Misc - 立花　俊祐

研究者の最新動向 フレイル脳への麻酔・手術侵襲を減弱するには 腸内細菌叢制御を介した戦略

立花 俊祐

Precision Medicine ( (株)北隆館 )  8 ( 1 ) 47 - 48  2025年01月

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われわれは,フレイル患者を想定した麻酔管理に関する基礎研究を推進している。術後せん妄は,コグニティブフレイルのひとつの現症であると考えており,また術後の筋力低下は身体的フレイルの根幹であるため,周術期管理を担う際にこれらの因子は解決すべき問題である。周術期におけるコンパクトな介入がフレイル症状を緩和し,患者予後を改善することができれば理想的であるだろうという理念に基づいて,複数の実験系を遂行している。本稿では,"臨床的な実現性を意識した"老化促進マウスに対する麻酔・手術侵襲前段階での介入について紹介する。(著者抄録)

【最新主要文献とガイドラインでみる 麻酔科学レビュー 2024】Awake craniotomyの麻酔

立花俊祐

麻酔科学レビュー   2024  2024年05月

J-GLOBAL

周術期の高体温 まとめ たかが体温と侮るなかれ,刮目して論ぜよ

立花俊祐

Lisa   31 ( 7 )  2024年

J-GLOBAL

脳脊髄液減少症に対して,三度にわたる腹臥位X線透視下ブラッドパッチにより症状が改善した一症例

枝長充隆, 諸原清香, 濱田耕介, 小松克也, 立花俊祐, 山蔭道明

日本呼吸療法医学会学術集会プログラム・抄録集   46th (Web)  2024年

J-GLOBAL

症例ライブラリー 周術期の低体温 まとめ たかが体温と侮るなかれ,刮目して見よ

立花 俊祐

LiSA ( (株)メディカル・サイエンス・インターナショナル )  30 ( 12 ) 1286 - 1287  2023年12月

経鼻的経蝶形骨洞手術における気管チューブのカフ上吸引による誤嚥予防の試み

熊谷 友絵, 立花 俊祐, 山蔭 道明

日本臨床麻酔学会誌 ( 日本臨床麻酔学会 )  43 ( 6 ) S270 - S270  2023年11月

周術期における体温管理 統一された手順の確立可能性を探る

立花 俊祐

日本臨床麻酔学会誌 ( 日本臨床麻酔学会 )  43 ( 6 ) S169 - S169  2023年11月

【最新主要文献とガイドラインでみる 麻酔科学レビュー 2023】Awake craniotomyの麻酔

立花 俊祐

麻酔科学レビュー ( (株)総合医学社 )  2023   247 - 252  2023年05月

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＜最近の動向＞●Awake craniotomyの現状や傾向を把握するためには,多施設を対象とした大規模調査が必要である.日本国内だけでなく,国際的な多施設研究がいくつか実施されており,結果を集約することで最近の動向を知ることができた.●Awake craniotomyの麻酔管理としてmonitored anesthesia care(MAC)法が注目されており,AAA法に比べてMAC法がよりよいのではないかという論調を複数確認することができた.新型コロナウイルス流行の昨今,気道確保手技による飛沫やエアロゾルを減らすためのシフトという意味からも,理に適った動向といえるだろう.●グリオーマ以外でも,awake craniotomyの適応や予後についての大規模な検証論文が散見された.(著者抄録)

Awake craniotomyの麻酔を上手に行うために Awake craniotomyの麻酔を再考する 洗練された麻酔を目指して

立花 俊祐

日本臨床麻酔学会誌 ( 日本臨床麻酔学会 )  43 ( 1 ) 48 - 52  2023年01月

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Awake craniotomyの麻酔管理を行う上で,「すみやかで安定した入眠と覚醒」や「手術中,とくに覚醒期において生じうる痛みや合併症の予防」を提供することが重要である.日本における他施設と同様にわれわれの施設でも,Awake craniotomyの管理は,プロポフォールを主軸とした静脈麻酔と頭部神経ブロックを併用したAsleep-Awake-Asleep(AAA)法で麻酔を完遂している.当施設では過去に12～84歳の患者の麻酔を経験したが,それぞれの背景因子は多様で,周術期管理について改善すべき点がある.小児や高齢者など年齢に基づいた管理の層別化を図るだけではなく,Awake craniotomyの完遂を妨げうる因子を事前に把握し,それらのリスク因子を意識した管理を行うことも洗練された麻酔を目指すために必要である.(著者抄録)

