URUSHIBARA Noriko

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Affiliation

School of Medicine, Department of Hygiene

Job title

Associate Professor

Homepage URL

http://kaken.nii.ac.jp/d/r/80396308.ja.html

Research Experience 【 display / non-display

  • 2012
     
     

    Sapporo Medical University   School of Medicine   講師

    講師

Research Areas 【 display / non-display

  • Life sciences   Hygiene and public health (laboratory)  

  • Life sciences   Hygiene and public health (non-laboratory)  

  • Life sciences   Hematology and oncology  

  • Life sciences   Healthcare management, medical sociology  

Affiliation 【 display / non-display

  • Sapporo Medical University School of Medicine   Department of Hygiene   associate professor  

 

Research Interests 【 display / non-display

  • 細胞骨格

  • 血小板

  • Arf-GAP

  • 遺伝子再集合体

  • ミャンマー

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Research Projects 【 display / non-display

  • Molecular epidemiology and comprehensive exploration of novel virulence factors and their action mechanisms of hypervirulent Staphylococcus in Asia

    Fund for the Promotion of Joint International Research (International Collaborative Research)

    Project Year :

    2023.09
    -
    2027.03
     

    小林 宣道, 漆原 範子, 川口谷 充代, アウン メイジソウ, 大橋 伸英

  • ワンヘルスに基づいた生活環境由来細菌の疫学解析と全ゲノム解析

    基盤研究(C)

    Project Year :

    2021.04
    -
    2024.03
     

    漆原 範子, アウン メイジソウ

     View Summary

    薬剤耐性対策には動物,食品,環境等を含めた分野横断的に取組むこと,すなわちワンヘルスアプローチが重要である。本研究の目的は,生活環境における感染起因菌の分布と薬剤耐性を調査し,ゲノム配列に基づいた比較解析・系統解析を通して耐性遺伝子の進化,及び伝播の様態を考察し,耐性菌の蔓延対策に資することである。 2021 年度は食肉由来の菌体の収集及び解析を中心に行った。札幌近郊の小売店にて購入された鶏肉及び豚由来の 127 株のブドウ球菌属細菌及び Mammaliicoccus 属細菌について 16S rRNA の配列に基づいた菌種の決定および,微量希釈法を用いた薬剤感受性を調査した。菌種をひとつに絞り込めない菌体も多かったため,遺伝系統の近い数種をまとめた species group(Becker k. et al, Clin Microbiol Rev. 2014)として同定した。 鶏肉由来では Cohnii-Nepalensis,Simulans に属するブドウ球菌細菌が多く,豚肉由来菌体では Saprophytics,Warneri が多かった。黄色ブドウ球菌は全体の 4% であった。薬剤感受性試験では,マクロライド系及びスルフォンアミド系の抗生剤に対する感受性が低下している菌体の検出頻度が高かった。マクロライド系抗生剤は家畜の飼料に添加され,スルフォンアミド系抗生剤は治療に用いられることが多い。それらの使用を通じて耐性菌が発生した可能性が考えられた。 Mammaliicoccus 属はブドウ球菌属細菌に共通のメチシリン耐性遺伝子 mecA の起源を染色体ゲノム上に持ち,mecA 遺伝子(群)の進化を考える上で重要である。13 株検出され,5 株が mecA 陽性であった。その中で 3 株は M. fleurettii で,mecA 遺伝子群の構造を決定した。

  • Molecular epidemiological study of novel species and emerging drug-resistant staphylococcus in Japan and Asia, and basic construction of their infection control

    Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

    Project Year :

