全例が著効であった。両治療群における表皮肥厚、表皮角化細胞の異型度、付属器浸潤、solar elastosis gradeなど各病理組織学的項目と治療効果との関係について考察を加えた。(著者抄録)

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【皮膚悪性腫瘍-基礎と臨床の最新研究動向-】悪性黒色腫 悪性黒色腫の分子生物学 分子生物学 p53経路 ARF

山下 利春, 肥田 時征

日本臨床 ( (株)日本臨床社 )  71 ( 増刊4 皮膚悪性腫瘍 ) 154 - 156  2013年08月

札幌医大病院皮膚科で過去12年間に経験した乳房外Paget病の検討

水柿 典子, 筬井 泰江, 加藤 潤史, 肥田 時征, 澄川 靖之, 米田 明弘, 小野 一郎, 山下 利春

日本皮膚悪性腫瘍学会学術大会プログラム・抄録集 ( (一社)日本皮膚悪性腫瘍学会 )  29回   114 - 114  2013年08月

【皮膚悪性腫瘍-基礎と臨床の最新研究動向-】悪性黒色腫 悪性黒色腫の検査・診断 腫瘍マーカー

肥田 時征, 山下 利春

日本臨床 ( (株)日本臨床社 )  71 ( 増刊4 皮膚悪性腫瘍 ) 270 - 273  2013年08月

クロラムフェニコール腟錠によるsystemic contact dermatitisの1例

志貴 美麗, 土井 裕美子, 佐藤 有紀, 熊谷 綾子, 石井 泰江, 加藤 潤史, 肥田 時征, 山下 利春, 三浦 俊祐

臨床皮膚科 ( (株)医学書院 )  67 ( 8 ) 579 - 582  2013年07月

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26歳,女性.初診の前日に近医産婦人科にてクロラムフェニコール腟錠を挿入された.同日夜間より手背にそう痒を伴う紅斑が出現し,四肢,躯幹に拡大.翌日近医皮膚科を受診し精査のため当科を紹介され受診した.血液,生化学的検査では白血球とCRPの軽度上昇を認めた.また病理組織学的に表皮の肥厚と,真皮浅層の血管周囲性の炎症細胞浸潤を認めた.パッチテストにてクロラムフェニコール腟錠が陽性であったため,クロラムフェニコール腟錠によるsystemic contact dermatitisと診断した.クロラムフェニコール腟錠は汎用されているものの,患者自身が使用されたと認識していない場合が多く,十分な問診が必要である.(著者抄録)

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札幌医大皮膚科で過去12年間に経験した乳房外Paget病の検討

水柿 典子, 筬井 泰江, 加藤 潤史, 肥田 時征, 澄川 靖之, 米田 明弘, 小野 一郎, 山下 利春

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  123 ( 8 ) 1542 - 1542  2013年07月

悪性黒色腫に対するIFNβ維持療法中にサルコイドーシスを発症した1例

志貴 美麗, 菅 裕司, 筬井 泰江, 加藤 潤史, 肥田 時征, 山下 利春

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  123 ( 8 ) 1548 - 1548  2013年07月

エックスフォージ配合錠による薬疹の1例

澤田 匡秀, 澄川 靖之, 肥田 時征, 山下 利春

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  123 ( 8 ) 1547 - 1547  2013年07月

バリアント群色素性乾皮症の3例

筬井 泰江, 黄倉 真恵, 森 暁, 肥田 時征, 米田 明弘, 山下 利春

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  123 ( 4 ) 461 - 461  2013年04月

直腸肛門部悪性黒色腫の2例

高橋 宏征, 澄川 靖之, 菊池 裕美子, 菅 裕司, 佐藤 誠弘, 加藤 潤史, 肥田 時征, 山下 利春, 野島 正寛

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  123 ( 4 ) 450 - 450  2013年04月

当科における過去6年の尋常性白斑の検討

加藤 潤史, 肥田 時征, 澄川 靖之, 米田 明弘, 小野 一郎, 山下 利春

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  123 ( 5 ) 971 - 971  2013年04月

原因物質により多彩な臨床像を示す異物肉芽腫 診断の第一歩として問診が重要な肉芽腫

肥田 時征

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  123 ( 5 ) 777 - 777  2013年04月

直腸肛門部悪性黒色腫の2例

高橋 宏征, 澄川 靖之, 菊池 裕美子, 佐藤 誠弘, 加藤 淳史, 菅 裕司, 肥田 時征, 山下 利春

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  122 ( 12 ) 2903 - 2903  2012年11月

【乾癬】ステロイド内服を行い帝王切開で出産した疱疹状膿痂疹の1例

澤田 光男, 塚本 文人, 肥田 時征, 廣崎 邦紀, 山下 利春, 長澤 邦彦, 遠藤 俊明

皮膚科の臨床 ( 金原出版(株) )  54 ( 10 ) 1341 - 1344  2012年10月

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24歳女性。初回妊娠17週頃より胸腹部に紅斑が出現、徐々に拡大して膿疱を伴うようになった。膿疱部の病理組織学的所見より妊娠を契機に発症した疱疹状膿痂疹と診断され、入院となった。プレドニゾロン(PSL)を45mg/日まで増量したが皮疹の新生は持続した。だが、妊娠34週時に帝王切開にて女児を出産後、皮疹は順調に軽快をみせ、出産82日目には治療は中止された。以上より、妊婦の疱疹状痂疹の治療において、外用薬と紫外線療法が奏功しない場合は比較的安全に使用できるPSLの内服が選択肢として有用であると考えられた。尚、治療法の選択には産科医との緊密な連携は重要であり、次回の妊娠時にも再発し得る可能性があることから将来にわたる経過観察が必要であると考えられた。

当科で経験した隆起性皮膚線維肉腫の検討

米田 大介, 熊谷 綾子, 横山 佳子, 森 暁, 柳澤 健二, 肥田 時征, 米田 明弘, 小野 一郎, 山下 利春

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  122 ( 10 ) 2505 - 2505  2012年09月

無治療糖尿病患者に生じた非クロストリジウム性ガス壊疽の1例

山口 華央, 山田 南穂, 菅 裕二, 筬井 泰江, 柳澤 健二, 肥田 時征, 小野 一郎, 山下 利春, 寺本 篤史, 疋田 政博

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  122 ( 10 ) 2506 - 2506  2012年09月

札幌医科大学皮膚科における帯状疱疹の統計解析

熊谷 綾子, 柳澤 健二, 肥田 時征, 米田 明弘, 山下 利春

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  122 ( 9 ) 2342 - 2342  2012年08月

