研究者詳細 - 秋山　有史

Objective: Aberrant expression of maspin protein related to DNA hypomethylation in the promoter region is frequently observed in gallbladder carcinomas, whereas the nontumorous gallbladder epithelium is maspin negative. We investigated maspin expression in non-tumorous gallbladder epithelium in patients with cholelithiasis. Methods: An immunohistochemical study of maspin expression was performed in 69 patients with cholelithiasis and 30 patients with gastric cancer without cholelithiasis. Results: Immunoreactivity for maspin was observed in focal and patchy regions of the gallbladder epithelium. Positive immunoreactivity for maspin was significantly associated with the presence of intestinal metaplasia in patients with cholelithiasis (p < 0.05). Conclusion: The high incidence of aberrant maspin expression in both intestinal metaplasia and carcinoma of the gallbladder supports the assumption that intestinal metaplasia of the gallbladder may predispose to gallbladder carcinoma.

DOI

S・Rs大腸癌手術の予後における腹腔鏡補助下手術と開腹手術の比較検討

樋口太郎, 大塚幸喜, 藤澤健太郎, 板橋哲也, 川崎雄一郎, 秋山有史, 旭博史, 岡本和美, 斎藤和好, 若林剛

日本消化器外科学会雑誌 = The Japanese Journal of Gastroenterological Surgery ( 一般社団法人日本消化器外科学会 ) 39 ( 11 ) 1658 - 1665 2006年

はじめに:大腸癌の手術治療における予後を含めた治療成績について,腹腔鏡補助下大腸切除術(以下,LAC)と開腹大腸切除術(以下,OC)を比較検討した.対象と方法:1996年から2005年にかけて岩手医科大学外科学第1講座で施行した大腸癌切除790例中,手術手技の類似したS状結腸癌およびRs直腸癌266例のうちの,組織学的根治度AかつD3郭清施行例88例を対象とし,LAC群:43例とOC群:45例の2群に分けて,臨床病理学的諸因子および術後成績について比較検討した.結果:1)手術侵襲では,術中出血量はLAC群が18mlとOC群の271mlに比べて有意に低値であった(P<0.0001)が,手術時間はLAC群が211min.に対しOC群228min.,郭清リンパ節個数もLAC群22個に対しOC群24個と有意差は認められなかった.2)術後在院期間はLAC群が13日とOC群の25日に比べて有意に低値であった(P<0.0001).3)合併症発生率は,LAC群が9.3%とOC群の22.2%に比べて低率ではあったが,有意差は認められなかった.4)再発率は,LAC群が4.7%とOC群の11.1%に比べて低率ではあったが,有意差は認められなかった.5)Overallの5年生存率では,LAC群が100%に対しOC群が93.2%,5年無再発生存率でもLAC群が95.2%に対しOC群が86.6%と,LAC群が高率であったが有意差は認められなかった.考察:S・Rs大腸癌において,LACはOCに対して短期予後にbenefitを有しているだけでなく,中長期の予後においてもほぼ同等かそれ以上の結果が得られたことから,oncologic resectionの見地からも,開腹手術に比肩しえる手術手技であることが示唆された.

DOI CiNii

症例後腹膜に発生した神経鞘腫の1例

秋山有史, 青木毅一, 中屋勉

外科 ( 南江堂 ) 67 ( 8 ) 966 - 969 2005年08月

CiNii

術後13年目に発症した腎癌膵転移の1例(肝・胆・膵41, 第60回日本消化器外科学会総会)

青木毅一, 中屋勉, 大山健一, 秋山有史, 岩谷岳, 佐々木亮孝

日本消化器外科学会雑誌 ( 一般社団法人日本消化器外科学会 ) 38 ( 7 ) 1226 - 1226 2005年07月

CiNii

システム化した腹腔鏡補助下直腸癌手術の手技と成績(第60回日本消化器外科学会定期学術総会)

