研究者詳細 - 柴田　豪

Misc - 柴田　豪

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森下清文, 楢山耕平, 柴田豪, 佐賀俊文, 氏平功祐, 馬場俊雄, 馬渡徹, 佐々木あゆみ, 菅原留美, 南本利之, 春田直樹

函館医学誌 ( 市立函館病院 ) 37 ( 1 ) 1 - 3 2013年10月

下肢の慢性静脈不全を原因とする静脈性潰瘍や湿疹に不全穿通枝が大きく関わることは20世紀初頭から注目されており、Lintonは静脈性潰瘍を治療するために筋膜下穿通枝を結紮する術式を開発した。この方法は長い間手術療法の第一選択とされてきたが、健常ではない皮膚に長い切開線を置くことから創部合併症が多いという欠点があった。この欠点を補う目的で皮膚への切開をほとんど必要としない内視鏡下不全穿通枝切離術(SEPS)が1980年にドイツで開始され、現在世界で最も受け入れられた治療法となっているが、本邦では保険診療で認められていないため、先進医療として限られた施設でのみ行われている。当院ではこれまでLintonの方法を行っていたが、やはり創部合併症が多いことから、SEPSの導入を決意した。今回、第一例目を経験し、良好な結果が得られたので報告した。

急性胸部大動脈症候群に対する緊急ステントグラフト留置術

森下清文, 楢山耕平, 柴田豪, 佐賀俊文, 氏平功祐, 馬場俊雄, 馬渡徹

日本血管外科学会雑誌 ( (NPO)日本血管外科学会 ) 22 ( 6 ) 881 - 885 2013年10月

【目的】急性胸部大動脈症候群に対する従来の治療成績は不良なためステントグラフト留置術への期待が高い。当施設における治療成績を報告する。【方法】2007年12月から2013年3月までに急性胸部大動脈症候群に対しステントグラフト留置術を行った25例を対象とした。内訳は胸部大動脈瘤破裂が15例、外傷性胸部大動脈損傷が7例、胸部下行大動脈人工血管置換術後の吻合部仮性瘤破裂が2例、特発性胸部大動脈破裂が1例であった。アメリカ麻酔学会における術前状態分類は3±0.7で、手術入室時ショック状態であった患者は5例であった。手術は全例に胸部ステントグラフト内挿術(TEVAR)を行った。【結果】術後30日死亡を4例(16%)に認めた。1例は術中再破裂し台上死した。残り3例は多臓器不全で死亡した。術後合併症は呼吸不全が12例(48%)、脳梗塞が3例(12%)、腎不全が2例(8%)であった。ステントグラフトに関連する合併症は挿入部位の動脈損傷3例、エンドリーク3例、graft migration 1例であった。再TEVAR手術を2例に施行した。技術的成功は21例(84%)で術後3ヵ月目における臨床的成功は18例(72%)であった。遠隔死亡を5例に認め、瘤関連死亡を2例含んだ。術後1年目の生存率は61±11%、術後3年目の生存率は54±12%であった。【結論】急性胸部大動脈症候群に対するステントグラフト留置術の早期成績は術前状態を考慮すると良好であった。ただし適切なサイズのステントグラフトを必ずしも使用できなかったことからエンドリークなどの遠隔期合併症に注意する必要がある。(著者抄録)