難治性蕁麻疹の治療経験

筬井 泰江, 柳澤 健二, 肥田 時征, 山下 利春

Journal of Environmental Dermatology and Cutaneous Allergology ( (一社)日本皮膚アレルギー・接触皮膚炎学会 )  6 ( 3 ) 287 - 287  2012年07月

メシル酸ガベキサートによる静脈炎後に皮下膿瘍を形成した2例

高橋 依子, 肥田 時征, 小野 一郎, 山下 利春

Skin Surgery ( 日本臨床皮膚外科学会 )  21 ( 2 ) 95 - 100  2012年06月

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症例1.64歳男性。2009年1月、左前腕からメシル酸ガベキサート投与後静脈炎を発症し、ステロイド局注と外用で改善した。約1年後、同部位に熱感と疼痛を伴い、硬結と波動を触れる腫脹が出現した。穿刺により膿汁が吸引されたが、一般細菌や抗酸菌、真菌、放線菌の培養は陰性であった。症例2.61歳女性。2010年8月、右前腕からメシル酸ガベキサート投与後、同部位に発赤と腫脹が出現し、抗生剤内服するも腫脹を繰り返した。いずれの症例も全身麻酔下に切開し、デブリードマンと異物除去術を施行した。両症例とも現在まで再発なく経過している。(著者抄録)

札幌医大病院皮膚科で経験した日光角化症65名の治療経験と統計的観察

菅 裕司, 森 暁, 筬井 泰江, 肥田 時征, 米田 明弘, 山下 利春

日本皮膚悪性腫瘍学会学術大会プログラム・抄録集 ( (一社)日本皮膚悪性腫瘍学会 )  28回   144 - 144  2012年06月

放射線治療が著効した悪性黒色腫の2例

西坂 尚大, 高田 知明, 柳澤 健二, 肥田 時征, 山下 利春, 坂田 耕一, 古畑 智久, 近藤 敦, 神保 孝一

Skin Cancer ( (一社)日本皮膚悪性腫瘍学会 )  27 ( 1 ) 107 - 113  2012年05月

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症例1:74歳、男性。鼻出血出現。上咽頭部に黒色腫瘍を認め、生検より悪性黒色腫と診断。手術を行わず、放射線治療を行った。その後、頸部リンパ節転移を認め、郭清術施行。化学療法を行った。郭清術後6年以上腫瘍再発や転移を認めていない。症例2:72歳、女性。直腸に悪性黒色腫出現。腹会陰式直腸離断術およびD3郭清を行うも7年後に構音障害出現。上咽頭部の転移性悪性黒色腫と診断し、放射線治療施行。速やかに病変の縮小を認めた。照射部の局所再発は認めていない。悪性黒色腫は放射線治療に抵抗性であることが知られており、放射線治療は症状緩和目的においてのみ行われている。しかし、強度変調放射線治療や陽子線治療など、近年の照射機器の向上により、正常組織を回避し、より高線量の放射線照射が可能になってきた。今後、悪性黒色腫の根治的治療の選択肢の一つとして放射線治療が用いられることが期待される。(著者抄録)

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エタネルセプト投与中の慢性関節リウマチ患者に生じた線状扁平苔癬

宇津 桃子, 肥田 時征, 山下 利春, 高橋 裕樹

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  122 ( 6 ) 1605 - 1605  2012年05月

壊死性筋膜炎の2例 術前評価についての考察

米田 大介, 水柿 典子, 佐藤 さゆり, 熊谷 綾子, 桑田 依子, 加藤 潤史, 筬井 泰江, 肥田 時征, 小野 一郎, 山下 利春, 鎌田 麻子

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  122 ( 6 ) 1607 - 1607  2012年05月

手術時に転移が検出されなかった悪性黒色腫56例の術後転移の検討

加藤 潤史, 高田 知明, 柳澤 健二, 肥田 時征, 米田 明弘, 小野 一郎, 山下 利春

Skin Cancer ( (一社)日本皮膚悪性腫瘍学会 )  27 ( 1 ) 33 - 36  2012年05月

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2003年1月〜2010年12月の8年間に札幌医科大学皮膚科で診療した悪性黒色腫のうち、手術時に転移を認めず、術後経過観察中に転移が出現した56例について検討した。56例中、経過中に転移を認めた症例は7例で、リンパ節転移が4例、血行性の遠隔転移が3例であった。原発巣のTumor thickness(TT)の中央値は、リンパ行性転移が6.0mm、直接血行性転移が2.9mmであった。転移出現までの期間はリンパ行性転移が5〜9ヵ月(平均7.5ヵ月)であったのに対し、血行性転移が11〜40ヵ月(平均29ヵ月)であった。血行性転移は出現までの期間が長く、リンパ節転移の有無に関わらず、術後3年以上のフォローが必要であることが示唆される。(著者抄録)

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札幌医科大学附属病院皮膚科で経験した掌蹠膿疱症66例の統計学的検討

加瀬 貴美, 肥田 時征, 米田 明弘, 柳澤 健二, 山下 利春

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  122 ( 5 ) 1375 - 1380  2012年04月

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掌蹠膿疱症と診断した66例を対象に、臨床事項(性別、初診時年齢、罹病期間、関節症状、掌蹠外病変、喫煙歴、治療法)、皮膚科的治療法と扁桃摘出術の臨床効果を統計学的に解析した。また、扁桃摘出術患者に対して郵送によるアンケート調査を実施した。掌蹠外病変がみられたのは17例で、そのうち13例に乾癬様皮疹を認めた。喫煙歴を調査し得た58例のうち44例に喫煙歴があった。皮膚科的治療の臨床効果は、著効12例、有効9例、改善25例、不変5例で、著効+有効は21例あった。皮膚症状に対する扁桃摘出術の効果は、著効6例、有効2例、改善6例、不変1例であった。症状が不変であった5例の皮膚症状は、著効1例、有効1例、改善3例であった。

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特発性後天性全身性無汗症に対しステロイドパルス療法を施行した3例

山田 南穂, 日景 聡子, 堀本 浩平, 吉川 桃子, 佐藤 牧人, 肥田 時征, 廣崎 邦紀, 荻野 次郎, 嵯峨 賢次, 山下 利春

皮膚科の臨床 ( 金原出版(株) )  54 ( 4 ) 595 - 599  2012年04月

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症例1:24歳男。2年前頃より全身の無汗および疼痛を自覚していた。病理組織所見でエクリン汗腺の管腔内にPAS陽性の好酸性無構造物質の貯留を認め、ピロカルピンイオントフォレーシス発汗テストでは0.02mg/min/cmであった。ステロイドパルス療法を施行し、合計10クール施行で改善はなく、その他治療も無効であったが、20クール終了後より徐々に改善を認め、27クール目で発汗テストおよび自覚症状の改善を認めた。症例2:38歳男。約2年前より眩暈やふらつきを伴う全身の無汗を自覚していた。ヨード化澱粉温熱発汗テストでは口周囲にわずかに発汗を認めるのみで、病理所見では右腋窩部のエクリン汗腺内に好酸性無構造物質を認める他に異常はなかった。ステロイドパルス療法を2クール施行したところ、発汗を認めるようになり自覚症状も改善した。症例3:17歳男。2年前より全身に汗が出にくくなったことを自覚していた。ヨード化澱粉温熱発汗テストでは腋窩・後頭部・腰臀部・指趾間にのみ発汗を認め、病理所見では異常はなかった。ステロイドパルス療法を1クール施行したところ、ほぼ全身に発汗を認め自覚症状も改善した。

