河西 千秋 (カワニシ チアキ)

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所属

医学部 神経精神医学講座

職名

教授

研究分野 【 表示 / 非表示

  • ライフサイエンス   栄養学、健康科学   産業精神保健

  • ライフサイエンス   認知脳科学   行動科学

  • ライフサイエンス   精神神経科学   臨床精神医学

  • ライフサイエンス   救急医学   精神科救急

  • ライフサイエンス   衛生学、公衆衛生学分野:実験系を含まない   地域精神保健

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researchmapの所属 【 表示 / 非表示

  • 札幌医科大学医学部   神経精神医学講座   教授  

 

研究キーワード 【 表示 / 非表示

  • 精神医学

  • 行動科学

  • 自殺学

  • 精神神経薬理学

論文 【 表示 / 非表示

  • わが国発信の自殺予防のための大規模臨床試験・ACTION-J研究の展開と社会実装 ACTION-J 2次解析と自殺未遂者介入の最新のエビデンス

    米本 直裕, 河西 千秋, 川島 義高

    精神神経学雑誌 ( (公社)日本精神神経学会 )  ( 2024特別号 ) S367 - S367  2024年06月

  • 【統合失調症のさまざまな病態にどう対応するか】統合失調症における自殺と抗精神病薬 クロザピンを中心に

    井上 佳祐, 河西 千秋

    臨床精神薬理 ( (株)星和書店 )  27 ( 6 ) 589 - 596  2024年06月

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    統合失調症患者は,一般人口と比較して自殺の危険性が高い。クロザピンは統合失調症患者の自殺を予防する効果があることが示されているが,クロザピン以外の抗精神病薬の自殺予防効果については明らかにされていない。統合失調症患者の自殺を予防するために薬物療法としてできることは,クロザピンを選択することだけでなく,副作用やアドヒアランスへの配慮が重要である。また,クロザピンの投与を中止する際は自殺の危険性が高まらないか注意を要する。(著者抄録)

  • 高自殺率地域において自殺念慮を有する住民の心理社会的特徴

    小熊 貴之, 津山 雄亮, 米本 直裕, 河西 千秋

    精神神経学雑誌 ( (公社)日本精神神経学会 )  ( 2024特別号 ) S404 - S404  2024年06月

  • 自殺未遂者へのアサーティヴ・ケースマネジメントの実装 多施設共同コホート研究

    石井 貴男, 米本 直裕, 大高 靖史, 岡村 和哉, 辻井 農亜, 大塚 耕太郎, 吉村 玲児, 木下 利彦, 藤澤 大介, 太刀川 弘和, 山田 光彦, 津山 雄亮, 橋本 聡, 河西 千秋

    総合病院精神医学 ( (一社)日本総合病院精神医学会 )  35 ( Suppl. ) S - 166  2023年11月

  • 【高齢者の社会的孤立・孤独とメンタルヘルス】高齢者の社会的孤立・孤独と自殺

    大塚 耕太郎, 河西 千秋

    老年精神医学雑誌 ( (株)ワールドプランニング )  34 ( 2 ) 147 - 153  2023年02月

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    高齢者の自殺は従来から自殺対策における重要課題である.高齢者のうつや自殺の背景には,身体的不調,喪失体験,個人的な悩み,心理的孤独,心理的支援の乏しさ等の状況がある.個人的苦悩体験にさらされ,身体的衰えや身体疾患を抱え,またうつ病への罹患もあり,周囲に家族がいるものの心理的孤立の状況に陥っているため,実際には高齢者の自殺の背景に防御因子が乏しい状況が存在する.老年人口割合の増加,経済的困窮,老人医療費の負担増大,そして医療資源の乏しさなど高齢者を取り巻く問題は深刻さを増している.地域においては,自殺対策として啓発活動やスクリーニング等医療モデルのみならず,ソーシャルサポート等の援助体制,地域のこころの健康づくり,そして地域の関連機関のネットワーク等包括的な予防体制が重要である.そして,新型コロナウイルス感染症の問題が拡大して以降,孤立・孤独の問題は改めて顕在化している.2022年10月に閣議決定された自殺総合対策大綱(「自殺総合対策大綱~誰も自殺に追い込まれることのない社会の実現を目指して~」)では,孤立・孤独対策など関連施策との連携が重要な課題として掲げられている.自殺対策をさまざまな領域がかかわるように包括的な地域づくりとして進め,差し迫った自殺問題への対処であるだけでなく,今後地域が抱えていくであろう健康保健問題への対処にもつなげていく必要があると考えられる.(著者抄録)

