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足趾屈曲方法の違いが足部内在筋と外在筋の活動に与える影響超音波エラストグラフィを用いた評価

廣田健斗, 渡邉耕太, 根岸奎輔, 宮本浩樹, 谷口達也, 寺本篤史, 山下敏彦

日本臨床スポーツ医学会誌 ( (一社)日本臨床スポーツ医学会 ) 29 ( 2 ) 158 - 163 2021.04

【はじめに】足部内在筋は足アーチの保持やスポーツに重要である。足部内在筋に特化したトレーニング方法や足関節肢位の検討がなされてきたが、足趾屈曲方法の違いによって足部内在筋への効果が変わるかは明らかでない。【目的】足趾屈曲方法の違いが足部内在筋と外在筋の活動に与える影響を明らかにすること。【方法】対象は健常成人7名。肢位は長座位で足関節中間位。足趾屈曲方法は、趾節間関節中間位として中足趾節関節を屈曲する条件(IP伸展条件)と趾節間関節および中足趾節関節を屈曲する条件(IP屈曲条件)の2条件とし、母趾と外側趾で分けて評価を行った。屈曲時に足趾には500gの負荷をかけた。被験筋は母趾外転筋、短母趾屈筋、短趾屈筋、足底方形筋、長母趾屈筋、長趾屈筋とした。筋収縮時の筋活動と相関することが報告されている筋弾性率を、剪断波エラストグラフィ装置を用いて足趾屈曲中に計測した。条件間の比較を統計学的に行った(p<0.05)。【結果】母趾外転筋(P=0.018)、短母趾屈筋(P=0.018)、短趾屈筋(P=0.026)でIP屈曲条件よりもIP伸展条件の方が有意に筋弾性率が大きかった。【考察】2条件間で統計学的有意差を認めた筋は、その付着部からいずれもMTP関節を優位に屈曲する筋である。本研究結果から、より有効な足部内在筋トレーニングのためには足趾屈曲方法が非常に重要であると考えられた。(著者抄録)

TKAにおけるpatient specific instrumentationと従来法の臨床機能評価および術後アライメント評価の比較検討

榊原醸, 下山浩平, 岡田葉平, 寺本篤史, 神谷智昭, 渡邉耕太, 山下敏彦

日本整形外科学会雑誌 ( (公社)日本整形外科学会 ) 95 ( 2 ) S159 - S159 2021.03

後下脛腓靱帯深層は高率に損傷している MRI斜位断像による遠位脛腓靱帯損傷の評価

塩泡孝介, 寺本篤史, 大坪英則, 神谷智昭, 小路弘晃, 渡邉耕太, 山下敏彦

日本整形外科学会雑誌 ( (公社)日本整形外科学会 ) 95 ( 3 ) S1088 - S1088 2021.03

外側進入型人工足関節置換術(trabecular metal total ankle)におけるインプラントの可動域設置角度とも絡めて

霜村耕太, 寺本篤史, 渡邉耕太, 小林拓馬, 山下敏彦

日本整形外科学会雑誌 ( (公社)日本整形外科学会 ) 95 ( 3 ) S1098 - S1098 2021.03

静電容量型センサ素子を用いた足関節不安定性定量評価

寺本篤史, 村橋靖崇, 廣田健斗, 河合誠, 池田祐真, 今村塁, 小路弘晃, 神谷智昭, 渡邉耕太, 山下敏彦

日本整形外科学会雑誌 ( (公社)日本整形外科学会 ) 95 ( 2 ) S194 - S194 2021.03