Misc - 高橋　素子

CINC-2 and miR-199a-5p in exosomes secreted by transplanted Thy1+ cells activate hepatocytic progenitor cell growth in rat liver regeneration

Norihisa Ichinohe, Naoki Tanimizu, Keisuke Ishigami, Yusuke Yoshioka, Naoki Fujitani, Takahiro Ochiya, Motoko Takahashi, Toshihiro Mitaka

Research Square ( Research Square Platform LLC )   2023年01月

機関テクニカルレポート，技術報告書，プレプリント等  

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Abstract Background Small hepatocyte-like progenitor cells (SHPCs) are hepatocytic progenitor cells that transiently form clusters in rat livers treated with retrorsine and with 70% partial hepatectomy (PH). We previously reported that transplantation of Thy1⁺ cells derived from d-galactosamine-treated livers promotes SHPC expansion, resulting in the acceleration of liver regeneration. Extracellular vesicles (EVs) produced by Thy1⁺ cells act on sinusoidal endothelial cells (SECs) and Kupffer cells to secrete IL17B and IL25, respectively, resulting in SHPC activation through IL17 receptor B (RB) signaling. Our aim is to identify factors in Thy1-EVs that activate IL17RB signaling.Methods Thy1⁺ cells isolated from rats with d-galactosamine-induced liver injury were cultured for one week. Although some liver stem/progenitor cells proliferated into colonies, others maintained as mesenchymal cells (MCs). Thy1-MCs or Thy1-liver stem/progenitor cells were transplanted into retrorsine/PH-treated livers to examine their effects on SHPCs. SHs isolated from adult rat livers were used to validate factors regulating growth induction.Results The number and size of SHPCs remarkably increased in livers transplanted with Thy1-MCs. Comprehensive analysis of Thy1-MC-EVs revealed that miR-199a-5p, CINC-2, and MCP-1 are candidates for stimulating SHPC growth. Administration of the miR-199a-5p mimic, and not CINC-2, promoted SH growth. SECs treated with CINC-2 induced IL17b expression and their conditioned medium promoted SH growth.Conclusion Thy1-MC transplantation may accelerate liver regeneration due to SHPCs expansion, which is stimulated by CINC-2/IL17RB signaling and miR-199a-5p.

DOI

受容体型チロシンキナーゼの部位特異的N型糖鎖解析

高橋素子, 藤谷直樹, 上原康昭, 長谷川喜弘

Trends in Glycoscience and Glycotechnology (Web)   35 ( 206 )  2023年

J-GLOBAL

線維芽細胞増殖因子受容体FGFR1の糖鎖の構造と機能

高橋素子, 岡本弘美, 藤谷直樹, 上原康昭, 橋本宇吉郎, 長谷川喜弘

日本糖質学会年会要旨集   42nd  2023年

J-GLOBAL

肝細胞増殖因子受容体METの糖鎖の構造と機能

高橋素子, 齋藤淳, 長谷川喜弘, 藤谷直樹, 有木茂, 上原康昭, 松本邦夫

日本糖質学会年会要旨集   41st  2022年

J-GLOBAL

細胞グライコミクスから部位特異的グライコミクスへ:生物学的機能を明らかにするための部位特異的なN結合型糖鎖の構造解析

藤谷直樹, 高橋素子

日本分子生物学会年会プログラム・要旨集(Web)   42nd  2019年

J-GLOBAL

臨床応用を目指した肺胞微石症の基礎および治療法の検討

齋藤充史, 齋藤充史, 齋藤淳, 齋藤淳, 藤谷直樹, 有木茂, 高橋素子, 高橋弘毅

日本呼吸器学会誌(Web)   8  2019年

J-GLOBAL

ErbB受容体の糖鎖の構造と機能

高橋素子, 藤谷直樹, 和田芳直, 加藤公児, YAO Min

日本糖質学会年会要旨集   38th  2019年

J-GLOBAL

肺サーファクタントタンパク質Dは変異型EGFRの活性化を阻害し、肺腺がんの進展を抑制する

長谷川 喜弘, 梅田 泰淳, 大塚 満雄, 有木 茂, 高宮 里奈, 齋藤 充史, 高橋 弘毅, 黒木 由夫, 高橋 素子

生命科学系学会合同年次大会 ( 生命科学系学会合同年次大会運営事務局 )  2017年度   [1P - 0948]  2017年12月

タバコ煙中のアクロレインが肺サーファクタントタンパク質A(SP‐A)に及ぼす影響

高宮里奈, 内田浩二, 内田浩二, 柴田貴広, 前野敏孝, 加藤雅樹, 山口芳樹, 有木茂, 長谷川喜弘, 齋藤充史, 高橋素子, 黒木由夫

日本糖質学会年会要旨集   36th   84  2017年07月

J-GLOBAL

SP‐DによるEGFR制御機構

長谷川喜弘, 長谷川喜弘, 高橋素子, 高橋弘毅

Bio Clinica ( (株)北隆館 )  6 ( 1 ) 130‐134 - 134  2017年03月

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肺サーファクタント蛋白質D(SP-D)はSP-Aとともに肺コレクチンと呼ばれる、C型レクチンファミリーに属する生理活性物質である。両者は主に自然免疫における生体防御活性について研究されてきたが、肺がんの進展抑制にも関与している可能性も示唆されてきた。今回、肺がん治療の標的分子である上皮増殖因子受容体(EGFR)に着目し、SP-Dとの相互作用を検討した。SP-DはEGFRの糖鎖に結合し、リガンド結合阻害、2量体形成阻害、自己リン酸化阻害といった多彩な機序によりEGFRのシグナルを抑制することが明らかになったので報告したい。(著者抄録)

J-GLOBAL

SP-Dによる変異型EGFR肺がんの制御機構

長谷川 喜弘, 梅田 泰淳, 大塚 満雄, 有木 茂, 高宮 里奈, 齋藤 充史, 黒沼 幸治, 千葉 弘文, 高橋 弘毅, 黒木 由夫, 高橋 素子

分子呼吸器病 ( (株)先端医学社 )  21 ( 1 ) 80 - 83  2017年03月

SP-Dによる変異型EGFR肺がんの制御機構

長谷川 喜弘, 梅田 泰淳, 大塚 満雄, 有木 茂, 高宮 里奈, 齋藤 充史, 黒沼 幸治, 千葉 弘文, 高橋 弘毅, 黒木 由夫, 高橋 素子

分子呼吸器病 ( (株)先端医学社 )  21 ( 1 ) 80 - 83  2017年03月

糖鎖改変・可溶型EGFRによるEGFシグナル抑制作用のメカニズム

高橋素子, 長谷川喜弘, 加藤公児, 姚閔, 和田芳直, 有木茂, 高宮里奈, 齋藤充史, 黒木由夫

日本生化学会大会(Web) ( (公社)日本生化学会 )  89th   ROMBUNNO.1T08‐01(1P‐042) (WEB ONLY) - 01(1P  2016年09月

J-GLOBAL

肺サーファクタント蛋白質SP‐Dの肺がんに対する新たな役割

長谷川喜弘, 長谷川喜弘, 高橋素子, 高橋弘毅

月刊メディカル・サイエンス・ダイジェスト ( (株)ニュー・サイエンス社 )  42 ( 9 ) 398‐402 - 402  2016年08月

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肺サーファクタント蛋白質D(SP-D)はSP-Aとともに肺コレクチンと呼ばれる、C型レクチンファミリーに属する生理活性物質である。両者は主に自然免疫における生体防御活性について研究されてきたが、一方で肺がんの進展抑制にも関与している可能性も示唆されてきた。今回、肺がん治療の標的分子である上皮増殖因子受容体(EGFR)に着目し、SP-Dとの相互作用を検討した。SP-DはEGFRの糖鎖に結合し、リガンド結合阻害、2量体形成阻害、自己リン酸化阻害といった多彩な機序により野生型および変異型EGFRのシグナルを抑制することが明らかになったので報告したい。(著者抄録)

J-GLOBAL

EGFRのN‐型糖鎖の機能

高橋素子, 長谷川喜弘, 和田芳直, 加藤公児, YAO Min, 有木茂, 高宮里奈, 齋藤充史, 黒木由夫

日本糖質学会年会要旨集   35th   138  2016年08月

J-GLOBAL

SP-AおよびSP-A由来ペプチドはヒトβ-デフェンシン3による肥満細胞の遊走を抑制する

有木 茂, 上原 康昭, 村田 雅樹, 高宮 里奈, 長谷川 喜弘, 斎藤 充史, 千葉 弘文, 黒沼 幸治, 高橋 素子, 高橋 弘毅, 黒木 由夫

分子呼吸器病 ( (株)先端医学社 )  20 ( 1 ) 120 - 123  2016年03月

SP-DによるEGFR遺伝子変異陽性肺腺癌における制御機構

梅田泰淳, 長谷川喜弘, 長谷川喜弘, 大塚満雄, 黒沼幸治, 高橋素子, 高橋弘毅

日本肺サーファクタント・界面医学会学術研究会プログラム・抄録集   52nd  2016年

J-GLOBAL

糖鎖改変・可溶型ErbB3による抗腫瘍作用の分子メカニズム

高橋素子, 加藤公児, 姚閔, 和田芳直, 田尻道子, 長谷川喜弘, 高宮里奈, 有木茂, 黒木由夫

日本生化学会大会(Web) ( (公社)日本生化学会 )  88th   1TTOKU04(1P0263) (WEB ONLY) - 04(1P0263)]  2015年12月

J-GLOBAL

膀胱におけるサーファクタント蛋白質Aの発現と尿路病原性大腸菌に対する感染防御機構

橋本 次朗, 高橋 聡, 舛森 直哉, 有木 茂, 高宮 里奈, 高橋 素子, 黒木 由夫, 上原 康昭, 長谷川 善弘

泌尿器外科 ( 医学図書出版(株) )  28 ( 5 ) 1001 - 1002  2015年05月

膀胱におけるサーファクタント蛋白質Aの発現と尿路病原性大腸菌に対する感染防御機構

橋本 次朗, 有木 茂, 高宮 里奈, 高橋 素子, 上原 康昭, 長谷川 善弘, 高橋 聡, 黒木 由夫, 舛森 直哉

日本泌尿器科学会総会 ( (一社)日本泌尿器科学会総会事務局 )  103回   742 - 742  2015年04月

SP-AとSP-DによるEGFシグナル制御を介した抗腫瘍作用

長谷川 喜弘, 高橋 素子, 有木 茂, 高宮 里奈, 上原 康昭, 橋本 次朗, 和田 芳直, 高橋 弘毅, 黒木 由夫

日本呼吸器学会誌 ( (一社)日本呼吸器学会 )  4 ( 増刊 ) 173 - 173  2015年03月

肺サーファクタント蛋白質のEGFシグナル制御を介した抗腫瘍作用

長谷川 喜弘, 高橋 素子, 有木 茂, 高宮 里奈, 上原 康昭, 橋本 次朗, 和田 芳直, 高橋 弘毅, 黒木 由夫

分子呼吸器病 ( (株)先端医学社 )  19 ( 1 ) 107 - 111  2015年03月

膀胱におけるサーファクタント蛋白質Aの発現と尿路病原性大腸菌に対する感染防御機構

橋本 次朗, 高橋 聡, 上原 康昭, 長谷川 喜弘, 舛森 直哉, 有木 茂, 高宮 里奈, 高橋 素子, 黒木 由雄

日本化学療法学会雑誌 ( (公社)日本化学療法学会 )  63 ( 2 ) 252 - 252  2015年03月

【肺癌Up-To-Date】 基礎医学とのダイアローグ 肺サーファクタントタンパク質SP-Dによる肺癌の進展の抑制

高橋 素子, 長谷川 喜弘, 黒木 由夫

THE LUNG-perspectives ( (株)メディカルレビュー社 )  23 ( 1 ) 65 - 69  2015年02月

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SP-Dは、SP-Aとともに肺コレクチンと呼ばれる肺サーファクタントタンパク質である。肺コレクチンは同じコレクチングループのマンノース結合レクチン(MBL)と同様、自然免疫に関与することが明らかとなっており、非常に多彩な生体防御活性を示す。一方、臨床的なデータから、肺コレクチンは癌の進展にも関与している可能性が示唆されてきた。今回SP-Dの抗癌作用について調べたところ、EGFRのハイマンノース型糖鎖にSP-Dが結合することによって、リガンドであるEGFの結合が抑制され、結果としてEGFシグナルが抑制されることが示唆された。受容体として機能する膜タンパク質のほとんどが糖鎖をもっているため、SP-Dが関与するシグナル伝達機構はほかにも存在する可能性がある。(著者抄録)