持続硬膜外鎮痛が困難な開胸胸壁再建手術に対し,モルヒネ硬膜外単回投与を含む多角的鎮痛で術後痛を管理した2症例

新田 麻子, 立花 俊祐, 茶木 友浩, 山蔭 道明

日本臨床麻酔学会誌 ( 日本臨床麻酔学会 )  43 ( 1 ) 25 - 30  2023年01月

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開胸術では,術後の重度の疼痛や呼吸器合併症,慢性痛への移行リスクなどを考慮し,硬膜外麻酔を含む区域麻酔による持続的鎮痛が推奨されている.しかし広背筋皮弁による胸壁再建を伴う場合,解剖学的位置により胸部硬膜外カテーテル留置は困難である.広背筋皮弁による胸壁再建術に対しモルヒネの胸部硬膜外単回投与を含めた多角的鎮痛を行った.1例目は,術直後よりNRS(numerical rating scale) 0～2と疼痛の訴えは少なかった.2例目は術直後のNRSは4～6であったが,術後2日目にはNRS 2に改善した.2症例とも慢性痛への移行はなく経過した.また,オピオイドによる重大な有害事象は生じなかった.(著者抄録)

術前診察では予期できなかった気道確保困難に対してMcGRATH MAC併用の気管支ファイバースコープガイド下挿管が有用であった1症例

小北 篤史, 立花 俊祐, 茶木 友浩, 枝長 充隆, 山蔭 道明

麻酔 ( 克誠堂出版(株) )  71 ( 11 ) 1196 - 1200  2022年11月

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術前気道評価では困難気道を予測する所見を認めず,気道確保は容易と判断したが,麻酔導入時に気管挿管が非常に困難な症例を経験した。最終的にMcGRATH MAC(コヴィディエンジャパン,東京)による喉頭展開下に気管支ファイバースコープガイド下経口挿管を施行した。予期せぬ気道確保困難に遭遇する可能性があるため,日ごろから,さまざまな気道管理法に精通する必要がある。(著者抄録)

新たなワイヤレス体温測定装置Moni-Patchは麻酔中の深部体温を正確に測定する

西原 教晃, 立花 俊祐, 山蔭 道明

日本臨床麻酔学会誌 ( 日本臨床麻酔学会 )  42 ( 6 ) S213 - S213  2022年10月

Awake craniotomyの麻酔

立花 俊祐

麻酔科学レビュー ( (株)総合医学社 )  2022   237 - 242  2022年06月

術後嘔気嘔吐予防にオンダンセトロンを使用した硬膜下電極留置およびてんかん焦点切除術の麻酔管理

田中 郁実, 茶木 友浩, 立花 俊祐, 山蔭 道明

日本神経麻酔集中治療学会プログラム・抄録集 ( 日本神経麻酔集中治療学会 )  26回   42 - 42  2022年05月

新規ベンゾジアゼピン系薬レミマゾラム及びその代謝物の血漿中濃度同時測定法

村岡 愛, 市川 凌史, 青山 剛, 佐藤 慧, 茶木 友浩, 立花 俊祐, 山蔭 道明, 戸田 貴大

日本薬学会年会要旨集 ( (公社)日本薬学会 )  142年会   26PO4 - 01S  2022年03月

筋弛緩使用全身麻酔下患者において、i-gelおよびLMA-Supreme使用時の頭部回旋位は口咽頭リーク圧を低下させる

茶木 友浩, 立花 俊祐, 汲田 翔, 佐藤 帆奈美, 濱田 耕介, 山蔭 道明

麻酔 ( 克誠堂出版(株) )  70 ( 増刊 ) S218 - S224  2021年11月

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覚醒下開頭術での気道管理を想定し、第二世代声門上器具であるi-gelおよびLMA-Supremeを使用した際の頭部回旋位における口咽頭リーク圧(OPLP)の変化について検討した。計70名の患者が本研究にエントリーされ、34名がi-gel群、36名がLMA-Supreme群に無作為割付された。i-gel群のOPLPは0°vs 30°、0°vs 60°、30°vs 60°の間に有意差を認めた。また、呼気一回換気量およびVentilation scoreは0°vs 60°の間に有意差を認めた。LMA-Supreme群のOPLPに関しても、0°vs 30°、0°vs 60°、30°vs 60°の間に有意差を認め、Ventilation scoreは30°vs 60°で有意差を認めた。i-gel群とLMA Supreme群の群間比較では、咽頭痛および嗄声を含めたすべての評価項目で有意差を認めなかった。i-gelおよびLMA-Supreme使用時における30°および60°の頭部回旋はOPLPを低下させることが明らかとなった。しかし、i-gelおよびLMA-Supreme間での有意性は明らかにすることができなかった。

