Papers - SHIRAI Noriko

妊婦の食意識とマイナートラブルとの関連

山田 晴佳, 山下 香穂里, 岩倉 美樹, 千葉 香苗, 白井 紀子, 伊藤 和子

日本看護学会論文集: 母性看護 ( 日本看護学会 )  ( 42 ) 6 - 8  2012.02

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妊婦の食意識とマイナートラブルとの関連を明らかにすることを目的に、妊婦182名(初産婦92名、経産婦90名)へアンケート調査を行った。その結果、マイナートラブルがある妊婦は、(食生活を)「妊娠中に変えようと思っている」と回答した者が有意に多く、マイナートラブルのない妊婦は(食生活を)「変える必要がないので変えようと思わない」と回答した者が有意に多かった。また、初産婦、および妊娠初期にある妊婦は、食生活を妊娠中に変えようと思っている者が有意に多いことが分かった。

24時間母子同室と母乳栄養確立の関係

笹尾 あゆみ, 白井 紀子, 名辺田 美紀, 田中 美佳子

日本看護学会論文集: 母性看護 ( 日本看護学会 )  ( 36 ) 74 - 76  2005.12

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母乳栄養確立の状況を日中同室群と24時間同室群で比較検討し今後の母乳栄養確立促進の課題を明らかにした.調査対象は妊娠36週以降に経腟分娩をし,分娩,産褥ともに正常の褥婦と新生児254組を24時間同室群(年齢29.7±4.7,初産婦93名,経産婦55名)と日中同室群(年齢29.8±4.7,初産婦56名,経産婦50名)に分け,初産婦,経産婦別に比較した.その結果,退院時母乳確立の割合は両群に差異は認められないが,初産婦,経産婦別の比較では経産婦の日中同室群で76%,24時間同室群では93%と差異が認められた.初産婦では母乳栄養確立の割合に差異は認められなかった.日中同室群と24時間同室群の比較では経産婦のみに有意差が認められた

妊婦の非妊時体型・体重増加と切迫早産・低出生体重児の関係について 痩せ型妊婦の体重管理指導を考える

白井 紀子, 一瀬 和子, 経田 葉子, 石田 陽子, 平林 弘恵, 南雲 ひとみ

北海道社会保険病院紀要 ( 北海道社会保険病院 )  1   27 - 32  2002.11

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単胎を正期産した妊婦307例(初産154例,経産153例)を対象に,肥満と痩せの判定表より,A群(痩せ過ぎ),B群(痩せ気味),C群(普通),D群(太り気味),E群(太り過ぎ)に5分類し,妊婦の非妊時体重と体型別の体重増加量の実態を調べた.その結果,非妊時体型と児の平均出生体重をみると,AB群はCDE群より有意に軽かった.非妊時体型別の低出生体重児の出生は,AB群とCDE群の間に有意差は認められなかった.非妊時体型と在胎週数別出生体重との関係では,各群ともAFD児(Appropriate for dated)が殆どを占め,LFD児(Light for dates),HFD児(Heavy for dates)の出生に有意差は認められなかった.非妊時体型別体重増加量と切迫早産については,切迫早産をきたしたものは18.5%であり,非妊時体型別にみると,AB群ではCDE群に比して有意に切迫早産の発症が多かった.体重増加量で,切迫早産をきたした者とそうでない者の関連をみると,体重増加量8kg未満に有意に切迫早産をきたした者が多かった