研究者詳細 - 髙田　弘一

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上腸間膜静脈・門脈血栓症を発症したJAK2変異を伴った真性多血症

荒木直子, 瀧本理修, 千葉大樹, 荒木啓伸, 佐藤勉, 井山諭, 平川昌宏, 小野薫, 河野豊, 高田弘一, 宮西浩嗣, 小船雅義, 松永卓也, 加藤淳二, 中村とき子, 新津洋司郎

臨床血液 = The Japanese Journal of Clinical Hematology ( 日本臨床血液学会 ) 48 ( 7 ) 554 - 8 2007年07月 [ 国内誌 ]

A 47-year-old woman was admitted to our hospital in December 1994 with polycythemia. The patient's red blood cell volume was 33 ml/kg and bone marrow cytology was able to rule out other myeloproliferative diseases such as chronic myelogenous leukemia, essential thrombocytosis and myelofibrosis. The patient was diagnosed as having polycythemia vera. She had undergone only phlebotomy until 1999 when the thrombocytosis appeared, subsequent to which she was treated with oral hydroxyurea. However, in March 2006, she developed upper abdominal pain and was admitted to our hospital on March 14th, 2006. Computed tomography scan revealed thromboses in the portal and superior mesenteric veins. Anticoagulation therapy delivered intravenously via the superior mesenteric vein dramatically improved her symptoms and liver function. She is currently on anticoagulation therapy in our outpatient clinic.

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Reduction of hepatic 8-OH-dG levels and histological improvement in non-alcoholic steatohepatitis patients undergoing iron depletion therapy by phlebotomy and low iron diet

Kohichi Takada, Junji Kato, Yutaka Kawano, Masayoshi Kobune, Rishu Takimoto

AMERICAN JOURNAL OF HEMATOLOGY ( WILEY-LISS ) 82 ( 6 ) 526 - 526 2007年06月

研究発表ペーパー・要旨（国際会議）

石灰乳胆汁をともなった胆嚢管癌の1例

高橋祥, 本間久登, 秋山剛英, 女澤慎一, 小池和彦, 平田健一郎, 古川勝久, 河野豊, 高田弘一, 佐藤勉, 新津洋司郎

日本消化器病學會雜誌 = The Japanese journal of gastro-enterology ( The Japanese Society of Gastroenterology ) 104 ( 3 ) 394 - 400 2007年03月 [ 国内誌 ]

症例は78歳男性．近医にて胆石症と診断され当院紹介受診．腹部エコーでは胆嚢内にdebrisの充満と，胆石，胆嚢壁の軽度肥厚を認め胆石による慢性胆嚢炎が疑われた．ERCにて胆嚢管の急峻な途絶を認め，胆嚢炎の原因として胆嚢管への胆石の嵌頓が疑われるも，超音波内視鏡では胆嚢管の拡張とその内腔に後方陰影をともなわない充実性低エコー腫瘤を認めたため，胆嚢管癌と診断し，当院外科にて胆嚢および胆管切除，2群リンパ節郭清を施行した．切除標本では腫瘤は胆嚢管に限局する全周性扁平隆起性病変であり，胆嚢内に石灰化の高度な胆汁を認め石灰乳胆汁であった．病理学的には高分化型管状腺癌で平坦膨張型，t3(se, pHinf0, pBinf0, pPV0, pA0）, n0, m0, stage IIIであった．

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TGF beta activates p53 via PP2A in hematopoietic cells.

Rishu Takimoto, Junji Kato, Koichi Takada, Daisuke Takahari, Yoshiro Niitsu

BLOOD ( AMER SOC HEMATOLOGY ) 108 ( 11 ) 162B - 162B 2006年11月

研究発表ペーパー・要旨（国際会議）

Elevated serum ALT, serum type IV collagen, hepatic 8-OH-dG levels and necroinflammatory grade in non-alcoholic steatohepatitis were improved by combination of phlebotomy and low iron diet

Kohichi Takada, Junji Kato, Yutaka Kawano, Masayoshi Kobune, Rishu Takimoto, Sho Takahashi, Kunihiro Takanashi, Koji Miyanishi, Yoshiro Niitsu

HEPATOLOGY ( JOHN WILEY & SONS INC ) 44 ( 4 ) 651A - 651A 2006年10月

研究発表ペーパー・要旨（国際会議）

ウルソデオキシコール酸投与中に自己免疫性肝炎が増悪したPBC-AIH overlap症候群の1例

高田弘一, 加藤淳二, 高梨訓博, 河野豊, 奥田敏徳, 林毅, 石渡裕俊, 高橋祥, 宮西浩嗣, 佐藤勉, 佐藤康史, 瀧本理修, 小船雅義, 高山哲治, 高橋稔, 佐々木文, 新津洋司郎

