Misc - 中島　智博

手術ハイリスク患者のComplex aortic aneurysmに対するPhysician modified inner branched endovascular repairの早期成績

柴田 豪, 伊庭 裕, 中島 智博, 仲澤 順二, 大川 陽史, 保坂 到, 在原 綾香, 對馬 慎吾, 川原田 修義

日本外科学会定期学術集会抄録集 ( (一社)日本外科学会 )  123回   SF - 5  2023年04月

胸腹部大動脈瘤術後対麻痺の経過中に生じた大腿骨近位部周囲Neurogenic heterotopic ossificationの経験

保坂 到, 伊庭 裕, 對馬 慎吾, 柴田 豪, 仲澤 順二, 中島 智博, 川原田 修義

日本心臓血管外科学会雑誌 ( (NPO)日本心臓血管外科学会 )  52 ( 2 ) 128 - 132  2023年03月

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症例は生来著患のない59歳男性.検診で高血圧症を指摘され近医を受診した.精査のCT検査でCrawford II型相当の胸腹部大動脈瘤が指摘され,精査加療目的に当科紹介となった.手術侵襲を低減させる目的で,一期目に全弓部置換術,二期目に胸部ステントグラフト内挿術,三期目にIII型相当の胸腹部置換術を行う計画的分割手術を施行した.三期目の胸腹部置換術後に対麻痺を認め種々の支持療法にても改善を得られず,下肢麻痺および膀胱直腸障害が残存した.リハビリ施行ののち術後67日目に回復期病院に転院となった.転院後褥瘡形成や反復する尿路感染を認め抗生剤加療が開始されていたが改善に乏しく,またCT上両側大腿骨周囲に血腫形成と異所性骨化を認め,集学的治療が必要と判断され転院後約4ヵ月で当院へ再入院となった.臨床経過および画像所見から術後対麻痺に合併したNeurogenic heterotopic ossificationと診断した.褥瘡および尿路感染に対する抗生剤加療を継続すると同時に,強度に留意しながらリハビリを継続することで異所性骨化の増悪を認めず経過した.入院後44日目に皮弁を施行し,79日目に再転院となった.Neurogenic heterotopic ossification自体の病態生理は不明な点が多く治療法も定まったものはないが,術後対麻痺を合併した症例においてはNeurogenic heterotopic ossificationが生じるリスクにより術後のリハビリ自体が制限され,手術侵襲からの回復やADL維持を困難にさせる可能性が考えられた.リスク因子に対する適切な予防マネージメントを講じ,早期発見に務めることが重要と考えられた.(著者抄録)

Analysis of the Relationship between Blood Flow, Function, and CHA2D2-VASc Score in the LAA and LA Using 4D Flow MRI(タイトル和訳中)

大川 陽史, 伊庭 裕, 中島 智博, 柴田 豪, 保坂 到, 在原 綾香, 對馬 慎吾, 川原田 修義

日本循環器学会学術集会抄録集 ( (一社)日本循環器学会 )  87回   PJ020 - 3  2023年03月

体外循環中ヘパリン濃度測定による抗凝固管理下で開心術を施行した抗リン脂質抗体症候群合併の1例

梅田 璃子, 中島 智博, 伊庭 裕, 保坂 到, 大川 陽史, 安田 尚美, 柴田 豪, 仲澤 順二, 川原田 修義

日本心臓血管外科学会雑誌 ( (NPO)日本心臓血管外科学会 )  52 ( 1 ) 9 - 13  2023年01月

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症例は72歳女性.2014年より全身性エリテマトーデス,抗リン脂質抗体症候群(antiphospholipid antibody syndrome;APS)加療のために通院中であった.2020年にリウマチ性重症僧帽弁狭窄症(mitral valve stenosis;MS)により労作時息切れが出現し,あわせて発作性心房細動と冠動脈狭窄を指摘され,手術の方針となった.手術は僧帽弁置換術+三尖弁輪形成術+冠動脈バイパス+肺静脈隔離術+左心耳閉鎖術を行った.APSによる活性化凝固時間(active clotting time;ACT)延長に対する対策として,術中の人工心肺における抗凝固管理は,HMS PLUSを用いて血中ヘパリン濃度指標下に抗凝固管理を行った.周術期に出血性合併症や血栓塞栓症は認めず,術後23日目に自宅退院した.今回,APL患者の人工心肺を用いた開心術において,目標ヘパリン濃度を3.5U/mlに設定しHMS PLUSによるヘパリン濃度測定下に抗凝固管理を行い,合併症なく経過したため報告する.(著者抄録)

外科手技のラーニングカーブには何が影響を与えるのか? 医学生を対象とした前向き介入研究

仲澤 順二, 對馬 慎吾, 保坂 到, 大川 陽史, 柴田 豪, 中島 智博, 伊庭 裕, 川原田 修義

北海道外科雑誌 ( 北海道外科学会 )  67 ( 2 ) 182 - 182  2022年12月

ファロー四徴症術後遠隔期の再肺動脈弁置換術時における大動脈損傷の1例

伊庭 裕, 中島 智博, 仲澤 順二, 柴田 豪, 大川 陽史, 保坂 到, 對馬 慎吾, 川原田 修義

北海道外科雑誌 ( 北海道外科学会 )  67 ( 2 ) 199 - 200  2022年12月

高度肥満患者の急性大動脈解離に対する体外循環の経験

長谷川 武生, 橋本 佳苗, 田村 秀朗, 室橋 高男, 中島 智博, 伊庭 裕, 川原田 修義

体外循環技術 ( (一社)日本体外循環技術医学会編集委員会 )  49 ( 4 ) 387 - 391  2022年12月

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高度肥満患者の急性大動脈解離に対する緊急的、部分弓部置換術における体外循環を経験した。症例は50歳代男性、体格指数(body mass index)44、身長170cm、体重127kg、体表面積2.33m2。顎の痛み、腰痛、冷汗を主訴に前医より搬送された。造影CTで急性大動脈解離所見を認め、部分弓部大動脈人工血管置換を実施した。体外循環時間4時間10分、手術時間7時間17分であった。灌流量は5.7～5.9L/min、人工肺手前圧最大値574mmHg、人工肺後圧最大値325mmHgであった。人工肺や回路の破損は認めなかった。低体温循環停止に伴い静脈血貯血槽レベルは、最大使用貯血量の4,000mL、心内血貯血槽は2,000mLに至ったが、血液が溢れ出ることは回避し得た。術後経過は良好で、術後27日目に合併症なく退院した。高度肥満患者の緊急手術に対し、適切な灌流量の設定や事前の準備により、安全な体外循環の実施が可能である。必要な医療材料の常備など、対策を講じておくことが望ましい。(著者抄録)

PICC抜去困難に対する治療経験 外科的摘出例と血管内手技の応用例

大川 陽史, 伊庭 裕, 對馬 慎吾, 保坂 到, 柴田 豪, 仲澤 順二, 中島 智博, 川原田 修義

日本臨床外科学会雑誌 ( 日本臨床外科学会 )  83 ( 12 ) 2123 - 2124  2022年12月

右鎖骨下動脈への中心静脈カテーテル誤挿入に対し血管内治療を施行した1例

梅田 璃子, 中島 智博, 伊庭 裕, 保坂 到, 大川 陽史, 安田 尚美, 柴田 豪, 川原田 修義

日本心臓血管外科学会雑誌 ( (NPO)日本心臓血管外科学会 )  51 ( 6 ) 368 - 371  2022年11月

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症例は88歳男性.右腎盂癌に対し腹腔鏡下右腎尿管摘除術後に,誤嚥性肺炎と敗血症を発症した.中心静脈栄養のために,右内頸静脈から外径12Gの中心静脈カテーテル(CVC:Central Venous Catheter)が留置された.翌日,点滴接続の際に拍動性の逆血を認め,造影CTにて右内頸静脈から挿入されたCVCが右鎖骨下動脈に穿通し,CVC先端は上行大動脈内に達していた.圧迫止血,経皮的止血デバイスによる止血,直視下止血,血管内治療を対応として検討したが,われわれは血管内治療を選択した.全身麻酔下に右腋窩動脈アプローチで末梢用ステントグラフトGORE VIABAHN VBXを留置し,周術期に合併症を認めずに経過した.CVC留置に伴う動脈挿入を起こした際には血管外科医へのコンサルテーションが推奨され,治療方針に関する明確な指針は存在しない.動脈穿通部位,血管走行,年齢や合併症,全身状態などを考慮し,十分な検討をした上で適切に治療法を決定できたと考えられる.(著者抄録)

胸部大動脈瘤および胸腹部大動脈瘤におけるスパイナルドレナージを必要とした症例の後方視的検討

中島 智博, 對馬 慎吾, 保坂 到, 大川 陽史, 柴田 豪, 仲澤 順二, 伊庭 裕, 川原田 修義

日本胸部外科学会定期学術集会 ( (一社)日本胸部外科学会 )  75回   COP39 - 2  2022年10月

胸部大動脈手術においてRescue CSFDは有効か?

