KIJIMA Terumi

写真a

Affiliation

School of Health Science, Department of Nursing, Division of Community Health

Job title

Associate Professor

Education 【 display / non-display

  •  
    -
    2023

    北海道科学大学   大学院保健医療学研究科保健医療学専攻  

  •  
    -
    2006

    Health Sciences University of Hokkaido  

  •  
    -
    2003

    Hokusei Gakuen University  

  •  
    -
    1995

    北海道立衛生学院保健婦科  

  •  
    -
    1994

    札幌医科大学衛生短期大学部看護学科  

Research Experience 【 display / non-display

  •  
     
     

    Sapporo Medical University   School of Health Sciences   准教授

Professional Memberships 【 display / non-display

  •  
     
     

    日本看護科学学会

  •  
     
     

    日本老年看護学会

  •  
     
     

    日本認知症ケア学会

Research Areas 【 display / non-display

  • Life sciences   Gerontological and community health nursing  

Affiliation 【 display / non-display

  • Sapporo Medical University   School of Health Sciences Department of Nursing  

 

Research Interests 【 display / non-display

  • 看護

  • 認知症

  • 高齢者

  • 老年看護

Papers 【 display / non-display

  • 医療機関におけるせん妄ケアの質評価指標開発のためのパイロットスタディ

    鳥谷 めぐみ, 長谷川 真澄, 木島 輝美, 粟生田 友子

    札幌保健科学雑誌 ( 札幌医科大学保健医療学部 )  ( 12 ) 29 - 35  2023.03

     View Summary

    本研究の目的は,せん妄リスクのある患者へのケアの質を評価する指標を開発するために質問項目を精選することである.先行研究から作成したせん妄ケアの質評価指標55項目について,臨床経験1年以上の看護師291名を対象にWeb調査を実施した.123名の協力が得られ,対象基準に合致した119票を分析対象とした.対象者の平均臨床経験年数は13.0±8.3年であった.天井効果,床効果,I-T相関分析の結果をもとに探索的因子分析(主因子法,プロマックス回転)を試行した結果,「ストレスなく生活するためのケア」「安心感をもたらすコミュニケーション」「排泄や活動のニーズを満たすケア」「呼吸・循環・水分・栄養ケア」「せん妄患者の世界を理解した関わり」「感覚障害・見当識へのケア」「覚醒を促すケア」など先行研究と類似した11因子46項目が抽出された.(著者抄録)

  • 介護の種類の違いによる家族介護者が求めるインフォーマルな支援の特性 認知症介護と身体介護の比較から(Characteristics of informal support sought by family caregivers for different types of care: A comparison between dementia care and physical care)

    木島 輝美, 林 裕子, 山本 道代

    医学と生物学 ( (NPO)バイオテクノロジー標準化支援協会 )  162 ( 3 ) 1 - 13  2022.09

     View Summary

    本研究は、在宅において認知症介護または身体介護をしている家族介護者におけるインフォーマルな支援の必要性を概観し、介護の種類の違いによる家族介護者が求めるインフォーマルな支援の特性を検討することを目的とした。対象者は、北日本の農村地域であるA町の全世帯を対象として実施されたアンケート調査結果より抽出した、認知症をもつ者の介護者(認知症介護)23名と身体障がいをもつ者の介護者(身体介護)27名の計50名とした。調査内容は、介護負担度、介護協力者の状況、地域住民との助け合いの状況、地域住民に求める支援であった。介護負担度は全体的に軽度であったが、認知症介護が身体介護よりも有意に高かった。介護協力者は両介護とも家族による協力が多く、地域住民による支援は少なかった。両介護者とも約9割が地域住民とのつながりや助け合いは必要であるが、約8割が手伝ってほしいことはないと回答した。また、地域住民に求める具体的な支援内容は、認知症介護では「見守り」と「被介護者の話し相手」、身体介護では「車での送迎」であった。介護者は地域住民からのインフォーマルな支援に対する遠慮や羞恥心があることが推測された。本研究で明らかになった認知症介護と身体介護それぞれの介護者が求める具体的な支援内容について、地域住民側から介護者に対して積極的に発信してく仕組み作りが必要である。(著者抄録)

  • せん妄リスクのある患者への看護実践の知 一般病院におけるエスノグラフィ研究

    長谷川 真澄, 粟生田 友子, 道信 良子, 木島 輝美, 鳥谷 めぐみ

    老年看護学 ( (一社)日本老年看護学会 )  26 ( 1 ) 69 - 78  2021.07

     View Summary

    本研究は、エスノグラフィの手法を用いて、看護師が日常行っているせん妄リスクのある患者への看護実践を記述し、そこからせん妄ケアの核となる文化的テーマを特定することを目的とした。研究参加者である一般病院2施設の看護師9人を対象として、せん妄リスクのある患者への看護実践場面を参加観察し、その後、半構造化インタビューを行った。参加観察のフィールドノートおよびインタビューの逐語録をSpradleyの分析手法に則り分析した。分析の結果、せん妄リスクのある患者への看護実践として7つの要素が特定され、構造化された。せん妄ケアの看護実践を統合する文化的テーマは「患者にとってストレスになるものを予測し、安楽にすごせるようにする」であった。本研究で特定されたせん妄ケアの構造と文化的テーマから、患者を個別性のある全人的な存在としてとらえ、入院治療環境における患者のストレスや基本的ニードをアセスメントし、患者との相互作用を基盤にしながら安楽の増進に向けて援助することが、せん妄ケアの本質として重要である可能性が示唆された。(著者抄録)