レミマゾラム麻酔でもフラッシュ刺激による視覚誘発電位の測定が可能である-症例報告

伊野 亜佑美, 立花 俊祐, 山蔭 道明

日本臨床麻酔学会誌 ( 日本臨床麻酔学会 )  41 ( 6 ) S239 - S239  2021年10月

【術中の全身管理を任された!麻酔導入後から抜管まで、患者のわずかな変化も見逃さない モニタリングのポイントとトラブル対応】体温管理の基本 術中体温維持とアウトカムへの影響

立花 俊祐, 山蔭 道明

レジデントノート ( (株)羊土社 )  23 ( 10 ) 1571 - 1576  2021年10月

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(1)術中低体温は、麻酔の覚醒を遅延させるだけでなく、虚血性心イベントの増加や術後創部感染を引き起こす(2)麻酔中に体温管理を行ううえで、理解するべきしくみの1つに"再分布性低体温"がある(3)術中低体温を予防するために重要なことは、正確で持続的な体温測定と適切な加温である(4)海外のガイドラインには、体温管理について具体的な数値目標を提示し、その効果を明言しているものもある(著者抄録)

Awake craniotomyの麻酔を上手に行うために Awake craniotomyの麻酔を再考する 洗練された麻酔を目指して

立花 俊祐

日本臨床麻酔学会誌 ( 日本臨床麻酔学会 )  41 ( 6 ) S109 - S109  2021年10月

ミトコンドリア病患者に対してレミマゾラムを使用し麻酔管理を行った1症例

五月女 風香, 立花 俊祐, 西原 教晃, 山蔭 道明

日本臨床麻酔学会誌 ( 日本臨床麻酔学会 )  41 ( 6 ) S225 - S225  2021年10月

小児用EA-Shieldの使用で抜管後の気道確保を可能としながら、飛沫・エアロゾル感染防護が可能である

長谷川 源, 酒井 渉, 茶木 友浩, 立花 俊祐, 名和 由布子

日本小児麻酔学会大会プログラム ( (一社)日本小児麻酔学会 )  26回   98 - 98  2021年10月

フルマゼニル投与後の覚醒時興奮について

立花 俊祐, 山蔭 道明

臨床麻酔 ( 真興交易(株)医書出版部 )  45 ( 8 ) 1093 - 1096  2021年08月

麻酔科学 麻酔科医としてCOVID-19患者の飛沫・エアロゾルと闘う

立花 俊祐, 山蔭 道明

医学のあゆみ ( 医歯薬出版(株) )  278 ( 7-8 ) 715 - 716  2021年08月

【最新主要文献とガイドラインでみる 麻酔科学レビュー 2021】Awake craniotomyの麻酔

立花 俊祐

麻酔科学レビュー ( (株)総合医学社 )  2021   225 - 229  2021年05月

レミマゾラム 薬理学的特徴と臨床での使用法

平田 直之, 柴田 賢吾, 大中 崇行, 立花 俊祐, 澤田 敦史, 山蔭 道明

臨床麻酔 ( 真興交易(株)医書出版部 )  45 ( 1 ) 9 - 15  2021年01月

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2020年8月に、ベンゾジアゼピン受容体系静脈麻酔薬であるレミマゾラムを全身麻酔薬として使用することが可能となった。レミマゾラムは水溶性薬剤であることから、プロポフォール注入時にみられる血管痛がない。また、ベンゾジアゼピン系麻酔薬であることから、フルマゼニルによる拮抗が可能である。レミマゾラムの薬理学的特性、臨床試験の概要、臨床使用時の注意点とレミマゾラムの可能性について述べた。