中島 智博, 對馬 慎吾, 保坂 到, 大川 陽史, 柴田 豪, 仲澤 順二, 伊庭 裕, 川原田 修義

脈管学 ( (一社)日本脈管学会 )  62 ( Suppl. ) S129 - S129  2022年10月

低体温循環停止による上行置換・弓部置換術後の一時的脳機能障害に対する温度解析

中西 敬太郎, 佐藤 宏, 伊庭 裕, 川原田 修義, 對馬 慎吾, 保坂 到, 大川 陽史, 柴田 豪, 仲澤 順二, 中島 智博, 長谷川 武生, 新垣 正美, 石川 和徳

日本胸部外科学会定期学術集会 ( (一社)日本胸部外科学会 )  75回   COP21 - 1  2022年10月

感染性胸部大動脈疾患に対する大網充填合併施行症例の長期成績に関する検討

保坂 到, 伊庭 裕, 對馬 慎吾, 大川 陽史, 柴田 豪, 仲澤 順二, 中島 智博, 川原田 修義

日本胸部外科学会定期学術集会 ( (一社)日本胸部外科学会 )  75回   COP21 - 3  2022年10月

心筋保護投与法の比較検討 大動脈弁単弁置換術における順行性間欠的冠灌流法と逆行性持続性冠灌流法の術後心機能への影響

仲澤 順二, 川原田 修義, 伊庭 裕, 中島 智博, 柴田 豪, 大川 陽史, 保坂 到, 對馬 慎吾

日本胸部外科学会定期学術集会 ( (一社)日本胸部外科学会 )  75回   COP44 - 2  2022年10月

低体温循環停止による上行置換・弓部置換術に対する冷却度解析

佐藤 宏, 伊庭 裕, 川原田 修義, 深田 穣治, 對馬 慎吾, 保坂 到, 大川 陽史, 柴田 豪, 仲澤 順二, 中島 智博, 田宮 幸彦

日本胸部外科学会定期学術集会 ( (一社)日本胸部外科学会 )  75回   CP17 - 2  2022年10月

TEVARやFET法後の再人工血管置換術 TEVAR後のOpen aortic repairの手術戦略

伊庭 裕, 中島 智博, 仲澤 順二, 柴田 豪, 大川 陽史, 保坂 到, 對馬 慎吾, 川原田 修義

日本胸部外科学会定期学術集会 ( (一社)日本胸部外科学会 )  75回   CWS6 - 3  2022年10月

術後虚血性脊髄障害における梗塞パターンの多様性

安田 尚美, 對馬 慎吾, 保坂 到, 大川 陽史, 柴田 豪, 仲澤 順二, 中島 智博, 伊庭 裕, 川原田 修義

脈管学 ( (一社)日本脈管学会 )  62 ( Suppl. ) S159 - S159  2022年10月

大動脈-腸骨動脈閉塞病変に対する血管内治療でカバードステントを使用したものの腸骨動脈破裂が生じた一例

柴田 豪, 梅田 璃子, 保坂 到, 大川 陽史, 安田 尚美, 中島 智博, 伊庭 裕, 川原田 修義

日本臨床外科学会雑誌 ( 日本臨床外科学会 )  83 ( 10 ) 1846 - 1846  2022年10月

広範囲大動脈瘤に対して3期的治療を行なった1例

大川 陽史, 川原田 修義, 梅田 璃子, 保坂 到, 保田 尚美, 柴田 豪, 中島 智博, 伊庭 裕

日本臨床外科学会雑誌 ( 日本臨床外科学会 )  83 ( 10 ) 1849 - 1849  2022年10月

右心室内まで腫瘍塞栓が進展した右腎細胞癌に対する体外循環下腫瘍切除および下大静脈再建を施行した1例

大川 陽史, 伊庭 裕, 梅田 璃子, 保坂 到, 安田 尚美, 柴田 豪, 中島 智博, 川原田 修義

日本心臓血管外科学会雑誌 ( (NPO)日本心臓血管外科学会 )  51 ( 4 ) 249 - 253  2022年07月

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症例は52歳男性、尿病性腎症で45歳より維持透析を導入されていた。貧血精査目的のCTで右腎腫瘍を指摘され当院泌尿器科へ紹介となった。精査の結果、下大静脈(IVC)内に腫瘍塞栓を伴い右心室まで進展する原発性右腎癌の診断を受け腫瘍切除術の方針となり、当心臓血管外科も合同で手術を行うこととなった。腹部正中切開を行い、消化器外科により肝臓の脱転とIVC露出を行い、泌尿器科による右腎の剥離を行った。その後当科で創を前胸部に延長し胸骨正中切開を行った。上行大動脈に送血管を留置し、脱血管は上大静脈(SVC)と腹部左腎静脈合流部より末梢のIVCに2ヶ所留置して体外循環を確立した。SVCをスネアで遮断して、右房切開を行い、IVCから右房への血液は吸引しながら観察すると腫瘍はIVCから右房内に進展し三尖弁に陥頓しかけていたため、できるだけ右房側に牽引してIVC-右房接合部付近で離断して摘出し、右房は縫合閉鎖した。つづいて右腎静脈合流部よりIVCを中枢方向へ切開し右腎静脈合流部の静脈壁とともに右腎腫瘍を切除し、欠損したIVC壁はパッチ閉鎖にて再建した。術後合併症なく術後29日目に独歩退院となった。悪性腫瘍の症例に対する体外循環の使用は種々の議論があるが、本症例のようにIVCから心内へ進展した悪性腫瘍の完全切除を行う場合、体外循環を使用することで確実に腫瘍を切除でき、また安全に手術を施行するための有効な手段と考えられた。(著者抄録)

当院におけるTransapical TAVIの短中期成績に関する後方視的検討

保坂 到, 川原田 修義, 梅田 璃子, 大川 陽史, 安田 尚美, 柴田 豪, 中島 智博, 伊庭 裕, 國分 宣明

北海道外科雑誌 ( 北海道外科学会 )  67 ( 1 ) 33 - 38  2022年06月

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【背景】Transcatheter aortic valve implantation(;TAVI)の適応が拡大する一方、ときにtransfemoral(;TF)以外のアクセスが必要となる場合がある。特にtransapical approach(;TA)は開胸および心操作による侵襲を伴い、その成績をTFと比較した文献は少ない。【対象】2015年11月から2021年6月において当院で施行したTAVI症例を対象とし、アクセス別に30日死亡率や合併症発生率、在院日数を比較した。【結果】計186例にTAVIを施行した(TF群:171例(91.9%)、TA群:14例(7.5%)、Trasiliac:1例(0.5%))。TA群はより高齢で末梢動脈疾患が有意に多かった。両群とも手技関連死は0例であったが、術後腎不全や肺炎を合併し在院死亡に至った症例があり、30日死亡率はそれぞれTA群14%(2/12例)vs.TF群1.2%(2/171例)であった(p=0.03)。主要合併症発生率はTA群21.4%vs.TF群24.6%(p=0.79)、在院日数はTA群21日(20-30日)vs.TF群21日(16-28日)(p=0.82)と差を認めなかった。【結論】TFが困難な症例で検討されるTAは血管性状の悪さから術中トラブルや周術期合併症のリスクが高いことが予想されたが、合併症率や在院日数については同等の結果であった。(著者抄録)

【弓部大動脈手術の現状と最近の課題】

伊庭 裕, 中島 智博, 仲澤 順二, 柴田 豪, 大川 陽史, 保坂 到, 對馬 慎吾, 川原田 修義

北海道外科雑誌 ( 北海道外科学会 )  67 ( 1 ) 10 - 15  2022年06月

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胸部ステントグラフト内挿術(TEVAR)の普及により、胸部大動脈瘤の治療戦略は大きな転換期を迎えた。しかし弓部大動脈瘤に関してはその分枝血流の維持が必要になるため、ステントグラフトを用いる場合、開窓型デバイスを用いたTEVAR、弓部分枝へのバイパスを併用するハイブリッドTEVARなどを考慮することになる。そのため従来の弓部大動脈置換術の役割は未だに大きい。弓部大動脈置換術において重要なポイントは、臓器保護と出血対策である。またハイブリッド手術では瘤の位置によりステントグラフトの留置範囲は異なり、弓部分枝再建のためにさまざまな工夫が報告されている。また今後、分枝型デバイスなどの完全血管内治療が可能なデバイスが市販されればさらに選択肢は広がるかもしれない。そのため我々はそれぞれの治療方法を理解した上で、患者個々についての手術リスクを十分評価し、その病因や余命なども考慮に入れて適切な治療方法を選択することが重要である。(著者抄録)

当院におけるTransapical approachを用いた経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVI)の短中期成績

保坂 到, 川原田 修義, 梅田 璃子, 大川 陽史, 安田 尚美, 柴田 豪, 中島 智博, 伊庭 裕

北海道外科雑誌 ( 北海道外科学会 )  67 ( 1 ) 93 - 93  2022年06月

静脈内に充満する構造物を伴った抜去困難PICCに対して外科的摘出が有用と考えられた小児の1例

保坂 到, 中島 智博, 梅田 璃子, 大川 陽史, 安田 尚美, 柴田 豪, 伊庭 裕, 川原田 修義

日本心臓血管外科学会雑誌 ( (NPO)日本心臓血管外科学会 )  51 ( 2 ) 118 - 122  2022年03月

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Peripherally inserted central catheter(PICC)は病態に応じて小児から成人まで広く用いられる中心静脈カテーテルであり、内頸静脈や大腿静脈、鎖骨下静脈をアクセスとする従来の方法と比べ手技関連合併症が少ない。一方、血栓症や静脈炎の発症が多く、稀ではあるが抜去困難の報告も散見される。症例は13歳女児で、神経変性疾患のため鎮静剤の長期投与をPICCから受けていた。PICCが閉塞を来し交換の方針となったが、用手的抜去が困難であり当科に紹介された。CTにて、PICCが右腋窩静脈で屈曲しその周囲に高吸収域の構造物が確認された。当科および小児科の合同カンファレンスで治療の確実性と侵襲度を検討し、外科的摘出を選択した。手術は全身麻酔下に右鎖骨下を切開し、腋窩静脈を露出し直視下に静脈閉塞部位を露出した。血管内腔には白色石膏状の構造物が充満しており、内部にカテーテル本体が埋没している奇異な形態を認めた。構造物を摘出し、屈曲したPICCを直線化した後に、穿刺部である右肘窩から抜去した。石灰化を伴う抜去困難症例は報告があるものの、本症例のような形態で抜去困難に至った症例は他になく、また外科的摘除が非常に有効であったと考えられたため今回文献的考察を交えて報告する。(著者抄録)

