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てんかんを持つ脳腫瘍性病変に対する外科的治療(<特集>器質性病変を持つてんかんの外科治療)

三國信啓

脳神経外科ジャーナル ( 日本脳神経外科コングレス ) 18 ( 8 ) 596 - 600 2009.08

脳腫瘍に伴うてんかんの治療において,腫瘍近傍の切除が必要か,という重要な問題には一定した指針がなく,文献的な考察を中心にこの問題にアプローチする.てんかん外科での病変切除という概念では,腫瘍性病変摘出に焦点同定切除も考慮しており,腫瘍とてんかん両者のコントロールを目指す場合に有用である.腫瘍性病変とてんかん焦点との関係をそれぞれの病態で検討し,てんかんが難治性であるかどうか,病変が側頭葉・脳機能部位かそれ以外かによって治療方針を決定する.てんかんが難治でない場合は,腫瘍摘出のみで発作が軽快することが多く,予防的抗てんかん薬投与は慎重に行うことが望ましい.薬剤難治性発作を伴う場合には,海馬萎縮の有無を確認し,特に脳機能部位での病変・強い難治性・皮質形成異常合併を疑う症例では,術中脳波記録・電極埋め込みを考慮する.手術を行わずに経過観察する場合には,てんかん発作が難治になる前に腫瘍摘出を行うことが望まれる.

3. 選択的海馬切除術(ES2 ビデオで学ぶ手術のツボ,プレコングレスイブニング教育セミナー,テクノロジーの進歩と脳神経外科の未来,第29回日本脳神経外科コングレス総会)

三國信啓

脳神経外科ジャーナル ( 日本脳神経外科コングレス ) 18 2009.04

Clinical Impact of Anatomo-functional Evaluation of Brain Function during Brain Tumor Surgery

MIKUNI Nobuhiro, KIKUCHI Takayuki, MATSUMOTO Atsushi, YOKOYAMA Yohei, TAKAHASHI Jun, HASHIMOTO Nobuo

CI研究 : progress in computed imaging 30 ( 3 ) 115 - 121 2009.03

O2-8 側頭葉底部言語野の機能および解剖的解析 : 高頻度皮質電気刺激による検討(外科治療4,一般演題(口演),第42回日本てんかん学会)

今村久司, 松本理器, 文室知之, 中川朋一, 松本敦仁, 横山洋平, 菊池隆幸, 井内盛遠, 松橋眞生, 三國信啓, 福山秀直, 高橋良輔, 池田昭夫

てんかん研究 ( 日本てんかん学会 ) 26 ( 2 ) 2008.09

O2-58 特発性全般てんかんの全般性棘徐波生成に関わる皮質・皮質下構造ネットワーク : 脳波fMRI同時計測による検討(脳波・脳磁図3,一般演題(口演),第42回日本てんかん学会)

中川朋一, 松本理器, 井内盛遠, 澤本伸克, 浦山慎一, 美馬達哉, 三國信啓, 穴見公隆, 高橋良輔, 福山秀直, 池田昭夫

てんかん研究 ( 日本てんかん学会 ) 26 ( 2 ) 2008.09

21-P2-291 脳神経外科病棟でのテモゾロミド・放射線併用療法における薬剤師の関わり(がん薬物療法(副作用対策),来るべき時代への道を拓く)

山際岳朗, 古俵孝明, 矢野育子, 荒川芳輝, 西村真樹, 岸陽, 三國信啓, 乾賢一

日本医療薬学会年会講演要旨集 ( 日本医療薬学会 ) 18 2008.09

4. てんかんを持つ脳腫瘍性病変に対する外科的治療(ES1-1 器質性病変を持つてんかんに対する外科的治療〜てんかん外科を始めるために必要な知識〜,イブニング教育セミナー,脳神経外科の夢と志,第28回日本脳神経外科コングレス総会)

三國信啓

脳神経外科ジャーナル ( 日本脳神経外科コングレス ) 17 2008.04

O1-62 MRI-based Protocolによる難治てんかん外科治療の長期転帰(外科治療6,一般演題(口演),てんかん制圧:新たなステージに向けて,第41回日本てんかん学会)

森竹浩三, 丸山信之, 永井秀政, 高田大慶, 橋本信夫, 三國信啓

てんかん研究 ( 日本てんかん学会 ) 25 ( 3 ) 2007.09

N-1 頭皮上脳波・機能的MRIの同時計測によるてんかん性活動の局在 : 皮質脳波所見との比較(神経科学セッション,てんかん制圧:新たなステージに向けて,第41回日本てんかん学会)