ErbBシグナルを介したがんにおける酸素応答機構の解明

高宮里奈, 高橋素子, 佐久間裕司, 長谷川喜弘, 有木茂, 鈴木拓, 黒木由夫

日本酸化ストレス学会学術集会プログラム・抄録集   68th  2015年

J-GLOBAL

EGFRのドメインIIIの糖鎖による機能制御

高橋素子, 長谷川喜弘, 高宮里奈, 和田芳直, 田尻道子, 浅川大樹, 有木茂, 黒木由夫

日本糖質学会年会要旨集   34th  2015年

J-GLOBAL

N-glycan deletion mutant of soluble ErbB3 protein attenuates heregulin-induced tumor progression by blockade of HIF-1 pathway

Rina Takamiya, Motoko Takahashi, Yoshihiro Hasegawa, Yasuaki Uehara, Jiro Hashimoto, Shigeru Ariki, Yoshio Kuroki

GLYCOBIOLOGY ( OXFORD UNIV PRESS INC )  24 ( 11 ) 1200 - 1200  2014年11月

研究発表ペーパー・要旨（国際会議）  

Signaling-inhibitory effects of sErbB3 is enhanced by single N-glycan deletion

Motoko Takahashi, Yoshihiro Hasegawa, Yoshitaka Ikeda, Yoshinao Wada, Michiko Tajiri, Shigeru Ariki, Rina Takamiya, Yoshiki Yamaguchi, Naoyuki Taniguchi, Yoshio Kuroki

GLYCOBIOLOGY ( OXFORD UNIV PRESS INC )  24 ( 11 ) 1149 - 1149  2014年11月

研究発表ペーパー・要旨（国際会議）  

タンパク質の物性を制御する糖鎖 N型糖鎖によるErbB受容体の機能制御メカニズム

高橋 素子, 黒木 由夫

日本生化学会大会プログラム・講演要旨集 ( (公社)日本生化学会 )  87回   [3S05p - 2]  2014年10月

肺コレクチンの単球機能への影響

高宮 里奈, 村田 雅樹, 上原 康昭, 有木 茂, 長谷川 喜弘, 橋本 次朗, 高橋 素子, 澤田 典均, 黒木 由夫

日本生化学会大会プログラム・講演要旨集 ( (公社)日本生化学会 )  87回   [2T16a - 01]  2014年10月

肺サーファクタント蛋白質AとDによるEGFシグナルの抑制作用

長谷川 喜弘, 高橋 素子, 有木 茂, 高宮 里奈, 上原 康昭, 橋本 次朗, 浅川 大樹, 田尻 道子, 和田 芳直, 高橋 弘毅, 黒木 由夫

日本生化学会大会プログラム・講演要旨集 ( (公社)日本生化学会 )  87回   [2T15a - 14]  2014年10月

【呼吸器感染症研究における新しい展開】 肺サーファクタントの感染・炎症防御における役割

高橋 素子, 有木 茂, 黒木 由夫

呼吸器内科 ( (有)科学評論社 )  26 ( 1 ) 33 - 41  2014年07月

Surfactant Protein A-Derived Peptide Decreases Cytotoxicity Of Human beta-Defensin 3 Without Attenuating Antimicrobial Activity

Y. Uehara, S. Ariki, M. Takahashi, R. Takamiya, Y. Hasegawa, H. Takahashi, Y. Kuroki

AMERICAN JOURNAL OF RESPIRATORY AND CRITICAL CARE MEDICINE ( AMER THORACIC SOC )  189  2014年

研究発表ペーパー・要旨（国際会議）  

Regulation Of Tumor Microenvironment By Tumor Associated Sialyl-Tn Antigen On Integrin

R. Takamiya, S. Takamatsu, T. Angata, M. Takahashi, Y. Kuroki, N. Taniguchi, K. Ohtsubo

AMERICAN JOURNAL OF RESPIRATORY AND CRITICAL CARE MEDICINE ( AMER THORACIC SOC )  189  2014年

研究発表ペーパー・要旨（国際会議）  

Surfactant Proteins A And D Suppress Lung Cancer Progression By Downregulation Of Egf Signaling

Y. Hasegawa, M. Takahashi, S. Ariki, R. Takamiya, Y. Uehara, J. Hashimoto, H. Takahashi, Y. Kuroki

AMERICAN JOURNAL OF RESPIRATORY AND CRITICAL CARE MEDICINE ( AMER THORACIC SOC )  189  2014年

研究発表ペーパー・要旨（国際会議）  

コレクチンによる自然免疫機構

黒木 由夫, 有木 茂, 西谷 千明, 高橋 素子

緑膿菌感染症研究会講演記録 ( 緑膿菌感染症研究会 )  47回   1 - 6  2013年12月

サーファクタント蛋白質による尿路病原性大腸菌感染防御

栗村 雄一郎, 上原 央久, 橋本 次朗, 高橋 聡, 舛森 直哉, 有木 茂, 西谷 千明, 高橋 素子, 黒木 由夫, 塚本 泰司

泌尿器外科 ( 医学図書出版(株) )  26 ( 12 ) 1858 - 1858  2013年12月

【生体防御能の異常・免疫障害で見られる感染症の特徴とメカニズム】 肺コレクチンの欠損による易感染性と肺胞構造の異常

高橋 素子, 黒木 由夫

化学療法の領域 ( (株)医薬ジャーナル社 )  29 ( 12 ) 2435 - 2443  2013年11月

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肺コレクチンのSP-AとSP-Dは肺サーファクタントの構成成分として気道・肺胞系に存在する。肺コレクチン欠損マウスは、B群溶連菌、Haemophilus influenza、Pseudomonas aeruginosa、RS(respiratory syncytial)ウイルス、インフルエンザウイルスなど種々の病原微生物に易感染性を示すとともに、感染にともなう炎症が増強している。SP-AとSP-Dでは病原微生物の種類によってその反応性に相違がみられる。SP-Dノックアウトマウスでは肺胞腔の巨大化など、次第に進行する肺気腫様変化が特徴的であり、ヒトの肺気腫への病態進展の機序との関係が注目される。気道・肺胞系は外界に開放しており、常に病原微生物侵入の危険に曝されているため、肺コレクチンの自然免疫生体防御はきわめて重要である。(著者抄録)

SURFACTANT PROTEIN A-DERIVED PEPTIDE PROTECTS LUNG EPITHELIAL CELLS FROM CYTOTOXIC ACTIVITY OF HUMAN beta-DEFENSIN 3

Yasuaki Uehara, Shigeru Ariki, Motoko Takahashi, Rina Takamiya, Yoshihiro Hasegawa, Hiroki Takahashi, Yoshio Kuroki

RESPIROLOGY ( WILEY-BLACKWELL )  18   102 - 102  2013年11月

研究発表ペーパー・要旨（国際会議）  

がん関連糖鎖シアリルTn糖鎖抗原発現によるインテグリンを介したがん微小環境制御機構

高宮 里奈, 大坪 和明, 高松 真二, 安形 高志, 高橋 素子, 黒木 由夫, 谷口 直之

日本生化学会大会プログラム・講演要旨集 ( (公社)日本生化学会 )  86回   1T10p - 02  2013年09月

可溶型ErbB3糖鎖欠損変異体とラパチニブのヘレグリンシグナル抑制作用における相乗効果

高橋 素子, 長谷川 喜弘, 有木 茂, 高宮 里奈, 和田 芳直, 田尻 道子, 黒木 由夫

日本生化学会大会プログラム・講演要旨集 ( (公社)日本生化学会 )  86回   2P - 004  2013年09月

肺コレクチンによるEGFシグナルの制御機構

長谷川 喜弘, 高橋 素子, 有木 茂, 高宮 里奈, 上原 康昭, 橋本 次郎, 高橋 弘毅, 黒木 由夫

日本生化学会大会プログラム・講演要旨集 ( (公社)日本生化学会 )  86回   1T10p - 04  2013年09月

肺サーファクタント蛋白質A由来ペプチドはヒトβディフェンシン3の細胞傷害を抑制する

上原 康昭, 有木 茂, 高橋 素子, 高宮 里奈, 長谷川 喜弘, 橋本 次郎, 高橋 弘毅, 黒木 由夫

日本生化学会大会プログラム・講演要旨集 ( (公社)日本生化学会 )  86回   2P - 469  2013年09月

AKR1AならびにxCT遺伝子改変マウスを用いた低分子量レドックス分子のクロストークに関する研究

李 在勇, 倉橋 敏裕, 権 明秀, 高橋 素子, 大槻 倫之, 伊藤 純一, 松岡 悠太, 山田 健一, 宮田 哲, 佐藤 英世, 藤井 順逸

日本生化学会大会プログラム・講演要旨集 ( (公社)日本生化学会 )  86回   3P - 176  2013年09月

肺サーファクタント蛋白質A由来ペプチドはヒトβディフェンシン3の細胞傷害を抑制する

上原 康昭, 有木 茂, 高橋 素子, 高宮 里奈, 長谷川 喜弘, 橋本 次郎, 高橋 弘毅, 黒木 由夫

日本生化学会大会プログラム・講演要旨集 ( (公社)日本生化学会 )  86回   1T18p - 05  2013年09月

遺伝子改変マウスおよびマウス胎仔線維芽細胞を用いたアルデヒド還元酵素AKR1Aの機能解析

権 明秀, 大槻 倫之, 金野 祐, 角田 智志, 倉橋 敏裕, 伊藤 純一, 高橋 素子, 宮田 哲, 藤井 順逸

山形医学 ( 山形大学 )  31 ( 2 ) 55 - 55  2013年08月

コレクチンによる自然免疫機構

黒木 由夫, 有木 茂, 高橋 素子

Therapeutic Research ( ライフサイエンス出版(株) )  34 ( 6 ) 766 - 768  2013年06月

Aldehyde reductase(AKR1A)欠損によるアスコルビン酸合成障害の血液系に与える影響

金野 祐, 大槻 倫之, 権 明秀, 角田 智志, 伊藤 純一, 倉橋 敏裕, 松岡 悠太, 山崎 俊栄, 山田 健一, 宮田 智, 高橋 素子, 藤井 順逸

日本生化学会大会プログラム・講演要旨集 ( (公社)日本生化学会 )  85回   3P - 343  2012年12月

J-GLOBAL

サーファクタント蛋白質D(SP-D)は、膀胱上皮への尿路病原性大腸菌感染を防御する 膀胱に発現するSP-Dの生理的役割の解明(Surfactant protein D protects the bladder urothelium against uropathogenic Escherichia coli infection: A possible function of SP-D expressed in the bladder)