CiNii

インドシアニングリーン蛍光法を併用した悪性黒色腫センチネルリンパ節生検

肥田 時征, 筬井 泰江, 小野 一郎, 山下 利春

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  122 ( 4 ) 1192 - 1192  2012年04月

右母趾に発症したエクリン汗孔腫の1例

宇津 桃子, 米田 大介, 熊谷 綾子, 山田 南穂, 菅 裕司, 筬井 泰江, 柳澤 健二, 肥田 時征, 山下 利春, 前田 和男

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  122 ( 3 ) 632 - 632  2012年03月

基底細胞母斑症候群の1例

佐藤 さゆり, 水柿 典子, 桑田 依子, 加藤 潤史, 筬井 泰江, 肥田 時征, 山下 利春

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  122 ( 3 ) 626 - 626  2012年03月

当科における平15〜平22年の悪性黒色腫 経過中の転移経路についての考察

加藤 潤史, 高田 知明, 柳澤 健二, 肥田 時征, 米田 明弘, 小野 一郎, 山下 利春

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  122 ( 3 ) 626 - 626  2012年03月

左母指爪床部に生じた有棘細胞癌の1例

米田 大介, 宇津 桃子, 熊谷 綾子, 山田 南穂, 菅 裕司, 筬井 泰江, 柳澤 健二, 肥田 時征, 山下 利春

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  122 ( 3 ) 631 - 631  2012年03月

手指爪部悪性黒色腫の3例

宇津 桃子, 米田 大介, 熊谷 綾子, 山田 南穂, 菅 裕司, 筬井 泰江, 柳澤 健二, 肥田 時征, 小野 一郎, 山下 利春, 千葉 雅史

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  122 ( 3 ) 634 - 634  2012年03月

壊死性筋膜炎の2例

米田 大介, 水柿 典子, 佐藤 さゆり, 熊谷 綾子, 桑田 依子, 筬井 泰江, 加藤 潤史, 肥田 時征, 小野 一郎, 山下 利春, 鎌田 麻子

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  122 ( 3 ) 628 - 628  2012年03月

エタネルセプト投与中に発症した線状扁平苔癬の1例

宇津 桃子, 肥田 時征, 山下 利春, 高橋 裕樹

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  122 ( 3 ) 630 - 630  2012年03月

Primary cutaneous anaplastic large cell lymphomaの1例

熊谷 綾子, 土井 裕美子, 佐藤 有紀, 桑田 依子, 筬井 泰江, 加藤 潤史, 肥田 時征, 山下 利春, 長谷川 匡

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  122 ( 3 ) 626 - 626  2012年03月

頭部血管肉腫の1例

米田 大介, 宇津 桃子, 熊谷 綾子, 山田 南穂, 菅 裕司, 筬井 泰江, 柳澤 健二, 肥田 時征, 山下 利春, 前田 和男, 木村 鉄宣

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  122 ( 3 ) 633 - 633  2012年03月

メルケル細胞ポリオーマウイルスを検出したメルケル細胞癌の1例

佐藤 有紀, 土井 裕美子, 熊谷 綾子, 日景 聡子, 桑田 依子, 筬井 泰江, 加藤 潤史, 肥田 時征, 山下 利春

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  122 ( 2 ) 384 - 384  2012年02月

増殖因子投与前後の皮膚の粘弾性改善効果についての検討

小野 一郎, 桑田 依子, 神谷 崇文, 肥田 時征

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  122 ( 2 ) 383 - 383  2012年02月

非神経線維腫症患者に生じた悪性末梢神経鞘腫瘍の1例

土井 裕美子, 佐藤 有紀, 日景 聡子, 桑田 依子, 筬井 泰江, 加藤 潤史, 肥田 時征, 山下 利春

皮膚科の臨床 ( 金原出版(株) )  54 ( 2 ) 304 - 305  2012年02月

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88歳女性。左大腿内側の皮膚結節を主訴に近医を受診、皮膚生検にて悪性末梢神経鞘腫瘍(MPNST)を疑われ、著者らの施設へ紹介となった。受診時、左大腿内側に3.5×3.5cm大の皮膚結節が認められ、同部位はMRI T1にて低信号、T2にて内部不均一な高信号を呈した。全身検索の結果、非神経線維腫症患者に生じたMPNSTと診断され、腫瘍から2cm離して筋膜上で切除し、分層植皮術を行った。目下、術後1年3ヵ月経過で再発や転移はみられていない。

クロラムフェニコール腟錠によるsystemic contact dermatitisの1例

志貴 美麗, 土井 裕美子, 佐藤 有紀, 熊谷 綾子, 桑田 依子, 筬井 泰江, 加藤 潤史, 肥田 時征, 山下 利春

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  122 ( 2 ) 384 - 385  2012年02月

高齢者のアトピー性皮膚炎

熊谷 綾子, 米田 明弘, 肥田 時征, 山下 利春

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  122 ( 2 ) 402 - 403  2012年02月

抗甲状腺薬内服中に発症したANCA関連血管炎の3例

桑田 依子, 佐藤 牧人, 肥田 時征, 山下 利春, 高橋 博之, 加賀谷 真起子, 兼古 理恵, 澤田 光男, 矢沢 仁

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  122 ( 2 ) 384 - 384  2012年02月

足趾に発生したdigital papillary carcinomaの1例

佐藤 有紀, 山田 南穂, 日景 聡子, 桑田 依子, 佐藤 牧人, 肥田 時征, 山下 利春, 武田 真太郎, 長谷川 匡, 廣崎 邦紀, 高橋 一朗

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  122 ( 2 ) 381 - 381  2012年02月

悪性末梢神経鞘腫瘍(MPNST)の1例

土井 裕美子, 佐藤 有紀, 日景 聡子, 桑田 依子, 筬井 泰江, 加藤 潤史, 肥田 時征, 山下 利春

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  122 ( 2 ) 381 - 381  2012年02月

第2期梅毒の2例

加瀬 貴美, 遠藤 元宏, 肥田 時征, 山下 利春

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  122 ( 2 ) 377 - 377  2012年02月

