Misc - 三原　弘

消化管上皮の圧受容と慢性炎症

三原 弘

BIO Clinica ( (株)北隆館 )  33 ( 4 ) 378 - 383  2018年04月

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上皮細胞が感覚組織として機能する、という概念が提唱されている。全消化管上皮に伸展刺激やアラキドン酸代謝物などで活性化するTRPV4が発現しており、活性化により放出されたATPが内臓知覚に関わっている。消化管上皮は、他に低浸透や酸でも相乗的にATP放出を来しうる。TRPV4の機能はプロテアーゼ、セロトニン、ヒスタミン、TNF-α、IL-17で増強され、メチル化サイレンシングで減弱を受け、様々な病態に関与している可能性がある。更に、消化管上皮における圧受容機構が明らかとなり、内臓知覚過敏の新規治療薬が開発されることが期待される。(著者抄録)

消化管上皮の圧受容と慢性炎症

三原 弘

BIO Clinica ( (株)北隆館 )  33 ( 2 ) 146 - 151  2018年02月

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上皮細胞が感覚組織として機能する、という概念が提唱されている。全消化管上皮に伸展刺激やアラキドン酸代謝物などで活性化するTRPV4が発現しており、活性化により放出されたATPが内臓知覚に関わっている。消化管上皮は、他に低浸透や酸でも相乗的にATP放出を来しうる。TRPV4の機能はプロテアーゼ、セロトニン、ヒスタミン、TNF-α、IL-17で増強され、メチル化サイレンシングで減弱を受け、様々な病態に関与している可能性がある。更に、消化管上皮における圧受容機構が明らかとなり、内臓知覚過敏の新規治療薬が開発されることが期待される。(著者抄録)

「消化管機能性疾患の新展開」機能性ディスペプシアの病態・標的分子 機能性ディスペプシアにおけるTRPV4の関与

三原 弘, 杉山 敏郎

日本消化管学会雑誌 ( (一社)日本消化管学会 )  2 ( Suppl. ) 84 - 84  2018年02月

【消化管治療薬 外来での使いどころ】領域別消化管治療薬の使い方 《上部消化管領域》 消化管運動抑制薬

三原 弘

内科 ( (株)南江堂 )  121 ( 2 ) 253 - 256  2018年02月

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各種消化管疾患の疝痛に対する対症療法として蠕動抑制目的で消化管運動抑制薬が使用される.消化管運動抑制薬には,オピアト作動薬,抗コリン薬,ムスカリン受容体拮抗薬がある.腹痛の70～90%に効果があり,かつ安価であるが,ランダム化比較試験がほとんど存在しない.緑内障,前立腺肥大症,重篤な心疾患,麻痺性イレウスに対し抗コリン薬は禁忌である.急性の腹痛に対し,早期のアセトアミノフェン投与が第一選択になっており,ブチルスコポラミンは補助療法である.(著者抄録)

心房細動に対するカテーテルアブレーション後に嚥下時胸痛を認めた症例

高嶋 祐介, 藤浪 斗, 安藤 孝将, 三原 弘, 吉田 啓紀, 南條 宗八, 杉山 敏郎, 坂本 有

日本消化管学会雑誌 ( (一社)日本消化管学会 )  2 ( Suppl. ) 322 - 322  2018年02月

消化管運動に関与するTRPV4活性化による上皮ATP放出へのVNUTエキソサイトーシスの関与

三原弘, 内田邦敏, 小泉修一

日本神経消化器病学会プログラム・抄録集   20th   56  2018年

J-GLOBAL

急性腹症診療ガイドライン2015の検証 急性腹症の到達目標

三原 弘

日本臨床外科学会雑誌 ( 日本臨床外科学会 )  78 ( 増刊 ) 393 - 393  2017年10月

急性腹症診療ガイドライン2015の検証 急性腹症の疼痛管理

前田 重信, 小豆畑 丈夫, 真弓 俊彦, 吉田 雅博, 三原 弘, 高山 祐一, 西館 俊彦, 近藤 浩史, 急性腹症診療ガイドライン2015作成委員会

日本臨床外科学会雑誌 ( 日本臨床外科学会 )  78 ( 増刊 ) 393 - 393  2017年10月

急性腹症診療ガイドライン2015の検証 敗血症性ショックを合併した消化管穿孔の治療戦略 急性腹症診療ガイドラインアルゴリズムが示すもの

小豆畑 丈夫, 真弓 俊彦, 吉田 雅博, 三原 弘, 高山 祐一, 西舘 敏彦, 近藤 浩史, 前田 重信, 急性腹症診療ガイドライン2015作成委員会

日本臨床外科学会雑誌 ( 日本臨床外科学会 )  78 ( 増刊 ) 392 - 392  2017年10月

消化管上皮の圧受容と慢性炎症

三原 弘

別冊Bio Clinica: 慢性炎症と疾患 ( (株)北隆館 )  6 ( 3 ) 117 - 122  2017年09月

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上皮細胞が感覚組織として機能する、という概念が提唱されている。全消化管上皮に伸展刺激やアラキドン酸代謝物などで活性化するTRPV4が発現しており、活性化により放出されたATPが内臓知覚に関わっている。消化管上皮は、他に低浸透や酸でも相乗的にATP放出を来しうる。TRPV4の機能はプロテアーゼ、セロトニン、ヒスタミン、TNF-α、IL-17で増強され、メチル化サイレンシングで減弱を受け、様々な病態に関与している可能性がある。更に、消化管上皮における圧受容機構が明らかとなり、内臓知覚過敏の新規治療薬が開発されることが期待される。(著者抄録)