西谷 千明, 栗村 雄一郎, 有木 茂, 齋藤 充史, 長谷川 喜弘, 高橋 素子, 橋本 次朗, 高橋 聡, 塚本 泰司, 黒木 由夫

日本生化学会大会プログラム・講演要旨集 ( (公社)日本生化学会 )  85回   3P - 843  2012年12月

可溶型ErbB受容体によるヘレグリンシグナル抑制機構

高橋 素子, 長谷川 喜弘, 西谷 千明, 有木 茂, 和田 芳直, 田尻 道子, 黒木 由夫

日本生化学会大会プログラム・講演要旨集 ( (公社)日本生化学会 )  85回   3T25 - 01  2012年12月

Aldehyde reductase欠損によるアスコルビン酸合成障害のPentobarbita代謝に与える影響

伊藤 純一, 大槻 倫之, 高橋 素子, 権 明秀, 金野 祐, 角田 智志, 倉橋 敏裕, 張 旭紅, 宮田 哲, 藤井 順逸

日本生化学会大会プログラム・講演要旨集 ( (公社)日本生化学会 )  85回   2P - 334  2012年12月

J-GLOBAL

肺コレクチンによるEGFシグナルの制御機構

長谷川 喜弘, 高橋 素子, 上原 康昭, 有木 茂, 西谷 千明, 高橋 弘毅, 黒木 由夫

日本生化学会大会プログラム・講演要旨集 ( (公社)日本生化学会 )  85回   2P - 783  2012年12月

肝臓の解毒反応におけるアルデヒド還元酵素の役割の遺伝子改変マウスを用いた解明

伊藤 純一, 大槻 倫之, 高橋 素子, 権 明秀, 金野 祐, 角田 智, 倉橋 敏裕, 張 旭紅, 宮田 哲, 藤井 順逸

肝臓 ( (一社)日本肝臓学会 )  53 ( Suppl.2 ) A699 - A699  2012年09月

マウス卵初期発生過程におけるアスコルビン酸(VC)含量とVC合成系・取込み系遺伝子の発現

星野 由貴, 樋口 謙太, 梅田 彩, 高橋 素子, 宮田 哲, 吉田 康一, 藤井 順逸, 木村 直子

The Journal of Reproduction and Development ( 日本繁殖生物学会 )  58 ( Suppl. ) j186 - j186  2012年08月

アスコルビン酸合成異常を示すAldehyde reductase(AKR1A1)欠損マウスの表現型解析

大槻 倫之, 伊藤 純一, 張 旭紅, 高橋 素子, 西田 隼人, 倉橋 敏裕, 権 明秀, 角田 智志, 金野 祐, 宮田 哲, 藤井 順逸

山形医学 ( 山形大学 )  30 ( 2 ) 81 - 81  2012年08月

Innate immune system by pulmonary collectins

Yoshio Kuroki, Shigeru Ariki, Chiaki Nishitani, Motoko Takahashi

Japanese Journal of Clinical Chemistry   41 ( 2 ) 159 - 165  2012年04月

書評論文，書評，文献紹介等  

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Surfactant protein A and D (SP-A and SP-D) belong to the collectin family that possesses a lectin domain and a collagenous domain. Pulmonary collectins directly interact with a variety of microbes and regulate inflammation induced by pathogen associated molecular patterns including lipopolysaccharide through interactions with cell surface receptors such as Toll-like receptors. The collectins also act as opsonins and enhance phagocytosis by macrophages through increasing cell surface localization of phagocytic receptors. They also protect the lung against bacteria including Legionella and Mycobacterium that survive intracellularly.

肺コレクチンによる自然免疫機構

黒木 由夫, 有木 茂, 西谷 千明, 高橋 素子

臨床化学 ( (一社)日本臨床化学会 )  41 ( 2 ) 159 - 165  2012年04月

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コレクチン・ファミリーに属する肺サーファクタントタンパク質A(SP-A)およびD(SP-D)は、レクチンドメインとコラーゲン様ドメインを有するハイブリッド分子である。コレクチンは、病原微生物に結合し、TLRなどのマクロファージ上の受容体との相互作用を介して、LPSなどの細菌成分により惹起される炎症を制御する。また、オプソニンとして機能するとともに、貪食受容体の細胞膜局在増強によっても細菌貪食を促進する。細胞内寄生菌のレジオネラや非結核性抗酸菌にも結合し、細菌増殖を抑制するとともに、細菌による細胞傷害活性を阻止することによって、細菌から生体を防御している。肺は常に外界に開放して常に病原体侵入の危険に曝されているので、肺コレクチンの担う生体防御機能は重要である。(著者抄録)

非結核性抗酸菌に対するSP-A・SP-Dの感染防御機構

有木 茂, 齋藤 充史, 西谷 千明, 高橋 素子, 黒木 由夫

分子呼吸器病 ( (株)先端医学社 )  16 ( 1 ) 121 - 124  2012年03月

レジオネラ菌に対する肺コレクチンの生体防御機構

齋藤 充史, 有木 茂, 西谷 千明, 高橋 素子, 高橋 弘毅, 黒木 由夫

エンドトキシン・自然免疫研究 ( 医学図書出版(株) )  14   79 - 82  2011年11月

酸化肺サーファクタントリン脂質によるLPS惹起炎症応答抑制機構

西谷 千明, 有木 茂, 高橋 素子, 栗村 雄一郎, 斎藤 充史, 長谷川 喜弘, 清水 健之, 黒木 由夫

エンドトキシン・自然免疫研究 ( 医学図書出版(株) )  14   43 - 45  2011年11月

非結核性抗酸菌感染に対する肺コレクチンの生体防御機構

有木 茂, 齋藤 充史, 西谷 千明, 高橋 素子, 黒木 由夫

エンドトキシン・自然免疫研究 ( 医学図書出版(株) )  14   83 - 85  2011年11月

肺コレクチンはレジオネラ感染により誘導されるオートファジーを抑制する

齋藤 充史, 有木 茂, 長谷川 喜弘, 栗村 雄一郎, 西谷 千明, 高橋 素子, 高橋 弘毅, 黒木 由夫

日本肺サーファクタント・界面医学会雑誌 = Journal of Japanese Medical Society for Lung Surfactant and Biological Interface ( 日本肺サーファクタント・界面医学会 )  42   32 - 32  2011年10月

CiNii

尿路病原性大腸菌感染に対するサーファクタント蛋白質の防御的役割

西谷 千明, 栗村 雄一郎, 有木 茂, 高橋 素子, 齋藤 充史, 長谷川 喜弘, 橋本 次朗, 高橋 聡, 相馬 仁, 塚本 泰司, 黒木 由夫

日本生化学会大会プログラム・講演要旨集 ( (公社)日本生化学会 )  84回   4T16a - 5  2011年09月

サーファクタント蛋白質Aは肺上皮細胞をヒトβ-defensin 3の細胞毒性から保護する(Surfactant protein A protects lung epithelial cells from cytotoxic activity of human beta-defensin 3)

齋藤 充史, 有木 茂, 長谷川 喜弘, 西谷 千明, 高橋 素子, 相馬 仁, 高橋 弘毅, 黒木 由夫

日本生化学会大会プログラム・講演要旨集 ( (公社)日本生化学会 )  84回   4T8a - 10  2011年09月

糖鎖改変・可溶型ErbB3によるヘレギュリンシグナル抑制効果(Inhibition of heregulin signaling by N-glycan deleted soluble ErbB3)

高橋 素子, 和田 芳直, 田尻 道子, 山口 芳樹, 西谷 千明, 有木 茂, 谷口 直之, 黒木 由夫

日本生化学会大会プログラム・講演要旨集 ( (公社)日本生化学会 )  84回   2T8a - 4  2011年09月

マウス卵発生過程におけるアスコルビン酸(VC)合成系遺伝子の発現とその役割

樋口 謙太, 酒出 はるな, 高橋 素子, 宮田 哲, 藤井 順逸, 木村 直子

The Journal of Reproduction and Development ( 日本繁殖生物学会 )  57 ( Suppl. ) j149 - j149  2011年08月

DOI

アルデヒド還元酵素(ALR)遺伝子改変マウスを用いたペントバルビタール解毒障害機序の解明

大槻 倫之, 伊藤 純一, 高橋 素子, 西田 隼人, 金野 祐, 角田 智志, 倉橋 敏裕, 張 旭紅, 宮田 哲, 藤井 順逸

山形医学 ( 山形大学 )  29 ( 2 ) 79 - 79  2011年08月

SURFACTANT PROTEINS A AND D INHIBIT UROPATHOGENIC ESCHERICHIA COLI BINDING TO UROTHELIAL CELLS

Yuichiro Kurimura, Teruhisa Uehara, Kohji Ichihara, Jiro Hashimoto, Satoshi Takahashi, Shigeru Ariki, Chiaki Nishitani, Motoko Takahashi, Yoshio Kuroki, Taiji Tsukamoto

JOURNAL OF UROLOGY ( ELSEVIER SCIENCE INC )  185 ( 4 ) E546 - E546  2011年04月

研究発表ペーパー・要旨（国際会議）  

APP-078 尿路におけるサーファクタント蛋白質(SP-A、SP-D)の感染防御 : 尿路病原性大腸菌の尿路上皮への接着阻害(総会賞応募ポスター,第99回日本泌尿器科学会総会)

栗村 雄一郎, 西谷 千明, 橋本 次朗, 高橋 聡, 有木 茂, 高橋 素子, 黒木 由夫, 塚本 泰司

日本泌尿器科學會雜誌 ( 社団法人日本泌尿器科学会 )  102 ( 2 ) 331 - 331  2011年03月

DOI CiNii

尿路におけるサーファクタント蛋白質(SP-A、SP-D)の感染防御 尿路病原性大腸菌の尿路上皮への接着阻害

栗村 雄一郎, 西谷 千明, 橋本 次朗, 高橋 聡, 有木 茂, 高橋 素子, 黒木 由夫, 塚本 泰司

日本泌尿器科学会雑誌 ( (一社)日本泌尿器科学会 )  102 ( 2 ) 331 - 331  2011年03月

DOI CiNii

Pulmonary Collectins Attenuate Autophagy Induced By L. Pneumophila Infection

A. Saito, S. Ariki, C. Nishitani, M. Takahashi, H. Takahashi, Y. Kuroki

AMERICAN JOURNAL OF RESPIRATORY AND CRITICAL CARE MEDICINE ( AMER THORACIC SOC )  183  2011年

研究発表ペーパー・要旨（国際会議）  

Oxidized Surfactant Lipids And Oxidized PAPC Attenuate LPS-Induced Inflammatory Responses By Different Mechanisms

C. Nishitani, S. Ariki, M. Takahashi, Y. Kurimura, A. Saito, T. Shimizu, Y. Kuroki

AMERICAN JOURNAL OF RESPIRATORY AND CRITICAL CARE MEDICINE ( AMER THORACIC SOC )  183  2011年

研究発表ペーパー・要旨（国際会議）  

マウスのアスコルビン酸生合成におけるアルデヒドレダクターゼの関与(The involvement of aldehyde reductase in biosynthesis of ascorbic acid in mice)