中高年者のアトピー性皮膚炎

熊谷 綾子, 米田 明弘, 肥田 時征, 山下 利春

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  122 ( 2 ) 382 - 383  2012年02月

放射線治療が著効した悪性黒色腫の2例

西坂 尚大, 高田 知明, 柳澤 健二, 肥田 時征, 米田 明弘, 山下 利春, 坂田 耕一, 神保 孝一

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  122 ( 2 ) 378 - 378  2012年02月

足趾に発生したDigital Papillary Carcinomaの1例

佐藤 有紀, 肥田 時征, 山下 利春, 武田 真太郎, 長谷川 匡, 廣崎 邦紀

皮膚科の臨床 ( 金原出版(株) )  54 ( 2 ) 273 - 276  2012年02月

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77歳男性。右第5趾後爪郭の結節を主訴とした。初診時、右第5趾後爪郭に25×20mm大、潰瘍を伴う不整形の紅色結節が認められた。また、MRIではT1にて低信号、T2にて中等度信号の辺縁不整な腫瘤が描出された。以上より、付属器悪性腫瘍が疑われ、腫瘍から2cm離して中足骨レベルで右第5趾切断術を施行したところ、病理組織学的に本症例はDigital Papillary Carcinomaと診断された。目下、術後15ヵ月経過で再発や転移はみられていない。

右頬部に生じたprimary cutaneous diffuse large B-cell lymphoma, leg typeの1例

日景 聡子, 土井 裕美子, 佐藤 有紀, 菅 裕司, 桑田 依子, 筬井 泰江, 加藤 潤史, 肥田 時征, 山下 利春

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  122 ( 2 ) 381 - 381  2012年02月

進行期悪性黒色腫に対するsequential biochemotherapyの有効性と有害反応の検討

山田 南穂, 神谷 崇文, 柳澤 健二, 肥田 時征, 米田 明弘, 廣崎 邦紀, 山下 利春, 嵯峨 賢次, 神保 孝一

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  122 ( 2 ) 375 - 375  2012年02月

免疫グロブリン大量静注療法(IVIG)を行った水疱性類天疱瘡の1例

日景 聡子, 山田 南穂, 吉川 桃子, 佐藤 牧人, 肥田 時征, 廣崎 邦紀, 山下 利春

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  122 ( 2 ) 377 - 377  2012年02月

乳房外Paget病リンパ節転移に対しドセタキセル放射線併用療法を施行した2例

山田 南穂, 堀本 浩平, 吉川 桃子, 佐藤 牧人, 肥田 時征, 廣崎 邦紀, 山下 利春

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  122 ( 1 ) 52 - 52  2012年01月

特発性後天性全身性無汗症に対しステロイドパルス療法を施行した4例

山田 南穂, 日景 聡子, 吉川 桃子, 佐藤 牧人, 肥田 時征, 廣崎 邦紀, 山下 利春, 荻野 次郎, 嵯峨 賢次

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  122 ( 1 ) 61 - 61  2012年01月

アレルギー性肉芽腫性血管炎の1例

日景 聡子, 肥田 時征, 山下 利春, 古川 哲章, 石村 周太郎

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  122 ( 1 ) 53 - 53  2012年01月

テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウムによる色素沈着型薬疹の1例

日景 聡子, 澤田 詩織, 澤田 光男, 高田 知明, 肥田 時征, 遠藤 元宏, 廣崎 邦紀, 山下 利春

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  122 ( 1 ) 51 - 51  2012年01月

Weekly Docetaxel・Bevacizumab併用化学療法を行った頭部血管肉腫の1例

澤田 詩織, 廣崎 邦紀, 澤田 光男, 高田 知明, 肥田 時征, 山下 利春, 高橋 博之, 嵯峨 賢次

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  122 ( 1 ) 49 - 49  2012年01月

TS-1療法を施行した進行期有棘細胞癌の2例

山田 南穂, 堀本 浩平, 吉川 桃子, 佐藤 牧人, 肥田 時征, 廣崎 邦紀, 山下 利春

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  122 ( 1 ) 56 - 56  2012年01月

上顎洞嚢胞摘出後に皮膚潰瘍改善を認めた1例

塚本 文人, 高橋 依子, 荻野 次郎, 肥田 時征, 廣崎 邦紀, 小野 一郎, 山下 利春, 郷 充

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  121 ( 14 ) 3357 - 3357  2011年12月

急速な進展をきたしたALK陽性未分化大細胞型リンパ腫の1例

塚本 文人, 澤田 光男, 高田 知明, 肥田 時征, 廣崎 邦紀, 山下 利春

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  121 ( 14 ) 3359 - 3359  2011年12月

アグーチ蛋白質によるメラニン色素産生変換の解析

肥田 時征, 神保 孝一, 山下 利春, 若松 一雅, 伊藤 祥輔, Bennett Dorothy C.

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  121 ( 14 ) 3355 - 3355  2011年12月

皮膚筋炎の2例

澤田 詩織, 菅 裕司, 筬井 康江, 肥田 時征, 米田 明弘, 廣崎 邦紀, 山下 利春

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  121 ( 14 ) 3356 - 3356  2011年12月

疱疹状膿痂疹の2例

澤田 光男, 塚本 文人, 高田 知明, 肥田 時征, 廣崎 邦紀, 山下 利春

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  121 ( 14 ) 3358 - 3358  2011年12月

右頬部に生じた原発性皮膚びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、下肢型の1例

日景 聡子, 土井 裕美子, 佐藤 有紀, 菅 裕司, 桑田 依子, 筬井 泰江, 加藤 潤史, 肥田 時征, 山下 利春

皮膚科の臨床 ( 金原出版(株) )  53 ( 12 ) 1835 - 1837  2011年11月

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症例は80歳男性で、2ヵ月前より右頬骨部に紅斑性局面が出現し、徐々に隆起した。前医にてdiffuse large B-cell lymphomaと診断された。右頬部に多発した紅色結節を認め、生検で異型細胞が真皮全層から皮下脂肪織にかけてびまん性に浸潤し、grenz zoneを伴っていた。腫瘤細胞は類円形で泡抹状の大型の核と明瞭な核小体を有しており、non-cleaved cellであった。免疫組織学的には腫瘍細胞はCD20、B-cell lymphoma(Bcl)-2、Bcl-6、multiple myeloma oncogene-1が陽性を示した。サザンブロット法にて免疫グロブリン重鎖遺伝子の再構成を検出した。皮膚原発B細胞リンパ腫、leg type、T2aN0M02と診断した。局所放射線治療により腫瘍は治療に反応し平坦化したが、治療終了後2ヵ月に右下腿前面に暗赤紅結節が出現した。生検でdiffuse large B-cell lymphomaと診断した。PET-CTでは左総腸骨リンパ節が腫大し、両側下肢骨に溶骨性変化と異常集積像を認め、多発転移と考えられた。化学療法の同意を得られず追加治療はしなかった。

