Papers - WATANABE Kouta

Removal of bone fragments of Osgood-Schlatter disease via a lateral approach : report of two cases

興村 慎一郎, 渡邉 耕太, 小林 拓馬, 片寄 正樹, 谷口 圭吾, 山下 敏彦

整形・災害外科 ( 金原出版(株) )  56 ( 12 ) 1517 - 1520  2013.11

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症例1(中学1年生、女)。3〜4年前からスポーツ活動時に両膝前方疼痛を自覚、Osgood-Schlatter病と診断され、保存治療を受けるも疼痛が増強したため受診となった。所見では両側脛骨粗面の突出、脛骨粗面から膝蓋腱上に圧痛が認められ、膝関節可動域制限はないものの、スクワット動作は困難であった。一方、X線では両脛骨粗面近位に複数の遊離骨片ほか、左膝には脛骨粗面の近位に骨隆起がみられ、MRIでは両膝とも膝蓋腱脛骨付着部の肥厚や不整、信号変化、また複数の骨片と深膝蓋下滑液包内の水腫が認められた。以上より、治療として膝蓋腱外側より進入して膝蓋腱付着部近位腹側を展開し、複数の遊離骨片の摘出を行い、次いで滑液包、脛骨粗面近位の骨突出部を切除した。その結果、術後のX線検査では骨片や骨突出は消失し、4ヵ月経過で患者はスポーツに完全復帰することができた。尚、術後1年目に膝立ち動作を行なったところ、痛みは認められなかった。症例2(高校2年生、男)。3年前からスポーツ活動時に左膝前方に疼痛を自覚、Osgood-Schlatter病と診断され、保存治療を受けていたが改善しなかったため受診となった。所見では左脛骨粗面に突出がみられ、症例1と同様の症状、画像所見であったことから同様の手術が施行された。その結果、術後3ヵ月で患者はスポーツに復帰することができ、術後6ヵ月目の膝立ち動作では痛みは認められなかった。

CiNii

トモシンセシスを用いた遠位脛腓靱帯結合荷重撮影

寺本 篤史, 渡邉 耕太, 山下 敏彦, 高島 弘幸

整形・災害外科 ( 金原出版(株) )  56 ( 12 ) 1509 - 1512  2013.11

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健常者15名(男12名、女3名、平均年齢33.5±7.5歳)を対象に荷重条件での足関節冠状断トモシンセシス撮影を行い、遠位脛腓靱帯結合の生理的開大を評価し、有用性について検討した。撮影肢位は臥位ではFPDに足部を載せ、荷重位では20°の楔状台で片脚立位をとって足関節背屈20°として脛骨天蓋レベルでの遠位脛腓間距離を計測した。その結果、全症例において臥位、荷重背屈位ともトモシンセシスにより遠位脛腓関節は明瞭に描出され、遠位脛腓関節の評価は可能であった。また、遠位脛腓間距離は臥位で平均3.1±0.9mm、立位で平均3.8±0.9mmと増加し、両群間には有意差が認められたほか、背屈荷重時には遠位脛腓靱帯結合の生理的開大が生じることが判明した。

Analysis of effectiveness of therapeutic exercise for knee osteoarthritis and possible factors affecting outcome.

Miki Kudo, Kota Watanabe, Hidenori Otsubo, Tomoaki Kamiya, Fuminari Kaneko, Masaki Katayose, Toshihiko Yamashita

Journal of orthopaedic science : official journal of the Japanese Orthopaedic Association   18 ( 6 ) 932 - 9  2013.11  [Domestic journal]