井内盛遠, 松本理器, 澤本伸克, 花川隆, 浦山慎一, 美馬達哉, 三國信啓, 穴見公隆, 粟屋智就, 加藤竹雄, 高橋良輔, 池田昭夫, 福山秀直

てんかん研究 ( 日本てんかん学会 ) 25 ( 3 ) 2007.09

P1-26 側頭葉下アプローチによる選択的海馬(扁桃体)切除術が内側側頭葉てんかん患者の大脳機能に及ぼす影響(画像5,一般演題(ポスター),てんかん制圧:新たなステージに向けて,第41回日本てんかん学会)

高屋成利, 三國信啓, 三枝隆博, 多喜純也, 木下真幸子, 池田昭夫, 福山秀直

てんかん研究 ( 日本てんかん学会 ) 25 ( 3 ) 2007.09

O1-43 てんかん外科における術中支援機器と覚醒下手術導入の意義(外科治療2,一般演題(口演),てんかん制圧:新たなステージに向けて,第41回日本てんかん学会)

三國信啓, 松本理器, 池田昭夫, 橋本信夫

てんかん研究 ( 日本てんかん学会 ) 25 ( 3 ) 2007.09

P1-29 部分てんかんにおける超高磁場磁気共鳴画像装置(3ステラMRI)による局所病変の検索経験(画像5,一般演題(ポスター),てんかん制圧:新たなステージに向けて,第41回日本てんかん学会)

三枝隆博, 松本理器, 澤本伸克, 花川隆, 三國信啓, 高橋良輔, 池田昭夫, 福山秀直

てんかん研究 ( 日本てんかん学会 ) 25 ( 3 ) 2007.09

N-2 限局性皮質異形成のてんかん焦点における発作起始前後の皮質興奮性の変容(神経科学セッション,てんかん制圧:新たなステージに向けて,第41回日本てんかん学会)

松本理器, 木下真幸子, 菊池隆幸, 三枝隆博, 人見健文, 三國信啓, 福山秀直, 高橋良輔, 池田昭夫

てんかん研究 ( 日本てんかん学会 ) 25 ( 3 ) 2007.09

1. てんかん外科における硬膜下電極(MS3-4 てんかん外科の基礎と応用, 第27回日本脳神経外科コングレス総会)

三國信啓, 橋本信夫

脳神経外科ジャーナル ( 日本脳神経外科コングレス ) 16 ( 4 ) 2007.04

O1-49 後部視床下部電気刺激による抗てんかん作用機構 : ヒスタミン覚醒系賦活の関与(神経伝達物質・生理,一般演題(口演),第40回日本てんかん学会)

西田南海子, 三國信啓, 黄志力, 三浦義記, 裏出良博, 橋本信夫

てんかん研究 ( 日本てんかん学会 ) 24 ( 3 ) 2006.08

NR-1 ヒトの難治てんかんにおけるてんかん焦点と2次性焦点間の機能連関 : CCEPによる検討(神経科学セッション関連,第40回日本てんかん学会)

松本理器, 池田昭夫, 多喜純也, 井内盛遠, 三枝隆博, 人見健文, 木下真幸子, 江夏怜, 三國信啓, 福山秀直, 高橋良輔

てんかん研究 ( 日本てんかん学会 ) 24 ( 3 ) 2006.08

O1-08 側頭葉下アプローチによる扁桃体海馬切除術(外科治療1,一般演題(口演),第40回日本てんかん学会)

三國信啓, 池田昭夫, 高橋淳, 宮本享, 橋本信夫

てんかん研究 ( 日本てんかん学会 ) 24 ( 3 ) 2006.08

一次体性感覚野の皮質異形成にともない難治部分発作と皮質反射性ミオクローヌスを示した1例

中川寧子, 松本理器, 池田昭夫, 三國信啓, 松橋眞生, 花川隆, 福山秀直, 下濱俊

臨床神経学 : CLINICAL NEUROLOGY ( 日本神経学会 ) 46 ( 5 ) 335 - 338 2006.05

皮質てんかん原性焦点に対する切除術

三國信啓, 橋本信夫

脳神経外科ジャーナル ( 日本脳神経外科コングレス ) 15 ( 3 ) 195 - 202 2006.03

皮質てんかん原性焦点の切除術においては,てんかん原性獲得にかかわる病態を正しく理解したうえで,各種検査方法の結果を統合した焦点診断と脳機能部位診断を行うことが重要である.代表的な病態には脳腫瘍と皮質形成異常が挙げられ,いずれもてんかん原性が広範囲に存在する可能性を念頭に置いて段階的な治療計画を立てることが有用である.てんかん原性を持つ摘出標本の詳細な検討によって可能となる病態の理解,また脳機能代償機構の解明を進めることにより,さらに効果的な治療が今後望まれる.

皮質焦点切除術(PA-2 てんかんの外科治療-適応と pitfall 回避法, 第25回日本脳神経外科コングレス総会)

三國信啓, 橋本信夫

脳神経外科ジャーナル ( 日本脳神経外科コングレス ) 14 ( 4 ) 2005.04

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