右心室内まで腫瘍塞栓が進展した右腎癌に対する腫瘍切除+下大静脈再建の経験

大川 陽史, 伊庭 裕, 梅田 璃子, 保坂 到, 安田 尚美, 柴田 豪, 中島 智博, 川原田 修義

日本臨床外科学会雑誌 ( 日本臨床外科学会 )  83 ( 3 ) 606 - 606  2022年03月

TEVAR後のRedo strategy TEVAR後に開胸手術を要した症例についての検討 その要因と手術方法について

伊庭 裕, 中島 智博, 柴田 豪, 安田 尚美, 大川 陽史, 保坂 到, 梅田 璃子, 川原田 修義

日本血管外科学会雑誌 ( (NPO)日本血管外科学会 )  31 ( Suppl. ) SY3 - 6  2022年

SFA治療の最前線(DCB、ステント、ステントグラフト、バイパス手術など) Real worldにおけるZilver PTXとEluviaの多施設前向き研究

柴田 豪, 川原田 修義, 新垣 正美, 森下 清文, 山下 修, 椿本 恵則, 木村 文昭, 畑田 充俊, 笠島 史成, 植野 恭平, 保坂 到, 大川 陽史, 安田 尚美, 中島 智博, 伊庭 裕

日本血管外科学会雑誌 ( (NPO)日本血管外科学会 )  31 ( Suppl. ) SY12 - 2  2022年

術後虚血性脊髄障害における梗塞パターンと脊髄MRIの有用性

安田 尚美, 梅田 璃子, 保坂 到, 大川 陽史, 柴田 豪, 中島 智博, 伊庭 裕, 川原田 修義

日本血管外科学会雑誌 ( (NPO)日本血管外科学会 )  31 ( Suppl. ) P62 - 1  2022年

下行大動脈置換術後2ヵ月目に発症した人工血管損傷のため右開胸にて臨時手術を施行した1例

梅田 璃子, 伊庭 裕, 中島 智博, 保坂 到, 大川 陽史, 安田 尚美, 柴田 豪, 川原田 修義

日本血管外科学会雑誌 ( (NPO)日本血管外科学会 )  31 ( Suppl. ) P61 - 2  2022年

大静脈・静脈の狭窄・閉塞性病変に対する治療 下大静脈塞栓を伴う腎細胞癌に対する当院の治療戦略および成績の検討

大川 陽史, 伊庭 裕, 梅田 璃子, 保坂 到, 安田 尚美, 柴田 豪, 中島 智博, 川原田 修義, 田中 俊明, 舛森 直哉

日本血管外科学会雑誌 ( (NPO)日本血管外科学会 )  31 ( Suppl. ) SY9 - 2  2022年

胸腹部大動脈瘤に対して、physician modified branched TEVARを施行した一例

柴田 豪, 梅田 璃子, 保坂 到, 大川 陽史, 安田 尚美, 中島 智博, 伊庭 裕, 川原田 修義

脈管学 ( (一社)日本脈管学会 )  61 ( Suppl. ) S218 - S219  2021年10月

中等度低体温循環停止による弓部置換術に対する温度の解析 冷却度と臨床転機の関係

佐藤 宏, 川原田 修義, 梅田 璃子, 保坂 到, 大川 陽史, 柴田 豪, 中島 智博, 伊庭 裕, 深田 穣治, 田宮 幸彦

日本胸部外科学会定期学術集会 ( (一社)日本胸部外科学会 )  74回   COD13 - 1  2021年10月

開心術後における左心房内血行動態解析 4D flow MRIによるVortex flow &血流速度の検討

大川 陽史, 岩代 悠, 在原 綾香, 橘 一俊, 梅田 璃子, 保坂 到, 安田 尚美, 柴田 豪, 中島 智博, 伊庭 裕, 川原田 修義

日本胸部外科学会定期学術集会 ( (一社)日本胸部外科学会 )  74回   COP31 - 1  2021年10月

胸腹部大動脈瘤に対する血管内治療の成績

柴田 豪, 川原田 修義, 伊庭 裕, 中島 智博, 安田 尚美, 大川 陽史, 保坂 到, 梅田 璃子

日本胸部外科学会定期学術集会 ( (一社)日本胸部外科学会 )  74回   COP26 - 5  2021年10月

心臓血管外科手術における体外循環開始後ヘマトクリット値の予測精度改善の検討

長谷川 武生, 伊庭 裕, 奈良岡 秀一, 中島 智博, 橋本 修一, 室橋 高男, 安田 尚美, 柴田 豪, 川原田 修義

人工臓器 ( (一社)日本人工臓器学会 )  50 ( 2 ) S - 120  2021年10月

虚血性脊髄障害モデルに対する骨髄間葉系幹細胞の経静脈的投与による治療効果の検討

安田 尚美, 中西 敬太郎, 三上 拓真, 柴田 豪, 中島 智博, 原田 亮, 奈良岡 秀一, 鎌田 武, 川原田 修義

北海道外科雑誌 ( 北海道外科学会 )  66 ( 1 ) 59 - 59  2021年06月

EVAR術後にReinterventionが必要となるのはどのような症例か 単施設14年間293症例の検討

中島 智博, 中西 敬太郎, 三上 拓真, 安田 尚美, 柴田 豪, 原田 亮, 奈良岡 秀一, 鎌田 武, 川原田 修義

日本血管外科学会雑誌 ( (NPO)日本血管外科学会 )  30 ( Suppl. ) O2 - 5  2021年

血管外科医が行う大腿動脈病変の治療 CFAを含む多分節性動脈病変に対する局所麻酔下一期的TEA+EVTの有用性

柴田 豪, 中西 敬太郎, 三上 拓真, 安田 尚美, 中島 智博, 原田 亮, 奈良岡 秀一, 鎌田 武, 道井 洋吏, 川原田 修義

日本血管外科学会雑誌 ( (NPO)日本血管外科学会 )  30 ( Suppl. ) SY10 - 1  2021年

心筋viability評価にFDG PET-CTが有用であった1例

中島 智博, 中村 雅則, 宇塚 武司, 川原田 修義

日本心臓血管外科学会雑誌 ( (NPO)日本心臓血管外科学会 )  47 ( 3 ) 123 - 127  2018年05月

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症例は48歳、男性。2011年10月頃より労作時の呼吸困難感、体重増加があり近医を受診した。精査にて冠動脈重症3枝病変、低左心機能、僧帽弁閉鎖不全症、冠動脈前下行枝領域の壁運動が無運動であり左心室の拡大を認めた。左室形成術の必要があるか否かを手術前に評価することが必要であった。患者は慢性腎不全により血液透析を導入されていた。心筋viability評価にはガドリニウムを使用した遅延造影MRIが一般的であるが、慢性腎不全患者においてガドリニウム使用により全身性線維症を発症する危険があり禁忌とされており、本症例でも該当した。われわれは心筋viability評価のために、FDG PET-CTを行った。その結果、前下行枝領域には心尖部の極一部を除きviabilityがあると診断された。2012年1月、左室形成を行わず、冠動脈バイパス術5枝による血行再建と僧帽弁輪形成術を行った。術後補助循環を要したが、離脱できその後の経過は良好であった。術後左室造影検査にて左室収縮能は改善し、左室容積は縮小した。本症例においてFDG PET-CTが心筋viability評価に有用であった。文献的考察を踏まえて報告する。(著者抄録)

Spiral Opening法による活動期人工弁感染に対する再二弁置換術の一例

深田 穣治, 田宮 幸彦, 中島 智博

日本心臓血管外科学会学術総会抄録集 ( (NPO)日本心臓血管外科学会 )  48回   99 - 99  2018年02月

Najutaプロトタイプモデルによる遠位弓部大動脈瘤治療後の開窓部エンドリークに対しVALIANT Captiviaの内挿が有効であった一例

深田 穣治, 中島 智博, 田宮 幸彦, 栗本 義彦

日本血管外科学会雑誌 ( (NPO)日本血管外科学会 )  26 ( 2 ) 103 - 107  2017年04月

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症例は85歳、男性。80歳時に遠位弓部大動脈瘤に対しNajutaプロトタイプモデルによるTEVARを施行した。術後3年目に開窓部からのエンドリークが発生しその後瘤径が徐々に拡大した。Japan score 70.0%、Clinical frailty scale 6のハイリスク症例であったが、VALIANT Captiviaを用いて開窓部の圧着および閉鎖を行うことで低侵襲にエンドリークの制御が可能であった。VALIANT Captiviaは強力なradial forceを有するため、Najuta TEVARの術後に開窓部からエンドリークを発症した症例に対して有効な治療手段になりうると考えられたので報告した。(著者抄録)

社会復帰にいたった重症冠動脈病変による心肺停止の1例

深田 穣治, 柳清 洋祐, 中島 智博, 田宮 幸彦, 古川 哲章, 高川 芳勅, 久米田 幸弘

小樽市立病院誌 ( 小樽市病院局 )  5 ( 1 ) 87 - 90  2016年12月

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症例は46歳、男性で、仕事作業中に心肺停止となった。電気的薬剤的に除細動不能の心室細動であった。経皮的心肺補助装置を装着して冠動脈造影を施行したところ、右(#1)、左回旋枝(#13)完全閉塞、左前下行枝(#7)高度狭窄の重症三枝病変であった。責任病変と推測した#7への経皮的冠動脈形成術を施行した後に電気的除細動に成功した。人工呼吸、脳低温療法、大動脈バルーンパンピング、持続的血液濾過透析による治療で軽快し、発症から72日目に動脈グラフトによる冠動脈バイパス手術を行った。心機能は著明に改善し発症から4ヵ月目に会社に復帰した。院外心肺停止例の治療成績は不良であり、社会復帰にいたることはまれと考えられているため文献的考察を加えて報告する。(著者抄録)

短期間に心不全入院を繰り返し、収縮性心膜炎の診断に至った1例

大川 陽史, 松谷 健一, 多田 篤司, 小森山 弘和, 徳原 教, 小野 太祐, 吉田 知恵, 上林 実, 斉藤 高彦, 渡邊 俊貴, 中島 智博, 前田 俊之, 井上 聡巳

北見赤十字病院誌 ( 北見赤十字病院 )  4 ( 1 ) 1 - 6  2016年07月

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短期間に心不全入院をくり返し、収縮性心膜炎の診断に至った症例(77歳男性)について報告した。心不全の原因として収縮性心膜炎は比較的稀であり、本症例のように石灰化を伴わない、臓側心膜より壁側心膜に炎症が高度な非典型例も増加していることが報告されている。収縮性心膜炎の診断にはエコーやCT、とくにCTが有用とされており、本症例のような場合には、とくに右心カテーテル施行時に心電図の波形に注目して、特徴的な所見を見逃さないことが重要であると考えた。