肝臓 ( (一社)日本肝臓学会 ) 47 ( 6 ) 304 - 309 2006年06月

症例は,54歳女性.平成13年3月よりPBC-AIH overlap症候群の診断のもと外来にてUDCA投与で良好にコントロールされていた.平成16年1月の定期受診時の血液検査にてトランスアミナーゼの上昇を認め,同年1月14日当科入院となった.IgG増加はなかったが,Revised IAHG scoring systemではscore 11となりprobable AIHであり病理所見と併せて,AIHの増悪と診断した.そこでステロイド治療を開始した.その結果トランスアミナーゼは徐々に低下し,現在ステロイドを減量中であるが再燃を認めず外来経過観察中である.HLA-DR4陽性のPBC-AIH overlap症候群の患者はUDCA投与中にも拘わらずAIHが増悪する可能性を考慮する必要がある(著者抄録)

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放射線化学療法が著効した肺転移をともなう肝細胞癌副腎転移の1例

高橋祥, 本間久登, 秋山剛英, 女澤慎一, 小池和彦, 平田健一郎, 古川勝久, 文屋学, 西岡井子, 河野豊, 高田弘一, 佐藤勉, 新津洋司郎

肝臓 = ACTA HEPATOLOGICA JAPONICA ( 一般社団法人日本肝臓学会 ) 47 ( 5 ) 258 - 265 2006年05月

症例は77歳男性．C型肝硬変にて近医通院中に肝細胞癌（stage III）を発症し当院にて動脈塞栓術（TAE）とラジオ波焼灼療法（RFA）を施行．18カ月後にAFPの著増とCTにて左副腎腫脹を認め，諸検査にて副腎転移と診断した．患者の治療選択によりUFT300mgの内服を開始するも効果なく，TAEを施行するも，腫瘍濃染に乏しく，一部の栄養血管のみTAIを施行した．しかし5カ月間，腫瘍の増大傾向に変化なく全身化学療法を開始した．投与法は5-FU 500mg/body/dayを1週間持続静注，cisplatin 10mg/body/dayを週2回投与するレジメンを2週投与1週休薬で1コースとした．2コース終了時，副腎転移は著変なく，肺転移巣は縮小していたが，AFPの上昇を認めたため，3コース目より放射線療法（RT）を40Gr/16fにて併用したところ，CTでは副腎転移は50%へ縮小しRT終了後もFP療法を継続し，5コース終了時点で，副腎転移は著明に縮小し，肺転移巣は消失した．近年の肝細胞癌発症年齢の高齢化から，遠隔転移症例での低侵襲治療の選択機会が増すものと推察され，今後検討されるべき治療法と思われた．

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シクロスポリンの長期投与が奏効し,肝線維化の著明改善が得られた自己免疫性肝炎の1例

高梨訓博, 高田弘一, 加藤淳二, 宮西浩嗣, 河野豊, 石渡裕俊, 古川孝広, 高山哲治, 佐藤康史, 新津洋司郎, 高橋稔, 潘紀良

肝臓 ( (一社)日本肝臓学会 ) 47 ( 5 ) 245 - 251 2006年05月

症例は61歳,女性.前医にて自己免疫性肝炎と診断され,プレドニゾロン,ウルソデオキシコール酸併用療法を施行されていたが,プレドニゾロンの漸減に伴い,肝障害の増悪を繰り返し,当科紹介となった.プレドニゾロン,ウルソデオキシコール酸に加えてシクロスポリンの投与を開始したところ,速やかに肝障害は改善した.また肝線維化は当初肝硬変に相当するものであったが,シクロスポリン開始3年半後の生検所見において線維化の改善が認められ,さらに開始約6年半後における線維化はF2相当にまで改善した.経過中一過性に肝障害の増悪を認めたものの,シクロスポリン開始7年半後の現在,特記すべき合併症なく,肝機能正常にて経過している(著者抄録)

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Long-term iron depletion by phlebotomy and low iron diet therapy for chronic hepatitis C patients effectively lower risk of hepatocellular carcinoma development

K Miyanishi, J Kato, M Kobune, T Nakamura, T Okamoto, R Takimoto, K Takada, Y Kawano, Y Niitsu