  • 特定機能病院の看護師がとらえる認知症高齢者へのケア上の課題

    木島 輝美, 長谷川 真澄

    札幌保健科学雑誌 ( 札幌医科大学保健医療学部 )  ( 7 ) 18 - 24  2018.03

     View Summary

    特定機能病院の看護師が捉える認知症高齢者ケア上の課題を明らかにするために、特定機能病院の外科系・内科系を問わず高齢者の入院割合が比較的多い病棟の看護師を各病棟1から2名推薦してもらい、同意が得られた24名(A病院20名、B病院4名)を対象に、半構成的面接調査を実施した。録音した面接内容から逐語録を作成し、認知高齢者のケア上の課題に関する内容をコード化、サブカテゴリー化、カテゴリー化の分析を行った。分析の結果、542のコード、37のサブカテゴリー、「特定機能病院の役割として期待される高度な医療」「治療や生活援助への理解が困難な人と認識される認知症高齢者」といった認知症高齢者に起きている課題である6カテゴリーと「認知症ケア経験と学習機会が少ない中での手探りのケア」「看護師がQOLを重視した意思決定を支援できていないジレンマ」などの、5カテゴリーの合計11カテゴリーが抽出された。

  • 保健医療総論1における学習効果に関する検討 学生に向けた3か年のアンケート調査から

    吉野 淳一, 根木 亨, 中村 充雄, 木島 輝美, 後藤 葉子, 大塚 知子, 植木 瞳, 古名 丈人, 池田 望, 齋藤 重幸, 古畑 智久, 松村 博文, 佐藤 公美子, 谷口 圭吾, 山本 武志, 長多 好恵, 牧野 夏子, 横山 まどか

    札幌保健科学雑誌 ( 札幌医科大学保健医療学部 )  ( 6 ) 47 - 52  2017.03

     View Summary

    本学保健医療学部では、入学したばかりの看護・理学療法・作業療法3学科の1年次生全員が保健医療総論1を受講することとなっており、今回、その効果を、2014年度〜2016年度に保健医療総論1を受講した学生延べ270名を対象に授業開始前のオリエンテーション時、および授業終了時に実施した自由記述を含むアンケート調査から検討した。自由記述を内容分析した結果、授業開始前には【授業への前向きで意欲的な姿勢】をもちながらも【授業に対する不安と緊張】を抱えていたものが、授業終了後には【コミュニケーション理解の深化】【入学時にグループを用いて授業することの仲間づくりの効果】【授業の目的に対する評価】に変化していた。

display all >>

Books and Other Publications 【 display / non-display

  • ウェルネスの視点にもとづく老年看護過程 : 生活機能に焦点をあてたアセスメント

    奧宮, 暁子

    医歯薬出版  2019.12 ISBN: 9784263237342

  • 生活機能のアセスメントにもとづく老年看護過程

    奥宮 暁子, 木島 輝美, 武田 かおり, 安川 揚子( Part: Joint author)