高橋 素子, 藤井 順逸, 荒木 素子, 井内 陽子, 曽我 朋義, 宮田 哲, 谷口 直之, 黒木 由夫

日本生化学会大会・日本分子生物学会年会合同大会講演要旨集 ( (公社)日本生化学会 )  83回・33回   4P - 0341  2010年12月

肺コレクチンはLegionella pneumophila感染により誘導されるオートファジーを阻害する(Pulmonary collectins inhibit the autophagy induced by Legionella pneumophila infection)

齋藤 充史, 有木 茂, 長谷川 喜弘, 栗村 雄一郎, 西谷 千明, 高橋 素子, 高橋 弘毅, 黒木 由夫

日本生化学会大会・日本分子生物学会年会合同大会講演要旨集 ( (公社)日本生化学会 )  83回・33回   4P - 0008  2010年12月

コレクチンの免疫グロブリンに対する結合性の解析(Analysis of interactions between collectins and immunoglobulins)

清水 健之, 高橋 素子, 西谷 千明, 有木 茂, 黒木 由夫

日本生化学会大会・日本分子生物学会年会合同大会講演要旨集 ( (公社)日本生化学会 )  83回・33回   4P - 0009  2010年12月

肺コレクチンはM. aviumに結合して凝集させ、その増殖を抑制する(Pulmonary collectins bind and agglutinate M. avium and attenuate its growth)

有木 茂, 賀佐 伸省, 小島 隆, 斎藤 充史, 西谷 千明, 高橋 素子, 清水 健之, 栗村 雄一郎, 澤田 典均, 藤井 暢弘, 黒木 由夫

日本生化学会大会・日本分子生物学会年会合同大会講演要旨集 ( (公社)日本生化学会 )  83回・33回   4T6 - 4  2010年12月

酸化肺サーファクタントリン脂質によるLPS惹起炎症性細胞応答抑制機構の解明(Oxidized surfactant lipids and oxidized PAPC inhibit LPS-induced inflammatory responses by different mechanisms)

西谷 千明, 有木 茂, 高橋 素子, 清水 健之, 栗村 雄一郎, 齋藤 充史, 長谷川 喜弘, 黒木 由夫

日本生化学会大会・日本分子生物学会年会合同大会講演要旨集 ( (公社)日本生化学会 )  83回・33回   3P - 0128  2010年12月

肺における細胞内輸送機能と病態生理 SP-DはLPSとその受容体に対する結合を変化させることによりLPS惹起炎症反応を抑制する

山添 雅己, 西谷 千明, 高橋 素子, 加藤 剛志, 有木 茂, 清水 健之, 光澤 博昭, 澤田 格, 高橋 弘毅, 黒木 由夫

分子呼吸器病 ( (株)先端医学社 )  14 ( 1 ) 101 - 105  2010年01月

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肺サーファクタント蛋白質D(SP-D)がLPS受容体であるTLR4-MD-2受容体複合体と結合するか調査し、LPSが惹起するTLR4介在炎症反応に対応するSP-Dの影響と、そのLPSシグナル伝達抑制のメカニズムについてSP-Dの多量体構造に着目し検討した。SP-Dはリガンド、非リガンドに拘わらず、LPS惹起炎症反応を抑えることが明らかになった。その機序としてSP-DはLPSとその受容体との相互作用を変化させることにより炎症性シグナルを抑制することが示された。更に、キメラ体やCRFではLPS惹起炎症反応に対する抑制効果が減弱することからSP-DによるTLR4介在LPSシグナルの抑制機能発現にはSP-Dの十字架多量体構造が重要であることが示唆された。

肺サーファクタントリン脂質の酸化によるLPS惹起炎症性細胞応答の抑制

西谷 千明, 有木 茂, 清水 健之, 高橋 素子, 光澤 博昭, 黒木 由夫

日本生化学会大会プログラム・講演要旨集 ( (公社)日本生化学会 )  82回   4T5p - 7  2009年09月

マウスアスコルビン酸合成におけるアルデヒドレダクターゼの役割(The role of aldehyde reductase in biosynthesis of ascorbic acid in mice)

高橋 素子, 井内 陽子, 宮田 哲, 錦見 盛光, 有木 茂, 谷口 直之, 黒木 由夫

日本生化学会大会プログラム・講演要旨集 ( (公社)日本生化学会 )  82回   2T6p - 15  2009年09月

非定型抗酸菌に対する肺コレクチンの生体防御機構

有木 茂, 澤田 格, 藤井 暢弘, 賀佐 伸省, 西谷 千明, 清水 健之, 山添 雅己, 高橋 素子, 黒木 由夫

日本生化学会大会プログラム・講演要旨集 ( (公社)日本生化学会 )  82回   4T20p - 11  2009年09月

Roles of pulmonary collectins in host defense against Legionella pneumophila infection

Shigeru Ariki, Kaku Sawada, Masami Yamazoe, Chiaki Nishitani, Takeyuki Shimizu, Motoko Takahashi, Shin-ichi Yokota, Nobuhiro Fujii, Hiroki Takahashi, Yoshio Kuroki

FASEB JOURNAL ( FEDERATION AMER SOC EXP BIOL )  23  2009年04月

研究発表ペーパー・要旨（国際会議）  

Pulmonary Surfactant Protein D Inhibits Lipopolysaccharide (LPS)-Induced Inflammatory Cell Responses by Altering LPS Binding to Its Receptors

Chiaki Nishitani, Masami Yamazoe, Motoko Takahashi, Tsuyoshi Katoh, Shigeru Ariki, Takeyuki Shimizu, Mitsuzawa Hiroaki, Kaku Sawada, Dennis R. Voelker, Hiroki Takahashi, Yoshio Kuroki

FASEB JOURNAL ( FEDERATION AMER SOC EXP BIOL )  23  2009年04月

研究発表ペーパー・要旨（国際会議）  

肺胞上皮細胞に対する内的、外的諸分子の役割と病態生理 肺コレクチンによるレジオネラ菌の増殖抑制

澤田 格, 有木 茂, 山添 雅己, 西谷 千明, 清水 健之, 高橋 素子, 横田 伸一, 藤井 暢弘, 高橋 弘毅, 黒木 由夫

分子呼吸器病 ( (株)先端医学社 )  13 ( 1 ) 117 - 119  2009年01月

肺コレクチンはレジオネラ菌に対して抗菌作用を有する(Pulmonary collectins exhibit anti-microbial activity against Legionella pneumophila)

澤田 格, 有木 茂, 山添 雅己, 西谷 千明, 清水 健之, 高橋 素子, 横田 伸一, 藤井 暢弘, 高橋 弘毅, 黒木 由夫

日本生化学会大会・日本分子生物学会年会合同大会講演要旨集 ( (公社)日本生化学会 )  81回・31回   4T8 - 4  2008年11月

Human Pulmonary Surfactant Protein D Binds to MD-2

NIE Xiaomeng, NISHITANI ONO Chiaki, YAMAZOE Masami, SHIMIZU Takeyuki, MITSUZAWA Hiroaki, SAWADA Kaku, TAKAHASHI Motoko, TAKAHASHI Hiroki, KUROKI Yoshio

日本肺サーファクタント・界面医学会雑誌 = Journal of Japanese Medical Society for Lung Surfactant and Biological Interface   39   38 - 38  2008年10月

CiNii

【糖鎖情報の独自性と普遍性】 細胞膜における糖鎖複合体の構造と機能 受容体としての糖鎖、受容体との相互作用 受容体機能におけるコアフコースの重要性

高橋 素子, 三善 英知, 顧 建国, 谷口 直之

蛋白質・核酸・酵素 ( 共立出版(株) )  53 ( 12 ) 1502 - 1507  2008年09月

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FUT8はN-結合型糖鎖の還元末端のN-アセチルグルコサミン(GlcNAc)にα1-6結合でフコースが付加する反応を触媒する酵素で、このフコースをコアフコースとよんでいる。これまでに受容体をはじめとするさまざまな膜蛋白質がコアフコースの修飾を受け、機能が制御されることがわかってきた。本稿ではコアフコースによる機能制御を受けると考えられる分子を紹介し、そのメカニズムを考察する。(著者抄録)

受容体機能におけるコアフコースの重要性 (糖鎖情報の独自性と普遍性) -- (細胞膜における糖鎖複合体の構造と機能--受容体としての糖鎖,受容体との相互作用)

高橋 素子, 三善 英知, 顧 建国

蛋白質核酸酵素 ( 共立出版 )  53 ( 12 ) 1502 - 1507  2008年09月

CiNii

レジオネラ菌に対する肺コレクチンの増殖抑制作用

澤田 格, 有木 茂, 山添 雅己, 西谷 千明, 清水 健之, 高橋 素子, 横田 伸一, 藤井 暢弘, 高橋 弘毅, 黒木 由夫

補体シンポジウム講演集 ( (一社)日本補体学会 )  45   108 - 108  2008年07月

TLR4の細胞表面発現におけるMD-2の重要性

西谷 千明, 高橋 素子, 光澤 博昭, 清水 健之, 有木 茂, 松嶋 範男, 黒木 由夫

補体シンポジウム講演集 ( (一社)日本補体学会 )  45   195 - 195  2008年07月

肺サーファクタント蛋白質Dによるリポ多糖惹起炎症反応の抑制

山添 雅己, 有木 茂, 澤田 格, 西谷 千明, 清水 健之, 高橋 素子, 高橋 弘毅, 黒木 由夫

補体シンポジウム講演集 ( (一社)日本補体学会 )  45   196 - 197  2008年07月

肺コレクチンは非定型抗酸菌に結合し菌体凝集を惹起する

有木 茂, 澤田 格, 賀佐 伸省, 藤井 暢弘, 山添 雅己, 清水 健之, 西谷 千明, 高橋 素子, 黒木 由夫

補体シンポジウム講演集 ( (一社)日本補体学会 )  45   198 - 198  2008年07月

ヒト肺サーファクタントタンパク質Dは糖鎖認識領域を介してMD-2に直接結合する(Human Pulmonary Surfactant Protein D Directly Binds to MD-2 through the Carbohydrate Recognition Domain)

ニエ・ショウモウ, 西谷 千明, 清水 健之, 光澤 博昭, 山添 雅己, 澤田 格, 高橋 素子, 高橋 弘毅, 黒木 由夫

日本生化学会大会・日本分子生物学会年会合同大会講演要旨集 ( (公社)日本生化学会 )  80回・30回   3T22 - 11  2007年11月

肺コレクチンとマンノース結合レクチンは異なる機構でToll様受容体に結合する(Lung collectins and mannose binding lectin interact with Toll-like receptors by different mechanisms)

清水 健之, 西谷 千明, 光澤 博昭, 高橋 素子, 大谷 克城, 若宮 伸隆, 黒木 由夫

日本生化学会大会・日本分子生物学会年会合同大会講演要旨集 ( (公社)日本生化学会 )  80回・30回   3T22 - 13  2007年11月

Toll様受容体4N末端側領域Glu24-Lys47は、MD-2結合部位である(Toll-like receptor 4 region Glu24-Lys47 is a site for MD-2 binding)