胸腔内化学療法を行った頭部血管肉腫の一例

廣崎 邦紀, 塚本 文人, 大坂 喜彦, 肥田 時征, 山下 利春

国立病院総合医学会講演抄録集 ( 国立病院総合医学会 )  65回   758 - 758  2011年10月

【抗癌剤とバイオマーカー-個別化医療を目指して】皮膚癌のバイオマーカー

肥田 時征, 山下 利春

成人病と生活習慣病 ( (株)東京医学社 )  41 ( 9 ) 1106 - 1109  2011年09月

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皮膚悪性腫瘍の診療に有用な血中マーカーについて解説する。・皮膚悪性腫瘍で上昇する血中マーカーの多くは腫瘍量を反映するため、主に術後の再発、転移の検索や予後判定に利用される。・SCC抗原は有棘細胞癌のマーカーとして有用である。・CEAは乳房外Paget病や汗腺癌などの皮膚原発性腺癌のマーカーとして有用である。・NSEはMerkel細胞癌、悪性黒色腫のマーカーとして有用である。・本邦で利用可能な悪性黒色腫のマーカーには5-S-CD、LDHがあるが、海外ではS100β、MIAなども利用されている。(著者抄録)

進行期有棘細胞癌に対しテガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合カプセル剤(TS-1)内服療法を施行した2例

山田 南穂, 堀本 浩平, 吉川 桃子, 佐藤 牧人, 肥田 時征, 廣崎 邦紀, 山下 利春

皮膚科の臨床 ( 金原出版(株) )  53 ( 9 ) 1323 - 1327  2011年09月

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症例1:82歳男。右臀部有棘細胞癌にて切除術を施行し、その後右鼠径リンパ節転移に対し放射線療法・郭清術を、左肺転移に対しVATSを施行したが、更に傍大動脈領域と右骨盤のリンパ節腫大が生じた。放射線治療の増感作用を期待し、テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合カプセル剤(TS-1)内服を用いた化学放射線同時併用療法を試みたが、新たなリンパ節腫大や多発肺転移を来たし、全身状態が悪化して併用療法開始5ヵ月後に死亡した。症例2:72歳男。右側頭部有棘細胞癌(Stage III)に対し放射線療法およびPEP単独療法を施行し、腫瘍は著明に縮小したが、左肺転移、局所再発を来たした。入院治療は拒否され、外来でTS-1内服を開始したところ、2クール終了後には腫瘍は平坦化、縮小して出血も減少した。しかし、その後生活資金および食生活の悪化により治療中断となり、腫瘍再増大を来たした。TS-1の抗腫瘍効果は症例1でPD、症例2は治療開始後3ヵ月間SDであった。

免疫抑制薬併用中に多発脳膿瘍をきたした結節性多発動脈炎の一例

鈴木 知佐子, 田邉谷 徹也, 小原 美琴子, 山本 元久, 苗代 康可, 菅谷 壽晃, 高橋 裕樹, 篠村 恭久, 肥田 時征

北海道医学雑誌 ( 北海道医学会 )  86 ( 4-5 ) 241 - 242  2011年08月

手術時に転移の検出されなかった悪性黒色腫85例の術後転移経路の検討

加藤 潤史, 高田 知明, 柳澤 健二, 肥田 時征, 米田 明弘, 小野 一郎, 山下 利春

日本皮膚悪性腫瘍学会学術大会プログラム・抄録集 ( (一社)日本皮膚悪性腫瘍学会 )  27回   144 - 144  2011年06月

放射線治療が著効した悪性黒色腫の2例

西坂 尚大, 高田 知明, 柳澤 健二, 肥田 時征, 米田 明弘, 山下 利春, 坂田 耕一, 近藤 敦, 古畑 智久, 神保 孝一

日本皮膚悪性腫瘍学会学術大会プログラム・抄録集 ( (一社)日本皮膚悪性腫瘍学会 )  27回   206 - 206  2011年06月

色素法とRI法併用によるセンチネルリンパ節生検を施行した悪性黒色腫44例の解析

柳澤 健二, 高田 知明, 肥田 時征, 米田 明弘, 廣崎 邦紀, 小野 一郎, 山下 利春

Skin Cancer ( (一社)日本皮膚悪性腫瘍学会 )  26 ( 1 ) 85 - 88  2011年05月

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札幌医科大学皮膚科では悪性黒色腫の患者に対して2001年より色素法単独にて、2005年より色素法とRI法併用によるセンチネルリンパ節生検を実施している。今回2005年1月より2010年1月までに当科で色素法とRI法併用によるセンチネルリンパ節生検を施行した悪性黒色腫44例について検討した。44例中41例でセンチネルリンパ節を同定し、41例中9例でセンチネルリンパ節に転移を認めた。転移陽性例のうち、T4症例が7例、組織型ではnodular melanomaが5例であった。(著者抄録)

DOI

色素性乳房Paget病の2例

肥田 時征, 米田 明弘, 山下 利春, 亀嶋 秀和, 大村 東生

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  121 ( 3 ) 606 - 606  2011年03月

札幌医科大学における掌蹠膿疱症66例の臨床的検討

加瀬 貴美, 肥田 時征, 米田 明弘, 柳澤 健二, 山下 利春

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  121 ( 4 ) 746 - 746  2011年03月

左大腿部に発生した悪性末梢神経鞘腫瘍(MPNST)の1例

土井 裕美子, 佐藤 有紀, 日景 聡子, 桑田 依子, 筬井 泰江, 加藤 潤史, 肥田 時征, 山下 利春

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  121 ( 4 ) 741 - 741  2011年03月

進行期悪性黒色腫に対するCDDP、DTIC、IFN-β併用療法の奏功性と有害反応の検討

山田 南穂, 神谷 崇文, 柳澤 健二, 肥田 時征, 米田 明弘, 廣崎 邦紀, 山下 利春, 嵯峨 賢次, 神保 孝一

Skin Cancer ( (一社)日本皮膚悪性腫瘍学会 )  25 ( 3 ) 348 - 352  2011年02月

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進行期悪性黒色腫に対しCDDP、DTIC、IFN-β併用療法(以下CD-Feron療法)の臨床効果について検討した。投与方法は第1日CDDP(100mg/m2)、第1〜3日(150mg/m2)、第4〜8日IFN-β(600×10^4/IU)を点滴静注であった。症例は計10例、臨床効果はCR1例、PR2例であり奏功率は30%であった。重篤な有害反応には骨髄抑制、悪心嘔吐を約半数に認めた。(著者抄録)

