研究者詳細 - 辻　喜久

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血流から見た急性膵炎の初期病態：Perfusion CTによる検討

辻喜久, 児玉裕三, 吉田司, 千葉勉

膵臓 ( 一般社団法人日本膵臓学会 ) 2012 ( 2 ) 497386 - 497386 2012年 [査読有り] [ 国際誌 ]

1993年のアトランタ基準では"重症急性膵炎"は，膵壊死か多臓器不全をきたした場合と定義された．一方，近年，欧米のガイドラインが改訂され，膵壊死合併膵炎は中等度重症，膵壊死の合併にかかわらず48時間以上継続する臓器不全を有した場合を重症急性膵炎とした．発症早期の膵壊死は，多臓器不全を予測するための予後因子の一つということになり，初療時に壊死診断・予測を行うことの重要性は決して損なわれてはいない．こうした観点から，本稿では，重症急性膵炎における初期病態，とくに発症早期の膵壊死の形成と，その背景としての循環不全・血管内皮障害の関係について，新しいModalityであるPerfusion CTで得られた知見を交えながら概説する．

DOI PubMed CiNii

難治性膵疾患に関する調査研究 I.急性膵炎急性膵炎・重症急性膵炎の治療と予後に関する国際比較

阪上順一, 片岡慶正, 片岡慶正, 保田宏明, 児玉裕三, 辻喜久, 辻喜久, 平野賢二, 武田和憲, 竹山宜典, 伊佐地秀司, 丹藤雄介, 真弓俊彦, 江川新一, 北川元二, 佐藤晃彦, 古屋智規, 吉田仁, 正宗淳, 下瀬川徹

難治性膵疾患に関する調査研究平成23年度総括・分担研究報告書 2012年

Perfusion CT imageの膵疾患への応用の現状と今後

辻喜久

日本医学放射線学会総会抄録集 71st 2012年

膵炎の診断基準・診療ガイドライン改訂とValidation 急性膵炎の診断基準・診療ガイドライン改訂のポイント:成果が待たれる課題急性膵炎重症度判定においてPerfusion CTは造影CTより予後判定に有用か

廣田衛久, 辻喜久, 下瀬川徹

肝胆膵 64 ( 6 ) 2012年

異なる解析アルゴリズム間におけるデジタルファントムを用いた膵Perfusion CT解析の検討

小泉幸司, 松田晃, 榎直美, 鮫島季美子, 東村享治, 辻喜久

日本放射線技術学会総会学術大会予稿集 68th 2012年

自己免疫性膵炎の臨床像の検討

塩川雅広, 栗田亮, 澤井勇悟, 辻喜久, 宇座徳光, 児玉裕三, 河南智晴, 千葉勉

日本消化器病学会雑誌 ( (一財)日本消化器病学会 ) 108 ( 臨増総会 ) A268 - A268 2011年03月

【重症急性膵炎の病態解明と治療の新展開】重症急性膵炎における膵虚血、非閉塞性腸間膜虚血と肝血流との関係

辻喜久, 子安翔, 磯田裕義, 渡邉翼, 塩川雅広, 栗田亮, 澤井勇悟, 上野憲司, 塩せいじ, 宇座徳光, 児玉裕三, 小泉幸司, 渡邊祐司, 山本博, 千葉勉

消化器内科 ( (有)科学評論社 ) 52 ( 2 ) 214 - 218 2011年02月

重症急性膵炎発症早期における肝血流をperfusion CTで評価し、膵血流障害(膵虚血)および非閉塞性腸管膜虚血(NOMI)の影響を後方視的に検討した。対象は17症例(平均年齢52歳、男12名、女5名)で、死亡は3例であった。17例中12例が膵虚血陽性、9例がNOMI陽性と診断であった。膵虚血陽性例は陰性例に比べて肝動脈血流(HAF)は有意に上昇したが肝門脈血流(HPF)は有意差を認めなかった。NOMI陽性例では陰性例に比べてHAFに有意差を認めなかったが、HPFは有意に低下した。膵虚血とNOMIに有意な関係は認めなかった。以上より、膵虚血やNOMIによって血流ネットワーク不全が生じ、肝血流異常が生じる可能性が示唆されたが、このような連鎖的な臓器不全を診断するためには、perfusion CTは有用と考えられた。

