Papers - TANIGUCHI Keigo

アキレス腱縫合術後症例における筋・腱組織の機械的特性および足関節の力学特性の経時変化

河合 誠, 谷口 圭吾, 加藤 拓也, 寺本 篤史, 鈴木 智之, 小路 弘晃, 渡邉 耕太, 片寄 正樹, 山下 敏彦

日本整形外科スポーツ医学会雑誌 ( (一社)日本整形外科スポーツ医学会 )  37 ( 4 ) 455 - 455  2017.08

足関節底屈角度変化が下腿三頭筋の動的筋弾性に及ぼす影響

小林 匠, 谷口 圭吾, 加藤 拓也, 金谷 耕平, 片寄 正樹

日本整形外科超音波学会会誌 ( 日本整形外科超音波学会 )  28 ( 1 ) 56 - 61  2017.03  [Refereed]

　View Summary

若年健常成人男性7名7足(平均23.0±2.0歳)を対象とした。股関節・膝関節伸展位で自動足関節底屈可動域を測定した。筋スティフネスは剪断弾性係数に基づいて評価した。剪断弾性係数はリニアプローブおよび超音波剪断波エラストグラフィ技術搭載の装置を用いて測定した。被検筋は腓腹筋外側頭(LG)およびヒラメ筋(SOL)とした。最大自動足関節底屈角度は、50〜65°(58.6±4.8°)であった。安静時筋スティフネスは角度に主効果を認め、底屈0%と比べて底屈100%で有意に筋スティフネスは減少したが、交互作用はなかった。最大随意収縮時の動的な筋スティフネスには交互作用を認めた。LGは底屈角度の増加に伴い有意に減少したが、SOLは底屈角度間で有意差を認めなかった。底屈0・50%ではLGはSOLより有意に高かったが、底屈100%では筋間に有意差を認めなかった。足関節底屈ピークトルク値は角度に主効果を認め、底屈角度の減少に伴い有意に減少したが、交互作用はなかった。

股関節角度が長内転筋および大内転筋の受動的な弾性率に及ぼす影響

加藤 拓也, 谷口 圭吾, 佐保 泰明, 池田 祐真, 金谷 耕平, 片寄 正樹

日本整形外科超音波学会会誌 ( 日本整形外科超音波学会 )  28 ( 1 ) 34 - 42  2017.03

　View Summary

健常成人男性11名(平均22.7±5.3歳)を対象とした。膝関節は重力下垂位の屈曲位とした。長内転筋および大内転筋の剪断弾性率(弾性率)は、剪断波エラストグラフィ超音波装置を使用して算出した。長内転筋の%MVCは、股関節外転角度変化で1.62〜1.78%、股関節屈曲角度変化で1.55〜2.26%であった。大内転筋の%MVCは、股関節外転角度変化で5.52〜6.49%、股関節屈曲角度変化で5.71〜7.51%であった。長内転筋の弾性率は、股関節外転0°、20°および40°において大内転筋よりも有意に高値であった。股関節外転40°における長内転筋の弾性率は、外転0°よりも有意に高値であった。長内転筋の弾性率は、股関節屈曲20°、0°および伸展20°において大内転筋よりも有意に高値であった。股関節伸展20°における長内転筋の弾性率は、屈曲40°および20°よりも有意に高値であった。股関節屈曲80°における大内転筋の弾性率は、屈曲20°、40°および60°よりも有意に高値であった。

健常成人男性における体幹伸展時の胸腰椎の運動学的解析

山根 裕司, 片寄 正樹, 谷口 圭吾, 青木 信裕, 渡邉 耕太, 山下 敏彦

日本整形外科学会雑誌 ( (公社)日本整形外科学会 )  91 ( 3 ) S1150 - S1150  2017.03

保健医療総論1における学習効果に関する検討～学生に向けた３カ年のアンケー卜調査から～

吉戰淳一, 根木亨, 中村充雄, 木島輝美, 後藤葉子, 大塚知子, 植木瞳, 古名丈人, 池田望, 齋藤重幸, 古畑智久, 松村博文, 佐藤公美子, 谷口圭吾, 山本武志, 長多好萬, 牧野夏子, 横山まどか

札幌医保健科学雑誌 ( 札幌医科大学保健医療学部 )  6 ( 6 ) 47 - 52  2017  [Refereed]