大塚幸喜, 樋口太郎, 佐々木章, 秋山有史, 板橋哲也, 旭博史, 斎藤和好

日本消化器外科学会雑誌 ( 一般社団法人日本消化器外科学会 ) 38 ( 7 ) 1111 - 1111 2005年07月

CiNii

リンパ節転移状況, 予後および再発形式よりみた胸部下部食道癌に対するリンパ節郭清の検討(食道4, 第60回日本消化器外科学会総会)

木村祐輔, 池田健一郎, 岩谷岳, 青木毅一, 佐藤信博, 飯島信, 秋山有史, 木村聡元, 石田薫, 斎藤和好

日本消化器外科学会雑誌 ( 一般社団法人日本消化器外科学会 ) 38 ( 7 ) 1026 - 1026 2005年07月

CiNii

症例胃全摘術後4年目にRoux-en Y吻合部に発生した逆行性腸重積症の1例

秋山有史, 青木毅一, 中屋勉

外科 ( 南江堂 ) 67 ( 5 ) 587 - 589 2005年05月

CiNii

臨床報告(1)イレウスを呈した穿孔性小腸憩室の1例

秋山有史, 青木毅一, 中屋勉

臨床外科 ( 医学書院 ) 60 ( 3 ) 395 - 398 2005年03月

CiNii

虫垂原発印環細胞癌の2例

秋山有史, 青木毅一, 木村祐輔, 岩谷岳, 肥田圭介, 斎藤和好

日本臨床外科学会雑誌 = The journal of the Japan Surgical Association 65 ( 11 ) 2958 - 2962 2004年11月

CiNii

Fourth-Line TherapyとしてBi-weekly CPT-11/CDDP併用化学療法が有効であった胃癌肝転移再発の1例

藤原久貴, 青木毅一, 中屋勉, 秋山有史, 木村祐輔, 岩谷岳, 斉藤和好

癌と化学療法 ( (株)癌と化学療法社 ) 31 ( 12 ) 2035 - 2038 2004年11月

症例は72歳,女性.1999年11月に残胃胃癌の診断にて胃全摘術を施行後(fStage IA,Cur A),2001年10月に腹部CTにて肝転移再発が認められた.以後,外来にて5'-DFUR/TXTおよびTS-1,TXLによる化学療法を継続施行していたが再燃・増悪が認められ,2002年8月に胃癌肝転移再発および閉塞性黄疸の診断にて当院入院となった.内外瘻化チューブ留置による減黄後,同時隔週投与のレジメンにてCPT-11(60mg/m2)およびCDDP(30mg/m2)を点滴静注し,28日間で1クールとする併用化学療法を施行した.1クール終了後,奏効度PRの腫瘍縮小効果(腫瘍縮小率69%)が認められ,抗腫瘍効果は以後の加療においても継続して認められた.本人希望により治療は計4クールにて終了したが,その後少なくとも3ヵ月間肝転移巣の再燃・増悪徴候は認められず,奏効期間は8.5ヵ月間であった.本療法施行中,grade 3以上の有害事象は血色素減少のみであり,他はすべてgrade 2以下であった.本療法は進行・再発胃癌患者においてQOLを損なうことなく,臨床的に有用性の高い併用療法であると思われた(著者抄録)

虫垂原発印環細胞癌の2例

秋山有史, 青木毅一, 中屋勉, 藤原久貴, 木村祐輔, 岩谷岳, 肥田圭介, 斎藤和好

日本臨床外科学会雑誌 ( 日本臨床外科学会 ) 65 ( 増刊 ) 771 - 771 2004年09月

胸部食道癌周術期の経腸的グルタミン付加投与の検討

池田健一郎, 新田浩幸, 青木毅一, 大塚幸喜, 木村祐輔, 岩谷岳, 小川雅彰, 秋山有史, 木村聡元, 佐藤信博, 石田薫, 斎藤和好

外科と代謝・栄養 38 ( 3 ) 163 - 163 2004年06月

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