当院における超音波内視鏡ガイド下穿刺吸引法(EUS-FNA)導入後の評価

澤井勇悟, 塩川雅広, 栗田亮, 上田憲司, 辻喜久, 宇座徳光, 児玉裕三, 千葉勉

Gastroenterological Endoscopy 53 ( Supplement 1 ) 2011年

難治性膵疾患に関する調査研究重症急性膵炎・局所/全身合併症の診断におけるPerfusion CTの有用性

児玉裕三, 辻喜久, 渡邉翼, 塩川雅広, 栗田亮, 澤井勇悟, 上野憲司, 塩せいじ, 宇座徳光, 千葉勉, 小泉幸司, 磯田裕義, 山本博

難治性膵疾患に関する調査研究平成22年度総括・分担研究報告書 104 - 106 2011年

難治性膵疾患に関する調査研究重症急性膵炎・局所/全身合併症の診断におけるPerfusion CTの有用性

児玉裕三, 辻喜久, 渡邉翼, 塩川雅広, 栗田亮, 澤井勇悟, 上野憲司, 塩せいじ, 宇座徳光, 千葉勉, 小泉幸司, 磯田裕義, 山本博

難治性膵疾患に関する調査研究平成20-22年度総合研究報告書 132 - 134 2011年

ＰｅｒｆｕｓｉｏｎＣＴによる自己免疫性膵炎の膵血流解析

廣田衛久, 津田雅視, 辻喜久, 下瀬川徹

膵臓 ( 一般社団法人日本膵臓学会 ) 26 ( 1 ) 54 - 58 2011年

本邦における自己免疫性膵炎（AIP）のほとんどが1型に分類され，その病理組織学的特徴のひとつは閉塞性静脈炎の合併である．このため，AIPにおいて膵血流動態が変化している可能性がある．我々はPerfusion CT（P-CT）を用いてAIP患者の膵血流動態を解析した．血流解析はSingle-compartment kinetic modelを用いて行った．AIP患者11症例のTime density curve（TDC）とパラメーターの比較を，正常膵12症例を対照に行った．AIP患者のTDCは対照と比較し立ち上がりの傾斜がなだらかで，ピーク値が低かった．パラメーターの比較では，このTDCの特徴を反映し膵への流入血流を表すF_V値がAIPで有意に低かった．ステロイド治療を行った9症例では治療後に有意にF_V値の改善を認めたが，正常域まで回復した症例は少数であった．

DOI DOI2 CiNii J-GLOBAL

難治性膵疾患に関する調査研究急性膵炎重症化の早期予知としてのperfusion CTの有用性の検討

武田和憲, 片岡慶正, 片岡慶正, 竹山宜典, 廣田昌彦, 辻喜久, 木村憲治, 桐山勢生, 乾和郎, 植村正人, 下瀬川徹, 廣田衛久

難治性膵疾患に関する調査研究平成20-22年度総合研究報告書 2011年

緊急帝王切開術を行い良好な経過をたどった妊娠合併急性膵炎の一例

吉田司, 菊池理, 辻喜久, 石田悦嗣, 松枝和宏, 山本博

膵臓 26 ( 3 ) 2011年

重症急性膵炎におけるPerfusion CTの有用性

辻喜久

Clinician 58 ( 597 ) 2011年

難治性膵疾患に関する調査研究急性膵炎重症化の早期予知としてのperfusion CTの有用性の検討

武田和憲, 片岡慶正, 片岡慶正, 竹山宜典, 廣田昌彦, 辻喜久, 木村憲治, 桐山勢生, 乾和郎, 植村正人, 下瀬川徹, 廣田衛久

難治性膵疾患に関する調査研究平成22年度総括・分担研究報告書 2011年

消化器画像診断における4D画像が持つ意義と意味—The usefulness of 4-dimension image for diagnosing digestive disease—なぜ今、4D画像が注目されるのか

辻喜久

月刊新医療 ( 東京 : エム・イー振興協会 ) 37 ( 2 ) 136 - 140 2010年02月

臨床検査の分子生物学第6回消化器領域における血液凝固検査とその臨床的意義

辻喜久, 千葉勉

分子消化器病 7 ( 2 ) 2010年

なぜ今,4D画像が注目されるのか画像解析の発展がもたらした最新技術消化器画像診断における4D画像が持つ意義と意味

辻喜久

月刊新医療 37 ( 2 ) 2010年

重症急性膵炎における肝血流とNOMIの関係について

辻喜久, 子安翔, 山本博

日本腹部救急医学会雑誌 30 ( 2 ) 2010年

膵臓PCT(Perfusion CT)撮像条件に関する基礎的検討

小泉幸司, 大狩興司, 鮫島季美子, 藤利栄, 松田晃, 山田晃寛, 辻喜久

日本放射線技術学会総会学術大会予稿集 66th 2010年

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