富山大学医学部医学科における試験成績に関する検討

三原 弘, 関根 道和, 石木 学, 田村 賢太郎, 山田 徹, 廣川 慎一郎, 北島 勲

医学教育 ( (一社)日本医学教育学会 )  48 ( Suppl. ) 236 - 236  2017年08月

Moodleを利用した臨床実習学生の経験、実施データ収集と活用

三原 弘, 石木 学, 関根 道和, 田村 賢太郎, 山田 徹, 廣川 慎一郎, 北島 勲

医学教育 ( (一社)日本医学教育学会 )  48 ( Suppl. ) 209 - 209  2017年08月

富山大学における地域枠・特別枠学生への取り組み

山田 徹, 田村 賢太郎, 吉野 修, 武部 真理子, 若杉 雅浩, 北 啓一朗, 吉田 樹一郎, 三原 弘, 石木 学, 関根 道和, 峯村 正実, 廣川 慎一郎, 北島 勲

医学教育 ( (一社)日本医学教育学会 )  48 ( Suppl. ) 253 - 253  2017年08月

【これでスッキリ!便秘治療薬の悩みを解決】作用機序別 使用のポイント・注意点 浸透圧性下剤

三原 弘

薬事 ( (株)じほう )  59 ( 11 ) 2223 - 2227  2017年08月

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＜Points＞新規薬の保険収載とマグネシウム製剤による高マグネシウム血症の再注意喚起により、慢性便秘薬の位置づけを再検討する必要がある。浸透圧性下剤には、塩類下剤、糖類下剤、浸潤性下剤がある。塩類下剤の酸化マグネシウムは安価で効果的だが、高マグネシウム血症の危険から腎機能が正常でも長期投与例や高齢者では血清マグネシウム測定が必要になった。糖類下剤には保険適応の制限や甘み・腹部膨満の問題はあるが効果的で、D-ソルビトールは安価で、腎機能障害者、高齢者において選択肢となりえる。浸潤性下剤に特に禁忌はないが、長期投与で耐性化する危険がある。器質的疾患、薬剤性便秘、便排出障害型便秘、便秘型過敏性腸症候群などの可能性を常に念頭に置く。(著者抄録)

効果的な臨床実習前カリキュラム実施の試み

石木 学, 三原 弘, 関根 道和, 廣川 慎一郎, 山田 徹, 田村 賢一郎, 北島 勲

医学教育 ( (一社)日本医学教育学会 )  48 ( Suppl. ) 121 - 121  2017年08月

尿素呼気試験によるヘリコバクター・ピロリ除菌判定は、除菌後5週以降の実施が推奨される

高嶋 祐介, 南條 宗八, 加藤 智惠子, 三原 弘, 澤崎 拓郎, 塚田 健一郎, 西野 貴晶, 中谷 敦子, 杉山 敏郎

日本ヘリコバクター学会学術集会プログラム・抄録集 ( (一社)日本ヘリコバクター学会 )  23回   176 - 176  2017年06月

胃全摘後の逆流性食道炎との鑑別を要したサイトメガロウイルス食道炎の1例

徳永 麻美, 藤浪 斗, 安藤 孝将, 三原 弘, 松原 裕樹, 橋本 伊佐也, 北條 荘三, 中嶋 隆彦

ENDOSCOPIC FORUM for digestive disease ( (株)癌と化学療法社 )  33 ( 1 ) 62 - 62  2017年05月

【急性腹症ガイドラインの検証】急性腹症診療ガイドライン2015が教育プログラムに与えた影響と能力評価の課題

三原 弘

日本腹部救急医学会雑誌 ( (一社)日本腹部救急医学会 )  37 ( 4 ) 575 - 579  2017年05月

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【目的】急性腹症診療ガイドライン2015の教育プログラムの章に,「AbdEMetコースが開催されているが,教育プログラムを受けたものの能力の向上について報告されていない」とある。(1)世界初のガイドライン発刊が,教育プログラムに与えた影響と,(2)腹部診療能力の向上を測定しうる具体的実施能力の抽出を行うことを目的とした。【方法】(1)発刊前後の指導要綱を比較し,(2)暫定的に23項目の腹部診療能力を医学生から消化器専門医にアンケート調査した。【結果】(1)鎮痛剤使用方針などが追記され,(2)腹部診療能力の平均評点は医学部高学年,消化器専門医で他群に比較して有意に低値と高値であった。消化器専門医で能力の高い項目(腹部超音波の実施能力など)と,差のない項目(月経の問診など)が判明した。【結論】発刊によりコース指導要綱は改訂され,暫定的評価項目の一定の妥当性が確認された。評価項目の改善と訓練による能力向上の評価が課題である。(著者抄録)

Endoscopic submucosal dissection of superficial esophageal squamous cell neoplasia by SB knife jr

Haruka Fujinami, Hiroki Yoshita, Takayuki Ando, Shinya Kajiura, Hiroshi Mihara, Sohachi Nanjyo, Ayumu Hosokawa, Toshiro Sugiyama

JOURNAL OF GASTROENTEROLOGY AND HEPATOLOGY ( WILEY-BLACKWELL )  31   278 - 279  2016年11月

研究発表ペーパー・要旨（国際会議）  

日常診療における切除不能膵癌に対するFOLFIRINOX療法の治療成績

中田 直克, 細川 歩, 吉田 啓紀, 南條 宗八, 三原 弘, 梶浦 新也, 藤波 斗, 小川 浩平, 植田 亮, 杉山 敏郎

日本消化器病学会雑誌 ( (一財)日本消化器病学会 )  113 ( 臨増大会 ) A690 - A690  2016年09月