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書籍等出版物 【 表示 / 非表示

  • 重篤副作用疾患別対応マニュアル第2集

    日本医薬情報センター  2008年

  • 自傷と自殺:思春期における予防と介入の手引き

    金剛出版  2008年

  • 医薬品副作用ハンドブック

    日本臨床  2008年

  • 気分障害

    医学書院  2008年

  • 重篤副作用疾患別対応マニュアル第2集

    2008年

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Misc 【 表示 / 非表示

  • 学会認定研修会「心理職向けの自殺予防と危機介入研修会」報告—第47回日本自殺予防学会総会

    津山 雄亮, 菅原 夏海, 河西 千秋

    自殺予防と危機介入 ( 東京 : 日本自殺予防学会 )  44 ( 1 ) 78 - 79  2024年03月

  • 自殺事故後の医療者のケア—Postvention for Medical Staff after Inpatient Suicide—特集 グリーフケアの持続的な発展のために

    河西 千秋, 津山 雄亮, 成田 賢治

    グリーフ&ビリーブメント研究 = Japanese journal of grief and bereavement research / グリーフ&ビリーブメント学会 編 ( 西宮 : グリーフ&ビリーブメント学会 = Japanese Society of Grief and Bereavement )  ( 4 ) 25 - 30  2023年

  • がん患者の自殺予防 がん患者の自殺予防に関する先行介入研究

    川島 義高, 米本 直裕, 稲垣 正俊, 井上 佳祐, 河西千秋, 山田光彦

    総合病院精神医学 ( (一社)日本総合病院精神医学会 )  32 ( Suppl. ) S - 72  2020年11月

    J-GLOBAL

  • Multi-institutional survey of suicide death among inpatients with schizophrenia in comparison with depression.

    Keisuke Inoue, Kotaro Otsuka, Hideki Onishi, Yoshinori Cho, Masaki Shiraishi, Kenji Narita, Chiaki Kawanishi

    Asian journal of psychiatry   48   101908 - 101908  2020年02月   [ 国際誌 ]

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    Suicide is a major cause of death among inpatients with schizophrenia. However, there are only a limited number of surveys of suicide among such patients, especially in Asia. Therefore, we conducted a multi-institutional survey on suicide death among inpatients with schizophrenia in Japan. We investigated the characteristics of patients with schizophrenia who died by suicide during hospitalization in psychiatric wards, and simultaneously, those of patients with depression. Forty-five suicides of patients with schizophrenia occurred in 27 hospitals, and 46 suicides of patients with depression occurred in 33 hospitals. Hanging was the most common suicide method in both diagnostic groups. More than half of the patients with schizophrenia had histories of suicide attempts, although there was no significant difference in previous suicide attempts or self-harm between both diagnostic groups. Medical staff should confirm whether inpatients with schizophrenia have such histories. In this study, there was no significant difference in characteristics between inpatients with schizophrenia or depression. In order to prevent suicides of patients with schizophrenia during hospitalization, nonspecific suicide attempt prevention needs to be undertaken, such as ensuring comprehension of the general risk factors of suicide among medical staff.

    DOI PubMed

  • 札幌市におけるゲートキーパー養成研修 : 地域住民がファシリテーターを務める参加型研修

    川本 静香, 白石 将毅, 津山 雄亮, 河西 千秋

    自殺予防と危機介入 ( 日本自殺予防学会 )  39 ( 2 ) 102 - 105  2019年09月

    CiNii

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共同研究・競争的資金等の研究課題 【 表示 / 非表示

  • 自殺未遂者の実態解明と自殺未遂者登録システム構築のための研究

    基盤研究(B)

    研究期間:

    2024年04月
    -
    2028年03月
     

    河西 千秋, 張 賢徳, 大塚 耕太郎, 太刀川 弘和, 川島 義高

  • 自殺予防のためのスマートフォン・アプリケーションの開発

    基盤研究(C)

    研究期間:

    2020年04月
    -
    2023年03月
     

    白石 将毅, 河西 千秋, 鵜飼 渉

     研究概要を見る

    (目的) 自殺は世界的にみて主要死因であり、経済的、社会的な影響からも、自殺予防は重要な健康課題であると考えられる。自殺念慮を生じてから行動化するまでは一つの連続体であると考えられており、行動化する以前にセルフアセスメントを行い、対処行動をとることは、自殺関連行動への移行を防ぐための有効な手段のひとつであると考えられる(Maris, et al., 2000)。デンマークでは、2013年にコペンハーゲン大学の精神医学研究グループにより、セーフティープランのスマートフォンアプリ版として、MY PLANが開発された。本研究の目的は、MY PLAN日本語版を作成し、治療効果を検証することである。尚、当研究グループでは、MY PLANの日本での臨床応用を目的に、コペンハーゲン大学の研究グループからMY PLANの研究使用について許諾を得ている。 (研究成果) 令和3年度は、令和2年度に作成したMY PLAN日本語版を研究グループ内でテストプレイを行い、システムの問題や文章の修正点を共有し、引き続き、デンマークのdeveloperと連携を取り、バージョンアップを行った。その後、患者への使用に先立ち、試行段階として、一般群を対象にMY PLANの使い心地や安全性について調査するため、札幌医科大学医学部の学生を対象とした研究計画を立案し、令和4年2月9日に札幌医科大学医学部の倫理委員会の承認を得た。内容としては、札幌医科大学医学部神経精神医学講座で2週間以上の実習を行う札幌医科大学医学部医学科5年生の学生を対象とし、登録数は20名を目標とする。各対象者に、14日間、MY PLAN日本語版を使用してもらい、オリジナルの使用評価票による使い心地の評価と、実施前後の抑うつ評価尺度、QoL評価尺度により測定を行う。目標数は20名としている。現時点では、まだ開始に至っておらず、実施数は0である。