　View Summary

本学保健医療学部では、入学したばかりの看護・理学療法・作業療法3学科の1年次生全員が保健医療総論1を受講することとなっており、今回、その効果を、2014年度〜2016年度に保健医療総論1を受講した学生延べ270名を対象に授業開始前のオリエンテーション時、および授業終了時に実施した自由記述を含むアンケート調査から検討した。自由記述を内容分析した結果、授業開始前には【授業への前向きで意欲的な姿勢】をもちながらも【授業に対する不安と緊張】を抱えていたものが、授業終了後には【コミュニケーション理解の深化】【入学時にグループを用いて授業することの仲間づくりの効果】【授業の目的に対する評価】に変化していた。

走動作遊脚期後半を想定した関節肢位におけるハムストリングスの剪断弾性率の筋間差

小林 佑輔, 山根 裕司, 野村 勇輝, 谷口 圭吾, 片寄 正樹

日本臨床スポーツ医学会誌 ( (一社)日本臨床スポーツ医学会 )  24 ( 4 ) S314 - S314  2016.10

足部内側縦アーチ高と足部内在筋・足部外在筋の筋形態との関係性

山中 麻由, 野崎 修平, 廣田 健斗, 谷口 圭吾, 片寄 正樹

日本臨床スポーツ医学会誌 ( (一社)日本臨床スポーツ医学会 )  24 ( 4 ) S319 - S319  2016.10

アキレス腱縫合術後に競技復帰した症例の筋力および筋・腱スティフネスの評価

土田 輝, 河合 誠, 寺本 篤史, 小路 弘晃, 鈴木 智之, 谷口 圭吾, 渡邉 耕太, 山下 敏彦

日本整形外科スポーツ医学会雑誌 ( (一社)日本整形外科スポーツ医学会 )  36 ( 4 ) 342 - 342  2016.08

等速性股関節屈曲・伸展運動時における長内転筋、大内転筋の筋活動と股関節角度の関係

加藤 拓也, 谷口 圭吾, 池田 祐真, 本村 遼介, 片寄 正樹

日本基礎理学療法学雑誌 ( (一社)日本基礎理学療法学会 )  19 ( 2 ) 65 - 71  2016.08

　View Summary

等速性股関節屈曲・伸展運動時における長内転筋(AL)、大内転筋(AM)の筋活動と股関節角度の関係について検討した。健常男子大学生9名(22.2±1.2歳)を対象とした。ウォーミングアップ後、3条件の角速度にて等速性股関節屈曲・伸展運動を各々実施した。ALは股関節伸展運動の筋活動量と比較し、股関節屈曲運動にて有意に高値を示した。AMは、股関節屈曲運動と比較し、股関節伸展運動にて有意に高値を示した。ALとAMとの間に相関は認めなかった。AMと大腿二頭筋(BF)との間及びAMと半腱様筋(ST)との間には有意ではなかったが、中等度の正の相関傾向がみられた。股関節屈曲運動時のALの筋活動は、分散分析の結果、交互作用(角度×角速度)及び角速度に主効果はみられなかったが、角度に主効果を認めた。股関節伸展運動時のAMの筋活動の様相は、分散分析の結果、有意な交互作用(角度×角速度)及び主効果は認めなかった。

筋メカニクス研究の最前線 超高速超音波イメージングによる筋組織性状の可視化

谷口 圭吾

日本基礎理学療法学雑誌 ( (一社)日本基礎理学療法学会 )  19 ( 2 ) 17 - 24  2016.08

　View Summary

近年誕生した超音波エラストグラフィーは、超音波の特徴といえる非侵襲性、簡便性、実時間性に加えて、組織性状に関する情報の取得を可能にした画期的な新技術である。組織性状を反映する弾性特性の定義や、エラストグラフィーによる組織弾性の測定原理を概説し、本手法の一つである、超高速超音波イメージングを用いた筋組織弾性に及ぼすストレッチングの効果検証、膝関節術後症例の筋弾性評価について述べた。

足関節底屈角度変化に呼応した収縮時の下腿三頭筋スティフネス変化

小林 匠, 谷口 圭吾, 加藤 拓也, 片寄 正樹

日本整形外科スポーツ医学会雑誌 ( (一社)日本整形外科スポーツ医学会 )  36 ( 4 ) 492 - 492  2016.08

足関節底屈角度と下腿三頭筋スティフネスの関連性

小林 匠, 谷口 圭吾, 加藤 拓也, 片寄 正樹

JOSKAS ( (一社)日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会 )  41 ( 4 ) 339 - 339  2016.07