    医歯薬出版  2011.12 ISBN: 4263235622

    ASIN

Misc 【 display / non-display

  • 認知症の人を介護する配偶者の認知症診断後から介護サービス等を利用するまでの経験

    木島 輝美, 林 裕子

    日本看護科学学会学術集会講演集 ( (公社)日本看護科学学会 )  42回   407 - 408  2022.12

  • せん妄ケアの質評価指標の検討

    長谷川 真澄, 鳥谷 めぐみ, 木島 輝美, 粟生田 友子

    日本看護科学学会学術集会講演集 ( (公社)日本看護科学学会 )  42回   641 - 642  2022.12

  • せん妄ケアの実践知を探る 急性期病院の看護師を対象とした参加観察とインタビューを通して

    木島 輝美, 長谷川 真澄, 鳥谷 めぐみ, 粟生田 友子, 道信 良子

    日本看護科学学会学術集会講演集 ( (公社)日本看護科学学会 )  38回   [P1 - 25]  2018.12

  • 地域住民に対する視空間認知機能評価

    佐藤 和彦, 林 裕子, 山本 道代, 木島 輝美, 米坂 公基

    日本作業療法学会抄録集 ( (一社)日本作業療法士協会 )  50回   PN - 2A  2016.09

  • 認知症高齢者の日常生活機能に焦点をあてた視聴覚教材の評価 看護学生の認知症の程度と援助必要度の認識

    高橋 順子, 木島 輝美, 眞鍋 知子, 安川 揚子, 奥宮 暁子

    日本看護学教育学会誌 ( (一社)日本看護学教育学会 )  26 ( 学術集会講演集 ) 236 - 236  2016.08

display all >>

Awards 【 display / non-display

  • Best Reviewer Award

    2024.06   第25回一般社団法人日本認知症ケア学会大会  

Research Projects 【 display / non-display

  • 高齢患者のせん妄及び身体拘束予防ケアの質向上をめざす包括的教育パッケージの開発

    基盤研究(C)

    Project Year :

    2022.04
    -
    2025.03
     

    長谷川 真澄, 鳥谷 めぐみ, 木島 輝美, 粟生田 友子

  • 認知症の人と家族に対する外来看護師による診断後支援モデルの検討

    Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

    Project Year :

    2020.04
    -
    2024.03
     

    木島 輝美

  • Development of delirium risk management program for elderly patients in acute care hospital

    Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

    Project Year :

    2013.04
    -
    2016.03
     

    HASEGAWA MASUMI, AOHDA Tomoko, WATANUKI Shigeaki, SUGAWARA Mineko, TORIYA Megumi, KIJIMA Terumi

     View Summary

    In the present study, an educational program for promoting multidisciplinary care and improving the care skills of nurses in delirium risk management at acute hospitals was developed. First, the activities of pioneering delirium management teams in Japan were investigated, and the process of establishment of multidisciplinary teams was elucidated. Then, a DVD teaching material for nurses aimed at facilitating the introduction of delirium assessment tools in clinical settings was created. Finally, a delirium risk management program comprising the three pillars of establishment of organizational structures for promoting delirium management, establishment of systems for delirium management, and staff education regarding delirium care was created. It is necessary in the future to apply the present program to clinical settings, and to assess its usefulness and effectiveness.

  • Challenges in Nursing Care of the Elderly with Dementia at Advanced Treatment Hospitals

    Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

    Project Year :

    2012.04
    -
    2015.03
     

    KIJIMA TERUMI

    Authorship: Principal investigator

     View Summary

    Interviews were conducted with 24 nurses working at advanced treatment hospitals in Japan. A qualitative analysis of their narratives identified seven areas they found challenging in the care of elderly patients who also had dementia, including “accident prevention”, “witnessing life functioning impairment when receiving best possible treatment for disease” and “discharge arrangements”. Eight categories were extracted as supportive initiatives taken by nurses, such as “using a restraint or alternative means to prevent accidents” and “liaising with other nursing team members/other disciplines“. Accident prevention is the top priority in the advanced clinical setting and elderly patients often experience deterioration of their functioning even though their disease has been cured. When the elderly with dementia are admitted to advanced treatment hospitals, multi-disciplinary collaboration is essential from an early stage of admission to prevent their functional impairment.

  • 認知症高齢者の定常化された暮らしの要素とショートステイでの暮らしを安定に導く援助

    Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

    Project Year :

    2006
    -
    2007
     

    木島 輝美

    Authorship: Principal investigator

     View Summary

    本研究の目的は,認知症高齢者が落ち着いて過ごすことができる状態が一定して変わらずに維持される暮らし,すなわち「定常化された暮らし」の要素をとらえ,ショートステイを利用する認知症高齢者を安定した暮らしへ導くための援助について検討することであった。 対象者は認知症高齢者とその家族の2事例(A氏,B氏)であった。研究方法は,対象者がショートステイを利用する前・後の自宅での面接およびショートステイ利用中の観察データにもとづき,施設入所中の様子と自宅での様子が異なる場面を事例的に分析した。 認知症高齢者が安定した暮らしを営むために定常化することが望ましい要素として以下のようなものが見出された。A氏は日常生活の殆どに援助を必要としており,「時間のズレによる排泄や睡眠の変調」「食事内容や介助方法の違いによる食事拒否」が見られた。B氏は自宅での日常生活動作の殆どは自立しており,「自由に行動でき自立性が保たれると落ち着く」,「さりげなくサポートしてくれる存在により安心する」という様子がみられた。また,2事例に共通して,「普段のデイケアで利用している場所にくると安心できる」という様子がみられた。これらの結果より,日常生活に多くの援助を必要とする場合には生活時間や介護方法を一定に保つことが重要であると考えられる。よって,自宅での生活時間や介護方法についての詳細な確認を行い出来るだけ再現することが必要である。また自宅である程度自立している場合には,その自立性を保つことが重要であり,誇りを傷つけないように分かりやすい表示やさりげない誘導などが必要である。そして,ショートステイにおいて定常化された暮らしを維持するためには,家族と施設職員との情報交換の重要性が示唆された。