デクスメデトミジンが硬膜下電極を用いたMEPに与える影響について

木村友亮, 江夏怜, 秋山幸功, 山田奨人, 三國信啓, 茶木友浩, 立花俊祐

日本Awake Surgery学会プログラム・抄録集   19th (CD-ROM)  2021年

J-GLOBAL

14歳の小児に対する覚醒下てんかん焦点切除術の麻酔経験

川崎侑希, 茶木友浩, 立花俊祐, 山蔭道明

日本Awake Surgery学会プログラム・抄録集   19th (CD-ROM)  2021年

J-GLOBAL

加温装置aG HEATERの併用により加温効率が向上しえたロボット手術の2症例

西原 教晃, 立花 俊祐, 山蔭 道明

日本臨床麻酔学会誌 ( 日本臨床麻酔学会 )  40 ( 6 ) S237 - S237  2020年10月

精査後に癌と診断された難治性腸腰筋膿瘍の2症例

田中 聡一, 其田 一, 四釜 裕睦, 宮下 龍, 前田 真岐志, 西村 実夫, 近藤 麻美子, 立花 俊祐, 山蔭 道明

日本集中治療医学会雑誌 ( (一社)日本集中治療医学会 )  27 ( Suppl. ) 630 - 630  2020年09月

BHTMS日本初導入から臨床研究の想起、データ収集に至るまでの経緯

立花 俊祐

Cardiovascular Anesthesia ( (一社)日本心臓血管麻酔学会 )  24 ( Suppl. ) 76 - 76  2020年09月

迷走神経切断後の咳嗽発作に抑肝散が奏効した1症例

石岡 慶己, 立花 俊祐, 田口 まゆ, 井上 光

麻酔 ( 克誠堂出版(株) )  69 ( 4 ) 435 - 436  2020年04月

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症例は67歳女性で、右頸部迷走神経鞘腫切除術後に迷走神経切断に伴う交感神経の過緊張による悪心・嘔吐やめまい、喉頭麻痺、咳嗽発作が出現した。交感神経遮断術後も残存する咳嗽発作は重度で薬物療法に抵抗性であり、10年以上にわたって星状神経節ブロック(SGB)を継続していたが、担当医変更を機会に抑肝散(2.5g分×1・day-1)の内服を開始したところ、内服開始1ヵ月後には咳嗽発作が消失し、SGBの中止に至った。SGB中止から1年以上経過した時点で咳嗽発作の再燃はみられない。本症例の咳嗽発作は神経切断端近傍の頸部皮膚への機械刺激や気道への寒冷刺激で生じ、病態として咳過敏状態の存在が示唆されたことから、咳中枢への神経伝達や知覚神経の神経過敏を抑制する抑肝散が有効であったと考えられた。

たかが体温計、されど体温計 進化する手術中の体温モニタリング

立花 俊祐, 山蔭 道明

医学のあゆみ ( 医歯薬出版(株) )  272 ( 6 ) 561 - 562  2020年02月

硬膜外自家血パッチ後に再燃した頭痛・めまいに漢方薬が有効であった脳脊髄液減少症の1例

石岡 慶己, 立花 俊祐, 井上 光

日本ペインクリニック学会誌 ( (一社)日本ペインクリニック学会 )  27 ( 1 ) 128 - 128  2020年02月

デクスメデトミジンは、高齢マウスにおいて、セボフルラン暴露下における手術侵襲由来の認知機能低下を減弱し、Mapt遺伝子の発現を抑制する(Dexmedetomidine attenuates surgery-induced cognitive deficit and hippocampal Mapt expression in aged mice)