足関節底屈角度変化が下腿三頭筋スティフネスに及ぼす影響

小林 匠, 谷口 圭吾, 加藤 拓也, 金谷 耕平, 片寄 正樹

日本整形外科超音波学会学術集会プログラム・抄録集 ( 日本整形外科超音波学会 )  28回   49 - 49  2016.07

THE SKIN ACTS TO MAINTAIN MUSCLE SHEAR MODULUS

Yasuhide Yoshitake, Naokazu Miyamoto, Keigo Taniguchi, Masaki Katayose, Hiroaki Kanehisa

ULTRASOUND IN MEDICINE AND BIOLOGY ( ELSEVIER SCIENCE INC )  42 ( 3 ) 674 - 682  2016.03  [Refereed]  [International journal]

　View Summary

It is not clear how the tissues covering the skeletal muscles affect the muscles' mechanical properties. The main purpose of this study was to examine changes in muscle shear modulus as a representative mechanical property of muscle with and without the covering tissues of skin and epimysium (fascia). Shear modulus of the medial gastrocnemius (MG) muscle was determined using ultrasound shear-wave elastography in the Thiel's embalmed cadavers under three different conditions: original (intact cadavers), removal of the skin on the MG and subsequent removal of the epimysium. Muscle shear modulus significantly decreased by 50% after removal of the skin, whereas no additional changes in shear modulus were observed after subsequent removal of the epimysium. This study suggests that the skin is a main contributor for maintaining the muscle mechanical properties among tissues covering the skeletal muscle. (E-mail: y-yoshi@nifs-k.ac.jp) (C) 2016 World Federation for Ultrasound in Medicine & Biology.

DOI PubMed

Quantification of muscle stiffness with ultrasound elastography

谷口 圭吾, 加藤 拓也, 野崎 修平

整形・災害外科 ( 金原出版 )  59 ( 2 ) 211 - 215  2016.02

DOI CiNii

筋メカニクス研究の最前線 超高速超音波イメージングによる筋組織性状の可視化

谷口 圭吾

日本基礎理学療法学雑誌 ( (一社)日本基礎理学療法学会 )  19 ( 1 ) 12 - 12  2016.01

等速性股関節屈曲・伸展運動時における長内転筋，大内転筋の筋活動と股関節角度の関係

加藤拓也, 谷口圭吾, 池田祐真, 本村遼介, 片寄正樹

日本基礎理学療法学雑誌   19 ( 2 ) 59 - 67  2016  [Refereed]

膝関節角度と等尺性収縮時の中間広筋の筋節長の関係

安藤 良介, 谷口 圭吾, 菊池 真, 溝口 照悟, 渡邊 航平, 藤宮 峯子, 片寄 正樹, 秋間 広

体力科学 ( (一社)日本体力医学会 )  64 ( 6 ) 556 - 556  2015.12

健常成人男性における体幹屈曲伸展時における胸腰椎の運動学的解析

山根 裕司, 菅原 一博, 盛 智子, 青木 信裕, 谷口 圭吾, 片寄 正樹

日本臨床スポーツ医学会誌 ( (一社)日本臨床スポーツ医学会 )  23 ( 4 ) S258 - S258  2015.10

スクワット動作における中間広筋の活動特性

河合誠, 谷口圭吾, 齋藤輝, 齋藤輝, 秋間広, 秋間広, 片寄正樹

日本基礎理学療法学雑誌 ( (一社)日本基礎理学療法学会 )  18 ( 2 ) 61 - 69  2015.08  [Refereed]

　View Summary

スクワット動作における中間広筋の活動特性について検討した。健常男性15例を対象とした。各筋とも膝伸展域では筋活動が小さく、屈曲に伴い増大する傾向がみられた。スクワット動作の各速度条件における大腿四頭筋の膝関節角度-筋電図では、各速度条件において有意な交互作を認めた。直立姿勢から膝関節屈曲90°までしゃがみ込むECC phaseにおいて交互作用(筋×速度)および主効果(速度)は認めなかった。直立姿勢まで立ち上がるCON phaseでは交互作用(筋×速度)は認めなかったが、有意な主効果(速度)を認めた。high speed条件における4筋の平均標準化RMSはlow speed条件に比して有意に高値を示した。

J-GLOBAL