坂井 拓朗

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所属

医学部 産科周産期科学

職名

助教

ホームページ

http://kaken.nii.ac.jp/d/r/80639229.ja.html

経歴 【 表示 / 非表示

  • 2014年
     
     

    札幌医科大学   大学院医学研究科   大学院生

研究分野 【 表示 / 非表示

  • ライフサイエンス   脳神経外科学  

researchmapの所属 【 表示 / 非表示

  • 札幌医科大学附属病院   産科周産期科   助教  

  • 神経再生医療学部門   共同研究者  

 

共同研究・競争的資金等の研究課題 【 表示 / 非表示

  • 新生児低酸素性虚血性脳症に対する次世代型エクソソームを用いた新規治療法の開発

    基盤研究(C)

    研究期間:

    2023年04月
    -
    2026年03月
     

    寺田 光次郎, 津川 毅, 飯塚 裕典, 佐々木 祐典, 長濱 宏史, 坂井 拓朗, 本望 修

  • 早産児脳障害に対する骨髄間葉系幹細胞を用いた新規治療法の開発

    基盤研究(C)

    研究期間:

    2020年04月
    -
    2023年03月
     

    寺田 光次郎, 川崎 幸彦, 佐々木 祐典, 福村 忍, 小林 正樹, 坂井 拓朗, 本望 修, 飯塚 裕典

     研究概要を見る

    我々は、予備実験において、胎生18日目の妊娠SDラット(妊娠期間:21日)に対して、エンドトキシンであるリポポリサッカライド(LPS)を腹腔内投与し、出生した日齢7の新生仔ラットに左総頚動脈結紮・低酸素暴露をすることで、脳室周囲の白質に虚血領域を呈する脳室周囲白質軟化症(Periventricular leukomalacia:PVL)モデルラットを作成した。PVLモデルラットは、低酸素虚血単独群(左総頚動脈結紮・低酸素暴露のみ、母体LPSなし)と比較して、大脳の虚血容積が増大し、重症になることが判明した。 本研究では、PVLモデルラットに対して、別の成体ラットより採取、培養した骨髄間葉系幹細胞(Mesenchymal stem cell:MSC)を経静脈的に投与し、急性期MSCの治療効果と作用メカニズム、特に発達脳における神経保護効果や神経可塑性の亢進について検証している。 日齢10のPVLモデルラットを、MSC群とVehicle群に振り分け、MSCまたはDMEM(培養液のみ、細胞なし)を経静脈的に投与した。運動機能の評価としてロータロッド試験、シリンダー試験、空間認知機能の評価としてモリス水迷路試験を用いて行動学的解析を実施した。これまでに、MSC群で良好な結果が得られており、MSC治療の有効性を確認した。また動物用7T-MRIを用いて、MSC投与前後における大脳の虚血体積および残存大脳容積、脳血流の変化について検証した。観察期間終了後の脳組織を用いて、拡散テンソル画像による神経線維の評価、免疫化学染色による神経細胞や脳の髄鞘化の動向について検証している。

  • 骨髄間葉系幹細胞移植を用いた難治性てんかんに対する新規治療法の開発

    基盤研究(C)

    研究期間:

    2016年04月
    -
    2019年03月
     

    福村 忍, 佐々木 祐典, 本望 修, 坂井 拓朗

     研究概要を見る

    我々は、けいれん重積後にてんかんを生じる動物モデルに対して、けいれん重積後早期に骨髄幹細胞 (mesenchymal stem cell: MSC)を経静脈的に移植することにより、けいれん数の減少、認知機能低下を抑制することを明らかにした。海馬の細胞数および苔状線維発芽の組織学的解析では、けいれん重積後の海馬細胞数減少およびGABAニューロン数減少は、MSC投与により抑制されていた。またマンガン造影MRIおよびTimm染色のいずれにおいても、MSC投与により異常苔状線維発芽の減少を認めた。MSCは、けいれん重積後のてんかん発症を予防および認知機能保持に有効であると考えられた。

  • 発達脳に対する虚血および骨髄間葉系幹細胞移植の及ぼす影響の基礎的解析

    基盤研究(C)

    研究期間:

    2014年
    -
    2016年
     

    坂井 拓朗

    担当区分: 研究代表者

     研究概要を見る

    本研究は、新生児低酸素性虚血性脳症の動物モデル(HIEモデル)に対して骨髄間葉系幹細胞の移植の効果を組織学的、MRI、行動学的などを用いて評価した。HIEモデルラットは、日齢7のSDラットに対して左の総頸動脈の結紮術を行い、その後8%低酸素に120分間暴露させ作成した。細胞投与群には日齢10に予め採取・培養した骨髄間葉系幹細胞を経静脈的に移植した。移植群は対照群と比較し、beam walk testでの評価で行動学的に有意な運動能力の改善を認めた。さらにMRIにおいても移植群は対照群と比較し有意に改善を認めた。組織学的評価でも詳細な検討を行った。

  • 骨髄幹細胞移植によるペリサイトの再生が実験的脊髄損傷の機能回復をもたらす

    基盤研究(C)

    研究期間:

    2013年04月
    -
    2016年03月
     

    佐々木 祐典, 鰐渕 昌彦, 三上 毅, 小林 正樹, 中崎 公仁, 坂井 拓郎, 佐々木 雄一, 鈴木 淳平, 森田 智慶, 浪岡 愛, 浪岡 隆洋

     研究概要を見る

    我々は、これまでに間葉系幹細胞(MSC)をドナー細胞として、動物疾患モデルに対する移植実験を行い、良好な結果を得てきた。脊髄損傷では、損傷部周囲に浮腫を生ずる血液脊髄関門の破綻が機能障害(運動麻痺)などの原因となることが考えられる。本研究においては、脊髄損傷作成後において、骨髄幹細胞移植群では血液脊髄関門の安定化が生じることによって、運動機能の回復に貢献するという仮説を検証し、治療メカニズムを検討することを目的とした。

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