吉田 真誠

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所属

医学部 腫瘍内科学講座

職名

助教

researchmapの所属 【 表示 / 非表示

  • 札幌医科大学   腫瘍内科学講座   助教   博士  

 

共同研究・競争的資金等の研究課題 【 表示 / 非表示

  • 糖鎖修飾を標的とした転移制御とナノキャリアを用いた大腸癌の新規薬物治療の開発

    若手研究

    研究期間:

    2019年04月
    -
    2022年03月
     

    吉田 真誠

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    大腸癌が腫瘍マーカーであるCA19-9を高産生するため、その骨格となるフコースの要求度が高いことを利用し、新規ミサイル療法を開発した. TGF-βによるEMTを抑えるためのsiRNA FUT3/6及び現在の大腸癌に対する標準治療薬である5-FU/LV/SN38/L-OHPをF50フコース結合リポソーム内に内包化することで, より特異的にこれらの治療薬がCA19-9を高産生する大腸癌細胞に送達され、高い抗腫瘍効果を有することを見出した.

  • c-Relを標的とした新規膵癌治療の開発

    若手研究(B)

    研究期間:

    2017年04月
    -
    2019年03月
     

    吉田 真誠

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    転写因子NF-kBのサブユニットの1つであるc-Relが癌細胞の生存や増殖に関与していることは知られている. 我々はc-Relは低酸素環境で誘導されるHIF-1αの標的遺伝子であり, 低酸素環境において, 誘導されることを発見した. しかし, c-Rel阻害ががん細胞阻害につながるかは不明であった. そこで, 今回, 新規 c-Rel inhibitor である IT-901 を用いて, c-Rel 阻害が低酸素環境下で膵癌細胞の増殖や, 上皮間葉転換, 幹細胞様性質を抑制させることで抗腫瘍効果を検討し, c-Rel 阻害が低酸素環境でこれらの効果を有することがわかった.