HEPATOLOGY ( JOHN WILEY & SONS INC ) 42 ( 4 ) 700A - 700A 2005年10月

研究発表ペーパー・要旨（国際会議）

LDHアイソザイムパターンが多彩な変化を示した自己免疫性膵炎の1例

小野田千紘, 小林大介, 山田浩司, 辻直樹, 林毅, 宮西浩嗣, 高田弘一, 新津洋司郎, 渡辺直樹

膵臓 = The Journal of Japan Pancreas Society 20 ( 4 ) 387 - 393 2005年08月

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G-CSF産生食道小細胞型未分化癌の1例

佐藤康裕, 高橋康雄, 西家極仙, 大久保俊一, 藤川幸司, 新谷直昭, 高田弘一, 佐藤康史, 瀧本理修, 加藤淳二, 新津洋司郎

日本消化器病學會雜誌 = The Japanese journal of gastro-enterology ( The Japanese Society of Gastroenterology ) 102 ( 7 ) 888 - 893 2005年07月

症例は79歳，男性．胸部食道に，亜全周性の2型腫瘍を認め，生検により小細胞型未分化癌と診断した．治療は化学放射線療法を施行し，CRが得られた．治療前，白血球，好中球増加を示し，血中G-CSFも高値を示した．さらに腫瘍の縮小にともない白血球，血中G-CSFも正常化し，生検組織のG-CSF免疫染色が陽性であったことからG-CSF産生食道小細胞型未分化癌と診断した．きわめてまれな疾患であり，若干の文献的考察を加え報告する．

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A phase I/II trial of intrarterial infusion of CDDP, 5-FU and gemcitabine in combination with intravenous epirubicin in unresectable pancreatic cancer.

K Miyanishi, J Kato, K Takada, T Hayashi, Y Sato, T Takayama, R Takimoto, Y Niitsu

JOURNAL OF CLINICAL ONCOLOGY ( AMER SOC CLINICAL ONCOLOGY ) 23 ( 16 ) 363S - 363S 2005年06月

研究発表ペーパー・要旨（国際会議）

腹壁転移を契機に発見された胃印環細胞癌の1例

高梨訓博, 小野寺義光, 藤井重之, 西堀佳樹, 高柳典弘, 南伸弥, 古川孝広, 永島裕之, 阿部清一郎, 長岡康弘, 堀本正禎, 高田弘一, 佐藤康史, 新津洋司郎

日本消化器病學會雜誌 = The Japanese journal of gastro-enterology ( The Japanese Society of Gastroenterology ) 102 ( 4 ) 459 - 465 2005年04月

症例は66歳，男性．平成12年1月に陰嚢浮腫を主訴として当院受診．その際，下腹部に腫瘤を認め腫瘤摘出術が施行された．腫瘤は皮下組織から筋層にいたるまで腹壁全層に浸潤する強い線維化をともなった脂肪組織を主体とする腫瘍であり，腫瘤内リンパ管に印環細胞癌の浸潤を認めた．上部消化管内視鏡検査にて，胃前庭幽門輪周囲にIIc＋III型病変を認め，生検にて印環細胞癌が検出され，以上より胃癌腹壁転移と診断した．

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Attenuated familial adenomatous polyposis (AFAP) の1家系

佐藤康史, 高山哲治, 和賀永里子, 佐川保, 岡本哲郎, 宮西浩嗣, 佐藤勉, 瀧本理修, 佐藤康裕, 佐藤よしみ, 奥隆臣, 荒木啓伸, 高田弘一, 高梨訓博, 加藤淳二, 新津洋司郎

日本消化器病學會雜誌 = The Japanese journal of gastro-enterology ( The Japanese Society of Gastroenterology ) 102 ( 4 ) 453 - 458 2005年04月

患者は54歳，女性．便潜血陽性の精査で，最大5 mm程度の大腸ポリープを34個認め生検では腺腫の診断であった．家族歴では，父親が76歳時に約80個の多発性大腸ポリープと進行大腸癌，弟が47歳時に早期大腸癌および約30個の多発性大腸ポリープを指摘されていた．遺伝子検索では，APC遺伝子のexon 4に生殖細胞突然変異を認めた．患者の弟，娘にも同様のAPC遺伝子変異が検出された．以上，臨床的特徴と合わせてAFAPと診断した．本症例では，5 mm大のポリープは内視鏡的に切除し，厳重に経過観察を行っている．

DOI PubMed CiNii

Hepatitis C virus core protein promotes proliferation of human hepatoma HuH-7 cells by enhancement of transforming growth factor-alpha expression through activation of nf-kappab

