枝長 充隆 (エダナガ ミツタカ)

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所属

医学部 麻酔科学講座

職名

准教授

研究分野 【 表示 / 非表示

  • ライフサイエンス   麻酔科学  

 

共同研究・競争的資金等の研究課題 【 表示 / 非表示

  • 抗血小板薬・DOAC使用及び中止時の抗血栓性を捉えるモニタリング化

    基盤研究(C)

    研究期間:

    2019年04月
    -
    2023年03月
     

    枝長 充隆

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    2020年日本循環器学会より、「冠動脈疾患患者における抗血栓療法」が発表された。本ガイドラインによれば、周術期における抗血栓療法は益々複雑になり、周術期に渡って抗凝固薬・抗血小板薬を継続投与される状況が想定される。われわれ麻酔科医は、2016年の抗血栓療法中の区域麻酔・神経ブロックガイドラインだけでなく、上記のガイドラインも併せて局所麻酔の適応についての更なる考慮が必要になるだろう。 さて、抗凝固薬の作用に関しては、一般採血の結果が薬物動態の指標となりえるものが多いが、抗血小板薬および近年処方が増えているDOAC(direct oral anticoagulant)に関しては、効果を判断する指標がなく、未だにモニタリングが確立されていない。また、モニタリングは必要ないともいわれている。しかしながら、薬物動態は個々人で異なり、循環器疾患を合併した高齢者に対しては、腎機能の低下も考慮して、更なる注意が必要となるだろう。そこで、抗血小板薬およびDOAC内服継続および中止された65歳以上の高齢者の質的凝固機能および血小板機能を測定し、血液凝固機能および血小板機能測定のスタンダード化を目指す目的で研究を施行しております。 使用する装置はTEG6s(ヘモネティクスジャパン、東京)であり、抗血小板薬の内服をされた患者には、プレートレットマッピング法の血液シートを使用して血小板機能の変化を観察した。一方、 DOACに関しては、グローバルヘモスターシス法の血液注入シートを使用して、凝固特性の変化を観察した。 現時点で、研究実施できた抗血小板薬内服患者は24名、DOAC内服患者は13名であります。 この結果を2022年6月15日から18日に神戸で開催される日本麻酔科学会第69回学術集会に演題投稿をしたところ、優秀演題にエントリーされたので、発表予定である。

  • 内皮グリコカリックスの障害に対する麻酔薬による保護作用の検討

    基盤研究(C)

    研究期間:

    2017年04月
    -
    2020年03月
     

    時永 泰行, 枝長 充隆

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    血管内皮細胞の内膜面には内皮グリコカリックスとよばれる糖鎖の層が存在し多様な機能をもつ。血管内皮の機能を維持する上で内皮グリコカリックスを治療の対象となっている。麻酔薬が内皮グリコカリックスの障害を抑制することにより保護する効果があるという仮説をたて、内皮グリコカリックス障害時の内皮依存性弛緩反応における麻酔薬の効果およびその機序を明らかにすることを本研究の目的とした。ラット大動脈標本を用いて、活性酸素種の一つの過酸化水素により内皮グリコカリックス障害をきたした血管に対してセボフルランを暴露することによりシアル酸転移酵素の発現を促すことで内皮グリコカリックスが回復することを示した。

  • 内皮グリコカリックスの障害および麻酔薬による保護作用の検討

    基盤研究(C)

    研究期間:

    2013年04月
    -
    2016年03月
     

    時永 泰行, 枝長 充隆

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    血管内皮細胞の内膜面にはグリコカリックスとよばれる糖鎖の層が存在し、透過選択性のある防護壁として、局所濃度調節領域として、物理的刺激のシグナル伝達経路の一部として働いている。グリコカリックスの保護に関して、内皮依存性弛緩反応における麻酔薬の効果を明らかにした報告はない。本研究では、グリコカリックス障害時の内皮依存性弛緩反応における麻酔薬の効果を明らかにすることを目的とした。 本研究からラット大動脈標本にシアリダーゼを適用し、その後の内皮依存性弛緩反応が抑制されることを認め、その抑制がセボフルランを暴露することにより改善することを認めた。