中枢landing zoneに高度石灰化を伴う腹部大動脈瘤(AAA)に対しEVARを施行した2症例

渡邊 俊貴, 大川 陽史, 中島 智博, 井上 聡巳, 前田 俊之

北海道外科雑誌 ( 北海道外科学会 )  61 ( 1 ) 108 - 108  2016年06月

肺癌を合併した水腎症を伴う炎症性腹部大動脈瘤に対しステントグラフト内挿術が有効であった1例

中島 智博, 菅原 基史, 伊藤 寿朗, 佐藤 宏, 安田 尚美, 渡邊 俊貴, 黒田 陽介, 川原田 修義

北海道外科雑誌 ( 北海道外科学会 )  61 ( 1 ) 80 - 83  2016年06月

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症例は62歳女性。最大径68mmの炎症性腹部大動脈瘤に両側水腎症を併発し、さらに肺悪性腫瘍を合併していた。画像上は肺腺癌が疑われた。治療はまず、腹部大動脈瘤に対するステントグラフト内挿術を施行し、その約1ヵ月後に肺悪性腫瘍に対する手術を施行し病理組織診断は肺腺癌であった。術後12ヵ月目の腹部CTで腹部大動脈瘤は48mmに縮小し、合併していた水腎症も改善した。腹部大動脈瘤に対するステントグラフト内挿術は低侵襲であり、術後の回復が早く肺腫瘍に対する手術を早期に行う事が可能であった。本症例のように水腎症を伴った炎症性腹部大動脈瘤に対しても有効な治療法である可能性が示唆された。(著者抄録)

Sorin Memo 3D ringの使用経験

大川 陽史, 渡邊 俊貴, 中島 智博, 井上 聡巳, 前田 俊之

北海道外科雑誌 ( 北海道外科学会 )  61 ( 1 ) 103 - 104  2016年06月

血管内膜肥厚の成因とその制御/血管再生療法 糖尿病患者における両側内胸動脈の組織形態学的優位性 右胃大網動脈との比較

中島 智博, 伊藤 寿朗, 沼口 亮介, 萩原 敬之, 黒田 陽介, 橘 一俊, 川原田 修義

日本心臓血管外科学会学術総会抄録集 ( (NPO)日本心臓血管外科学会 )  46回   PR13 - 2  2016年02月

弓部置換術における中等度低体温循環停止時間延長に伴う術後合併症に関する検討

黒田 陽介, 伊藤 寿朗, 沼口 亮介, 萩原 敬之, 中島 智博, 橘 一俊, 高木 伸之, 川原田 修義

日本心臓血管外科学会学術総会抄録集 ( (NPO)日本心臓血管外科学会 )  46回   OP6 - 3  2016年02月

EVAR後遠隔期のtype I a endoleakによる瘤拡大に対し人工血管置換術を施行した2例

佐藤 宏, 伊藤 寿朗, 渡邉 俊貴, 中島 智博, 黒田 陽介, 樋上 哲哉

北海道外科雑誌 ( 北海道外科学会 )  60 ( 2 ) 163 - 166  2015年12月

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EVAR施行後遠隔期にtype I a endoleakが新たに出現し瘤拡大を来たし、人工血管置換術を施行した2例を経験したので報告する。症例1は77歳の男性。EVAR(Powerlink)施行後、症例2は68歳の男性。EVAR(Zenith)施行後、いずれの症例も術後36ヵ月目にtype I a endoleakが新たに出現したことが原因で瘤拡大し、開腹で人工血管置換術を行った。手術は腎動脈上で大動脈遮断を要した。いずれも症例も腎不全などの合併症なく経過良好で退院した。EVAR後の開腹手術はステントグラフトが大動脈遮断の妨げとなり、しばしば腎動脈より中枢での遮断を要することから、よりハイリスクな手術となる。(著者抄録)