地域医療最前線におけるutility player型胸部心臓血管外科医の育成

森下清文, 楢山耕平, 柴田豪, 佐賀俊文, 馬場俊雄, 馬渡徹, 氏平功祐

日本臨床外科学会雑誌 ( 日本臨床外科学会 ) 74 ( 増刊 ) 501 - 501 2013年10月

polyvascular diseaseの視点から見た透析患者のイベント対策 Polyvascular diseaseの一員として大動脈瘤疾患も認識して下さい

森下清文, 楢山耕平, 柴田豪, 佐賀俊文, 氏平功祐, 馬場俊雄, 馬渡徹

脈管学 ( (一社)日本脈管学会 ) 53 ( Suppl. ) S76 - S76 2013年09月

医療経済的検討によるレーザー導入の効果

佐賀俊文, 森下清文, 柴田豪, 氏平功祐, 馬場俊雄, 馬渡徹, 菅原留美

静脈学 ( (一社)日本静脈学会 ) 24 ( 2 ) 247 - 247 2013年05月

弾性ストッキングコンダクターからみたストッキング治療の実際

菅原留美, 柴田豪, 佐賀俊文, 氏平功祐, 馬場俊雄, 馬渡徹, 森下清文

静脈学 ( (一社)日本静脈学会 ) 24 ( 2 ) 225 - 225 2013年05月

Japan score 20%以上のハイリスク患者に対する胸部ステントグラフト留置術の適応拡大とその限界

佐賀俊文, 柴田豪, 馬場俊雄, 氏平功祐, 馬渡徹, 森下清文

日本血管外科学会雑誌 ( (NPO)日本血管外科学会 ) 22 ( 2 ) 469 - 469 2013年04月

Debranchingを併用した胸部ステントグラフト留置術の中期遠隔成績

森下清文, 柴田豪, 佐賀俊文, 氏平功祐, 大堀俊介, 馬場俊雄, 馬渡徹

日本血管外科学会雑誌 ( (NPO)日本血管外科学会 ) 22 ( 3 ) 609 - 613 2013年04月

【目的】75歳以上の高齢者、およびそれ以下の年齢でも重篤な合併症を有する弓部大動脈瘤症例はdebranchingを併用したステントグラフト留置術(D-TEVAR)を第一選択としている。この方針の妥当性を早期、中期成績から検討した。【対象と方法】2012年5月まで当施設でD-TEVARを意図した56例を対象とした。男性44例、女性12例で、平均年齢は75±9歳であった。Debranching手術の内訳は腋窩-腋窩動脈バイパス術28例、total debranching 20例、腋窩-腋窩-左総頸動脈バイパス術8例であった。このうち、二期手術を予定していた1例は早期死亡したためステントグラフト留置術に到達できなかった。ステントグラフトの中枢landing zoneはZ0に掛かるもの13例、Z1が14例、Z2が28例であった。術前のJapan scoreは15±15%であった。【結果】早期死亡を3例に認めた(5%)。術後合併症は脳梗塞2例、対麻痺1例、不全対麻痺1例、大動脈穿孔1例があった。術直後のエンドリークを55例中18例(33%)に認めたが、6ヵ月以上の追跡が可能であった46例ではエンドリークが6例(13%)に減少した(p<0.05)。追加ステントを3例に行った。1年生存率は83±7%で3年生存率は77±17%であった。またEvent-free生存曲線は1年目が76±7%、2年目が72±7%、3年目が50±14%であった。【結語】Debranchingを併用したステントグラフト留置術の早期成績は良好であったが、中期的にはさまざまな合併症が起こるので注意が必要である。(著者抄録)

shaggy aorta症例の弓部手術における脳合併症予防対策ハイリスクShaggy aorta症例に対する弓部大動脈ステントグラフト留置術における脳合併症予防策

馬場俊雄, 柴田豪, 佐賀俊文, 氏平功祐, 馬渡徹, 森下清文

日本血管外科学会雑誌 ( (NPO)日本血管外科学会 ) 22 ( 2 ) 222 - 222 2013年04月

弓部・遠位弓部大動脈瘤に対する術式の選択 TAR or TAR with ET(+TEVAR)or debranching TEVAR 弓部大動脈瘤に対するtotal debranching TEVARの早期、中期遠隔成績

森下清文, 柴田豪, 佐賀俊文, 氏平功祐, 馬場俊雄, 馬渡徹

日本血管外科学会雑誌 ( (NPO)日本血管外科学会 ) 22 ( 2 ) 240 - 240 2013年04月

EVARにおけるIFUの意義中期・遠隔期成績に何が影響するか遠隔期成績に影響する腸骨動脈病変

氏平功祐, 森下清文, 柴田豪, 佐賀俊文, 馬場俊雄

日本血管外科学会雑誌 ( (NPO)日本血管外科学会 ) 22 ( 2 ) 202 - 202 2013年04月

弓部大動脈瘤に対するステントグラフト留置術後のエンドリーク減少への工夫

氏平功祐, 柴田豪, 佐賀俊文, 馬場俊雄, 馬渡徹, 森下清文

日本外科学会雑誌 ( (一社)日本外科学会 ) 114 ( 臨増2 ) 454 - 454 2013年03月