Misc - 髙田　弘一

SLE患者に発症したclomipramine hydrochloride によるpure red cell aplasia

佐藤 勉, 古川 勝久, 平山 泰生, 佐藤 康史, 信岡 純, 栗林 景晶, 井山 諭, 高田 弘一, 萩原 誠也, 高橋 祥, 加藤 淳二, 坂牧 純夫, 石垣 聖史, 新津 洋司郎

臨床血液 ( 日本臨床血液学会 )  41 ( 8 ) 648 - 652  2000年08月

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症例はsystemic lupus erythematosus (SLE)に罹患している48歳の女性。clomipramine hydrochlorideの内服を開始した後に正球性正色素性貧血が出現した。網状赤血球は低値で，骨髄穿刺は選択的な赤芽球低形成を呈したため，pure red cell aplasia (PRCA)と診断した。貧血は同薬剤の中止によって改善した。いくつかの薬剤がPRCAの原因として知られているが，clomipramine hydrochlorideの報告はない。また，SLEを基礎疾患に有していたことは，薬剤性PRCAの発症機序として免疫異常を示唆していると考え報告する。

DOI CiNii

低血糖を伴い急速な増大を呈した高分子型insulin-like growth factor-II(IGF-II)産生肝細胞癌の1例

佐藤 勉, 加藤 淳二, 本間 久登, 倉 敏郎, 大井 雅夫, 村上 研, 佐藤 康史, 井山 諭, 高田 弘一, 萩原 誠也, 高橋 稔, 坂牧 純夫, 新津 洋司郎

肝臓 ( 社団法人 日本肝臓学会 )  41 ( 5 ) 346 - 351  2000年05月

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症例は69歳の女性. 空腹時の手指振戦および冷汗を主訴として当科へ入院した. 入院時の血液検査は低血糖と肝硬変を示唆した. 肝炎ウイルスマーカーは, HBs抗原陽性, HBe抗体陽性, HCV抗体陰性. 血中インスリンは測定感度以下を示し, insulin-like growth factor-II (IGF-II) は高値であった. 画像では肝右葉に直径8.0cmの腫瘍を認め, 生検にてこれを中分化型肝細胞癌と診断した. 更に, 腫瘍細胞はIGF-IIの免疫染色に陽性で, ウエスタンブロットでは正常型IGF-II以外に高分子型IGF-IIが検出された. 抗癌剤の動注療法により, 繰り返す低血糖発作は一時的にコントロールされたが, 腫瘍の急速な増大に伴って再び頻繁となった. 短期間に腫瘍は肝全体を占めるに至り, 肝不全で患者は永眠した. 肝癌は稀に低血糖を合併するが, 一部の症例においてこの原因は腫瘍細胞の産生する高分子型IGF-IIであると推測されている. 一方, 低血糖を合併する肝癌は急速に増大するため予後不良であると報告されている. 今回我々は, 急速な増大を呈した低血糖合併肝癌において, 腫瘍細胞の高分子型IGF-II産生を確認した. 高分子型IGF-IIは低血糖を誘導するのみならず, 腫瘍細胞に対する増殖因子として働く可能性を示唆すると考え報告した.

DOI CiNii

Iron reduction therapy for chronic hepatitis C: Clinical efficacy and management of the non-responders.

Y Niitsu, T Nakamura, J Kato, S Ohkubo, G Kuroiwa, M Kobune, K Sasaki, K Fujikawa, K Takada

GASTROENTEROLOGY ( W B SAUNDERS CO-ELSEVIER INC )  118 ( 4 ) A1474 - A1474  2000年04月

研究発表ペーパー・要旨（国際会議）  

Histone deacetylase inhibitor (sodium butyrate) induses acetylation of p53 and apotosis in human gastric cancer cells in vitro and in vivo

T Terui, K Murakami, T Murakami, K Takada, R Takimoto, J Kato, Y Niitsu

GASTROENTEROLOGY ( W B SAUNDERS CO )  118 ( 4 ) A526 - A526  2000年04月

研究発表ペーパー・要旨（国際会議）  

P53 mutation is one of mechanisms for escape from type-II TGF-B receptor-mediated growth inhibitory signal in human gastric cancer cells.

K Takada, J Kato, R Takimoto, K Sasaki, T Teruui, Y Niitsu

GASTROENTEROLOGY ( W B SAUNDERS CO )  118 ( 4 ) A553 - A553  2000年04月

研究発表ペーパー・要旨（国際会議）  

Hepatocyte-derived transforming growth factor-A contributes to the development of alcoholic liver fibrosis.

Y Niitsu, J Kato, N Inui, Y Nakano, K Takada, G Kuroiwa, K Sasaki, M Kobune, R Takimoto, K Fujikawa, Y Kohgo

GASTROENTEROLOGY ( W B SAUNDERS CO )  118 ( 4 ) A986 - A986  2000年04月

研究発表ペーパー・要旨（国際会議）  

消化管出血をきたした背側膵動脈瘤に対し動脈塞栓術が奏効した1症例

女澤 慎一, 本間 久登, 土居 忠, 高田 弘一, 茎津 武大, 西堀 佳樹, 萩原 誠也, 中野 洋一郎, 新津 洋司郎

日本消化器病學會雜誌 = The Japanese journal of gastro-enterology ( 財団法人 日本消化器病学会 )  97 ( 3 ) 362 - 365  2000年03月

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症例は42歳男性．貧血および消化管出血で他医より紹介となる．CTおよび腹部エコー検査で膵頭部の腫大と仮性嚢胞が，造影CTで仮性嚢胞内に動脈瘤の存在が疑われた，血管造影所見では，背側膵動脈に仮性動脈瘤を認めたため，同部位からの出血と考え，マイクロカテーテルを超選択的に挿入し，金属コイルを用いた動脈塞栓術を行った．術後現在まで出血を認めていない．

DOI CiNii

血中CA19-91が病勢に応じて変動したIIa型自己免疫性肝炎の1例

佐藤 勉, 加藤 淳二, 佐藤 康史, 井山 論, 高田 弘一, 萩原 誠也, 高橋 祥, 黒田 裕行, 女澤 慎一, 越田 吉一, 由崎 直人, 高橋 稔, 坂牧 純夫, 新津 洋司郎

肝臓 ( 社団法人 日本肝臓学会 )  41 ( 9 ) 654 - 659  2000年

DOI CiNii

肝原発悪性リンパ腫の1例

信岡 純, 石垣 聖史, 平山 敦, 高田 弘一, 佐藤 勉, 高山 哲治

日本消化器病學會雜誌 = The Japanese journal of gastro-enterology ( 財団法人 日本消化器病学会 )  95 ( 11 ) 1254 - 1260  1998年11月

DOI CiNii

Coordinated expression of transferrin receptor and Nramp2 mRNA during development of human erythroid cells.

J Kato, S Ohkubo, M Kobune, Y Nakano, K Sasaki, K Fujikawa, H Fujita, K Takada, R Takimoto, Y Niitsu

BLOOD ( W B SAUNDERS CO )  92 ( 10 ) 326A - 326A  1998年11月

研究発表ペーパー・要旨（国際会議）