Listeria菌による感染性腹部大動脈瘤切迫破裂に対する緊急手術症例

沼口 亮介, 伊藤 寿朗, 萩原 敬之, 中島 智博, 黒田 陽介, 橘 一俊, 高木 伸之

北海道外科雑誌 ( 北海道外科学会 )  60 ( 2 ) 205 - 205  2015年12月

TEVAR後発症した大動脈-肺瘻の1例

沼口 亮介, 伊藤 寿朗, 萩原 敬之, 中島 智博, 黒田 陽介, 橘 一俊, 高木 伸之

脈管学 ( (一社)日本脈管学会 )  55 ( Suppl. ) S197 - S197  2015年10月

TAGを使用した胸部ステントグラフト術後に発生した大動脈解離の2例

佐藤 宏, 伊藤 寿朗, 中島 智博, 黒田 陽介, 樋上 哲哉

北海道外科雑誌 ( 北海道外科学会 )  60 ( 1 ) 76 - 77  2015年06月

大静脈手術とその工夫 下大静脈浸潤を伴う悪性腫瘍に対する再建手術

中島 智博, 伊藤 寿朗, 佐藤 宏, 黒田 陽介, 樋上 哲哉

静脈学 ( (一社)日本静脈学会 )  26 ( 2 ) 131 - 131  2015年06月

EVARにより腹部大動脈瘤全体の治療成績は向上したか EVAR登場後の当院での腹部大動脈瘤手術成績

伊藤 寿朗, 黒田 陽介, 中島 智博, 佐藤 宏, 樋上 哲哉

日本血管外科学会雑誌 ( (NPO)日本血管外科学会 )  24 ( 3 ) 274 - 274  2015年05月

弓部・遠位弓部大動脈瘤に対する治療選択と成績

黒田 陽介, 伊藤 寿朗, 佐藤 宏, 中島 智博, 樋上 哲哉

日本血管外科学会雑誌 ( (NPO)日本血管外科学会 )  24 ( 3 ) 511 - 511  2015年05月

TEVAR後遠隔期に留置ステントグラフトが原因で発生した大動脈瘤の検討

佐藤 宏, 伊藤 寿朗, 中島 智博, 黒田 陽介, 樋上 哲哉

日本血管外科学会雑誌 ( (NPO)日本血管外科学会 )  24 ( 3 ) 562 - 562  2015年05月

胸部大動脈ステントグラフト内挿術における脊髄虚血のリスク因子の検討

黒田 陽介, 伊藤 寿朗, 佐藤 宏, 中島 智博, 樋上 哲哉

日本心臓血管外科学会雑誌 ( (NPO)日本心臓血管外科学会 )  44 ( Suppl. ) 435 - 435  2015年01月

破裂性腹部大動脈瘤に対する治療戦略 open vs.EVAR 当院での破裂性腹部大動脈瘤および腸骨動脈瘤に対する治療戦略

伊藤 寿朗, 黒田 陽介, 中島 智博, 佐藤 宏, 樋上 哲哉

日本心臓血管外科学会雑誌 ( (NPO)日本心臓血管外科学会 )  44 ( Suppl. ) 168 - 168  2015年01月

超音波振動メスで採取されたバイパスグラフトの組織学的検討

中島 智博, 橘 一俊, 宮木 靖子, 萩原 敬之, 田淵 正樹, 山下 暁立, 高木 伸之, 伊藤 寿朗, 樋上 哲哉

日本心臓血管外科学会雑誌 ( (NPO)日本心臓血管外科学会 )  44 ( Suppl. ) 485 - 485  2015年01月

腹部大動脈人工血管感染に対し再置換を施行した1例

黒田 陽介, 伊藤 寿朗, 佐藤 宏, 中島 智博, 樋上 哲哉

北海道外科雑誌 ( 北海道外科学会 )  59 ( 2 ) 188 - 188  2014年12月

腹部大動脈瘤慢性破裂の2症例

佐藤 宏, 伊藤 寿朗, 中島 智博, 黒田 陽介, 樋上 哲哉

日本臨床外科学会雑誌 ( 日本臨床外科学会 )  75 ( 増刊 ) 661 - 661  2014年10月

EVAR後発症した大動脈十二指腸瘻に対する手術

伊藤 寿朗, 中島 智博, 佐藤 宏, 樋上 哲哉

日本臨床外科学会雑誌 ( 日本臨床外科学会 )  75 ( 増刊 ) 734 - 734  2014年10月

80歳以上高齢者に対する急性A型大動脈解離の手術成績

中島 智博, 伊藤 寿朗, 佐藤 宏, 黒田 陽介, 樋上 哲哉

脈管学 ( (一社)日本脈管学会 )  54 ( Suppl. ) S163 - S163  2014年10月

EVAR後遠隔期に原因不明の瘤径拡大を認めた一例

佐藤 宏, 伊藤 寿朗, 中島 智博, 黒田 陽介, 樋上 哲哉

脈管学 ( (一社)日本脈管学会 )  54 ( Suppl. ) S218 - S219  2014年10月

トラネキサム酸投与後にtype 1 endoleakが不明瞭化し瘤径の縮小を見たステントグラフト術後の1例

宇塚 武司, 中島 智博, 中村 雅則, 渡辺 祝安

北海道外科雑誌 ( 北海道外科学会 )  59 ( 1 ) 70 - 70  2014年06月

当科における人工血管内シャント症例の検討 ゴア社インテリング人工血管の初期使用成績

宇塚 武司, 中島 智博, 黒田 陽介, 中村 雅則, 渡辺 祝安

日本血管外科学会雑誌 ( (NPO)日本血管外科学会 )  23 ( 2 ) 431 - 431  2014年04月

静脈診断 下肢静脈瘤に対する静脈3D-CT施行の有用性

中島 智博, 中村 雅則, 宇塚 武司, 渡辺 祝安, 樋上 哲哉

静脈学 ( (一社)日本静脈学会 )  25 ( 2 ) 242 - 242  2014年03月

総合病院の中における心臓血管外科医に求められる危機対応能力

中村 雅則, 中島 智博, 宇塚 武司, 三澤 一仁, 渡辺 祝安

日本外科学会雑誌 ( (一社)日本外科学会 )  115 ( 臨増2 ) 620 - 620  2014年03月

下肢静脈瘤に対する静脈3D-CT施行の有用性

中島 智博, 中村 雅則, 宇塚 武司, 渡辺 祝安, 樋上 哲哉

日本心臓血管外科学会雑誌 ( (NPO)日本心臓血管外科学会 )  43 ( Suppl. ) 309 - 309  2014年01月

ステントグラフト内挿術(EVAR)の腎機能へ及ぼす影響について

宇塚 武司, 中島 智博, 黒田 陽介, 中村 雅則, 渡辺 祝安

日本心臓血管外科学会雑誌 ( (NPO)日本心臓血管外科学会 )  43 ( Suppl. ) 468 - 468  2014年01月

逆行性持続的冠灌流法の有効性 Retrograde Continuous Cold Blood Cardioplegia:RC-CBCP

橘 一俊, 宮木 靖子, 中島 智博, 高木 伸之, 樋上 哲哉

日本臨床外科学会雑誌 ( 日本臨床外科学会 )  74 ( 12 ) 3512 - 3512  2013年12月

肺癌再発を疑った成人Henoch-Schonlein紫斑病

仲澤 順二, 渡辺 敦, 中島 智博, 三品 泰二郎, 宮島 正博, 樋上 哲哉

胸部外科 ( (株)南江堂 )  66 ( 10 ) 886 - 889  2013年09月

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症例は72歳男性で、左肺下葉の扁平上皮癌に対し左下葉切除術を施行されたが、1年8ヵ月後に右肺上・下葉の結節影を指摘された。胸部CTで右S2に径24mm、右S8に18mmの結節影を認め、辺縁不整で棘状突起像を伴い、内部に空洞を有していた。肺扁平上皮癌再発を最も疑い、胸腔鏡下手術を施行した。S8の結節影に相当する臓側胸膜には陥凹性白色肥厚を認め、部分切除による迅速病理診断は肺膿瘍で、S2の結節は切除せず手術終了とした。切除標本は境界明瞭な灰白色結節で、高度の炎症細胞浸潤と線維化が認められたが、腫瘍細胞はなかった。既存の肺胞構造は不明瞭で、結節内気管支は好中球の集簇と壊死組織により閉鎖され、細気管支炎を伴った肺膿瘍と診断した。術後経過良好であったが、3ヵ月後より発熱と紫斑、関節炎などが出現し、精査によりHenoch-Schoenlein紫斑病と診断された。Prednisolone投与で症状は改善し、S2の結節影も消失した。

瀰漫性の石灰化病変を有する透析患者に対する冠動脈バイパス術の治療戦略 術前心臓CTと両側内胸動脈による積極的OPCAB

中村 雅則, 中島 智博, 黒田 陽介, 宇塚 武司, 渡辺 祝安, 福田 洋之, 甲谷 哲郎

日本冠疾患学会雑誌 ( (NPO)日本冠疾患学会 )  19 ( 2 ) 124 - 132  2013年06月

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2010年4月～2011年7月の虚血性僧帽弁閉鎖不全を含んだ透析(HD)患者における冠動脈バイパス術13例を対象に期成績について検討した。HD期間は7.2±6年で、9例が糖尿病腎症であった。1)HD群は2例の僧帽弁手術を除き、全例で人工心肺非使用心拍動下冠動脈バイパス術が完遂され、術中のconversionはなく、平均吻合数は2.9±1本であった。2)完全血行再建率は92%で、非HD群96%と有意差はなかった。また、HD群においては心脱転中のカテコールアミンの使用は1例のみであった。3)術前CT導入前後での成績については早期死亡、完全血行再建率、両側内胸動脈(BITA)の使用には有意差を認められなかった。しかし、左冠動脈の2枝以上にバイパスを行なった9例ずつの比較においてはBITAがin situで使用できた比率は導入前22%に比し対象の導入後には89%へと有意に増加していた。4)気管内チューブ抜去までの中央値は4.8時間で、食事開始2日目、歩行開始25日目と、術後も呼吸不全の1例を除き間歇透析で行え、非HD患者と同等の早期離床が図られた。5)ITAの開存率は100%で、いわゆる狭窄のない吻合のFitz Gibbon Aが96%を占めていた。6)1年生存率は77%であったが、死亡および心事故回避曲線は生存率と同一曲線となり、他因死を除く1年の心事故回避率は100%であった。

上行大動脈拡大したLoeys-Dietz症候群の1例

中島 智博, 橘 一俊, 宮木 靖子, 高木 伸之, 樋上 哲哉

北海道外科雑誌 ( 北海道外科学会 )  58 ( 1 ) 72 - 72  2013年06月

冠動脈バイパス術後の再開心術の戦略

橘 一俊, 宮木 靖子, 中島 智博, 高木 伸之, 樋上 哲哉

日本外科学会雑誌 ( (一社)日本外科学会 )  114 ( 臨増2 ) 466 - 466  2013年03月

僧帽弁形成において安定した成績を保つための形成術式 当科独自のrough-zone trimming法を中心として

宮木 靖子, 橘 一俊, 中島 智博, 高木 伸之, 樋上 哲哉

日本外科学会雑誌 ( (一社)日本外科学会 )  114 ( 臨増2 ) 466 - 466  2013年03月

寒冷凝集素症を伴った重症大動脈弁狭窄症 持続的逆行性心筋保護の有効性

宮木 靖子, 高木 伸之, 長谷川 武生, 安田 尚美, 中島 智博, 橘 一俊, 樋上 哲哉

胸部外科 ( (株)南江堂 )  66 ( 3 ) 187 - 189  2013年03月

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症例は76歳女性で、全身倦怠感を主訴に、近医精査にて寒冷凝集素症(CAD)を伴った重症大動脈弁狭窄症と診断され、手術目的で当科紹介となった。交差試験・寒冷凝集温度検査では、自己対照生理食塩水法陰性、自己対照ブロメリン法2+、自己対照アルブミン法陰性、自己対照Coombs法3+、寒冷凝集素4096倍で、血液温度27℃で凝集を認めた。長時間手術では末梢温度の低下に伴う赤血球凝集により、循環障害の発生が危惧された。本症例は心筋保護液温度を32℃とし、心筋保護液注入量は通常の約3倍とすることで安全に手術を行うことが可能で、合併症のない良好な術後経過を得ることができた。

僧帽弁位活動期感染性心内膜炎に対する弁形成術

宮木 靖子, 橘 一俊, 中島 智博, 高木 伸之, 樋上 哲哉

日本心臓血管外科学会雑誌 ( (NPO)日本心臓血管外科学会 )  42 ( Suppl. ) 492 - 492  2013年02月

僧帽弁前尖形成の術式とその限界

宮木 靖子, 橘 一俊, 中島 智博, 高木 伸之, 樋上 哲哉

日本心臓血管外科学会雑誌 ( (NPO)日本心臓血管外科学会 )  42 ( Suppl. ) 360 - 360  2013年02月

心内膜床欠損症に対する僧帽弁形成術の工夫

宮木 靖子, 橘 一俊, 中島 智博, 高木 伸之, 樋上 哲哉

日本心臓血管外科学会雑誌 ( (NPO)日本心臓血管外科学会 )  42 ( Suppl. ) 387 - 387  2013年02月

僧帽弁形成術における逆行性心筋保護下心拍動逆流試験の確実性

橘 一俊, 宮木 靖子, 中島 智博, 安田 尚美, 高木 伸之, 樋上 哲哉

日本心臓血管外科学会雑誌 ( (NPO)日本心臓血管外科学会 )  42 ( Suppl. ) 381 - 381  2013年02月

Total arterial no touch Off-pump Coronary Artery Bypass Graftingの現状

橘 一俊, 宮木 靖子, 中島 智博, 安田 尚美, 高木 伸之, 樋上 哲哉

日本心臓血管外科学会雑誌 ( (NPO)日本心臓血管外科学会 )  42 ( Suppl. ) 310 - 310  2013年02月

僧帽弁位感染性心内膜炎に対する外科治療成績

中島 智博, 橘 一俊, 宮木 靖子, 高木 伸之, 樋上 哲哉

日本心臓血管外科学会雑誌 ( (NPO)日本心臓血管外科学会 )  42 ( Suppl. ) 490 - 490  2013年02月

僧帽弁前尖形成術(rough-zone trimming法)後のドブタミン負荷心エコー検査(中間報告)