立花 俊祐, 早瀬 知, 山蔭 道明

札幌医学雑誌 ( 札幌医科大学 )  88 ( 1-6 ) 65 - 76  2019年12月

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目的 麻酔・手術後の高齢者における術後認知機能低下は、重要な合併症のひとつであるが、その詳細な機序や脳内ネットワークにおける影響に関して、完全に明らかにはなっていない。本研究においては、高齢手術マウスモデルを作製・確立した上で、鎮静作用や抗炎症作用を有するα2アドレナリン受容体アゴニスト、デクスメデトミジンの投与が、マウス海馬においてどのような変化をもたらし、実際の認知機能にどのように反映するかを調べた。方法 はじめに、麻酔・手術侵襲が高齢マウス海馬にどのようなmRNA変化をもたらしうるのかトランスクリプトーム解析を行なった。Naive群とセボフルラン暴露下での手術群を検討し、手術侵襲によって発現が大きく変化したものを候補遺伝子とした。次に複数の候補遺伝子の中から、神経変性疾患にも関与するとされるMaptに注目して、介入によってどのような変化があるかを調べた。Naive群、セボフルラン暴露群、手術群(セボフルラン暴露下)、デクスメデトミジン群(セボフルラン暴露下での手術前にデクスメデトミジンを投与)の4群に分類し、qRT-PCRで海馬におけるMapt発現の変化を比較検討した。また、同4群に関してバーンズメイズ試験を用いて、認知機能の変化を評価した。結果 トランスクリプトーム解析では、麻酔・手術侵襲によって752種類のmRNA由来の遺伝子が発現を増大させ、191種類の遺伝子が発現を減少させたことが明らかとなった。qRT-PCRでは、海馬におけるMaptの発現量は手術群において有意に増大した(手術群2.60±0.77 vs Naive群1.00±0.11[mean fold change±SD]、p<0.01)。バーンズメイズ試験では、麻酔・手術侵襲によってターゲットボックス認知までの時間は延長したが、デクスメデトミジン投与によって認知時間延長が抑制された。結論 デクスメデトミジンは、セボフルラン暴露下での手術侵襲による認知機能低下を減弱し、かつ、高齢マウスの海馬におけるMapt発現を抑制する。(著者抄録)