    2020.04
    -
    2024.03
     

    小林 宣道, アウン メイジソウ, 川口谷 充代, 漆原 範子

     View Summary

    本研究の目的は、薬剤耐性および臨床検査の面で近年注目されている新規ブドウ球菌種S.argenteus、市中感染型MRSA、薬剤耐性コアグラーゼ陰性ブドウ球菌について、その疫学的状況を明らかにし感染対策の方策を探ることである。今年度、北海道においては共同研究機関での臨床検体からのS.argenteus、血液由来MRSAの分離保管を行い、その解析を順次進めている。健康成人の口腔に分布するブドウ球菌の研究では、133人の対象者から83株の黄色ブドウ球菌と4株のS.argenteusを分離した。そのうちMRSAは3株で、ST8、ST4775、ST6562の遺伝子型が同定された。ST6562はST8の変異型で、PVLおよびACME遺伝子を有し、米国で優勢なUSA300クローンに類似することが注目された。S.argenteusはST1223、ST2250に型別された。また食肉に分布するブドウ球菌についても、パイロットスタディーを実施し、市販挽肉から分離した黄色ブドウ球菌、コアグラーゼ陰性ブドウ球菌における薬剤感受性と薬剤耐性遺伝子について解析中である。ミャンマーとの共同研究では、ヤンゴン小児病院で小児患者から分離されたMRSA、MSSAの解析結果を論文として報告した。MRSAは約20%を占めST239が主体であり、この遺伝子型は顕著な多剤耐性傾向を示した。MSSAではST121などいくつかの主要な遺伝子型が認められ、いずれも多くの株がPVL遺伝子を有していた。PVL遺伝子は全体で61%と高い検出率が示され、MSSAにおける検出率(68%)はMRSA(35%)よりも高かった。さらにヤンゴン総合病院においても黄色ブドウ球菌の収集を行うとともに、解析を進めている。バングラデシュでは、マイメンシン医科大学附属病院において黄色ブドウ球菌臨床分離株の収集、保管を行った。

  • 蛋白結合型ワクチン導入後に分離された 無莢膜型肺炎球菌の薬剤耐性と分子疫学的特徴

    基盤研究(C)

    Project Year :

    2019.04
    -
    2023.03
     

    川口谷 充代, 小林 宣道, 漆原 範子

     View Summary

    本研究の目的は蛋白結合型ワクチンの導入後における肺炎球菌の継続的な分子疫学調査に加え、莢膜を持たない無莢膜型肺炎球菌(NESp: nonencapsulated S. pneumoniae)の分子疫学的・遺伝学的特徴および薬剤耐性を明らかにすることである。本年度は、これまで継続して行なってきた分子疫学的研究の中で得られた遺伝学的知見を考察し、全無莢膜型肺炎球菌株に対して、β-ラクタム耐性に関与するペニシリン(PEN)結合蛋白(PBP)1a、PBP2b、PBP2xのトランスペプチダーゼ(TP)ドメインにおけるアミノ酸変異を分子遺伝学的手法で詳細に解析を行った。解析の結果、PBP1aでは370STMK373のT371S変異(76.0%)と428SRNVP432のP432T変異(71.8%)、TSQF574-577NTGYへのアミノ酸置換(76.0%)が高頻度で見られ、その80.4-81.5%がPEN非感受性株であった。 PBP2bでは442SSNT445のT445A変異(81.7%)が、PBP2xにおいては337STMK340のT338A変異(77.5%)と546LKSGT550のL546V変異(91.5%)が多く検出された。一方、394HSSN397においてH394L変異が見られた多く(83.3%)はPEN感受性であった。TPドメインには様々なパターン、多数の変異が存在していることが特にPBP2xにおいて確認され、NESpにおけるPBP変異には多様性があることを明らかにした。

  • Molecular epidemiology of Staphylococcus aureus, MRSA having novel enterotoxins and virulence factors

    Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

    Project Year :

    2018.04
    -
    2021.03
     

    Aung Meiji Soe

     View Summary

    Prevalence of novel staphylococcal enterotoxin (SE)(-like) toxin genes in Staphylococcus aureus and its relative species S. argenteus, and their molecular epidemiological characteristics were analyzed. selw and selx were detected in more than 80% of S. aureus isolates examined, and showed diversity in their nucleotide sequences. S. aureus harbored sey and selz at low rate, without having sel26 and sel27. The sey gene was detected in all the ST2250 S. argenteus isolates, and more than half of this lineage harbored selz, sel26, and sel27. Prevalence of novel SE(-like) genes was revealed to be different depending on lineages of S. aureus and S. argenteus.

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