柳清 洋佑, 高木 伸之, 中島 智博, 橘 一俊, 宮木 靖子, 伊藤 寿朗, 川原田 修義, 樋上 哲哉

日本心臓血管外科学会雑誌 ( (NPO)日本心臓血管外科学会 )  42 ( Suppl. ) 328 - 328  2013年02月

姑息手術に起因する右肺動脈閉塞性病変に対するファロー根治術後再手術の二例

高木 伸之, 中島 智博, 橘 一俊, 宮木 靖子, 樋上 哲哉

日本成人先天性心疾患学会雑誌 ( (一社)日本成人先天性心疾患学会 )  2 ( 1 ) 105 - 105  2013年01月

成人先天性心疾患における僧帽弁形成術

橘 一俊, 高木 伸之, 中島 智博, 宮木 靖子, 樋上 哲哉

日本成人先天性心疾患学会雑誌 ( (一社)日本成人先天性心疾患学会 )  2 ( 1 ) 82 - 82  2013年01月

EF30%以下の左心機能低下例に対するカテコラミン不使用のoff-pump CABG

宮木 靖子, 橘 一俊, 中島 智博, 高木 伸之, 樋上 哲哉

日本冠疾患学会雑誌 ( (NPO)日本冠疾患学会 )  18 ( 4 ) 411 - 411  2012年12月

Barlow type僧帽弁閉鎖不全症に対するRough Zone Trimming Procedureによる弁形成術

橘 一俊, 宮木 靖子, 中島 智博, 安田 尚美, 高木 伸之, 樋上 哲哉

北海道外科雑誌 ( 北海道外科学会 )  57 ( 2 ) 170 - 170  2012年12月

In-situ full skeletonized ITAによる右冠動脈領域血行再建術

橘 一俊, 宮木 靖子, 中島 智博, 高木 伸之, 樋上 哲哉

日本冠疾患学会雑誌 ( (NPO)日本冠疾患学会 )  18 ( 4 ) 428 - 428  2012年12月

Skeletonized GEAによる右冠動脈領域バイパスの検討

中島 智博, 橘 一俊, 宮木 靖子, 高木 伸之, 樋上 哲哉

日本冠疾患学会雑誌 ( (NPO)日本冠疾患学会 )  18 ( 4 ) 427 - 427  2012年12月

EVAR後のタイプ2エンドリークに対する腹腔鏡下下腸間膜動脈結紮術の1例

豊原 隆, 黒田 陽介, 中島 智博, 中村 雅則, 渡辺 祝安, 深作 慶友, 三澤 一仁

北海道外科雑誌 ( 北海道外科学会 )  57 ( 1 ) 79 - 79  2012年06月

EVAR施行時におけるZenithコンバーターの使用経験とtype 3 endoleak予防の工夫

黒田 陽介, 中島 智博, 中村 雅則, 渡辺 祝安, 馬場 俊雄, 馬渡 徹, 森下 清文

日本血管外科学会雑誌 ( (NPO)日本血管外科学会 )  21 ( 3 ) 373 - 373  2012年05月

上行大動脈解離破裂を救命した症例

中島 智博, 中村 雅則, 黒田 陽介, 渡辺 祝安, 松井 俊尚, 山崎 圭

北海道外科雑誌 ( 北海道外科学会 )  56 ( 2 ) 159 - 159  2011年12月

胸骨裏面の用指挙上による再胸骨正中切開法

山内 昭彦, 村木 里誌, 宮木 靖子, 橘 一俊, 上原 麻由子, 田淵 正樹, 中島 智博, 柳清 洋佑, 高木 伸之, 樋上 哲哉

日本心臓血管外科学会雑誌 ( (NPO)日本心臓血管外科学会 )  40 ( 6 ) 269 - 271  2011年11月

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われわれは再胸骨正中切開を行うさい、胸骨の離断前に剣状突起下より右開胸とし、右胸腔側より「用指的」に胸骨裏面のスペースを確認し挙上することで安全な再胸骨正中切開を行っている。「用指的」再胸骨正中切開の手法、およびその成績について報告する。2007年1月より2010年11月までに行った心臓大血管疾患手術症例における「用指的」再胸骨正中切開施行症例、50例を対象とした。男性23名、女性27名であり、平均年齢は60.6±12.5歳であった。再手術術式の内訳は弁膜症手術が33例(66%)、大動脈関連手術が10例(20%)、虚血性心疾患手術が5例(10%)、その他が2例(4%)であった。胸骨正中切開数は2回目が37例、3回目が8例、4回目が3例、5回が2例であった。再胸骨正中切開時の出血・組織損傷は1例(2%)に認めたが、微小出血によるもので止血可能であり問題なく胸骨正中切開となった。手術死亡は0、病院死亡を1例に認めた。再胸骨正中切開時において、用指的に胸骨裏面を挙上し離断する手法は安全かつ簡便であった。(著者抄録)

瀰漫性の石灰化病変を有する透析患者に対する冠動脈バイパス術の治療戦略 術前心臓CTと周術期管理

中村 雅則, 中島 智博, 黒田 陽介, 渡辺 祝安

日本冠疾患学会雑誌 ( (NPO)日本冠疾患学会 )  17 ( 4 ) 403 - 403  2011年11月

【内視鏡的治療2】当院における腹部大動脈瘤に対するステントグラフト内挿術

黒田 陽介, 中島 智博, 中村 雅則, 渡辺 祝安

市立札幌病院医誌 ( 市立札幌病院 )  71 ( 1 ) 23 - 28  2011年10月

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腹部大動脈瘤(AAA)に対するステントグラフト内挿術(EVAR)は開腹操作を必要としないため、従来の動脈瘤切除人工血管置換術と比較して外科的侵襲度は低いとされている。したがって、最近では重篤な合併症、開腹の既往などを有するAAA患者に対しては、極めて有効な方法と考えられている。当院でも2008年よりEVARを開始しており、今回当院での成績を含めてステントグラフト治療の概要を報告する。(著者抄録)

肝細胞癌肋骨転移に対する胸腔鏡補助下外科治療

中島 智博, 渡辺 敦, 小濱 卓朗, 宮島 正博, 仲澤 順二, 樋上 哲哉

日本呼吸器外科学会雑誌 ( (一社)日本呼吸器外科学会 )  25 ( 6 ) 621 - 625  2011年09月

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画像所見で肋骨腫瘍が疑われ、胸腔鏡補助下に肋骨切除術を行った1例を経験した。症例は74歳、男性で2010年に右側胸部痛があり近医整形外科を受診した。右第4肋骨背側に3cm超の腫瘤があり、全身精査の為に当院を紹介され受診した。CTにて肝臓S6に4cmの腫瘤影があり、肋骨部の腫瘤が肝細胞癌転移の可能性があるため、診断および切除目的に手術となった。胸腔鏡補助下に第4肋骨と第5肋骨を合併切除した。病理診断の結果は肝細胞癌の肋骨転移であった。肋骨腫瘍に対して胸腔鏡補助下の切除術を行うことで、皮膚および胸壁筋切開範囲を縮小し、同部への損傷を少なくすることが可能であった。(著者抄録)

左下葉切除にて救命された体動脈左下葉静脈瘻による重症喀血症例 大動脈瘤手術後膿胸合併の既往との関連について

中島 智博, 渡辺 敦, 小濱 卓朗, 宮島 正博, 仲澤 順二, 樋上 哲哉

日本呼吸器外科学会雑誌 ( (一社)日本呼吸器外科学会 )  25 ( 5 ) 497 - 501  2011年07月

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患者は59歳、女性。2000年に他院で胸部下行大動脈瘤に対して人工血管置換術を受けた。しかし、術後膿胸を合併したため胸腔内洗浄を施行され軽快退院した。2010年4月に喀血を主訴に他院へ救急搬送された。血管造影検査にて体動脈から左肺下葉内に流入する血管が数本造影され、CTで中枢側吻合部仮性瘤が認められた。2010年6月に再度喀血を生じて当院に搬送された。開胸手術にて左肺下葉切除術を行った。肺組織に至るまでの結合組織には新生血管が豊富にあり動脈性出血の止血に難渋した。術後8日目に独歩退院した。また、仮性動脈瘤については1ヵ月後にステントグラフト内挿術で治療された。膿胸による慢性炎症によって胸壁から肺内に向かう血管が新生され、体動脈肺静脈瘻が形成され喀血に至ったと考えられた。血管新生に対する考察を加えて報告する。(著者抄録)

肺癌に対する外科治療と化学療法 最近の知見

渡辺 敦, 中澤 順二, 中島 智博, 上原 麻由子, 三品 泰二郎, 原田 亮, 宮島 正博, 樋上 哲哉

北海道外科雑誌 ( 北海道外科学会 )  56 ( 1 ) 13 - 19  2011年06月

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原発性肺癌は、世界で毎年150万人が罹患し、その85%が非小細胞肺癌である。これらのうち、5年生存率がIA期では73-88%、IIIA期では20-35%とされている。原発性非小細胞肺癌に対しては、外科的切除、化学療法、放射線療法がその3大治療法となっている。従来集学的治療の有効性に関しては、明らかなエビデンスを有した報告がなされなかった。しかし、第3、4世代の抗癌剤・分子標的薬剤の出現、また、副効果軽減療法の発達に伴い従来外科療法単独で施行していたI期肺癌でさえも、集学的治療の有効性を示す報告も散見されるようになった。最近の研究では、術前導入化学療法で5年生存率に関して4-5%の予後改善効果があると報告されている。また、近年分子マーカーが化学療法の効果に寄与する可能性が指摘され、研究結果の報告が待たれるところである。本稿では、原発性非小細胞肺癌に対する外科治療と化学療法に関して最近の知見を明らかにする。(著者抄録)