J Kato, Y Sato, R Takimoto, K Takada, M Kobune, Y Niitsu

GASTROENTEROLOGY ( W B SAUNDERS CO ) 128 ( 4 ) A712 - A712 2005年04月

研究発表ペーパー・要旨（国際会議）

正常肝に発生した直径75mmの高分化型肝細胞癌の1例

高梨訓博, 高橋稔, 加藤淳二, 高田弘一, 宮西浩嗣, 林毅, 由崎直人, 高山哲治, 神代正道, 新津洋司郎

日本消化器病學會雜誌 = The Japanese journal of gastro-enterology ( The Japanese Society of Gastroenterology ) 102 ( 3 ) 332 - 339 2005年03月

症例は76歳の男性．スクリーニング目的の腹部超音波検査にて肝腫瘍を指摘され，当科入院となった．腫瘍は直径75 mmであり，各種画像所見より中分化型肝細胞癌が最も考えられた．しかし肝障害がなく，また各種肝炎ウイルスマーカーも陰性であったため，狙撃肝生検を行った．その結果，肝細胞が置換性に増殖し不規則な細索状配列を示す高分化型肝細胞癌と診断された．背景肝は炎症，線維化ともになく正常肝組織であった．腫瘍部においてp53の発現を認め，発癌への関与が示唆された．

DOI CiNii

経動脈性門脈造影下CTにて濃染した, 尾状葉を中心とする巨大肝過形成結節の1例

高梨訓博, 宮西浩嗣, 高田弘一, 高橋稔, 奥田敏徳, 石渡裕俊, 古川孝広, 高山哲治, 佐藤康史, 鹿毛政義, 加藤淳二, 新津洋司郎

肝臓 = ACTA HEPATOLOGICA JAPONICA ( 一般社団法人日本肝臓学会 ) 46 ( 4 ) 208 - 214 2005年

症例は58歳の女性. 心窩部痛, 黄疸にて近医入院となり膵癌と診断された. また肝に巨大な腫瘤が認められ, 精査目的に当科紹介入院となった. 肝腫瘤の大部分は肝門部に存在し, 腫大した尾状葉と連続していた. 腫瘤は腹側の一部を除き, 大部分は経動脈性門脈造影下CT (CT during arterial portography : 以下CTAP) にて濃染した. 腫瘤生検にて肝細胞の過形成を認め, 門脈域においては門脈枝の狭小化や消失, 肝動脈枝の増生, 細胆管の増生, 軽度の炎症性細胞浸潤を認めた. 以上肝尾状葉を中心とし, S4, S8に広がる肝過形成結節と診断した.

DOI CiNii

Impaired expression of the DNA repair factor DDB2 in human myeloid leukemias.

R Takimoto, J Kato, K Takada, T Matsunaga, Y Niitsu

BLOOD ( AMER SOC HEMATOLOGY ) 104 ( 11 ) 564A - 564A 2004年11月

研究発表ペーパー・要旨（国際会議）

A novel p53-PP2A signaling pathway is responsible for regulation of hematopoiesis induced by TGF beta.

R Takimoto, J Kato, K Takada, D Takahari, Y Niitsu

BLOOD ( AMER SOC HEMATOLOGY ) 104 ( 11 ) 166B - 166B 2004年11月

研究発表ペーパー・要旨（国際会議）

急速に増大し腫瘍内部に出血壊死をともなった胆管細胞癌の1例

高田弘一, 堀田彰一, 目黒高志, 井上善之, 中村英明, 丸谷真守美, 加藤貴司, 森田高行, 長嶋和郎, 河野豊, 新津洋司郎

日本消化器病學會雜誌 = The Japanese journal of gastro-enterology ( The Japanese Society of Gastroenterology ) 101 ( 6 ) 616 - 21 2004年06月 [ 国内誌 ]

症例は52歳, 男性. 平成12年1月よりC型慢性肝炎にて当院外来にて経過観察していた. 平成14年1月腹部造影CTにて肝S7に肝血管腫を疑わせる腫瘍性病変を認めた. 同部位は4カ月後には腫瘍径が約4倍に増大していた. 画像上肝細胞癌は否定的で, 鑑別診断として肝炎症性偽腫瘍, 混合型肝細胞癌および胆管細胞癌 (CCC) が考えられた. 同腫瘍に対して肝右葉切除を施行した. その結果, 腫瘍内部に出血壊死をともなう低分化型CCC stage IVAであった. 術後3カ月後に癌性胸腹膜炎を合併し, 化学療法を施行するも効果なく永眠された. CCCにおいて出血壊死をともなうことはまれで, また, 画像で腫瘍の急速な増大を捉えられた貴重な症例と考え報告した.

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