西谷 千明, 高橋 素子, 光澤 博昭, 清水 健之, 佐野 仁美, 松嶋 範男, 黒木 由夫

日本生化学会大会・日本分子生物学会年会合同大会講演要旨集 ( (公社)日本生化学会 )  80回・30回   3T22 - 12  2007年11月

肺サーファクタントプロテインDは肺胞マクロファージにおいてlipopolysaccharide刺激に対する炎症反応を抑制する(Pulmonary surfactant protein D suppresses inflammatory cellular responses stimulated with lipopolysaccharide in alveolar macrophages)

山添 雅己, 西谷 千明, 澤田 格, 光澤 博昭, 清水 健之, 高橋 素子, 高橋 弘毅, 黒木 由夫

日本生化学会大会・日本分子生物学会年会合同大会講演要旨集 ( (公社)日本生化学会 )  80回・30回   3T22 - 10  2007年11月

肺コレクチンはLegionella pneumophilaに結合する(Pulmonary collectins bind Legionella pneumophila)

澤田 格, 西谷 千明, 山添 雅己, 光澤 博昭, 清水 健之, 高橋 素子, 村上 聖司, 高橋 弘毅, 黒木 由夫

日本生化学会大会・日本分子生物学会年会合同大会講演要旨集 ( (公社)日本生化学会 )  80回・30回   4T23 - 7  2007年11月

N型糖鎖によるシグナル伝達の制御機構

高橋 素子, 横江 俊一, 池田 義孝, 谷口 直之, 黒木 由夫

生化学 ( (公社)日本生化学会 )  79 ( 9 ) 903 - 903  2007年09月

【肺の老化を考える】 基礎医学とのダイアローグ 老化とグライケーション

高橋 素子, 谷口 直之

THE LUNG-perspectives ( (株)メディカルレビュー社 )  15 ( 2 ) 203 - 207  2007年04月

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グライケーション(glycation)は、アミノ基と還元糖の間で起こるアミノ・カルボニル反応に始まる一連の反応である。アマドリ化合物、α-ジカルボニル化合物などを経て、最終的にAGEs(advanced glycation end-products)と総称される物質を生成する。老化による生体の機能低下の一因にタンパク質の変性があるが、グライケーションはその原因の代表的なものと考えられている。また、グライケーションは糖尿病合併症や神経変性疾患など老化と関係の深い疾患にも関与しており、老化を総合的に考えるうえで大変重要である。グライケーションが細胞機能の変化を引き起こすメカニズムには、(1)標的タンパク質の機能低下、(2)酸化ストレスおよびカルボニルストレスの発生、(3)細胞内シグナル経路の活性化が挙げられる。グライケーションをコントロールする目的で、中間産物の代謝酵素の利用や阻害剤の利用が検討されている。(著者抄録)

A secreted type of beta 1,6 N-acetylglucosaminyltransferase V (GnT-V), a novel angiogenesis inducer, is regulated by gamma-secretase (vol 20, pg 2451, 2006)

Susumu Nakahara, Takashi Saito, Nami Kondo, Kenta Moriwaki, Katsuhisa Noda, Shinji Ihara, Motoko Takahashi, Yoshihito Ide, Jianguo Gu, Hidenori Inohara, Taiichi Katayama, Masaya Tohyama, Takeshi Kubo, Naoyuki Taniguchi, Eiji Miyoshi

FASEB JOURNAL ( FEDERATION AMER SOC EXP BIOL )  21 ( 2 ) 630 - 630  2007年02月

その他  

DOI

ラット組織におけるペルオキシレドキシン-4の測定と定量のためのELISA開発

伊東利津, 高橋素子, 高橋素子, 井原秀之, 岡田貴裕, 藤井順逸, 池田義孝

生化学    2007年

J-GLOBAL

ErbB3の二量体形成におけるN型糖鎖の役割

横江 俊一, 高橋 素子, 朝日 通雄, 顧 建国, 三善 英知, 谷口 直之

生化学 ( (公社)日本生化学会 )  78 ( 7 ) 700 - 700  2006年07月

Overexpression of N-acetylglucosaminyltransferase III results in an increasing activity of adenylyl cyclase III

W Li, M Takahashi, JG Gu, E Miyoshi, Y Shibukawa, N Taniguchi

GLYCOBIOLOGY ( OXFORD UNIV PRESS INC )  15 ( 11 ) 1235 - 1235  2005年11月

研究発表ペーパー・要旨（国際会議）  

Core fucosylation of low density lipoprotein receptor-related protein is required for the function as a internalization for IGFBP3

SH Lee, M Takahashi, E Miyoshi, A Ekuni, T Taguchi, S Inoue, JG Gu, K Honke, N Taniguchi

GLYCOBIOLOGY ( OXFORD UNIV PRESS INC )  15 ( 11 ) 1234 - 1234  2005年11月

研究発表ペーパー・要旨（国際会議）  

【糖鎖と病気】 基礎編 糖鎖シグナル 増殖因子受容体のN型糖鎖の機能

高橋 素子, 横江 俊一, 谷口 直之

遺伝子医学MOOK ( (株)メディカルドゥ )  ( 3 ) 164 - 169  2005年09月

Overexpression of mutated Cu, Zn-SOD in neuroblastoma cells results in cytoskeletal change (vol 288, pg C253, 2005)

R Takamiya, M Takahashi, YS Park, Y Tawara, N Fujiwara, Y Miyamoto, J Gu, K Suzuki, N Taniguchi

AMERICAN JOURNAL OF PHYSIOLOGY-CELL PHYSIOLOGY ( AMER PHYSIOLOGICAL SOC )  288 ( 6 ) C1461 - C1461  2005年06月

その他  

分子生物学 basic technique In vitro翻訳系

高橋 素子

THE LUNG-perspectives ( (株)メディカルレビュー社 )  12 ( 2 ) 207 - 209  2004年04月

増殖因子レセプターのN型糖鎖の機能 (特集 糖鎖の新たな機能と疾患へのかかわり) -- (REVIEW1:糖鎖による制御機構)

高橋 素子, 本家 孝一, 谷口 直之

モレキュラ-メディシン ( 中山書店 )  40 ( 9 ) 1034 - 1039  2003年09月

CiNii

【糖鎖の新たな機能と疾患へのかかわり】 増殖因子レセプターのN型糖鎖の機能

高橋 素子, 本家 孝一, 谷口 直之

Molecular Medicine ( (株)中山書店 )  40 ( 9 ) 1034 - 1039  2003年08月

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糖鎖は多くの膜タンパク質や分泌タンパク質を修飾し,その機能を制御している.即ち糖鎖の付加によって,タンパク質の立体構造や可塑性が変化したり,レクチン様物質との親和性が高まり,結果として,細胞内トラフィッキングや,プロテアーゼへの感受性,タンパク質間相互作用などが影響を受けると考えられている.シグナル伝達に関与する分子,とりわけレセプター分子には糖鎖をもつものが多く,糖鎖のもつ機能の解明が進んでいる.現在のところ,レセプターの細胞内輸送,レセプターとリガンドとの結合,二量体形成に糖鎖が関与している例が報告されている.そこで,レセプター分子の中でも特に増殖因子レセプターのN型糖鎖について紹介した

可溶型GnT-Vの役割とその分泌機構

中原 晋, 三善 英知, 斉藤 貴志, 高橋 素子, 野田 勝久, 伊原 伸治, 本家 孝一, 猪原 秀典, 久保 武, 谷口 直之

日本癌学会総会記事 ( 日本癌学会 )  62回   105 - 105  2003年08月

糖鎖と増殖因子受容体(2)

高橋 素子

薬の知識 ( ライフサイエンス出版(株) )  54 ( 6 ) 169 - 169  2003年06月

糖鎖と増殖因子受容体

高橋 素子

薬の知識 ( ライフサイエンス出版(株) )  54 ( 5 ) 144 - 144  2003年05月

Glycation proceeds faster in mutated Cu, Zn-superoxide dismutases related to familial amyotrophic lateral sclerosis

R Takamiya, M Takahashi, T Myint, YS Park, N Miyazawa, T Endo, N Fujiwara, H Sakiyama, Y Misonou, Y Miyamoto, J Fujii, N Taniguchi

FASEB JOURNAL ( FEDERATION AMER SOC EXP BIOL )  17 ( 3 ) 938 - +  2003年03月

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Amyotrophic lateral sclerosis (ALS) involves the progressive degeneration of motor neurons in the spinal cord and motor cortex. It has been shown that 15-20% of patients with familial ALS (FALS) have defects in the Sod1 gene that encodes Cu, Zn-superoxide dismutase (SOD). To elucidate the pathological role of mutated Cu, Zn-SODs in FALS, the susceptibility of mutants to glycation was examined. Mutated Cu, Zn-SODs (G37R, G93A, and I113T) related to FALS and wild type were produced in a baculovirus/insect cell expression system. Glycated and nonglycated proteins were separated on a boronate column, and the nonglycated fraction was then incubated with glucose. The mutated Cu, Zn-SODs were found to be highly susceptible to glycation compared with the wild-type enzyme as estimated by Western blot analysis using an anti-hexitol lysine antibody. The mutated Cu, Zn-SOD incubated with glucose generated higher levels of hydrogen peroxide than the wild-type enzyme. Mutated Cu, Zn-SODs were also shown to be highly susceptible to fructation, and the fructated mutant also produced higher levels of hydrogen peroxide than the wild type. These results suggest that high susceptibility of mutated Cu, Zn-SODs to glycation could be the origin of the oxidative stress associated with neuronal dysfunction in FALS.

DOI

Down-regulation of hydrogen peroxide-induced PKC delta activation in N-acetylglucosaminyltransferase III-transfected HeLaS3 cells

Y Shibukawa, M Takahashi, Laffont, I, K Honke, N Taniguchi

JOURNAL OF BIOLOGICAL CHEMISTRY ( AMER SOC BIOCHEMISTRY MOLECULAR BIOLOGY INC )  278 ( 5 ) 3197 - 3203  2003年01月

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N-acetylglucosaminyltransferase III (GnT-III) is a key enzyme that inhibits the extension of N-glycans by introducing a bisecting N-acetylglucosamine residue. Our previous studies have shown that modification of N-glycans by GnT-III affects a number of intracellular signaling pathways, In this study, the effects of GnT-III on the cellular response to reactive oxygen species (ROS) were examined. We found that an overexpression of GnT-III suppresses H2O2-induced apoptosis in HeLaS3 cells. In the case of GnT-III transfectants, activation of Jun N-terminal kinase (JNK) following H2O2 treatment was markedly reduced compared with control cells. Either the depletion of protein kinase C (PKC) by prolonged treatment with phorbol 12-myristate 13-acetate or the inhibition of PKC by the specific inhibitor 117 attenuated the H2O2-induced activation of JNK1 and apoptosis in control cells but not in the GnT-III transfectants. Furthermore, we found that H2O2-induced phosphorylation of PKCdelta was markedly suppressed in GnT-III transfectants. Rottlerin, a specific inhibitor of PKCdelta, significantly inhibited H2O2-induced activation of JNK1 in control cells, indicating that PKCdelta is involved in the pathway. These findings suggest that the overexpression of GnT-III suppresses H2O2-induced activation of PKCdelta-JNK1 pathway, resulting in inhibition of apoptosis.