右内胸動脈に対する放射線障害を回避したOPCAB例

中島 智博, 村木 里誌, 山内 昭彦, 田淵 正樹, 宮木 靖子, 高木 伸之, 樋上 哲哉

北海道外科雑誌 ( 北海道外科学会 )  56 ( 1 ) 68 - 68  2011年06月

腹腔鏡下胆嚢摘出術後に肝嚢胞感染をきたした1例

乾野 幸子, 山本 康弘, 谷 誓良, 中島 智博, 久慈 麻里子, 小林 達男

日本臨床外科学会雑誌 ( 日本臨床外科学会 )  72 ( 4 ) 1067 - 1067  2011年04月

感染性動脈瘤に対する凍結保存ホモグラフト移植術の検討 当科における過去10年間の使用経験から

中島 智博, 川原田 修義, 栗本 義彦, 前田 俊之, 小柳 哲也, 伊藤 寿朗, 樋上 哲哉

日本血管外科学会雑誌 ( (NPO)日本血管外科学会 )  20 ( 2 ) 340 - 340  2011年04月

転移性肋骨腫瘍に対する胸腔鏡補助下外科切除の1例

中島 智博, 渡辺 敦, 小濱 卓朗, 仲澤 順二, 樋上 哲哉

北海道外科雑誌 ( 北海道外科学会 )  55 ( 2 ) 188 - 188  2010年12月

胸腔ドレーンチューブ抜去部に対するフィルムシーリングの検討

仲澤 順二, 中島 智博, 小浜 卓朗, 渡辺 敦, 樋上 哲哉

北海道外科雑誌 ( 北海道外科学会 )  55 ( 2 ) 187 - 187  2010年12月

腫瘍径5cm以上の肺癌手術症例の検討

小浜 卓朗, 中澤 順二, 中島 智博, 渡辺 敦, 樋上 哲哉

北海道外科雑誌 ( 北海道外科学会 )  55 ( 2 ) 188 - 188  2010年12月

換気障害改善と根治を目的に緊急手術を行った気管癌の2例

仲澤 順二, 中島 智博, 小浜 卓朗, 渡辺 敦, 樋上 哲哉, 錦織 博貴, 高橋 弘毅

肺癌 ( (NPO)日本肺癌学会 )  50 ( 7 ) 950 - 950  2010年12月

大動脈弁尖瘤の穿孔による大動脈弁閉鎖不全症の1例

奈良岡 秀一, 井上 聡巳, 中島 智博, 新井田 周宏

胸部外科 ( (株)南江堂 )  63 ( 13 ) 1164 - 1167  2010年12月

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71歳男。咳嗽を主訴とした。X線像で心拡大と胸水貯留を認め、うっ血性心不全と診断されたが、その後の精査で重度の大動脈弁閉鎖不全症(AR)と冠状動脈狭窄症を指摘された。心エコー所見、心臓カテーテル所見で大動脈弁無冠尖の瘤化と同部位からのAR Sellors分類IV/IV度の高度逆流、軽度の心機能低下、左心室の拡張、左前下行枝75%の有意狭窄を認め、生体弁での大動脈弁置換術と左内胸動脈のバイパス手術を行った。術中所見、病理組織所見から、左右冠尖は軽度の変性のみであったが、無冠尖は弾性線維が消失して全体が瘤化しており、突出した左冠尖交連寄りに約7mmの穿孔が認められた。治癒期感染性心内膜炎(IE)として周術期を治療した結果、術後は合併症なく経過し、心機能は著明に改善した。本症例では瘤形成後に脆弱部分が穿孔したため重度のARとなり、心不全をきたしたと推察された。

画像所見より肺扁平上皮癌の再発を疑ったが病理検査にて悪性ではなかった1例

仲澤 順二, 中島 智博, 小浜 卓朗, 渡辺 敦, 樋上 哲哉

日本臨床外科学会雑誌 ( 日本臨床外科学会 )  71 ( 10 ) 2741 - 2741  2010年10月

VATS手術 hybridからcompleteへ Complete VATSはHybrid VATSを凌駕するか?

渡辺 敦, 中澤 順二, 中島 智博, 小濱 卓朗, 中島 慎治, 樋上 哲哉

日本内視鏡外科学会雑誌 ( (一社)日本内視鏡外科学会 )  15 ( 7 ) 244 - 244  2010年10月

胸部における低侵襲手術 肺癌を中心に 胸腔鏡下積極的縮小手術例の検討

渡辺 敦, 仲澤 順二, 中島 智博, 中島 慎治, 小濱 卓朗, 栗本 義彦, 川原田 修義, 樋上 哲哉

日本臨床外科学会雑誌 ( 日本臨床外科学会 )  71 ( 増刊 ) 328 - 328  2010年10月

四肢急性動脈閉塞症例の遠隔期も含めた検討

中島 智博, 井上 聡巳, 奈良岡 秀一, 新井田 周宏

北海道外科雑誌 ( 北海道外科学会 )  55 ( 1 ) 78 - 78  2010年06月

手術versus非手術 とくに早期肺癌に対する治療法

渡辺 敦, 中澤 順二, 中島 智博, 中島 慎治, 小濱 卓朗, 馬渡 徹, 井上 紀雄, 樋上 哲哉

北海道外科雑誌 ( 北海道外科学会 )  55 ( 1 ) 7 - 11  2010年06月

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非小細胞肺癌(NSCLC)に対する標準治療は、I、II期に対しては、外科治療(肺葉切除兼縦隔リンパ節を含むリンパ節郭清)、III期に対しては化学療法兼放射線療法(追加外科療法)、IV期に対しては緩和医療あるいは化学療法兼放射線療法などである。近年、さまざまな治療法が開発され、早期あるいは進行期の非小細胞肺癌に対し施行されつつある。本稿では、とくに早期癌を的に絞り現在施行されている非外科的治療法、すなわち、定位体幹放射線照射、光線力学的治療、ラジオ波焼灼療法に関して縮小手術とともに概論する。(著者抄録)

感染性上行大動脈瘤に対する同種大動脈を用いた再上行大動脈置換術

中島 智博, 渡辺 祝安, 村木 里誌, 神吉 和重, 栗本 義彦, 樋上 哲哉

日本心臓血管外科学会雑誌 ( (NPO)日本心臓血管外科学会 )  39 ( 3 ) 155 - 158  2010年05月

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症例は66歳女性。2007年6月にDeBakey I型大動脈解離に対して上行大動脈人工血管置換術を施行された。同術後にメチシリン耐性黄色ブドウ球菌MRSA(Methicillin-resistant Staphylococcus aureus)による縦隔炎を生じたが縦隔洗浄と抗生剤投与により軽快した既往がある。2008年4月に化膿性脊椎炎を発症し、整形外科にて腰椎形成術を行われた。その入院中に弛張熱を呈し、血液培養にてMRSAを検出した。全身検索の結果、置換人工血管吻合部に生じた感染性大動脈瘤と考えられた。この症例に対し、感染人工血管を除去、同種大動脈を用いて上行大動脈再置換術を行った。術後経過は良好であり術後第71病日に退院した。術後9ヵ月を経過した現在も感染兆候を認めていない。人工血管感染に対し同種大動脈を使用して血管置換術を行い感染が鎮静化した症例を経験したので、文献的考察を加えて報告する。(著者抄録)

四肢急性動脈閉塞症例の遠隔期も含めた検討

中島 智博, 井上 聡巳, 奈良岡 秀一

日本血管外科学会雑誌 ( (NPO)日本血管外科学会 )  19 ( 2 ) 242 - 242  2010年04月

当院での急性動脈閉塞症例の検討

中島 智博, 井上 聡巳, 奈良岡 秀一, 新井田 周宏

北海道外科雑誌 ( 北海道外科学会 )  54 ( 2 ) 171 - 171  2009年12月

胸腹部大動脈瘤破裂に対して肋間動脈再建を先行させ人工血管置換術を施行した1例

中島 智博, 伊藤 寿朗, 川原田 修義, 上原 麻由子, 柳清 洋祐, 田淵 正樹, 山内 昭彦, 樋上 哲哉

日本心臓血管外科学会雑誌 ( (NPO)日本心臓血管外科学会 )  38 ( 4 ) 273 - 275  2009年07月

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症例は61歳男性。過去に解離性大動脈瘤に対して、胸部下行大動脈および腹部大動脈人工血管置換術の既往がある。2007年2月、残存する胸腹部解離性大動脈瘤破裂に対し緊急で胸腹部大動脈人工血管置換術を施行した。手術では術後対麻痺の予防のために開存していた肋間動脈を人工血管にてenblocで再建し、人工心肺からの灌流を先行させて行った。術後対麻痺などの合併症は認めず、現在通常の日常生活を送っている。(著者抄録)

クリティカルパス適応のバスキュラーアクセス関連手術成績

村木 里誌, 中島 智博, 神吉 和重, 渡辺 祝安

腎と透析 ( (株)東京医学社 )  66 ( 別冊 アクセス2009 ) 194 - 195  2009年06月

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2006年12月に透析シャント作製クリティカルパス(以下CP)を導入した。CPの基本は2日間入院であり、当院での血液浄化が必要になる症例を唯一のCP適応外基準としている。今回、2006年12月～2008年7月にCP適応としたバスキュラーアクセス(VA)関連手術107例の成績を調査・分析した。その結果、平均在院日数は2.22±0.21日であった。退院後早期のAVトラブルに伴う早期再入院が3例(2.8%)あり、いずれも修復困難例に対するCP過剰適応と考えられた。CPバリアンスは6例に認め、バリアンス要因の内訳は「医師の指示追加」が2例、「医師の技術」「患者の意思」「退院時の迎えの都合」「病院システムの都合」が各1例であった。

胸部外科の指針 多形性肺癌13例の検討

上原 麻由子, 中島 智博, 中島 慎治, 渡辺 敦, 樋上 哲哉, 井上 紀雄

胸部外科 ( (株)南江堂 )  62 ( 2 ) 89 - 95  2009年02月

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非小細胞性原発性肺癌のうち病理組織診断から多形性肺癌と診断された13例について同時期に外科的治療を施行したその他の非小細胞性原発性肺癌374例との比較を行った。その結果、多形性肺癌はその他の非小細胞性原発性肺癌と比較して、有意に男性が多く、有症状率が高かった。また、有意に上葉発生が多く、腫瘍径が大きく、ブラ合併頻度が高かった。さらに、病理病期は有意にI期肺癌が少なかった。

開窓術を併用した解離性大動脈瘤人工血管置換末梢側吻合部の瘤拡大に対しステントグラフト治療が奏功した1例

伊藤 寿朗, 栗本 義彦, 川原田 修義, 中島 智博, 田淵 正樹, 上原 麻由子, 柳清 洋祐, 山内 昭彦, 馬場 俊雄, 樋上 哲哉

日本心臓血管外科学会雑誌 ( (NPO)日本心臓血管外科学会 )  37 ( 6 ) 345 - 348  2008年11月

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症例は58歳、男性。慢性解離性大動脈瘤に対して胸部下行人工血管置換術が施行された6年後、末梢側吻合部の瘤拡大を認め手術目的に入院となった。前回の手術では、末梢側吻合部の真腔が狭小化しており真腔への吻合が困難であったため、intimal flapを切除し偽腔にも開窓する二連重(double-barreled)吻合が行われていた。治療は前回の手術後MRSA膿胸を併発していたため、胸腔内の癒着により左開胸が困難と判断し、開窓部を閉鎖するステントグラフト内挿術を施行した。術後神経学的合併症も見られず、術後18ヵ月目のCTにて最大径58mmであった瘤が38mmにまで縮小した。慢性解離性大動脈瘤において手術によって切除された内膜欠損部を慢性期にステントグラフトによって閉鎖し、瘤の縮小が得られた症例を報告した。(著者抄録)