DOI

メシル酸ガベキサートによる静脈炎発症1年後に皮下膿瘍を形成した一例

桑田 依子, 肥田 時征, 小野 一郎, 山下 利春

Skin Surgery ( 日本臨床皮膚外科学会 )  20 ( 1 ) 99 - 99  2011年01月

著明な心嚢水および胸水を認めたアレルギー性肉芽腫性血管炎の1例

日景 聡子, 肥田 時征, 山下 利春, 古川 哲章, 石村 周太郎

皮膚科の臨床 ( 金原出版(株) )  52 ( 12 ) 1865 - 1868  2010年11月

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75歳女。気管支喘息、アレルギー性鼻炎の加療中で、うっ血性心不全と全身の浮腫、心エコーで心嚢水貯留を認めて心膜腫瘍を疑われ精査入院した。出没する紫斑のため当科を受診し、左腰部〜大腿部、腹部に不整形の斑状紫斑を認めた。皮膚生検より真皮内血管周囲にフィブリンが滲出し、血管内細胞は腫大し、血管周囲と膠原線維間に多数の好酸球と好酸球が浸潤し、核破砕像を認めた。心嚢水細胞診にて多数の好酸球を認めた。以上よりアレルギー性肉芽腫血管炎と診断した。紫斑は1週間で自然消退し、プレドニゾロン(PSL)投与にて症状は速やかに回復した。半年後現在、PSL12.5mg/日投与中だが好酸球増多、漿膜炎、血管炎の再燃は認めなかった。

【広範囲血液・尿化学検査免疫学的検査[第7版] その数値をどう読むか】免疫学的検査 感染症関連検査(抗原および抗体を含む) ウイルス感染症 水痘・帯状疱疹ウイルス

山下 利春, 筬井 泰江, 西坂 尚大, 肥田 時征

日本臨床 ( (株)日本臨床社 )  68 ( 増刊6 広範囲血液・尿化学検査 免疫学的検査(3) ) 310 - 313  2010年06月

進行期悪性黒色腫に対するCDDP/DTIC/IFN-β併用療法の奏功性と有害反応の検討

山田 南穂, 神谷 崇文, 柳澤 健二, 肥田 時征, 米田 明弘, 廣崎 邦紀, 山下 利春, 嵯峨 賢次, 神保 孝一

日本皮膚悪性腫瘍学会学術大会プログラム・抄録集 ( (一社)日本皮膚悪性腫瘍学会 )  26回   189 - 189  2010年06月

色素法、RI法併用によるセンチネルリンパ節生検を施行した悪性黒色腫44例の検討

柳澤 健二, 高田 知明, 肥田 時征, 米田 明弘, 廣崎 邦紀, 小野 一郎, 山下 利春

日本皮膚悪性腫瘍学会学術大会プログラム・抄録集 ( (一社)日本皮膚悪性腫瘍学会 )  26回   127 - 127  2010年06月

[Varicella-zoster virus].

Toshiharu Yamashita, Yasue Osai, Naohiro Nishizaka, Tokimasa Hida

Nihon rinsho. Japanese journal of clinical medicine   68 Suppl 6   310 - 3  2010年06月  [査読有り]   [ 国内誌 ]

PubMed

第2期梅毒の2例

加瀬 貴美, 肥田 時征, 遠藤 元宏, 山下 利春

日本臨床皮膚科医会雑誌 ( 日本臨床皮膚科医会 )  27 ( 2 ) 262 - 262  2010年04月

進行期乳房外Paget病に対し化学放射線療法を施行した3例

山田 南穂, 日景 聡子, 堀本 浩平, 吉川 桃子, 佐藤 牧人, 肥田 時征, 廣崎 邦紀, 山下 利春

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  120 ( 3 ) 728 - 728  2010年03月

進行期有棘細胞癌に対しTS-1を施行した2例

山田 南穂, 堀本 浩平, 吉川 桃子, 佐藤 牧人, 肥田 時征, 廣崎 邦紀, 山下 利春

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  120 ( 1 ) 89 - 89  2010年01月

ステロイド内服治療中にニューモシスチス肺炎を併発した2例

森 暁, 山田 南穂, 堀本 浩平, 澤田 詩織, 吉川 桃子, 澤田 光男, 佐藤 牧人, 高田 知明, 肥田 時征, 米田 明弘, 廣崎 邦紀, 山下 利春

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  120 ( 1 ) 84 - 84  2010年01月

増殖因子(bFGF)投与による手背の若返り治療 皮膚粘弾性の改善効果から見た効果の解析

小野 一郎, 神谷 崇文, 桑田 依子, 肥田 時征

日本創傷治癒学会プログラム・抄録集 ( (一社)日本創傷治癒学会 )  39回   70 - 70  2009年12月

増殖因子(bFGF)投与による手背の若返り治療 皮膚粘弾性の改善効果から見た効果の解析

小野 一郎, 神谷 崇文, 桑田 依子, 肥田 時征

Skin Surgery ( 日本臨床皮膚外科学会 )  18 ( 3 ) 137 - 145  2009年10月

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女性の顔貌の老化の原因の主体は紫外線に対する暴露であり、皮膚が紫外線に長期間暴露されると照射後の障害として皮膚の老化現象(皺や皮膚のたるみ、色素沈着)が進行し、容貌自体も老人のそれになる。同様な変化は他の露出部、たとえば頸部、手背にも認められ、その根本的な予防は完全な紫外線の遮断と考えられている。顔貌の若返り治療としては外科的治療、コラーゲン、ヒアルロン酸などフィラー、ボツリヌス毒の注入治療やレーザー治療などが主流であるものの、その効果は根本的ではなく、かつ、持続性にも限界があるため、手背の治療法としては最適とは言い難い。また、近年、血小板浮遊液(PRP)注入がその効果から注目されているものの、採血が必要である点、操作が煩雑であることが問題であり、より効果的で安全性が高く、効果が長期間維持できる全く新しい概念の若返りの手法の確立が待望されていた。われわれは増殖因子(bFGF)の真皮内への直接注入により、手背の加齢性変化を是正する試みを自主臨床研究として臨床研究審査委員会の許可の下、治験者の同意の下に実施してきた。その結果、本治療剤の1回の注入により手背では治療部の皮膚に劇的な若返り効果が発現することが明らかとなり、従来のフィラーを含めた治療剤、レーザー治療では期待できないレベルの本質的な若返り効果が発現することを発見した。高齢者でも著しい効果が得られており、今後、複数回の治療追加でさらに効果が発現する余地はあるものと考えている。本稿では手背に対する増殖因子(bFGF)投与による若返り治療の効果を臨床写真とキュートメーターを用いた皮膚粘弾力性の結果から解析し、報告する。(著者抄録)

