SHIRAI Noriko

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Affiliation

School of Health Science, Department of Nursing, Division of Maternal and Child Nursing

Job title

Assistant Professor

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  • Sapporo Medical University   School of Health Sciences, Department of Nursing   講師  

 

Papers 【 display / non-display

  • 北海道の救急隊員訓練生に対する病院前周産期演習の評価 演習改良前後の比較

    植木 瞳, 正岡 経子, 中村 彩希子, 林 佳子, 白井 紀子, 前田 尚美

    母性衛生 ( (公社)日本母性衛生学会 )  64 ( 1 ) 146 - 154  2023.04

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    我々は救急隊員訓練生に対する周産期演習を行っている。訓練生は救急車内での分娩や異常経過時の対応について学習ニーズが高く,病院前周産期症例の搬送経験がある消防本部の視察を経て演習内容を改良した。本研究の目的は,演習改良前後で訓練生の回答を比較し,改良した演習を評価することである。190名の訓練生を対象として無記名自記式質問紙により,演習前及び演習後の学習ニーズ,演習内容の理解度についてデータを収集した。学習ニーズは単純集計を行い,演習後の理解度は,各演習項目について【理解できた群】【理解できなかった群】で集計し,演習改良前後でχ2検定を用いて比較した。本研究は札幌医科大学倫理委員会の承認を得て実施した。有効回答は134名であった。訓練生の演習前の学習ニーズが最も高かった項目は「救急車内での出産時の対処方法」「異常経過の妊産婦の状態と応急処置」であった。これらの項目は,改良後演習では【理解できた群】の割合が有意に増加し,演習後もさらに知りたいとの回答が60%以上を超え,演習の改良により訓練生の理解が深まった。北海道内の訓練生に対する病院前周産期演習は非常に意義があることが示唆された。(著者抄録)

  • COVID-19感染症拡大下で行った分娩介助実習の経験を活かした授業展開の取り組み

    正岡 経子, 前田 尚美, 植木 瞳, 林 佳子, 白井 紀子, 中村 彩希子

    札幌保健科学雑誌 ( 札幌医科大学保健医療学部 )  ( 12 ) 45 - 49  2023.03

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    本報告では,COVID-19感染症拡大下で臨床実習が制限された中での分娩介助実習の教育経験,その経験に基づき修正した授業の教育実践を報告し,ポストコロナ時代において学生の助産実践能力を育成するための課題について検討する.臨床での分娩介助実習の代替として,ロールプレイと見学の実習形態を取り入れ,分娩介助例数の不足を補完した.ロールプレイでは紙上事例を用いて,教育機器や教材を工夫し産婦及び胎児心音の変化等を分娩場面のリアリティを再現するよう試みた.模擬産婦や模型では分娩の再現に限界がある一方,タイムリーな助産診断をする上での思考力を伸ばす効果があったと推察された.この教育経験を基に,模擬分娩介助実習を分娩期ケア総合演習として授業に取り入れ,各学生が役割をもったアクティブラーニングの手法を取り入れた.実際の分娩経過の時間軸に沿った演習により,タイムリーに行う助産診断とケアの訓練につながった.今後は,これらの教育評価を系統的に行うことが課題である.(著者抄録)

  • 北海道の産科病棟の看護管理者が認識した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による危機

    白井 紀子, 林 佳子, 前田 尚美, 荻田 珠江, 正岡 経子

    札幌保健科学雑誌 ( 札幌医科大学保健医療学部 )  ( 12 ) 37 - 43  2023.03

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    【目的】北海道の産科病棟において看護管理者が認識した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による危機の察知,危機の内容を明らかにする.【方法】北海道内の産科病棟において,2020年1月~2021年8月にCOVID-19への危機管理を行った看護管理者に無記名質問紙調査を行い,量的記述的に分析した.【結果】産科病棟へのCOVID-19陽性あるいは陽性疑いの妊産婦・新生児の受け入れは42.3%であった.危機を察知したきっかけは「COVID-19陽性者の受け入れ施設となった」が最も多かった.危機の発生は42.3%であり,「病棟のケア業務の混乱」が最も多かった.病棟機能の停止に至るほどの危機からの回復には50.0%以上が4週間以上を要した.【結論】感染の拡大とともに平時から感染症に対応する機能を持たない病院も陽性者等への対応が必要となり,産科病棟では様々な危機が発生した.COVID-19をはじめとする新興感染症による病棟の危機への対応,危機からの回復には,危機の察知を早め,妊産婦等へのケアの遂行を脅かす状況を早期に解決に導く必要がある.(著者抄録)

  • 救急隊員訓練生に対する病院前周産期症例に関する演習の評価 消防本部視察後、演習を改良して

    植木 瞳, 正岡 経子, 荻田 珠江, 林 佳子, 白井 紀子, 前田 尚美, 中村 彩希子

    北海道母性衛生学会誌 ( 北海道母性衛生学会 )  51   25 - 28  2022.10

  • 北海道の産科病棟の看護管理者が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対して行った危機管理の実態