DOI PubMed CiNii

Downregulation of PKC delta-JNK1 activation and apoptosis induced by hydrogen peroxide in N-acetylglucosaminyltransferase III transfected HeLaS3 cells

Y Shibukawa, M Takahashi, Laffont, I, K Honke, N Taniguchi

GLYCOBIOLOGY ( OXFORD UNIV PRESS INC )  12 ( 10 ) 693 - 693  2002年10月

研究発表ペーパー・要旨（国際会議）  

家族性筋萎縮性側索硬化症における変異Cu,Zn-SOD高発現神経細胞における細胞骨格変化

高宮 里奈, 高橋 素子, 宮本 泰豪, 藤原 範子, 谷口 直之

生化学 ( (公社)日本生化学会 )  74 ( 8 ) 797 - 797  2002年08月

N型糖鎖修飾酵素の導入によるアデニル酸シクラーゼ活性の修飾

渋川 幸直, 高橋 素子, 市川 英俊, 本家 孝一, 谷口 直之

生化学 ( (公社)日本生化学会 )  74 ( 8 ) 919 - 919  2002年08月

病理学の挑戦 悪性化ならびに転移の病態の把握に向けて 糖転移酵素によるがん転移の制御とその機構

谷口 直之, 三善 英知, 北田 学利, 高橋 素子, 池田 義孝, 本家 孝一

日本癌学会総会記事 ( 日本癌学会 )  60回   34 - 34  2001年09月

糖転移酵素GnT-III過剰発現HeLaS3細胞におけるEGFレセプターの動態

佐藤 祐一, 高橋 素子, 渋川 幸直, 石川 睦男, 谷口 直之

生化学 ( (公社)日本生化学会 )  73 ( 8 ) 755 - 755  2001年08月

雄ラット生殖器系におけるポリオール代謝酵素の発現と生理的役割

井内 良仁, 小林 孝至, 金子 智子, 松木 真吾, 高橋 素子, 笹川 五十次, 中田 瑛浩, 藤井 順逸

生化学 ( (公社)日本生化学会 )  73 ( 8 ) 888 - 888  2001年08月

J-GLOBAL

家族性筋萎縮性側索硬化症に関連したCu,Zn-SOD変異体のフルクトースによる糖化の亢進

高宮 里奈, 高橋 素子, 宮澤 伸子, 藤原 範子, 宮本 泰豪, 谷口 直之

生化学 ( (公社)日本生化学会 )  73 ( 8 ) 1070 - 1070  2001年08月

N-アセチルグルコサミン転移酵素III(GnT-III)発現細胞における過酸化水素によるアポトーシスの抑制機構

渋川 幸直, 高橋 素子, 本家 孝一, 谷口 直之

生化学 ( (公社)日本生化学会 )  73 ( 8 ) 977 - 977  2001年08月

Overexpression of N-acetylglucosaminyltransferase III enhances the epidermal growth factor-induced phosphorylation of ERK in HeLaS3 cells by up-regulation of the internalization rate of the receptors

Y Sato, M Takahashi, Y Shibukawa, SK Jain, R Hamaoka, J Miyagawa, Y Yaginuma, K Honke, M Ishikawa, N Taniguchi

JOURNAL OF BIOLOGICAL CHEMISTRY ( AMER SOC BIOCHEMISTRY MOLECULAR BIOLOGY INC )  276 ( 15 ) 11956 - 11962  2001年04月

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N-Acetylglucosaminyltransferase III (GnT-III) is a key enzyme that inhibits the extension of N-glycans by introducing a bisecting N-acetylglucosamine residue. In this study we investigated the effect of GnT-III on epidermal growth factor (EGF) signaling in HeLaS3 cells. Although the binding of EGF to the epidermal growth factor receptor (EGFR) was decreased in GnT-III transfectants to a level of about 60% of control cells, the EGF-induced activation of extracellular signal-regulated kinase (ERR) in GnT-III transfectants was enhanced to similar to1.4-fold that of the control cells. A binding analysis revealed that only low affinity binding of EGF was decreased in the GnT-III transfectants, whereas high affinity binding, which is considered to be responsible for the downstream signaling, was not altered, EGF-induced autophosphorylation and dimerization of the EGFR in the GnT-III transfectants were the same levels as found in the controls. The internalization rate of EGFR was, however, enhanced in the GnT-III transfectants as judged by the uptake of I-125-EGF and Oregon Green-labeled EGF. Then the EGFR internalization was delayed by dansylcadaverine, the up-regulation of ERK phosphorylation in GnT-III transfectants was completely suppressed to the same level as control cells. These results suggest that GnT-III overexpression in HeLaS3 cells resulted in an enhancement of EGF-induced ERR phosphorylation at least in part by the upregulation of the endocytosis of EGFR.

DOI PubMed CiNii

N-アセチルグルコサミン転移酵素(GnT-III)導入HeLaS3細胞におけるEGFシグナリング

佐藤 祐一, 高橋 素子, 柳沼 裕二, 石川 睦男, 谷口 直之

日本癌学会総会記事 ( 日本癌学会 )  59回   486 - 487  2000年09月

N-アセチルグルコサミン転移酵素III(GnT III)発現細胞のアポトーシス抑制機構

渋川 幸直, 高橋 素子, 佐藤 祐一, 本家 孝一, 谷口 直之

生化学 ( (公社)日本生化学会 )  72 ( 8 ) 929 - 929  2000年08月

糖転移酵素GnT-III過剰発現細胞におけるEGFシグナリング

高橋 素子, 佐藤 祐一, 渋川 幸直, 本家 孝一, 谷口 直之

生化学 ( (公社)日本生化学会 )  72 ( 8 ) 983 - 983  2000年08月

Osmotic stressによるヘパリン結合成EGF様増殖因子(HB-EGF)の発現誘導と作用機序

高 永鎬, 車 文一, 鈴木 敬一郎, 朴 用軾, 高橋 素子, 東山 繁樹, 谷口 直之

生化学 ( (公社)日本生化学会 )  72 ( 8 ) 907 - 907  2000年08月

家族性筋萎縮性側索硬化症における変異Cu,Zn-SODの糖化反応の亢進

高宮 里奈, 宮本 泰豪, 高橋 素子, Theingi Myint, 宮澤 伸子, 谷口 直之

生化学 ( (公社)日本生化学会 )  72 ( 8 ) 1064 - 1064  2000年08月

Cloning of amadoriase I isoenzyme from Aspergillus sp.: Evidence of FAD covalently linked to Cys342

XL Wu, M Takahashi, SG Chen, VM Monnier

BIOCHEMISTRY ( AMER CHEMICAL SOC )  39 ( 6 ) 1515 - 1521  2000年02月

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Amadoriases are a novel class of FAD enzymes which catalyze the oxidative deglycation of glycated amino acids to yield corresponding amino acids, glucosone, and H2O2. We previously reported the purification and characterization of two amadoriase isoenzymes from Aspergillus fumigatus and the molecular cloning of amadoriase II. To identify the primary structure of amadoriase I, we prepared a cDNA library from Aspergillus fumigatus and isolated a clone using a probe amplified by polymerase chain reaction with primers designed according to the partial amino acid sequences from peptide mapping. The primary structure of the enzyme deduced from the nucleotide sequence comprises 445 amino acid residues. The enzyme contains 1 mol of FAD as a cofactor, which is covalently linked to Cys342, as determined by mutagenesis analysis, matrix-assisted laser desorption/ionization time-of-flight mass spectrometry, and electrospray ionization-collisional-activated dissociation tandem mass spectrometry. Sequence alignment studies show that amadoriase I has 22% homology with monomeric sarcosine oxidase in which FAD is also linked to a homologous Cys residue. Amadoriases are of potential importance as tools for uncoupling hyperglycemia and glycation reactions that are thought to play a role in diabetic complications.

DOI PubMed CiNii

医学研究 In vitro kinaseアッセイ

高橋 素子

THE LUNG-perspectives ( (株)メディカルレビュー社 )  7 ( 4 ) 429 - 431  1999年10月

EGFレセプターに対する糖鎖付加の機能,構造への影響

津田 岳夫, 池田 義孝, 山口 幸洋, 盛 音, 井原 秀之, 高橋 素子, 谷口 直之

生化学 ( (公社)日本生化学会 )  71 ( 8 ) 1054 - 1054  1999年08月

糖転移酵素GnT-III導入CHO細胞におけるEGF受容体の構造変化

高橋 素子, 渋川 幸直, 井原 祥一, 浜岡 理恵子, 池田 義孝, 谷口 直之

生化学 ( (公社)日本生化学会 )  71 ( 8 ) 853 - 853  1999年08月

糖転移酵素GnT-III導入HeLaS3細胞におけるEGF刺激による細胞内情報伝達

佐藤 祐一, 高橋 素子, Jain Suresh K, 浜岡 理恵子, 池田 義孝, 石川 睦男, 谷口 直之

生化学 ( (公社)日本生化学会 )  71 ( 8 ) 854 - 854  1999年08月

Overexpression of the aldose reductase gene induces apoptosis in pancreatic beta-cells by causing a redox imbalance

R Hamaoka, J Fujii, J Miyagawa, M Takahashi, M Kishimoto, M Moriwaki, K Yamamoto, Y Kajimoto, Y Yamasaki, T Hanafusa, Y Matsuzawa, N Taniguchi

JOURNAL OF BIOCHEMISTRY ( JAPANESE BIOCHEMICAL SOC )  126 ( 1 ) 41 - 47  1999年07月

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To determine the role of the polyol metabolizing pathway under hyperglycemic conditions, the effects of aldose reductase (AR) on the cellular functions of pancreatic beta-cells were examined. Stable transfectants of rat AR cDNA were obtained with a pancreatic beta-cell line, HIT, in which a negligible amount of AR was originally expressed. Overproduction of AR triggered DNA fragmentation, as judged with the TUNEL method and agarose gel electrophoresis, Morphological analysis by electron microscopy also clearly showed apoptosis of the AR-overexpressing HIT cells, Induction by interleukin-1 beta of gene expression such as those of an inducible form of nitric oxide synthase (NOS-II) and Mn-superoxide dismutase (Mn-SOD), was much lower in the transfectants than in the control cells, while the expression of constitutively expressed genes such as those for Cu,Zn-superoxide dismutase and insulin was not changed. The susceptibility to interleukin-1 beta stimulation of the expression of the NOS II and Mn-SOD genes was due to suppressed NF-kappa B activity, which is essential for the expression of these genes. In addition, the intracellular NADPH/NADP(+) ratio was considerably lower in the AR-transfected cells than in control cells. Thus, the overexpression of AR in pancreatic beta-cells induced apoptosis that may be caused by a redox imbalance.