Weekly Docetaxel・Bevacizumab併用化学療法を行った頭部血管肉腫の1例

澤田 詩織, 廣崎 邦紀, 澤田 光男, 高田 知明, 肥田 時征, 山下 利春, 高橋 博之, 嵯峨 賢次

日本皮膚悪性腫瘍学会学術大会プログラム・抄録集 ( (一社)日本皮膚悪性腫瘍学会 )  25回   155 - 155  2009年05月

再発・進行頭部血管肉腫に対するlow dose weekly docetaxelの検討

廣崎 邦紀, 澤田 詩織, 塚本 文人, 澤田 光男, 高田 知明, 肥田 時征, 山下 利春, 嵯峨 賢次

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  119 ( 4 ) 777 - 777  2009年03月

再発性多発軟骨炎の1例

澤田 詩織, 中橋 佳子, 堀本 浩平, 吉川 桃子, 筬井 泰江, 荻野 次郎, 肥田 時征, 米田 明弘, 廣崎 邦紀, 山下 利春

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  119 ( 2 ) 221 - 221  2009年02月

増殖因子(bFGF)投与による手背の若返り治療

小野 一郎, 神谷 崇文, 肥田 時征

Skin Surgery ( 日本臨床皮膚外科学会 )  18 ( 1 ) 54 - 54  2009年01月

再発性多発軟骨炎の1例

澤田 詩織, 中橋 佳子, 堀本 浩平, 平野 桃子, 筬井 泰江, 荻野 次郎, 肥田 時征, 米田 明弘, 廣崎 邦紀, 山下 利春

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  119 ( 1 ) 84 - 84  2009年01月

紫外線障害皮膚に対するbFGF局所投与による若返り効果についての研究

小野 一郎, 神谷 崇文, 肥田 時征

日本創傷治癒学会プログラム・抄録集 ( (一社)日本創傷治癒学会 )  38回   64 - 64  2008年12月

電子線照射およびlow dose weekly TXTが有効であった頭部血管肉腫の1例

廣崎 邦紀, 肥田 時征, 堀本 浩平, 高橋 依子, 荻野 次郎, 山下 利春, 高橋 博之, 嵯峨 賢次

日本皮膚悪性腫瘍学会学術大会プログラム・抄録集 ( (一社)日本皮膚悪性腫瘍学会 )  24回   150 - 150  2008年07月

脳回転状皮膚を合併した末端肥大症

肥田 時征, 神保 孝一, 八巻 稔明, 今井 富裕

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  116 ( 10 ) 1493 - 1493  2006年09月

メラノソーム局在蛋白質の小胞輸送におけるRab7の機能解析

肥田 時征, 山下 利春, 廣崎 邦紀, 金 海英, 小海 康夫, 神保 孝一

日本研究皮膚科学会年次学術大会・総会プログラム ( (一社)日本研究皮膚科学会 )  30回   144 - 144  2005年04月

Rab7のdominant-negative変異体はメラニン産生機構を抑制する

肥田 時征, 山下 利春, 小海 康夫, 廣崎 邦紀, 金 海英, 神保 孝一

日本病理学会会誌 ( (一社)日本病理学会 )  94 ( 1 ) 234 - 234  2005年03月

頭部に多発したInfundibulocystic basal cell carcinoma

肥田 時征, 嵯峨 賢次, 神保 孝一, 木村 鉄宣, 干野 英明

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  115 ( 3 ) 507 - 507  2005年03月

acquired immunodeficiency syndrome(AIDS)患者に発症したbowenoid papulosis

川上 聡経, 肥田 時征, 南辻 泰志, 大森 房之, 嵯峨 賢次, 神保 孝一

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  114 ( 11 ) 1812 - 1812  2004年10月

末端肥大症に脳回転状皮膚を合併した1例

肥田 時征, 神保 孝一, 八巻 稔明, 今井 富裕

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  114 ( 11 ) 1817 - 1817  2004年10月

チロシナーゼ関連蛋白1を用いたメラノサイトの色素産生能,紫外線誘導性アポトーシスの検討

肥田 時征, 小海 康夫, 山下 利春, 神保 孝一

日本病理学会会誌 ( (一社)日本病理学会 )  93 ( 1 ) 295 - 295  2004年05月

Melan-bへのTYRP1遺伝子導入によるmelanogenesis,紫外線誘導性アポトーシスの検討

肥田 時征, 小海 康夫, 伊藤 祥輔, 若松 一雅, 金 海英, 山下 利春, 神保 孝一

日本研究皮膚科学会年次学術大会・総会プログラム ( (一社)日本研究皮膚科学会 )  29回   119 - 119  2004年04月

NK cell lymphomaの1例

山田 康博, 柳澤 健二, 肥田 時征, 南辻 泰志, 大森 房之, 嵯峨 賢次, 神保 孝一, 高平 尚季, 蟹沢 祐司, 大島 孝一

Skin Cancer ( (一社)日本皮膚悪性腫瘍学会 )  18 ( 2 ) 243 - 243  2003年10月

bowel-associated dermatosis-arthritis syndrome

川上 聡経, 肥田 時征, 南辻 泰志, 大森 房之, 嵯峨 賢次, 神保 孝一, 高橋 裕樹

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  113 ( 10 ) 1565 - 1565  2003年09月

妊娠後期に発症した疱疹状膿痂疹の1例

中山 尋基, 肥田 時征, 南辻 泰志, 大森 房之, 嵯峨 賢次, 神保 孝一

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  113 ( 10 ) 1570 - 1570  2003年09月

下垂体腺腫を合併したCarney's complexの1例

高橋 博之, 肥田 時征, 高橋 美智子, 今野 武津子, 今井 敏夫, 坂本 徹, 後藤田 裕子, 村岡 俊二, 佐藤 利宏, 藤枝 憲二

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  113 ( 10 ) 1565 - 1565  2003年09月

糖尿病に合併したpapillomatosis cutis carcinoides(Gottron)

肥田 時征, 高橋 博之, 後藤田 裕子, 村岡 俊二, 佐藤 利宏

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  113 ( 10 ) 1569 - 1569  2003年09月

血管芽細胞腫の1例

肥田 時征, 高橋 博之, 後藤田 裕子, 村岡 俊二, 佐藤 利宏, 伝法 玲子

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  113 ( 10 ) 1567 - 1567  2003年09月

精巣転移を伴った悪性黒色腫

肥田 時征, 加賀谷 真起子, 鎌田 麻子, 兼古 理恵, 大森 房之, 嵯峨 賢次, 神保 孝一, 塚本 泰司

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  113 ( 10 ) 1577 - 1577  2003年09月