デクスメデトミジンは、高齢マウス海馬において手術侵襲由来のMapt発現増大を抑制し、術後の認知機能低下を減弱する

立花 俊祐, 山蔭 道明

日本神経麻酔集中治療学会プログラム・抄録集 ( 日本神経麻酔集中治療学会 )  23回   164 - 164  2019年03月

頭部回旋位に対するi-gelフィッティングの変化に関する検討 覚醒下開頭術の気道管理を想定して

茶木 友浩, 立花 俊祐, 時永 泰行, 汲田 翔, 濱田 耕介, 戸ノ崎 拓也, 山蔭 道明

日本神経麻酔集中治療学会プログラム・抄録集 ( 日本神経麻酔集中治療学会 )  23回   166 - 166  2019年03月

血行動態の維持に難渋した未治療甲状腺クリーゼの1症例 症例報告

仲野 りりこ, 立花 俊祐, 田口 まゆ, 石岡 慶己, 井上 光, 小野 翼, 堤 明人

日本集中治療医学会雑誌 ( (一社)日本集中治療医学会 )  26 ( Suppl. ) [P76 - 4]  2019年02月

オフポンプ冠動脈バイパス術における非侵襲的深部温モニタリングシステムTemple Touch Proの有用性

千田 雄太郎, 立花 俊祐, 川向 洋介, 菊池 謙一郎, 山本 修司, 山蔭 道明

Cardiovascular Anesthesia ( (一社)日本心臓血管麻酔学会 )  21 ( Suppl. ) 344 - 344  2017年09月

12歳の小児に対する覚醒下脳腫瘍摘出術の麻酔経験

茶木 友浩, 立花 俊祐, 山蔭 道明

日本小児麻酔学会誌 ( (一社)日本小児麻酔学会 )  23 ( 1 ) 143 - 143  2017年08月

覚醒下開頭手術の異常興奮予防目的にデクスメデトミジン持続投与した1症例

田中 聡一, 表 雅仁, 立花 俊祐, 時永 泰行, 山蔭 道明

麻酔科学サマーセミナー ( 麻酔科学サマーセミナー事務局 )  14回   44 - 44  2017年06月

抜管後に呼吸窮迫を呈した巨大肺嚢胞切除の1症例

高橋 可南子, 枝長 充隆, 立花 俊祐, 山蔭 道明

麻酔科学サマーセミナー ( 麻酔科学サマーセミナー事務局 )  14回   37 - 37  2017年06月

覚醒下開頭手術におけるレボブピバカインの血中濃度モニタリング

立花 俊祐, 表 雅仁, 早瀬 知, 山蔭 道明

臨床モニター ( 医学図書出版(株) )  28 ( Suppl. ) 75 - 75  2017年06月

i-gelを介した気管支ファイバースコープガイド下気管挿管が有用であった高度挿管困難の1例

千田 雄太郎, 立花 俊祐, 須貝 温子, 新山 幸俊, 山蔭 道明

日本臨床麻酔学会誌 ( 日本臨床麻酔学会 )  36 ( 6 ) S362 - S362  2016年10月

超高齢者における経カテーテル大動脈弁植え込み術の一症例

前田 真岐志, 枝長 充隆, 茶木 友浩, 立花 俊祐, 吉川 裕介, 山蔭 道明

Cardiovascular Anesthesia ( (一社)日本心臓血管麻酔学会 )  20 ( Suppl. ) 228 - 228  2016年09月

急性硬膜下血腫の術中管理に赤外線酸素モニタ装置NIRO-200NXが有用だった新生児の麻酔経験

吉田 奈央, 立花 俊祐, 表 雅仁, 枝長 充隆, 山蔭 道明

日本小児麻酔学会誌 ( (一社)日本小児麻酔学会 )  22 ( 1 ) 143 - 143  2016年09月

非侵襲的深部温モニタリングシステムTemple Touch ProTMの有用性

千田 雄太郎, 立花 俊祐, 表 雅仁, 若杉 佳子, 山蔭 道明

麻酔科学サマーセミナー ( 麻酔科学サマーセミナー事務局 )  13回   30 - 30  2016年06月

Osler-Weber-Rendu病患者に対する両側胸腔鏡下肺部分切除術の麻酔経験

前田 真岐志, 君塚 基修, 立花 俊祐, 時永 泰行, 山蔭 道明

麻酔科学サマーセミナー ( 麻酔科学サマーセミナー事務局 )  13回   41 - 41  2016年06月

赤外線酸素モニタ装置NIRO-200NXを使用し、輸液・輸血の指標とした新生児緊急開頭血腫除去術の1例

吉田 奈央, 臼井 彩, 立花 俊祐, 枝長 充隆, 山蔭 道明

麻酔科学サマーセミナー ( 麻酔科学サマーセミナー事務局 )  13回   39 - 39  2016年06月

プロポフォールを持続投与のみで投与した場合の血中濃度は主要な薬物動態モデルでの予測血中濃度よりも低く過小評価される

表 雅仁, 臼井 彩, 林 俊輔, 立花 俊祐, 山蔭 道明

麻酔科学サマーセミナー ( 麻酔科学サマーセミナー事務局 )  13回   29 - 29  2016年06月

気管チューブ挿入に難渋したクリッペル・フェール症候群の1症例

橋詰 勇祐, 立花 俊祐, 高田 幸昌, 枝長 充隆, 山蔭 道明

麻酔 ( 克誠堂出版(株) )  65 ( 4 ) 373 - 376  2016年04月

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53歳女性。クリッペル・フェール症候群を既往にもち、今回、副唾液腺管に対して副耳下腺頬部皮膚瘻内瘻術が行われることとなった。本症例では画像所見以外に、前医よりラリンジアルマスク(LMA)を使用した全身麻酔歴の情報を得ていたため、麻酔導入法は急速導入を選択した。その際、マスク換気および声帯確認までは容易であったが、声門下での気管チューブ挿入には難渋した。そこで、チューブを最終的にカフ付き5.5mmまで内径を細くすることで挿入を可能とした。術中術後の経過は良好であったが、その後、術前CT画像から3D-CTを再構築したところ、第4・5頸椎椎間レベルでの気管狭窄が判明した。

シバリングを契機に発症したと考えられる術後悪性高熱症の1症例

汲田 翔, 立花 俊祐, 早瀬 知, 新谷 知久, 山蔭 道明

臨床麻酔 ( 真興交易(株)医書出版部 )  40 ( 4 ) 583 - 586  2016年04月

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悪性高熱症の既往がある患者に対して、非誘発性の薬物のみを使用して全身麻酔管理を行った。抜管前のシバリングを契機に悪性高熱症の診断基準を満たす体温上昇などの臨床症状を認めたが、ダントロレンの投与により速やかに改善した。悪性高熱症の素因を持つ患者に対しては、使用薬物の選択だけでなく、厳重な体温管理とシバリング予防も重要であることが示唆された。(著者抄録)