Mn-superoxide dismutase(Mn-SOD)のミトコンドリア移行の変異体を用いた解析

藤井 順逸, 池田 義隆, 渡辺 俊哉, 川崎 佳巳, 高橋 素子, 鈴木 敬一郎, 谷口 直之

生化学 ( (公社)日本生化学会 )  70 ( 8 ) 988 - 988  1998年08月

A defect in the mitochondrial import of mutant Mn-superoxide dismutase produced in Sf21 cells

J Fujii, Y Ikeda, T Watanabe, Y Kawasaki, K Suzuki, C Fujii, M Takahashi, N Taniguchi

JOURNAL OF BIOCHEMISTRY ( OXFORD UNIV PRESS )  124 ( 2 ) 340 - 346  1998年08月

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Wild-type and several mutant human manganese superoxide dismutases (Mn-SODs) were produced in a baculovirus/insect cell system and characterized. The enzymatic activity of a homogenate of Sf21 cells, infected with baculovirus carrying wild-type Mn-SOD and grown in the conventional medium, was indistinguishable from that of control cells, but was augmented by supplementation with Mn2+. The protein produced was largely imported into the mitochondria, as judged from the enrichment in the mitochondrial fraction, the mobility of the protein on sodium dodecyl sulfate-polyacrylamide gel electrophoresis, and the results of N-terminal processing, which was confirmed by sequencing of the purified enzyme. However, a significant amount of precursor was also detected by an antibody raised against the human Mn-SOD signal peptide, While both Mn2+ and Fe3+ stimulated Mn-SOD accumulation within mitochondria, the active form was produced in the presence of submillimolar Mn2+ only. Amino acid substitutions at a signal peptide-cleavage site, His-Ser-Leu(+) to Pro-Met-Val(+), in the mature Mn-SOD prevented the processing of the precursor protein, and thus resulted in the accumulation of the precursor protein within mitochondria, as judged on immunostaining with an anti-Mn-SOD antibody. Mutant Mn-SODs with a truncated signal peptide or carboxyl region (8, 13, and 42 amino acid residues in the mature form) were barely solubilized, even with a nonionic detergent, and exhibited no activity, suggesting inappropriate folding of these mutant SODs, They were also susceptible to proteolytic degradation, while the wild-type and precursor forms were resistant, Thus, the baculovirus/insect cell expression system appears to be adequate for the analysis of mitochondrial import using intact cells as well as for the large scale production of active Mn-SOD.

Selective induction of heparin-binding epidermal growth factor-like growth factor by methylglyoxal and 3-deoxyglucosone in rat aortic smooth muscle cells - The involvement of reactive oxygen species formation and a possible implication for atherogenesis in diabetes

WY Che, M Asahi, M Takahashi, H Kaneto, A Okado, S Higashiyama, N Taniguchi

JOURNAL OF BIOLOGICAL CHEMISTRY ( AMER SOC BIOCHEMISTRY MOLECULAR BIOLOGY INC )  272 ( 29 ) 18453 - 18459  1997年07月

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Methylglyoxal (MG) and 3-deoxyglucosone (3-DG), reactive dicarbonyl metabolites in the glyoxalase system and glycation reaction, respectively, selectively induced heparin-binding epidermal growth factor (HB-EGF)-like growth factor mRNA in a dose- and time-dependent manner in rat aortic smooth muscle cells (RASMC). A nuclear run-on assay revealed that the dicarbonyl may regulate expression of HB-EGF at the transcription level. The dicarbonyl also increased the secretion of HB-EGF from RASMC. However, platelet-derived growth factor, another known growth factor of smooth muscle cells (SMC), was not induced by both dicarbonyls. The dicarbonyl augmented intracellular peroxides prior to the induction of HB-EGF mRNA as judged by flow cytometric analysis using 2',7'-dichlorofluorescin diacetate. N-acetyl-L-cysteine and aminoguanidine suppressed both dicarbonyl-increased HB-EGF mRNA and intracellular peroxide levels in RASMC. DL-Buthionine-(S,R)-sulfoximine increased the levels of 3-DG-induced HB-FGF mRNA. Furthermore, hydrogen peroxide alone also induced HB-EGF mRNA in RASMC. These results indicate that MG and 3-DG induce HB-EGF by increasing the intracellular peroxide levels. In addition, the pretreatment with 12-O-tetra-decanoylphorbol-13-acetate failed to alter dicarbonyl-induced HB-EGF mRNA expression in RASMC, suggesting that the signal transducing mechanism is not mediated by protein kinase C. Since HB-EGF is known as a potent mitogen for smooth muscle cells and is abundant in atherosclerotic plaques, the induction of HB-EGF by MG and 3-DG, as well as the concomitant increment of intracellular peroxides, may trigger atherogenesis during diabetes.

DOI PubMed CiNii

Molecular cloning and expression of amadoriase isoenzyme (fructosyl amine:oxygen oxidoreductase, EC 1.5.3) from Aspergillus fumigatus

M Takahashi, M Pischetsrieder, VM Monnier

JOURNAL OF BIOLOGICAL CHEMISTRY ( AMER SOC BIOCHEMISTRY MOLECULAR BIOLOGY INC )  272 ( 19 ) 12505 - 12507  1997年05月

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Amadoriase is an enzyme catalyzing the oxidative deglycation of Amadori products to yield corresponding amino acids, glucosone, and H2O2. We previously reported the purification and characterization of two amadoriase isozymes from Aspergillus sp, that degrade both glycated low molecular weight amines and amino acids (Takahashi, M., Pischetsrieder, M., and Monnier, V. M. (1997) J. Biol, Chem. 272, 3437-3443), To identify the primary structure of the enzymes, we have prepared a cDNA library from Aspergillus fumigatus induced with fructosyl propylamine and isolated a clone using polyclonal anti-amadoriase II antibody, The primary structure of the enzyme deduced from the nucleotide sequence comprises 438 amino acid residues with a predicted molecular mass of 48,798 Da. The deduced primary structure exhibits the presence of an ADP-binding motif near the NH2 terminus. The identity of the amadoriase II cDNA was further confirmed by expression in Escherichia coli cells with an inducible expression system, Northern blotting analysis revealed that amadoriase II was induced by fructosyl propylamine in a dose-dependent manner.

DOI PubMed CiNii

cDNA cloning of an amadoriase enzyme which cleaves glycated amino acids

M Takahashi, M Pischetsrieder, VM Monnier

INVESTIGATIVE OPHTHALMOLOGY & VISUAL SCIENCE ( LIPPINCOTT-RAVEN PUBL )  38 ( 4 ) 5290 - 5290  1997年03月

研究発表ペーパー・要旨（国際会議）  

Isolation, purification, and characterization of amadoriase isoenzymes (fructosyl amine-oxygen oxidoreductase EC 1.5.3) from Aspergillus sp

M Takahashi, M Pischetsrieder, VM Monnier

JOURNAL OF BIOLOGICAL CHEMISTRY ( AMER SOC BIOCHEMISTRY MOLECULAR BIOLOGY INC )  272 ( 6 ) 3437 - 3443  1997年02月

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Four ''amadoriase'' enzyme fractions, which oxidatively degrade glycated low molecular weight amines and amino acids under formation of hydrogen peroxide and glucosone, were isolated from an Aspergillus sp. soil strain selected on fructosyl adamantanamine as sole carbon source. The enzymes were purified to homogeneity using a combination of ion exchange, hydroxyapatite, gel filtration, and Mono & column chromatography. Molecular masses of amadoriase enzymes Ia, Ib, and Ic were 51 kDa, and 49 kDa for amadoriase II. Apparent kinetic constants for N-epsilon-fructosyl N-alpha-t-butoxycarbonyl lysine and fructosyl adamantanamine were almost identical for enzymes Ia, Ib, and Ic, but corresponding values for enzyme II were significantly different. FAD was identified in all enzymes based on its typical absorption spectrum. N terminal sequence was identical for enzymes Ia and Ib (Ala-Pro-Ser-Ile-Leu-Ser-Thr-Glu-Ser-Ser-Ile-Ile-Val-Ile-Gly-Ala- Gly-Thr-Trp-Gly-) and Ic except that the first 5 amino acids were truncated. The sequence of enzyme II was different (Ala-Val-Thr-Lys-Ser-Ser-Ser-Leu-Leu-Ile-Val-Gly-Ala-Gly- Thr-Trp-Gly-Thr-Ser-Thr-). All enzymes had the FAD cofactor-binding consensus sequence Gly-X-Gly-X-X-Gly within the N-terminal sequence. In summary, these data show the presence of two distinct amadoriase enzymes in the Aspergillus sp. soil strain selected on fructosyl adamantanamine and induced by fructosyl propylamine. In contrast to previous described enzymes, these novel amadoriase enzymes can deglycate both glycated amines and amino acids.

DOI PubMed CiNii

ラット大動脈平滑筋細胞におけるメチルグリオキサールによるヘパリン結合性EGF様増殖因子(HB-EGF)の発現誘導とその機序

車 文一, 朝日 通雄, 高橋 素子, 金藤 秀明, 東山 繁樹, 谷口 直之

日本分子生物学会年会プログラム・講演要旨集   19   496 - 496  1996年08月

CiNii

Induction of apoptotic cell death by methylglyoxal and 3-deoxyglucosone in macrophage-derived cell lines

A Okado, Y Kawasaki, Y Hasuike, M Takahashi, T Teshima, J Fujii, N Taniguchi

BIOCHEMICAL AND BIOPHYSICAL RESEARCH COMMUNICATIONS ( ACADEMIC PRESS INC JNL-COMP SUBSCRIPTIONS )  225 ( 1 ) 219 - 224  1996年08月

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Production of 2-oxoaldehyde compounds increases during hyperglycemic conditions and is cytotoxic to susceptible cells. We have investigated the effects of methylglyoxal and 3-deoxyglucosone at physiological concentrations on monocytic leukemia U937 cells and other cell lines. Both ladder formation of DNA and nuclear fragmentation were observed in the cells treated with these agents, indicating that apoptotic cell death was induced. The fluorescent intensity of an oxidation sensitive dye (2',7'-dichlorofluorescin) was increased in U937 cells but not in other cells in which apoptosis was not induced. The levels of intracellular glutathione, however, were only slightly changed. Apoptosis and intracellular oxidant levels were enhanced by buthionine sulfoximine, an inhibitor of glutathione biosynthesis, and partially blocked by N-acetylcysteine, an antioxidant. Thus, it is conceivable that elevation of intracellular oxidant stress is a cause of the apoptosis induced by cytotoxic 2-oxoaldehyde compounds. (C) 1996 Academic Press, Inc.

DOI PubMed CiNii

Glycation and inactivation of sorbitol dehydrogenase in normal and diabetic rats

A Hoshi, M Takahashi, J Fujii, T Myint, H Kaneto, K Suzuki, Y Yamasaki, T Kamada, N Taniguchi

BIOCHEMICAL JOURNAL ( PORTLAND PRESS )  318   119 - 123  1996年08月

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Sorbitol dehydrogenase (SDH) is involved in the polyol pathway, which plays an important role in the pathogenesis of diabetic complications. We have measured the tissue distributions of SDH mRNA, both the immunoreactive enzyme levels and the enzyme activity. SDH mRNA was especially abundant in liver, kidney and testis. Both the activity and enzyme content are high in liver and kidney but not in testis. The discrepancy between mRNA and immunoreactive enzyme levels and the activity of SDH observed in testis was also seen in livers of streptozotocin-induced diabetic rats. SDH was found to exist in both glycated and non-glycated forms, with larger amounts of the glycated protein in the diabetic liver, Moreover, after incubation of purified enzyme with glucose or fructose, its activity was markedly decreased. These results indicate that glycation causes a decrease in SDH activity in liver under diabetic conditions. The same post-transcriptional event might occur to decrease the activity of SDH in testis in normal animals.