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BACKGROUND: There are numerous reports and evidences to suggest that exercise therapy is effective for knee osteoarthritis (knee OA). However, there is a lack of sufficient research concerning the factors influencing its application and effectiveness. The purposes of this study were to evaluate effects of the mode of treatment delivery on the improvement of symptoms in knee OA, and to analyze potential risk factors affecting improvement after exercise therapies. METHODS: The 209 women applicants diagnosed with knee OA were randomly allocated into either a group performing group exercise in a class or a group performing home exercise. The 90 min exercise program was performed under the guidance of physiotherapists as a group exercise therapy. The Western Ontario and McMaster Universities Osteoarthritis Index (WOMAC) of the subjects of both groups before and after intervention was compared to examine the effect of exercise therapy. In addition, body mass index, knee range of motion (ROM), the femorotibial angle from radiographs, OA severity from Kellgren-Lawrence grade, and meniscus abnormality and subchondral bone marrow lesions from MRI findings were statistically analyzed as factors that may affect exercise therapy. RESULTS: A significantly greater improvement in WOMAC was observed in the subjects of group exercise (81 subjects) as compared with the subjects of home exercise (122 subjects). There was a significantly high proportion of subjects with knee flexion contracture among the subjects participating in group exercise that showed only minor symptom improvement (p < 0.05). In addition, exercise therapy proved to be highly effective for subjects with limited quadriceps muscle strength (p < 0.05). CONCLUSIONS: When prescribing exercise therapy for knee OA, evaluation of a subject's ROM and muscle strength is important in deciding whether to commence exercise therapy and what type of exercise therapy to apply; it is also important in predicting the effect of exercise therapy.