小児用赤外線イヤホン型体温計の有用性

五十嵐 友美, 立花 俊祐, 山蔭 道明

臨床モニター ( 医学図書出版(株) )  27 ( Suppl. ) 51 - 51  2016年04月

1歳6ヵ月の先天性嚢胞性腺腫様奇形根治術に対し、Arndtブロッカーで分離肺換気が可能であった麻酔経験

八嶋 友美, 枝長 充隆, 立花 俊祐, 山蔭 道明

日本臨床麻酔学会誌 ( 日本臨床麻酔学会 )  35 ( 6 ) S269 - S269  2015年10月

FloTracセンサーとLiDCOrapid心拍出量モニタリングシステムを使用し管理した褐色細胞腫摘出術の麻酔経験

橋本 優希, 茶木 友浩, 立花 俊祐, 時永 泰行, 山蔭 道明

日本臨床麻酔学会誌 ( 日本臨床麻酔学会 )  35 ( 6 ) S304 - S304  2015年10月

超低出生体重児の動脈管結紮術2例の経験を通した術中体温管理の重要性

大野 翔, 立花 俊祐, 枝長 充隆, 茶木 友浩, 吉川 裕介, 山蔭 道明

日本小児麻酔学会誌 ( (一社)日本小児麻酔学会 )  21 ( 1 ) 140 - 140  2015年08月

ポップコーンを誤嚥した数日後に異物除去術を施行した1症例

汲田 翔, 立花 俊祐, 枝長 充隆, 山蔭 道明

日本小児麻酔学会誌 ( (一社)日本小児麻酔学会 )  21 ( 1 ) 127 - 127  2015年08月

深部温測定装置SpotOn(スポットオン)の有用性

立花 俊祐, 平田 直之, 酒井 渉, 山蔭 道明

臨床麻酔 ( 真興交易(株)医書出版部 )  39 ( 6 ) 917 - 920  2015年06月

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全身麻酔下手術を予定したASA-PS 1〜2の患者15名を対象に、深部温測定装置SpotOnの有用性を確認するため、中枢温として信頼性の高い食道温と比較した。気管挿管後、ディスポーザブル食道温プローブを愛護的に挿入し、前額部にはSpotOn深部温センサを貼り付けて2ヶ所で体温を測定し、5分間隔で記録した。典型例ではSpotOn深部温センサを貼り付けた数分後に平衡状態となり、速やかにモニター上に数値が表示され、両測定値はよく追従した。解析対象計測値548ポイントにおいて、食道温と前額部深部温は有意な相関を認め、相関係数0.828であった。またBland-Altman分析では両測定値の差は平均-0.13℃で、95%一致限界は±0.58℃と小さかった。全例で手術後センサ貼り付け部に発赤や皮膚炎などの有害事象はなかった。

CHARGE症候群患児の麻酔経験

田中 俊光, 立花 俊祐, 山蔭 道明

麻酔科学サマーセミナー ( 麻酔科学サマーセミナー事務局 )  12回   46 - 46  2015年06月

前額部深部温モニターSpotOnは前額部以外でも正確に利用できる

立花 俊祐, 山蔭 道明

麻酔科学サマーセミナー ( 麻酔科学サマーセミナー事務局 )  12回   41 - 41  2015年06月

小児用イヤホン型体温計の使用経験

五十嵐 友美, 立花 俊祐, 山蔭 道明

臨床モニター ( 医学図書出版(株) )  26 ( Suppl. ) 38 - 38  2015年05月

顔面頸部口腔静脈奇形を有する患者に対する上大静脈瘤切除の麻酔経験

立花 俊祐, 鈴木 那央, 君塚 基修, 君島 知彦, 辻口 直紀

麻酔 ( 克誠堂出版(株) )  63 ( 10 ) 1139 - 1141  2014年10月

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症例は69歳男性で、上大静脈瘤の増大傾向で切除術が予定されたが、術前診察で頭頸部、口腔から咽喉頭に非拍動性血管腫を認め、CTで頭頸部構造異常を指摘され、手術を中止して耳鼻科にコンサルトし、頭頸部中心に易出血性の多発性血管腫があり、顔面頸部口腔巨大静脈奇形と診断され、他専門施設にて気管切開し、1年をかけて硬化療法を行い、手術可能となって再入院した。前投薬は用いず、入室後左前腕に末梢静脈路を確保し、プロポフォール、フェンタニル、ロクロニウムで麻酔を導入し、気管支内視鏡の気管観察で異常血管を認めず、気管チューブを挿入した。左下腿に静脈路、左右橈骨動脈に動脈圧ラインを確保し、左大腿静脈より中心静脈カテーテルとシースを挿入した。麻酔維持は酸素、空気、セボフルラン、レミフェンタニルで行った。麻酔時間は6時間15分、手術時間は4時間5分であった。術後はICUにて良好に覚醒し、術後4日目に抜管して呼吸器離脱となった。