糖尿病ラットにおけるSorbitol dehydrogenaseのグリケーションと不活性化の亢進

星 歩, 高橋 素子, 藤井 順逸, MYINT Theingi, 谷口 直之

日本分子生物学会年会プログラム・講演要旨集   19   131 - 131  1996年08月

CiNii

Deglycating enzymes from Aspergillus sp for potential application in transgenic models of diabetic complications

M Takahashi, M Pischetsrieder, VM Monnier

DIABETES ( AMER DIABETES ASSOC )  45   812 - 812  1996年05月

研究発表ペーパー・要旨（国際会議）  

Induction of aldose reductase gene expression in LEC rats during the development of the hereditary hepatitis and hepatoma

M Takahashi, A Hoshi, J Fujii, E Miyoshi, T Kasahara, K Suzuki, K Aozasa, N Taniguchi

JAPANESE JOURNAL OF CANCER RESEARCH ( JAPANESE CANCER ASSOCIATION )  87 ( 4 ) 337 - 341  1996年04月

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We examined age-related changes in the protein and the mRNA expression of aldose reductase in Livers of Long-Evans with a cinnamon-like color (LEG) rats, which develop hereditary hepatitis and hepatoma with aging, using Long-Evans with an agouti color rats as controls. The levels of the protein and mRNA of aldose reductase increased after 20 weeks, at the stage of acute hepatitis, and were maintained at 60 weeks of age, while those of aldehyde reductase seemed to be constant at all ages. The expression of aldose reductase was marked in cancerous lesions in hepatoma-bearing LEC rat liver compared to uninvolved surrounding tissues. These results indicated that elevation of aldose reductase accompanied hepatocarcinogenesis and may be related to the acquisition of immortality of the cancer cells through detoxifying cytotoxic aldehyde compounds.

FRAGMENTATION OF CERULOPLASMIN FOLLOWING NONENZYMATIC GLYCATION REACTION

KN ISLAM, M TAKAHASHI, S HIGASHIYAMA, T MYINT, N UOZUMI, Y KAYANOKI, H KANETO, H KOSAKA, N TANIGUCHI

JOURNAL OF BIOCHEMISTRY ( JAPAN BIOCHEMICAL SOC )  118 ( 5 ) 1054 - 1060  1995年11月

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Bovine ceruloplasmin underwent fragmentation following non-enzymatic glycosylation. Western blot and ELISA analyses indicated that a polyclonal rabbit antiserum to hexitollysine reacted with bovine ceruloplasmin after incubation with 0.1 M glucose, The same fragmentation was seen upon exposure of the protein to a hydrogen peroxide bolus, Both catalase and EDTA blocked peroxide-dependent fragmentation, Incubation with glucose resulted in a time-dependent release of Cu2+, The released Cu2+ appeared to participate in a Fenton-type reaction to produce hydroxyl radicals, which effected the fragmentation, Hydroxyl radical scavengers such as thiourea, mannitol, methionine, and formate inhibited this cleavage, ESR spectral studies also supported participation of hydroxyl radicals, Inhibition by EDTA of the fragmentation induced by an H2O2 bolus also supports a role for copper in a Fenton-type reaction, Taken together these results suggest that reactive oxygen species, such as superoxide anion and H2O2, were formed by the Maillard reaction which led to hydroxyl radicals being produced by a copper-dependent Fenton-type reaction, Both processes are likely to be involved in the fragmentation of ceruloplasmin.

ELEVATION OF ALDOSE REDUCTASE GENE-EXPRESSION IN RAT PRIMARY HEPATOMA AND HEPATOMA-CELL LINES - IMPLICATION IN DETOXIFICATION OF CYTOTOXIC ALDEHYDES

M TAKAHASHI, J FUJII, E MIYOSHI, A HOSHI, N TANIGUCHI

INTERNATIONAL JOURNAL OF CANCER ( WILEY-LISS )  62 ( 6 ) 749 - 754  1995年09月

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Aldose reductase and aldehyde reductase are members of the aldo-keto reductase superfamily, and participate in the reduction of a wide range of carbonyl compounds. We have purified aldose reductase from rat lens and raised antiserum against it in rabbits. Immunoblot analyses using this antibody showed that a significant amount of aldose reductase was expressed in cell lines derived from hepatomas while it was negligible in normal hepatocytes. Elevated expression of aldose reductase was also observed in cancerous lesions of 3'-methyl-4-dimethyl-aminoazobenzene (3'-Me-DAB)-induced hepatocarcinomas. Expression of aldose reductase mRNA was confirmed in these cells by Northern-blot analysis, suggesting that the induction occurred at the stage of gene transcription. The level of aldehyde reductase, however, did not change in cancerous tissue or in the cell lines. The viability of hepatoma cells in the presence of 8-deoxyglucosone and glyceraldehyde was decreased by an aldose reductase inhibitor, ONO-2235 (5-[(1Z,2E)-2-methyl-3-phenylpropenylidene]-4-oxo-2-thioxo-3- thiazolidineactic acid). Taken together, induction of aldose reductase gene expression during hepatocarcinogenesis may render cancer cells resistant to various toxic carbonyl compounds produced during metabolism or administered as anti-cancer drugs. (C) 1995 Wiley-Liss, Inc.

DOI PubMed CiNii

糖尿病の合併症-glycation glycationの中間体代謝酵素

高橋 素子

細胞工学 ( (株)学研メディカル秀潤社 )  別冊 ( 糖尿病研究ストラテジー ) 149 - 150  1995年06月

糖尿病の合併症-glycation 抗ヘキシトールリジン抗体の作製方法とウェスタンブロット法

高橋 素子, Myint Theingi

細胞工学 ( (株)学研メディカル秀潤社 )  別冊 ( 糖尿病研究ストラテジー ) 140 - 142  1995年06月

IN-VIVO GLYCATION OF ALDEHYDE REDUCTASE, A MAJOR 3-DEOXYGLUCOSONE REDUCING ENZYME - IDENTIFICATION OF GLYCATION SITES

M TAKAHASHI, YB LU, T MYINT, J FUJII, Y WADA, N TANIGUCHI

BIOCHEMISTRY ( AMER CHEMICAL SOC )  34 ( 4 ) 1433 - 1438  1995年01月

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We have reported that the enzyme which reduces 3-deoxyglucosone (3-DG), a major intermediate and a potent cross-linker in the Maillard reaction, is identical with aldehyde reductase [Takahashi, M., Fujii, J., Teshima, T., Suzuki, K., Shiba, T., and Taniguchi, N. (1993) Gene 127, 249-253]. The enzyme purified from normal rat liver was found to be partially glycated as judged by binding to a boronate column and reactivity to anti-epsilon-hexitol lysine Igc. Sites of in vivo glycation of rat Liver aldehyde reductase were identified by sequencing of digested peptides labeled with NaB[H-3](4) and by mass spectrometry. The major glycated sites were lysines 67, 84, and 140. The glycated enzyme had low catalytic efficiency (k(cat)/K-m) as compared to the nonglycated form. In streptozotocin-induced diabetic rats, the glycated form was significantly increased in kidneys. Because the enzyme plays a role in detoxifying 3-DG formed through the Maillard reaction in vivo, glycation of aldehyde reductase and reduction of its activity may result in the metabolic imbalance under diabetic conditions.

DOI PubMed CiNii

アルデヒド還元酵素の糖化と不活性化について

高橋 素子

生化学 ( (公社)日本生化学会 )  66 ( 12 ) 1570 - 1570  1994年12月

GLYCATION OF HUMAN BETA-(2)-MICROGLOBULIN IN PATIENTS WITH HEMODIALYSIS-ASSOCIATED AMYLOIDOSIS - IDENTIFICATION OF THE GLYCATED SITES

T MIYATA, R INAGI, Y WADA, Y UEDA, Y IIDA, M TAKAHASHI, N TANIGUCHI, K MAEDA

BIOCHEMISTRY ( AMER CHEMICAL SOC )  33 ( 40 ) 12215 - 12221  1994年10月

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beta(2)-Microglobulin (beta(2)M) is a major component forming amyloid deposits in patients with hemodialysis-associated amyloidosis (HAA), a serious complication of long-term hemodialysis. Recently, we demonstrated that beta(2)M modified with the Maillard reaction is a definite constituent of amyloid deposits in patients with HAA. Our further study demonstrated that this modified beta(2)M induces not only chemotaxis of monocytes but also secretion of tumor necrosis factor-alpha, interleukin-1 beta, and interleukin-6 from macrophages, suggesting the potential link of glycation of beta(2)M by the Maillard reaction to the pathogenesis of HAA. The present study was undertaken to identify the glycated site(s) of beta(2)M purified from long-term hemodialysis patients as well as beta(2)M incubated with glucose in vitro. Borotritide-treated beta(2)M was cleaved by endoproteinase Lys-C, and peptides were isolated by reverse-phase high-performance liquid chromatography, followed by amino acid sequence analysis and fast atom bombardment mass spectrometry to identify the glycated site. The glycated sites of beta(2)M formed in vivo were found to be almost the same as those of glycated beta(2)M in vitro. The primary glycated site was the alpha-amino group of the amino terminal isoleucine. Other minor sites were the epsilon-amino groups of Lys-19, -41, -49, -58, -91, and -94. Computer graphics of the three-dimensional structure of beta(2)M suggested that the high specificity for the glycated site at Ile-1 may be explained by its high solvent accessibility and the nearby imidazole group of His-31 as an acid-base catalyst of the Amadori rearrangement.

DOI PubMed CiNii

肝細胞癌におけるアルド・ケト還元酵素の動態

高橋 素子

日本癌学会総会記事 ( 日本癌学会 )  53回   290 - 290  1994年10月

SELECTIVE SUPPRESSION OF IGG2A SUBCLASS IN LEC RATS DURING DEVELOPMENT

Y IKEDA, T SUGIYAMA, M TAKAHASHI, N TANIGUCHI

BIOCHIMICA ET BIOPHYSICA ACTA-GENERAL SUBJECTS ( ELSEVIER SCIENCE BV )  1200 ( 3 ) 277 - 280  1994年08月

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The LEC rat is a mutant strain that has been established as a model of hepatitis and hepatoma. In addition to hepatic disorders, it has been found that this strain has a defect in T cell maturation, and has low levels of serum IgG. Sodium dodecylsulfate polyacrylamide gel electrophoresis (SDS-PAGE) and immunoblot analysis showed that low levels of serum IgG were largely due to reduction of the IgG2a subclass. Quantitative determination of IgG subclasses by enzyme-linked immunosorbent assay (ELISA) using subclass-specific antibodies indicated that IgG2b and IgG2c subclasses were increased during development in this strain, whereas the IgG2a subclass was markedly decreased. These results suggest that dysfunction of some helper T cells in LEC rats selectively suppress synthesis of the IgG2a subclass during development but not affect production of IgG2b and IgG2c.

アルデヒド還元酵素のグライケーションによる不活性化

高橋 素子

生化学 ( (公社)日本生化学会 )  65 ( 8 ) 902 - 902  1993年08月

糖尿病 グリケーションとフリーラジカル 蛋白質変性 特にCu,Zn-SODの断片化と活性酸素生成

高橋 素子, 谷口 直之

活性酸素・フリーラジカル ( (株)メディカルレビュー社 )  4 ( 2 ) 134 - 141  1993年03月

3-デオキシグルコソン還元酵素はアルデヒドレダクターゼと同一である

高橋 素子

生化学 ( (公社)日本生化学会 )  64 ( 9 ) 1171 - 1171  1992年09月

糖尿病の集学的管理 フリーラジカルと糖尿病

谷口 直之, 大河原 知水, 高橋 素子

綜合臨床 ( (株)永井書店 )  41 ( 9 ) 2532 - 2535  1992年09月

3-デオキシグルコソン還元酵素とアルデヒドレダクターゼの異同についての分子生物学的考察

高橋 素子

生化学 ( (公社)日本生化学会 )  64 ( 8 ) 713 - 713  1992年08月