DOI PubMed

創が小さく診断が遅れて陳旧性となった外傷性前脛骨筋腱断裂に対して薄筋腱による再建術を行った1例

興村 慎一郎, 寺本 篤史, 村瀬 正樹, 渡邉 耕太, 山下 敏彦

日本足の外科学会雑誌 ( (一社)日本足の外科学会 )  34 ( 2 ) S312 - S312  2013.10

足関節固定術後の足部可動域とADL評価

渡邉 耕太, 寺本 篤史, 神谷 智昭, 小林 拓馬, 倉 秀治, 山下 敏彦

日本足の外科学会雑誌 ( (一社)日本足の外科学会 )  34 ( 2 ) S199 - S199  2013.10

足関節のロボティクス生体力学的解析

小林 拓馬, 渡邉 耕太, 大坪 英則, 寺本 篤史, 鈴木 大輔, 山川 学志, 藤江 裕道, 山下 敏彦

日本足の外科学会雑誌 ( (一社)日本足の外科学会 )  34 ( 2 ) S233 - S233  2013.10

短腓骨筋腱の高度の変性と腱鞘内位置異常を認めた一例

池田 康利, 渡邉 耕太, 寺本 篤史, 清水 淳也, 倉 秀治, 山下 敏彦

日本足の外科学会雑誌 ( (一社)日本足の外科学会 )  34 ( 2 ) S314 - S314  2013.10

外反母趾における内側縦アーチの荷重による3次元的アライメント変化

池田 康利, 渡邉 耕太, 鈴木 大輔, 木井 雄一郎, 寺本 篤史, 山下 敏彦

日本足の外科学会雑誌 ( (一社)日本足の外科学会 )  34 ( 2 ) S183 - S183  2013.10

足関節部前面滑膜肉腫広範切除後の下垂足に対して長母趾屈筋腱移行術を行った1例

榊原 醸, 寺本 篤史, 相馬 有, 金谷 耕平, 渡邉 耕太, 山下 敏彦

日本足の外科学会雑誌 ( (一社)日本足の外科学会 )  34 ( 2 ) S285 - S285  2013.10

診断・治療に難渋した中足部痛の1例

神谷 智昭, 渡邉 耕太, 寺本 篤史, 山下 敏彦

日本足の外科学会雑誌 ( (一社)日本足の外科学会 )  34 ( 2 ) S336 - S336  2013.10

ACL再建術時の半月板治療成績

鈴木 智之, 杉 憲, 河村 秀仁, 大坪 英則, 黒田 未来, 岡田 葉平, 木井 雄一郎, 寺本 篤史, 渡邉 耕太, 山下 敏彦

日本臨床スポーツ医学会誌 ( (一社)日本臨床スポーツ医学会 )  21 ( 4 ) S241 - S241  2013.10

陳旧性足関節外側靱帯損傷による足関節不安定症例における前下脛腓靱帯遠位線維束

寺本 篤史, 渡邉 耕太, 倉 秀治, 山下 敏彦

日本足の外科学会雑誌 ( (一社)日本足の外科学会 )  34 ( 2 ) S260 - S260  2013.10

高度の骨吸収像を呈した足部シャルコー関節の1例

黄金 勲矢, 渡邉 耕太, 武田 真太郎, 寺本 篤史, 小林 拓馬, 山下 敏彦

整形・災害外科 ( 金原出版(株) )  56 ( 10 ) 1311 - 1315  2013.09

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49歳男性。左足関節腫脹と不安定感を主訴とした。足関節単純X線像およびCTでは距骨・足関節内果部の骨吸収が高度で、これらの骨はほぼ消失しており、その周囲に骨化・石灰化像が認められた。また、3相骨シンチグラムでは早期相、後期相共に集積像が認められた。以上より、本症例は脊髄癆による足部シャルコー関節と診断され、初診から6ヵ月後に手術が施行された。手術は腓骨を遠位端から10cm近位で骨切した後、遠位脛腓靱帯・外側靱帯・骨間膜を切離した。これらの操作で腓骨は後方へ容易に反転され、関節内を展開することが可能となり、骨間の間隙に腓骨や局所から採取した骨が移植された。以後、術後3ヵ月で全荷重が許可となり、術後3.5ヵ月経過でCT上、骨癒合が確認された。

ロボティクスを用いた踵腓靱帯の生体力学的研究

小林 拓馬, 渡邉 耕太, 鈴木 大輔, 大坪 英則, 山川 学志, 藤江 裕道, 名越 智, 藤宮 峯子, 山下 敏彦

日本整形外科学会雑誌 ( (公社)日本整形外科学会 )  87 ( 8 ) S1503 - S1503  2013.08

トモシンセシスによる距骨下関節ストレス撮影

寺本 篤史, 渡邉 耕太, 小林 拓馬, 山下 敏彦, 高島 弘幸, 赤塚 吉紘

北海道整形災害外科学会雑誌 ( 北海道整形災害外科学会 )  55 ( 1 ) 105 - 105  2013.08

膝過伸展による複合靱帯損傷により過伸展膝をきたした症例の治療経験

工藤 未来, 大坪 英則, 渡邉 耕太, 寺本 篤史, 山下 敏彦, 鈴木 智之

北海道整形災害外科学会雑誌 ( 北海道整形災害外科学会 )  55 ( 1 ) 136 - 136  2013.08

足関節捻挫後に遠位脛腓間の異所性骨化を生じた1例

金泉 新, 渡邉 耕太, 寺本 篤史, 早川 光, 山下 敏彦

日本整形外科スポーツ医学会雑誌 ( (一社)日本整形外科スポーツ医学会 )  33 ( 4 ) 455 - 455  2013.08

高度の骨吸収像を呈した足部シャルコー関節の1例

黄金 勲矢, 渡邉 耕太, 武田 真太郎, 寺本 篤史, 小林 拓馬, 山下 敏彦, 平岩 哲朗, 目良 紳介, 三名木 泰彦, 近藤 真章

北海道整形災害外科学会雑誌 ( 北海道整形災害外科学会 )  55 ( 1 ) 103 - 104  2013.08

紋別市における少年野球検診

清水 淳也, 廣瀬 聰明, 大木 豪介, 杉 憲, 芝山 雄二, 家里 典幸, 平岩 哲郎, 寺本 篤史, 渡邉 耕太, 竹林 庸雄, 山下 敏彦, 和田 卓郎

北海道整形災害外科学会雑誌 ( 北海道整形災害外科学会 )  55 ( 1 ) 124 - 124  2013.08

反復性膝蓋骨脱臼に対する複数回手術後に膝蓋大腿関節症の進行と再脱臼を繰り返した症例に対する治療経験

池田 康利, 大坪 秀則, 工藤 未来, 寺本 篤史, 渡邉 耕太, 山下 敏彦

北海道整形災害外科学会雑誌 ( 北海道整形災害外科学会 )  55 ( 1 ) 91 - 92  2013.08