    白井 紀子, 林 佳子, 前田 尚美, 荻田 珠江, 正岡 経子

    日本助産学会誌 ( (一社)日本助産学会 )  35 ( 3 ) 449 - 450  2022.03

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Misc 【 display / non-display

  • 【社会的ハイリスク妊産婦のケアと支援】状況・経過別の適切なかかわり方とチームによる支援の重要性 事例展開から

    白井 紀子

    臨床助産ケア: スキルの強化 ( 日総研出版 )  8 ( 3 ) 45 - 49  2016.05

  • 医療ニーズに対する高度看護実践家としての専門看護師(CNS)の活動と評価に関する研究 : 包括的アセスメントと診断、介入評価

    宇佐美 しおり, 吉田 智美, 市原 真穂, 片岡 優実, 榑松 久美子, 笹木 忍, 柴田 明日香, 白井 紀子, 杉野 由起子, 高梨 早苗, 田中 結美, 竹田 礼子, 谷口 美穂, 中村 幸子, 福嶋 好重, 細見 和加, 増井 耐子, 宮田 乃有, 和田 奈美子, ウサミ シオリ, ヨシダ トモミ, イチハラ マホ, カタオカ ユミ, クレマツ クミコ, ササキ シノブ, シバタ アスカ, シライ ノリコ, スギノ ユキコ, タカナシ サナエ, タナカ ユミ, タケダ レイコ, タニグチ ミホ, ナカムラ ユキコ, フクシマ ヨシシゲ, ホソミ ワカ, マスイ タエコ, ミヤタ ノア, ワダ ナミコ, Usami Shiori, Yoshida Tomomi, Ichihara Maho, Kataoka Yumi, Kurematsu Kumiko, Sasaki Shinobu, Shibata Asuka, Shirai Noriko, Sugino Yukiko, Takanashi Sanae, Tanaka Yumi, Takeda Reiko, Taniguchi Miho, Nakamura Sachiko, Fukushima Yoshishige, Hosomi Waka, Masui Taeko, Miyata Noa, Wada Namiko

    看護 ( 日本看護協会出版会 )  65 ( 14 ) 23 - 27  2013.11

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    CNSの各専門分野に共通するCNSへの医療ニーズとCNSの介入・成果について、CNSの視点から明らかにすることを研究目的とした。ここでは、"医療ニーズ"を「患者・家族に関わる看護職が日々のケアの中で受け止めている患者・家族の要望」と定義とした。本研究を行うことで、医療の高度化・複雑化の中で、どのようなケアが必要なのか、また、その中での高度看護実践家の役割を明確にし、必要とされる高度看護実践家像が明確になると考えられた。

    CiNii

  • O1-098 妊婦の食意識・食行動の変化と妊娠初期の食事指導の関係(妊娠3,一般口演)

    千葉 香苗, 白井 紀子, 野島 百理, 橋村 綾子

    母性衛生 ( 日本母性衛生学会 )  53 ( 3 ) 163 - 163  2012.11

    CiNii

  • 医療ニーズに対する高度看護実践家としての専門看護師(CNS)の介入と評価に関する研究(2)

    宇佐美 しおり, 吉田 智美, 市原 真穂, 片岡 優実, 榑松 久美子, 笹木 忍, 柴田 明日香, 白井 紀子, 杉野 由起子, 高梨 早苗, 田中 結美, 竹田 礼子, 福嶋 好重, 谷口 美穂, 細見 和加, 増井 耐子, 宮田 乃有, 和田 奈美子, 日本専門看護師協議会成果研究委員会

    日本看護科学学会学術集会講演集 ( (公社)日本看護科学学会 )  32回   230 - 230  2012.11

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Research Projects 【 display / non-display

  • 看護学生から助産学生、新人助産師の発達段階に応じた経験学習循環過程の縦断的研究

    基盤研究(C)

    Project Year :

    2021.04
    -
    2025.03
     

    正岡 経子, 白井 紀子, 荻田 珠江, 林 佳子, 前田 尚美, 植木 瞳, 中村 彩希子

     View Summary

    研究実施に先立ち、covid-19感染症拡大下での看護及び助産教育に関する研究背景をより明確にするため、特に実習科目の実施状況に関する情報収集を行った。その結果、「新型コロナウィルス感染症に関連する保健師助産師看護師養成学校における臨地実習等の実施状況調査」によると、289教育課程中臨地実習の代替措置を行ったのは281課程であり、代替措置の方法の90.7%が「学内実習・学内演習」、88.6%が「オンライン実習」、83.3%が「紙面による課題学習」であった。ほとんどの大学が臨床・臨地実習を学内実習やオンラインなど複数の方法での代替実施をした状況であることが明らかになった。また、助産学実習においても全国助産師教育協議会が実態調査を行っており、学内実習やオンライン実習への切り替えにより、例年通りの実習が困難であった教育機関が多かった一方で、例年通りの分娩介助実習等が行ていた教育機関も一定数あり、助産師養成機関による教育内容の格差が課題として挙げられている。 臨地・臨床実習の代替実習の取り組みについては、いくつか調査報告が出されており、学内やオンライン等で行うシミュレーション教育は、学生の知識と技術の統合といった点ではある一定程度の学習効果は得られることは共通見解といえる。しかし一方で、乳幼児の啼泣や母子の相互作用の様子、リアルな分娩経過中の産婦の様子や急変も含めた複数の事象が同時進行する臨床のリアリティを再現することには限界がある。 先行研究の調査により、看護教育および助産教育ともに臨床・臨地の実習でコアとなる学習内容と臨床・臨地以外でも修得可能なものを整理し、新たな枠組みの中で教育プログラムの調整・再考を迫られており、現有のリソースを基に継続検討をしている状況であることが明らかになった。

