2025/09/30 更新

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ヒラカワ マサヒロ
平川 昌宏
所属
医学部 内科学講座腫瘍内科学分野 講師
職名
講師
外部リンク

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 大腸癌のBH3プロファイリングによる抗がん剤耐性機序の解明及び新規治療法の開発

    研究課題/領域番号:17K07200  2017年4月 - 2020年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    河野 豊, 加藤 淳二, 平川 昌宏, 石川 和真

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    配分額:4810000円 ( 直接経費:3700000円 、 間接経費:1110000円 )

    BH3プロファイリングにより大腸癌細胞株における5-FU耐性獲得にはBCLXL蛋白の機能的な役割が関与していることが明らかにされ、BCLXL蛋白の抑制により5-FU耐性大腸癌細胞株の増殖抑制が確認された。さらに動物モデルにおいても、BCLXL阻害薬を投与されたマウスの腫瘍の増大が抑制され、アポトーシスの増加を認めた。以上の結果よりBCLXL阻害薬は5-FU抗がん剤耐性大腸癌に対する新規治療法の1つとして基礎研究レベルで有望であると考えられた。

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  • STn synthaseを標的とした転移性胃癌に対する新規治療法の開発

    研究課題/領域番号:24590921  2012年4月 - 2015年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    佐藤 康史, 瀧本 理修, 加藤 淳二, 平川 昌宏

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    配分額:5330000円 ( 直接経費:4100000円 、 間接経費:1230000円 )

    STnは正常細胞には発現せず胃癌など様々な癌腫で強く発現し、癌の浸潤や転移とも強く相関すると報告されている. STnの生成はST6GalNAcⅠによって行われる. そこで、ST6GalNacⅠに着目しこれを標的とする胃癌の抗転移治療を開発するため、ST6GalNacⅠの発現をsiRNAで抑制し、転移関連遺伝子の網羅的な解析を行うとともに、その増殖能、遊走能、浸潤能を検討し、マウスの胃癌細胞腹膜播種モデルを用いた転移抑制効果を検討したところ、ST6GalNAcⅠは転移性胃癌に対する有望な治療標的となる可能性を明らかにした。

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