小児麻酔導入時の換気困難に対して、気管チューブによる試作経口エアウェイが有効であった1症例

川向 洋介, 立花 俊祐, 枝長 充隆, 山蔭 道明

日本小児麻酔学会誌 ( (一社)日本小児麻酔学会 )  20 ( 1 ) 133 - 133  2014年08月

発作性夜間ヘモグロビン尿症患者の大量出血症例

立花 俊祐, 鈴木 那央, 君塚 基修, 君島 知彦, 辻口 直紀

日本集中治療医学会雑誌 ( (一社)日本集中治療医学会 )  21 ( Suppl. ) [DP - 1]  2014年01月

重症拡張型心筋症患者の汎発性腹膜炎手術においてIABPを使用した1症例

立花 俊祐, 鈴木 那央, 君塚 基修, 君島 知彦, 辻口 直紀

日本集中治療医学会雑誌 ( (一社)日本集中治療医学会 )  21 ( Suppl. ) [DP - 5]  2014年01月

Fabry病患者に対する脊椎手術の麻酔経験

君島 知彦, 辻口 直紀, 立花 俊祐, 君塚 基修, 山蔭 道明

日本臨床麻酔学会誌 ( 日本臨床麻酔学会 )  33 ( 6 ) S319 - S319  2013年10月

重症感染症合併卵巣嚢腫術後にたこつぼ型心筋症を認めた脳挫傷後遺症例

北 飛鳥, 其田 一, 嶋田 浩志, 松本 純一, 村上 真一, 寺田 拡文, 長谷川 宙希, 立花 俊祐, 清水 惠子, 若杉 佳子

市立釧路総合病院医学雑誌 ( 市立釧路総合病院 )  25 ( 1 ) 105 - 110  2013年03月

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脳挫傷後遺症で長期療養中の61歳女性が経過観察中の卵巣嚢腫に膿瘍を合併し破裂による敗血症を発症した。ショックバイタルにて当院へヘリ搬送され緊急開腹手術後ICUにて敗血症治療中に心不全徴候を認めた。心臓超音波検査では左室基部を除き壁運動がakinesisで左室収縮率は27%と著明に低下していた。重度の僧帽弁逆流と三尖弁逆流、中等度大動脈弁逆流も認められた。血液生化学検査ではバイオマーカーは正常値もしくはごく軽度上昇にとどまり、心電図上ST変化は認めなかった。上記の所見からたこつぼ型心筋症と診断し敗血症の治療と並行して心不全治療とストレス緩和対策を行った。βブロッカー精密持続静注は過剰な心筋刺激を抑制し脈拍数を減少させ心不全の治療に有用であった。血圧維持のためノルアドレナリンを投与したが低容量にとどめ組織灌流を阻害せずに平均血圧を維持することができた。発症から10日ほどで心不全から離脱し術後22日目に前医にて観察入院のため転院となった。症例はたこつぼ型心筋症を発症する疫学的特徴に合致しており肉体的ストレスと精神的ストレスを同時に受けたことが今回発症の原因と考えられる。(著者抄録)

心肺停止を契機に診断された、甲状腺機能低下症合併ACTH欠損症例

立花 俊祐, 北 飛鳥, 酒井 渉, 西原 教晃, 長谷川 宙希, 寺田 拡文, 村上 真一, 其田 一

日本集中治療医学会雑誌 ( (一社)日本集中治療医学会 )  20 ( Suppl. ) 426 - 426  2013年01月

腕神経叢ブロックとプロポフォールを用いて管理したMELAS症候群の1症例

立花 俊祐, 山内 正憲, 岩崎 創史, 渡辺 昭彦, 山蔭 道明

日本臨床麻酔学会誌 ( 日本臨床麻酔学会 )  31 ( 6 ) S443 - S443  2011年10月