  • 総合周産期母子医療センターにおけるMFICUの病床管理と看護管理者の役割

    基盤研究(C)

    Project Year :

    2021.04
    -
    2024.03
     

    林 佳子, 白井 紀子, 中村 康香, 荒川 亜希子, 平石 皆子, 松原 まなみ, 坂上 明子, 大月 恵理子, 林 ひろみ, 西方 真弓

     View Summary

    国内の看護管理者が行う病床管理とその役割、および周産期母子医療センターにおける病床管理について、文献検討をおこなった。 周産期母子医療センターの病床管理については、研究者が医師であることが多く、その大半は新生児集中治療室の病床数が医療圏に対し充足しているか検討していた。周産期母子医療センターの母体胎児集中治療室および産科病床数が適正であるかの検討は、解説・総説、限定された地域や医療圏での調査報告が散見された。 看護管理者が行っている病床管理に関する研究は、病院全体での病床稼働率の向上を図るうえで課題となる在院日数の短縮と院内全体での空床活用に関する看護部での組織的取り組みについて扱っていた。集中治療室管理料が算定される集中治療室等の有効活用に関する報告はあったが、母体胎児集中治療室の病床活用についての研究結果は見出されなかった。入室する妊産褥婦にとっての環境という視点で、母体胎児集中治療室の病床を分析した研究はわずかに認められたが、医療圏にとっての必要病床数の検討、対象者に必要な療養環境の判断に基づく病床管理、診療報酬を得るために母体胎児集中治療室の病床の効率的な運用に関する研究は認められなかった。総合周産期母子医療センターにおいては、母体胎児集中治療室および産科病床の両方を使って、入院に応需し、療養環境が選択されていると考えられる。総合周産期母子医療センターの産科および母体胎児集中治療室の病床管理について看護管理者が果たす役割について、明らかにしていく視点が明らかになった。

  • 病院前周産期症例の安全な分娩に繋がる職種間連携システムの機能向上にむけた研究

    基盤研究(C)

    Project Year :

    2020.04
    -
    2024.03
     

    白井 紀子, 正岡 経子, 林 佳子, 荻田 珠江, 前田 尚美, 久野 芳佳, 植木 瞳, 中村 彩希子

     View Summary

    本研究は、病院前周産期症例の搬送の実態、救急隊と医療機関の連携の実態、関係職種の認識を調査し、分娩対応や搬送に係る一連の機能性を高める要素を明らかにすることを目的としている。本研究は、2段階の調査を実施する予定である。 2021年度は、6か所の地域の病院前周産期症例の搬送経験を持つ救急隊員11人にインタビュー調査を実施した。搬送中に実際に分娩の補助を行った者、自宅で出産したばかりの母子を搬送した者、言語が通じない外国人夫婦、未受診妊婦の搬送を担当した者等、様々な経験からの語りが得られた。現在、インタビューデータの逐語録作成後、分析を行っている段階である。搬送を経験した救急隊員の語りからは、通報時の情報と現場到着時の状況が変化していることへの対応の難しさ、未受診妊婦などの特殊な状況下での対応の難しさがあること、普段から地域の医療職種とのコミュニケーションがあることが搬送時の連携を速やかにしていること等が明らかになってきている。これらをもとに病院前周産期症例の搬送に係る職種の機能性を上げる要素についてまとめる。

  • Development of an evaluation tool for the ability to learn and foster learning from care experience for improving the practical skills of midwives

    Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

    Project Year :

    2015.04
    -
    2020.03
     

    MASAOKA KEIKO

     View Summary

    The purpose of this study is to clarify the ability of midwives to learn from experience and the ability to nurture learning from experience, and to create tools to evaluate them. In order for midwives to learn from care experience, six elements are required, such as[learning from the practice and advice of senior midwives][reflecting on my own judgements and actions],[understanding how the patient feels by putting myself in her position] became clear. In order for seniors midwives to nurture the learning of junior midwives, there are four elements such as [ability to grasp the daily changes and growth of junior midwives] [ability to look inside oneself and correct the direction in which they interact with junior midwives] became clear. In the future, it will be an issue to repeat the operation of the created evaluation tools and build an education and training program.

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