  • 患者の自殺を体験した精神科看護師のメンタルヘルスケアプログラムの開発

    基盤研究(C)

    研究期間:

    2019年04月
    -
    2024年03月
     

    谷本 千恵, 河西 千秋, 大江 真吾, 塚田 久恵, 舩山 健二

     研究概要を見る

    本研究では、全国の精神科病院に実態調査を行い、院内での患者自殺事故後の看護師に対するメンタルヘルスケア(ポストベンション)の実施状況・内容・方法を明らかにし、患者の自殺を経験した精神科看護師に対するメンタルヘルスケアプログラムの試案を開発することを目的とする 。 平成31年度は、全国の精神科病院を対象にポストベンションの実施状況についての実態調査を行う予定であった。質問紙調査に先立ち再度文献レビューを行い、国内のポストベンションプログラムの実施状況・内容を探った。公益財団法人日本医療機能評価機構による院内自殺の予防と事後対応に関する研修会に参加し、院内自殺の実態、院内自殺の第1・2・3次予防について把握した。本テーマについては、デリケートな問題であることをふまえて実態調査は慎重に進めていく必要があり、専門家のスーパーバイズを受けられる体制を整え、アドバイスを受けながら精神科看護師に対するポストベンションの実態調査の進め方について検討した。令和2年度は全国の精神科病院に対し実態調査を行う予定であった。調査に先立ちパイロットスタディを実施予定であったがCOVID-19の影響で病院内に立ち入りができず打ち合わせも不可能であったため次年度以降に延期することとなった。調査票の試案を作成するために文献レビューを行った。令和3年度は、全国の精神科病院を対象にポストベンションの実施状況について把握するための調査票を作成した。研究代表者の所属機関の倫理委員会の承認が得られ次第、調査を実施予定である。

  • がん患者の自殺の実態調査と医療者を対象とした自殺予防研修プログラムの開発研究

    基盤研究(C)

    研究期間:

    2019年04月
    -
    2023年03月
     

    河西 千秋, 大塚 耕太郎

     研究概要を見る

    当該年度に、以下の成果をまとめた。 1)令和3年1月31日に回収した、病院内の自殺事故報告の結果をもとに、日本医療機能評価機構認定病院患者安全推進協議会のホームページ記事、あるいは同協議会の発行する患者安全推進ジャーナルでの公表のための報告書を作成した。 2)新型コロナ感染拡大により、2020年2月以降、中断されたままとなっている、同協議会主催の、「病院内の自殺の予防と事後対応のための研修会」の再開に向けての動きに歩調を合わせ、がん患者の自殺事故予防の取り組みを含む研修プログラム案を策定した。 3)同協議会が2011年に刊行し、世界唯一の病院内の自殺事故の実態と取り組みを著した、「病院内の自殺対策のすすめ方」の10年振りの全面改訂に際して、報告者が同協議会からの依頼により、また、同改訂版を上記2)の研修プログラムのテキストとして活用する目的で目次・執筆内容の策定と執筆者の選定を行った。 1)については、2022年度中期の患者安全推進ジャーナル掲載が内定し、2021年度内に原稿執筆を進めた。2)については、2021年度内に、同協議会とともに研修会開催期日を確定し(2022年8月上旬)、研修会運営準備、プログラム案改訂等の打ち合わせを行った。3)については、2021年度内に執筆原稿を収集し、編集者と刊行準備を進めた(2022年8月刊行予定)。

  • 病院内の自殺事故の実態調査および病院管理者と医療者に対する自殺予防教育

    基盤研究(C)

    研究期間:

    2014年04月
    -
    2017年03月
     

    河西 千秋, 井上 佳祐, 大塚 耕太郎

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    自殺は、病院における主要重大医療事故の一つである。報告者らは、自殺事故予防対策を策定することを目的に、全国の病院を対象に病院内の自殺事故と事後対応の詳細を調査した。その結果、精神科病床の無い432の一般病院の19%で107件、精神科病床を有する63の一般病院の67%で74件、そして63の精神科病院の79%で81件の入院患者の自殺事故が2012-15年の3年間に生じていたことが分かった。精神病床以外の病棟での自殺事故の50%を癌患者が占めていたことも分かった。また、事故発生直後の医療者当事者に対する専門的なケアの不足の実状が明らかとなり、各種トラブルなどの実状も明らかとなった。

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