石上 敬介

写真a

所属

附属再生医学研究所 組織再生学部門

職名

講師

研究分野 【 表示 / 非表示

  • ライフサイエンス   消化器内科学  

researchmapの所属 【 表示 / 非表示

  • 札幌医科大学医学部附属フロンティア医学研究所   組織再生学部門   助教  

 

共同研究・競争的資金等の研究課題 【 表示 / 非表示

  • シングルセル解析技術を用いた胆道癌における炎症性サイトカインの病態解明

    若手研究

    研究期間:

    2021年04月
    -
    2024年03月
     

    石上 敬介

     研究概要を見る

    胆道癌は切除不能な状態で発見されることが多く,また切除不能症例に対する標準治療である多剤併用化学療法の奏効率も依然として十分ではないことから,病態の更なる解明と新規治療の開発・既存治療の最適化が急務である.申請者は,胆道癌組織および胆道癌患者血清を用いた炎症性サイトカインの発現解析およびシングルセル解析を用いて、炎症性サイトカインを介した胆道癌の進展機構の解明と診断・治療への応用を目標としている.
    本年度は,胆道癌患者からの臨床情報の収集およびサンプルの収集を行った.先行文献に倣い,胆道癌組織からの細胞分離を行い,シングルセル解析やオルガノイド作成を行う計画であったが,個細胞単離の条件検討に時間を要したため,胆道癌患者由来のサンプルを用いた解析を行うことができなかった.当初,マウスを用いた解析は予定していなかったが,ヒト胆道癌組織を用いた解析は切除症例数によって研究状況が大きく左右され,またオルガノイドの樹立にも時間を要する可能性があることを考慮し,マウスモデルでの細胞単離およびオルガノイド作成についても準備を進めている. ヒト胆道癌患者由来の血清および組織における炎症性サイトカインの発現については細胞単離を要さずに解析可能である.個々の炎症性サイトカインが胆道癌の病態に及ぼす影響については,ヒト胆道癌組織を用いた検討が計画通りに進まない場合にはマウスモデルでの解析を併用する予定であり,当初予定していた研究計画からの大幅な逸脱なく実施可能と考えている.

  • 胆道癌幹細胞を標的とするエクソソームの同定と新規標的治療への応用

    若手研究

    研究期間:

    2018年04月
    -
    2020年03月
     

    石上 敬介

     研究概要を見る

    エクソソームは血液などの体液に含まれる直径40-150 nmの脂質二重膜の小胞であり、がん領域においてもエクソソームを介した細胞間情報伝達の重要性が議論されている。 本研究では、胆道癌細胞および正常細胞からエクソソームを抽出し、胆道癌モデルマウスに投与することにより、胆道癌幹細胞のエクソソームを介した情報伝達機構を明らかにすることを目的とした。現在、幹細胞を標的とするエクソソームの表面分子について更なる解析を行っている。