上行大動脈Porcelain Aortaを伴う重症弁膜症に対し、上行大動脈人工血管置換術を併用した2弁置換術の1例

中島 智博, 中村 雅則, 神吉 和重, 永野 伸卓, 山内 昭彦, 樋上 哲哉

Circulation Journal ( (一社)日本循環器学会 )  72 ( Suppl.III ) 1073 - 1073  2008年10月

腹部大動脈下大静脈瘻を来たした破裂性腹部大動脈瘤術後に発症した人工血管周囲巨大漿液腫の1例

中島 智博, 渡辺 祝安, 村木 里誌, 神吉 和重

日本血管外科学会雑誌 ( (NPO)日本血管外科学会 )  17 ( 6 ) 655 - 656  2008年10月

胸骨切除再建術後人工骨変位のため人工骨除去を要した1例

中島 智博, 渡辺 敦, 中島 慎治, 新田 健雄, 上原 真由子, 樋上 哲哉

北海道外科雑誌 ( 北海道外科学会 )  53 ( 1 ) 116 - 116  2008年06月

胸部大動脈人工血管置換術後慢性期の左主気管支穿孔に対する2手術例

中島 慎治, 渡辺 敦, 上原 麻由子, 中島 智博, 柳清 洋佑, 大堀 俊介, 伊藤 寿朗, 川原田 修義, 樋上 哲哉

日本呼吸器外科学会雑誌 ( (一社)日本呼吸器外科学会 )  22 ( 3 ) 595 - 595  2008年04月

降下性壊死性縦隔炎に対する胸腔鏡下手術と酸性水による胸腔洗浄

渡辺 敦, 上原 麻由子, 中島 智博, 中島 慎治, 樋上 哲哉, 馬渡 徹

日本呼吸器外科学会雑誌 ( (一社)日本呼吸器外科学会 )  22 ( 3 ) 389 - 389  2008年04月

肺癌VATS肺葉切除後の同側残存肺異時性多重癌に対する再VATS肺葉切除の2手術例

中島 慎治, 渡辺 敦, 上原 麻由子, 中島 智博, 大堀 俊介, 樋上 哲哉

日本呼吸器外科学会雑誌 ( (一社)日本呼吸器外科学会 )  22 ( 3 ) 384 - 384  2008年04月

急性A型大動脈解離における遠隔成績と問題点について

山内 昭彦, 川原田 修義, 伊藤 寿朗, 印宮 朗, 中島 智博, 田淵 正樹, 樋上 哲哉

日本心臓血管外科学会雑誌 ( (NPO)日本心臓血管外科学会 )  37 ( Suppl. ) 311 - 311  2008年01月

ステントグラフト内挿術後に同部位に人工血管置換術を施行した症例の検討

中島 智博, 川原田 修義, 栗本 義彦, 伊藤 寿朗, 印宮 朗, 山内 昭彦, 田淵 正樹, 樋上 哲哉

日本心臓血管外科学会雑誌 ( (NPO)日本心臓血管外科学会 )  37 ( Suppl. ) 338 - 338  2008年01月

胸腹部大動脈瘤手術における脊髄保護 胸腹部大動脈瘤の脊髄保護 特にCrawford I or II型胸腹部大動脈瘤を中心に

川原田 修義, 伊藤 寿朗, 印宮 朗, 山内 昭彦, 中島 智博, 田淵 正樹, 栗本 義彦, 樋上 哲哉

日本心臓血管外科学会雑誌 ( (NPO)日本心臓血管外科学会 )  37 ( Suppl. ) 155 - 155  2008年01月

吻合部仮性動脈瘤に対するステントグラフト治療の問題点

伊藤 寿朗, 川原田 修義, 栗本 義彦, 中島 智博, 田淵 正樹, 山内 昭彦, 印宮 朗, 樋上 哲哉

日本心臓血管外科学会雑誌 ( (NPO)日本心臓血管外科学会 )  37 ( Suppl. ) 337 - 337  2008年01月

腹部大動脈瘤に対し意識下でステントグラフト内挿術を施行した2例

中島 智博, 栗本 義彦, 山内 昭彦, 伊藤 寿朗, 印宮 朗, 川原田 修義, 樋上 哲哉

Circulation Journal ( (一社)日本循環器学会 )  71 ( Suppl.III ) 1006 - 1006  2007年10月

断層心エコー法による左房容積の計測 楕円回転体(Ellipsoid)法により正しい左房容積が評価できるか

楠瀬 賢也, 山田 博胤, 山崎 聖広, 濱本 秀一, 中島 智博, 仁木 敏之, 山口 浩司, 小柴 邦彦, 河野 智仁, 添木 武, 若槻 哲三

Circulation Journal ( (一社)日本循環器学会 )  71 ( Suppl.III ) 968 - 968  2007年10月

下行大動脈に対する治療戦略 ステントグラフト時代におけるopen surgeryの役割 胸部下行大動脈瘤に対するステントグラフト治療後の脊髄障害への対策

川原田 修義, 栗本 義彦, 兵頭 秀樹, 伊藤 寿朗, 印宮 朗, 小柳 哲也, 山内 昭彦, 中島 智博, 橋本 誠, 樋上 哲哉

脈管学 ( (一社)日本脈管学会 )  47 ( Suppl. ) S75 - S75  2007年09月

【循環器症候群 その他の循環器疾患を含めて】不整脈 複数単形性心室頻拍

添木 武, 楠瀬 賢也, 中島 智博

日本臨床 ( (株)日本臨床社 )  別冊 ( 循環器症候群I ) 529 - 532  2007年08月

座位により出現する低酸素血症の原因究明にコントラスト心エコー法が有用であった一例

楠瀬 賢也, 山田 博胤, 若槻 哲三, 中島 智博, 仁木 敏之, 山口 浩司, 小柴 邦彦, 河野 智仁, 添木 武, 伊東 進

Circulation Journal ( (一社)日本循環器学会 )  71 ( Suppl.II ) 884 - 884  2007年04月

PP間隔が不規則な上室性頻拍に対しCARTOを用いたAblationが有用であった1例

中島 智博, 添木 武, 若槻 哲三, 仁木 敏之, 楠瀬 賢也, 山口 浩司, 小柴 邦彦, 河野 智仁, 山田 博胤, 伊東 進

Circulation Journal ( (一社)日本循環器学会 )  71 ( Suppl.II ) 885 - 885  2007年04月

植込み型除細動器の現況と展望 当院におけるICD植込みの現状を踏まえて

藤原 かおり, 齋藤 友子, 添木 武, 山口 浩司, 小柴 邦彦, 仁木 敏之, 楠瀬 賢也, 中島 智博, 福田 大和, 河野 智仁, 山田 博胤, 若槻 哲三, 伊東 進

四国医学雑誌 ( 徳島医学会 )  62 ( 5-6 ) 261 - 261  2006年12月

抗不整脈薬により致死性不整脈を生じた症例

中島 智博, 日浅 芳一, 宮崎 晋一郎, 小倉 理代, 尾原 義和, 宮島 等, 鈴木 直紀, 弓場 健一郎, 高橋 健文, 細川 忍, 岸 宏一, 大谷 龍治

四国医学雑誌 ( 徳島医学会 )  61 ( 5～6 ) 205 - 205  2005年12月

心室性頻拍で発症し急速に死に至った急性上腸間膜動脈閉塞症の1例

富永 都子, 中島 智博, 森 達夫, 宮城 順子, 日浅 芳一, 小倉 理代, 藤井 義幸

徳島赤十字病院医学雑誌 ( 徳島赤十字病院 )  10 ( 1 ) 79 - 84  2005年03月

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67歳男.腹痛,腰痛が出現し,ショック状態となった.心電図で心室性頻拍を認め,リドカイン100mg投与は無効であった.血液検査所見で著明な代謝性アシドーシスを認め,白血球数,LDH,CK上昇で多臓器不全が示唆された.腹部造影CTで腎動脈分岐部以下に径60mmの腹部大動脈瘤を認めたが,解離,剥離所見はなく,上腸間膜動脈は造影されていた.塩酸ニフェカラント100mgで正常洞調律に復帰し,アシドーシスに対してメイロンにより補正を図った.急性膵炎も考えてメシル酸ガベキセート,新鮮凍結ヒト血漿輸注,ウリナスタチン,メチルプレドニゾロンなどを投与したが,腹部症状は悪化し,多臓器不全は進行した.透析導入,人工呼吸管理,心肺蘇生を行ったが,来院より23時間後に死亡した.病理解剖所見で,上腸間膜動脈領域の広範囲な腸管壊死を認めた.腸管壁は黒色に変化しており,病理組織においても全層壊死を認めた.下腸間膜動脈領域には壊死などの異常所見はなく,急性膵炎や大動脈瘤解離・破裂の所見も認めなかった

病的肥満患者の肺切除術において,HFJV併用分離肺換気で管理した1症例

中島 智博, 甲藤 貴子, 酒井 陽子, 郷 律子, 加藤 道久, 神山 有史, 木村 秀, 石倉 久嗣

徳島赤十字病院医学雑誌 ( 徳島赤十字病院 )  10 ( 1 ) 93 - 96  2005年03月

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67歳男.BMI 52と病的肥満であった.肺気腫の加療中に肺癌を発見され,胸腔鏡下右上葉切除術を予定した.麻酔導入後,仰臥位で用手的にマスク換気を行ったところ,気道内圧はピーク時に30mmHgを示した.22mmHg程度となるようにバッグ圧を調整し,換気回数を増加させて換気状態が悪くならないようにした.手術開始10分後,左片肺換気にしたところでSpO2が低下し始め,87%まで低下した.その時点での動脈血液ガスはPaO2 64.0mmHgであり,低酸素血症のため手術続行不可能となった.このため,左片肺換気を継続しながら右肺に対して高頻度ジェット換気を用いた.その結果,SpO2 94%,PaO2 92.0mmHgまで改善し,手術続行可能となった.手術終了後は1回換気量が150ml程度であったため抜管できず,ICUにおいて人工呼吸管理となったが,2時間半後には改善し抜管した.以後は経過良好であった