多形紅斑様皮疹から発症した薬剤性無顆粒球症の1例

高橋 博之, 本間 光一, 肥田 時征

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  113 ( 10 ) 1576 - 1577  2003年09月

シクロスポリン及び分層植皮が奏効した壊疽性膿皮症

肥田 時征, 山田 康博, 廣崎 邦紀, 南辻 泰志, 大森 房之, 嵯峨 賢次, 神保 孝一

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  113 ( 10 ) 1571 - 1571  2003年09月

腹部腫瘤から発見された悪性黒色腫

肥田 時征, 廣崎 邦紀, 南辻 泰志, 近藤 靖児, 神保 孝一, 秦 史壯

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  113 ( 8 ) 1293 - 1294  2003年07月

脳膿瘍を生じた易感染性患者の1例

南辻 泰志, 肥田 時征, 廣崎 邦紀, 神保 孝一

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  113 ( 8 ) 1292 - 1292  2003年07月

限局性リンパ腫様丘疹症の1例

肥田 時征, 濱田 有紀, 南辻 泰志, 近藤 靖児, 神保 孝一, 晴山 雅人, 深谷 徹

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  113 ( 8 ) 1290 - 1290  2003年07月

巨大な潰瘍局面を呈した有棘細胞癌の1例

肥田 時征, 矢沢 典子, 濱田 有紀, 南辻 泰志, 近藤 靖児, 神保 孝一, 成田 寛志, 小野寺 英夫

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  113 ( 8 ) 1286 - 1287  2003年07月

malignant melanoma of soft partsの1例

南辻 泰志, 肥田 時征, 濱田 有紀, 近藤 靖児, 神保 孝一, 和田 卓郎, 川口 哲, 塚原 智英, 成田 寛志

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  113 ( 8 ) 1289 - 1289  2003年07月

多発性脳神経障害と髄膜炎を伴った帯状疱疹の1例

矢沢 典子, 肥田 時征, 南辻 泰志, 近藤 靖児, 神保 孝一

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  113 ( 8 ) 1280 - 1281  2003年07月

鼠径リンパ節転移巣で発見された悪性黒色腫の1例

肥田 時征, 矢沢 典子, 矢沢 仁, 米田 明弘, 南辻 泰史, 近藤 靖児, 神保 孝一

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  113 ( 8 ) 1281 - 1282  2003年07月

糖尿病に合併したPapillomatosis Cutis Carcinoides(Gottron)

肥田 時征, 高橋 博之, 後藤田 裕子, 村岡 俊二, 佐藤 利宏

皮膚科の臨床 ( 金原出版(株) )  45 ( 5 ) 634 - 635  2003年05月

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62歳女.8年前から2型糖尿病の既往があった.右足底中央に一部乳頭状外観を示す55×60mmの黒褐色角化性局面を認め,両足底全体には亀裂,鱗屑を伴う膿疱,紅斑を認めた.臨床像,組織学的所見から角化性病変はpapillomatosis cutis carcinoides(PCC),両足底の膿疱性病変は掌蹠膿疱症と診断した.肥厚した角質に対してサリチル酸の外用は効果なく,メスによる角質除去で中央部が潰瘍化したが,抗潰瘍剤併用で病変は縮小傾向にある.加えて,糖尿病に発症したPCC2例とVSL2例の報告例に自験例を加えた5例についてまとめた

丘疹状の臨床像を呈した血管芽細胞腫の1例

肥田 時征, 高橋 博之, 後藤田 裕子, 村岡 俊二, 佐藤 利宏, 伝法 玲子

臨床皮膚科 ( (株)医学書院 )  57 ( 3 ) 303 - 305  2003年03月

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生後3ヵ月女児.右胸部の丘疹,浸潤性紅斑に母親が気付き,徐々に増大していた.初診時,圧痛・多汗・発毛のない充実性丘疹と軽度紅斑を伴う浸潤性病変を認め,病理組織学的所見では真皮中層から下層にかけて細胞密度の高い,島状の腫瘍細胞巣を認めた.免疫組織化学的検討では,CD34は充実性胞巣部で陰性,拡張管腔・小管腔を形成する細胞で陽性を示した.又,FVIII-RAはおのおの陰性,弱陽性,陰性,ビメンチン・SMA・HHF-35はいずれも充実性胞巣部でのみ陽性を示した.以上より血管芽細胞腫と診断して無治療にて経過観察とした.初診より約10ヵ月後,皮疹は成長に合わせ増大して色素沈着を認めたが,浸潤は軽減しており,引き続き経過観察中である

DOI

腹部転移巣から発見された直腸肛門部悪性黒色腫

肥田 時征, 廣崎 邦紀, 南辻 泰志, 近藤 靖児, 神保 孝一, 秦 史壮

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  113 ( 2 ) 205 - 205  2003年02月

ノカルジアによる皮下及び筋肉内膿瘍後に脳膿瘍を生じた1例

南辻 泰志, 肥田 時征, 広崎 邦紀, 神保 孝一

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  113 ( 2 ) 202 - 202  2003年02月

縫合後の全創切開創に対するHepatocyte growth factor(HGF)遺伝子治療の効果に関する研究

小野 一郎, 肥田 時征, 金 海英, 山下 利春, 神保 孝一, 伊藤 克礼, 濱田 洋文, 赤坂 喜清, 石井 壽晴

日本研究皮膚科学会年次学術大会・総会プログラム ( (一社)日本研究皮膚科学会 )  27回   190 - 190  2002年08月

Bowel-associated dermatosis-arthritis syndrome

川上 聡経, 肥田 時征, 南辻 泰志, 大森 房之, 嵯峨 賢次, 神保 孝一, 高橋 裕樹

日本皮膚科学会雑誌 ( (公社)日本皮膚科学会 )  112 ( 5 ) 633 - 633  2002年05月

多発性脳神経障害と髄膜炎を伴った帯状疱疹の1例

矢沢 典子, 肥田 時征, 南辻 泰志, 近藤 靖児, 神保 孝一

皮膚科の臨床 ( 金原出版(株) )  43 ( 10 ) 1237 - 1240  2001年10月

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73歳男.左三叉神経第1枝領域の帯状庖疹に罹患した.入院後アシクロビル750mg/日点滴,プレドニゾロン20mg/日内服治療を開始したが左眼瞼下垂,複視,軽度項部硬直がみられ,髄液所見で軽度細胞増多を認めた.左動眼神経完全麻痺,滑車神経・外転神経不全麻痺と髄膜炎を伴った帯状疱疹と診断し,アシクロビルとプレドニゾロンPSLを倍量投与したところ,髄液中の細胞数は正常値となり,眼筋麻痺も軽快した